JPH03266996A - D―ソルボースの製造方法 - Google Patents

D―ソルボースの製造方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、D−ソルボースの1造方法に関するものであ
り、更に詳細には、シュードモナス属に属し、D−ガラ
クチトールおよびD−タガトースから選ばれる糖質から
D−ソルボース産生能を有する細菌を用いて、D−ガラ
クチトールおよびDタガトースから選ばれる糖質からD
−ソルボースを製造する方法に関するものである。
[従来の方法] D−ソルボースは、ケトヘキソースに分類される単糖類
で、自然界には殆ど存在しない希少糖質である。その製
造方法としては、原理的には、有機化学的手法によりD
−グロースまたはD−イドースをカセイソーダ、ピリジ
ンなどのアルカリ性薬剤の共存下で異性化させ、D−ソ
ルボースを製造することが可能である。しかし、実際に
は、原料となるD−グロースまたはD−イドースを得る
ことが困難である。また、モチラム・アール・ダウェル
(Motiram、R,Dhawale)等は、カーボ
ハイドレイト・リサーチ(Carbohydrate 
Re5earch)、第155巻、第262乃至265
頁(1986年)で、未同定の細菌を用いてL−グルシ
トールからD−ソルボースを合成したことを報告してい
る。しがし、この場合の原料L−グルシトールは、多量
に得ることのできないL−グルコースを還元して調製さ
れている。このように、D−ソルボースを充分量製造す
る適当な方法は現在までに報告されていない。
[発明が解決しようとする課題] 近年、生化学工業が急速に発達し、糖質化学の分野にお
いても、新たな糖質の開発が望まれている。D−ソルボ
ースは、試薬として少量市販きれているものの、その大
量製造方法が確立されておらず、未だ、食品工業、医薬
品工業、化学工業などの工業原料として使用されるに至
っていない。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、D−ソルボースを生化学的手段により大
量、安価に製造することを目的に鋭意研究した。
その結果、シュードモナス属に属し、D−ガラクチトー
ルおよびD−タガトースから選ばれる糖質からD−ソル
ボース産生能を有する細菌が、水溶液中のD−ガラクチ
トールおよびD−タガトースから選ばれる糖質を、容易
にD−ソルボースに変換することを見い出し、これを採
取することにより、D−ソルボースが高収率で製造され
ることを確認して、本発明を完成した。
すなわち、本発明において、D−ガラクチトールおよび
D−タガトースから選ばれる糖質からD−ソルボースを
製造するのに使用される細菌は、シュードモナス属に属
し、D−ガラクチトールおよびD−タガトースから選ば
れる一方または双方の糖質からD−ソルボース産生能を
有する細菌である。その−例としては、後に説明するシ
ュードモナス・チコリ(Pseudomonas ci
chorii) ST−24または、これの変異株など
が有利に利用できる。
シュードモナス畳チコリ(Pseudomonas c
ichorii)ST−24は、平成2年1月19日付
で、工業技術院微生物工業技術研究所に、微生物受託番
号FERN BP2736 として寄託きれている。
このシュードモナス・チコリST−24(FERN B
P2736 )の蘭学的性質を以下に記載する。
A、採集地及び分離源 採集地 香川県木田郡三木町 分離源 土壌 B、細胞の形態 (1)細胞の形及び大きざ 短桿菌 0.6乃至1.OXo、9乃至1.6 g m(2)細
胞の多形性の有無       無(3)運動性の有無
          有(4)鞭毛の有無      
     有(5)胞子の有無           
無(6)ダラム染色性         陰性(7)抗
酸性             無C8各培地における
生育状況 (1)肉汁寒天平板培養(28℃、2日)コロニーは、
不透明な混光を帯びた黄白色の円形で、表面は平滑であ
り、半レンズ状の隆起をしている。周縁は金縁で内容は
均質である。色素は形成しない。
(2)肉汁ゼラチン穿刺培養(20℃および28℃、5
日)培地表面に穿刺部を中心にコロニーが形成され、液
化しない。
D、生理学的性質 (1)硝酸塩の還元 (2)脱窒反応 (3)MRテスト (4)VPテスト (5)インドールの生成 (6)硫化水素の生成 (7)デンプンの加水分解 (8)クエン酸の利用 (9)色素の生成 (10)ウレアーゼ (11)オキシダーゼ (12)カタラーゼ (13)生育の範囲 陽性 陰性 陰性 陰性 陰性 陰性 陰性 陽性 生成せず 陽性 陽性 陽性 生育pH5乃至8 生育温度 20乃至37℃ 好気性 (14)酸素に対する態度 (15) O−Fテスト 糖(グルコース) 化する。
(16)糖類から酸の生成 し−アラビノース を好気的条件下でのみ酸 6 D−キシロース D−グルコース D−マンノース D−フラクトース D−ガラクトース マルトース ショ糖 乳糖 トレハロース D−ソルビトール D−マンニトール D−ガラクチトール イノシトール グリセロール (17)炭素源の資化性 D−グルコース D−キシロース D−ソルビトール D−フラクトース 酢酸 + + + 本菌株は、上述の菌学的性質から、ウィリアムス・アン
ド・ウィルキンズCWilliams & Wilki
ns)社、′バーシーズ・マニュアル・オブ・システマ
ティック・バクテリオロジー(Bergey’s Ma
nual ofSystemat4c Bacteri
ology)」、第1巻(1984年)に準じて分類す
れば、ダラム陰性、好気性の短桿菌であり、カタラーゼ
およびオキシダーゼがともに陽性で、D−グルコースか
ら酸を生成することからシュードモナス(Pseudo
monas)属に属する細菌と同定された。更に、オキ
シダーゼ陽性であることよりシュードモナス・チコリ(
Pseudo+1onas cichorii)と同定
され、シュードモナス・チコリST−24と命名された
本発明でいう、シュードモナス属に属し、D−ガラクチ
トールおよびD−タガトースから選ばれる糖質からD−
ソルボース産生能を有する細菌を、D−ガラクチトール
およびD−タガトースがら選ばれる糖質を含有する水溶
液に接触きせてD−ソルボースを生成せしめ、これを採
取するとは、DガラクチトールおよびD−タガトースか
ら選ばれる糖質からD−ソルボース産生能を有する、例
えば、シュードモナス・チコリST−24(FERN 
BP−2736)、または、この変異株などの細菌をD
−ガラクチトールおよびD−タガトースから選ばれる糖
質を含有する栄養培地で培養し、望ましくは、振盪、通
気撹拌などの好気的条件下で培養し、培養液中にD−ソ
ルボースを生成せしめ、これを採取すればよい。更に、
このように培養し、得られる細菌(生菌体)を用いて、
水溶液中のD−ガラクチトールおよびD−タガトースか
ら選ばれる糖質をD−ソルボースに変換させて、生成す
るD−ソルボースを採取することもできる。
培養方法としては、シュードモナス属に属する細菌が必
要とする栄養源、例えば、炭素源、窒素源、無機塩など
を含有する培地、望ましくは、微酸性乃至微アルカリ性
の液体培地に、D−ガラクチトールおよびD−タガトー
スから選ばれる糖質からD−ソルボース産生能を有する
細菌を植菌し、温度約20乃至35℃で、1乃至15日
間好気的条件下で培養すればよい。とりわけ、炭素源と
して、例えば、D−ガラクチトール、D−タガトース、
D−ソルビトール、D−ガラクトース、D−グルコース
およびD−フラクトースなどの一種または二種以上の糖
質とともに他の各種栄養源を含有する液体培地で好気的
に培養するのが望ましい。
前述のような培養方法によって得られた細菌(生菌体)
を、D−ガラクチトールおよびD−タガトースから選ば
れる糖質を含有する水溶液と接触、望ましくは、振盪、
通気撹拌、酸素の圧入なとの好気的条件下で接触きせ、
その糖質を、D−ソルボースに変換きせることかできる
。また、この際、比較的安価なり一ガラクチトールを原
料としてもD−タガトースを経てD−ソルボースに変換
されるので好都合である。
この変換に用いられる細菌は、培養液から分離きれた生
菌体そのままの状態に限る必要はなく、例えば、生菌体
を半透膜製のホローファイバーに封入した細菌、寒天、
ゼラチン、アルギン酸塩などで包括し、ビーズ状、シー
ト状などの各種形状に固定化した細菌などとして、D−
ガラクチト−0 ルおよびD−タガトースから選ばれる糖質からD−ソル
ボースへの変換に、繰り返し利用することも好都合であ
る。
以上述べた各種の方法により生成、蓄積したD−ソルボ
ースを含有する水溶液は、適当な分離方法、例えば、遠
心分離、濾過などの方法によって細菌と分離され、採取
きれる。
得られたD−ソルボース水溶液は、必要により、例えば
、硫安塩析、水酸化亜鉛吸着などによる除蛋白、活性炭
吸着による脱色、H型、OH型イオン交換樹脂による脱
塩などの方法で精製し、濃縮してシラツブ状のD−ソル
ボース製品を採取することができる。また、更に、イオ
ン交換樹脂を用いるカラムクロマトグラフィー、例えば
ダウケミカル社製造の商品名ダウエックス50W−X4
、ダウエックスWGR、東京有機化学工業株式会社製造
の商品名’FンバーライトXT−1008,7’ ンハ
−ライトIRA47、三菱化成工業株式会社製造の商品
名ダイヤイオン5K106 、ダイヤイオンWAIIな
どを用いるカラムクロマトグラフィーで分画、精製、濃
縮することにより結晶化することができ、99%以上の
高純度の結晶標品も容易に得ることができる。
このようにして製造されるD−ソルボースは、通常、D
−ガラクチトールおよびD−タガトースから選ばれる原
料糖質に対し約30v/υ%以上の高収率で得られ、大
量、安価に供給する工業的製造方法として好適である。
従って、D−ソルボースは、食品工業、医薬品工業、化
学工業などの原料、中間体などとして自由に利用できる
以下、実施例について述べる。
実施例 1 硫酸アンモニウム0.2W/V%、リン酸−カリウム0
.24W/V%、リン酸二カリウム0.56W/V%、
硫酸マグネシウム・7水塩0.OIW/V%、酵母エキ
ス0.511/V%、D−ソルビトール2ν/V%及び
脱イオン水からなる培養液100mLずつを500mL
容振盪フラスコ20本にとり、120℃で20分間オー
トクレーブした後、シュードモナス・チコリST−24
(FERM BP−2736)を1白金耳ずつ植菌し、
30℃で2日間振盪培養した。
培養後、遠心分離により集菌し、得られた生菌体約20
gをD−ガラクチトール0.5W/V%を含有する0、
05Mリン酸塩緩衝液(p H7,0)ILに加え混合
し、この混合液約100社ずつを500mL容振盪フラ
スコに分注し、30℃3日間振盪し、D−ガラクチトー
ルをD−ソルボースに変換させた。次いで遠心分離して
細菌を除去した。
得られた上清に25W/V%硫酸亜鉛を1/10容加え
p H7,6に調整し、遠心分離して上清を採取した。
この上清を、常法に従って、活性炭を用いて脱色し、次
いで、ダイヤイオン5KIB(H型、三菱化成工業株式
会社製造の商品名)およびダイヤイオンWA30(OH
型、三菱化成工業株式会社製造の商品名)を用いて脱塩
し、減圧濃縮して中間体のD−タガトースを不純物とし
て含む濃度的60%の透明なシラツブを得た。
これをダウエックス50W−X4 (カルシウム型のカ
チオン交換樹脂、ダウケミカル社製造の商品名)を用い
るカラムクロマトグラフィーにより精製、濃縮し、D−
ソルボースを結晶化させ分蜜してD−ソルボース結晶を
採取した。
D−ソルボースのD−ガラクチトールに対する収率は、
固形物当り約40%であった。
このようにして得られた製品を同定するため、実験によ
り理化学的性質を調べ、その性質を文献値と比較、また
は、Sigma社が市販している試薬D−ソルボースま
たは試薬L−ソルボースの値と比較した。この実験にお
いては、本発明の方法で得られた製品を本物質と呼び、
Sigma社の試薬D−ソルボースまたは試薬L−ソル
ボースを標準D−ソルボースまたは標準L−ソルボース
と呼ぶ。
(1)融点 本物質          164乃至165℃D−ソ
ルボース文献値   165℃ L−ソルボース文献値   165℃ 文献:チャップマン・アンド・ホール(Chapman
and Hall)社、′ディクショナリー・オブ・オ
ーガニック・コンパウンズ(Dictionary 1
3− 14 of Organic Compounds)」、第5
020および5021頁(1982年) (2)比旋光度の測定 本製品値       [α120=+45.0 (C
=10%、H2C)D−ソルボースの文献値[α120
=+42.9 (C=10%、H2C)L−ソルボース
の文献値[α120=+43.2 (C=10%、H2
C)文献:(1)融点の場合と同じ (3)赤外線吸収スペクトル KBr錠剤法で測定した本物質の赤外線吸収スペクトル
を図面に示した。このスペクトルは、別に測定した標準
D−ソルボースまたは標準Lソルボースの赤外線吸収ス
ペクトルともよく一致した。
(4) 13C−NMRによる無定 本物質の13cmNMRによる測定を、バイオケミスト
リー(Biochemistry)、第13巻、第14
6乃至153頁(1974年)に記載している方法に準
じて、1.4−ジオキサンを内部標準として行ったとこ
ろ、そのケミカルシフトは、全てのシグナルについて、
標準D−ソルボースまたは標準L−ソルボースのそれと
よく一致した。また、そのケミカルシフトは、下記の表
に示すごとく、前記文献の値ともよい一致を見た。
表 (5)高速液体クロマトグラフィーによる分析本物質を
高速液体クロマトグラフィー(日本分光工業社製880
−PLI iカラム、日立製作所GL−C611;Ll
液、10−4 M水酸化ナトリウム、60℃;流速、1
mL/min ;検出、島原製作所RID−6A)で分
析したところ、その溶出位置は、標準のD−プシコース
、D−フラクトース、D−タガトースなどのケトヘキソ
ースとは異り、標準D−ソルボースまたは標準L−ソル
ボースと同一の16.8分であった。
以上の結果から明らかなように、融点、赤外線吸収スペ
クトル、13cmNMR,高速液体クロマトグラフィー
については、D−ソJレボースおよびL−ソルボースの
文献値また【よそれら標準物質の値とよく一致し、比旋
光度むこつLlてLよ、D−ソルボースの文献値とよく
一致するもののし一ソルボースの文献値とは+、−逆で
あったことから、本発明の方法で得られた製品は、Dソ
ルボースであると判断される。
本製品は、希少糖質としての試薬用途のみならず、食品
工業、医薬品工業、化学工業などの原料、中間体などと
しても有利に利用できる。
実施例 2 実施例1の培養液のうち、D−ツルピトーJしをD−ガ
ラクチトールに置き換えた以外器よ、実施例1と同組成
の培養液15Lを3OL容ジャーファーメンタ−2基に
とり、120℃で20分間滅菌した後、30℃に冷却し
、これに、同組成の培養液に30℃で1日間振盪培養し
たシュードモナス・チコリST−24(FERN BP
−2736)の種培養液をIW/V%植菌し、30℃で
5日間通気撹拌培養して、D−ガラクチトールをD−ソ
ルボースに変換きせ、次いで遠心分離して菌体と上清と
に分離し、得られた上清を実施例1の方法に準じて、活
性炭処理後、イオン交換樹脂を用いて脱塩し、濃縮した
後、カラムクロマトグラフィーによって精製、濃縮して
D−ソルボース結晶を採取した。D−ソルボースのD−
ガラクチトールに対する収率は、固形物当り約30%で
あった。
本製品は、実施例1の場合と同様に、D−ソルボースの
理化学的性質を示した。
本製品は、希少糖質としての試薬用途のみならず、食品
工業、医薬品工業、化学工業などの原料、中間体などと
しても有利に利用できる。
実施例 3 実施例1の方法で得た生菌体的20gを、D−タガトー
ス0.5W/V%を含有する0、05Mリン酸塩緩 7 = 18− 衝液(p H7,0)ILに加えて混合し、以後、実施
例1と同様に、D−ソルボースに変換せしめ、精製、濃
縮して、D−ソルボース結晶をD−タガトースに対して
、固形物当り約50%の収率で得た。
本製品は、食品工業、医薬品工業、化学工業などの原料
、中間体などとして有利に利用できる。
[発明の効果] 上記したことから明らかなように、本発明は、従来得る
ことの極めて困難であったD−ソルボースを、生化学的
方法により容易に製造する方法を確立するものである。
特に、シュードモナス属に属する微生物を用いて、D−
ガラクチトールという安価な糖アルコールを原料として
もD−タガトースを経てD−ソルボースを生産できるこ
とを見出したことは、D−ソルボースの製造方法にとっ
て、極めて有利である。
従って、本発明の方法は、D−ソルボースの工業的製造
方法として好適であり、大量、安価な供給を容易にし、
希少糖質としての試薬用途のみならず、従来予想すらで
きなかった食品工業、医薬品工業、化学工業などの原料
、中間体などへの利用の道を拓(ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の方法で得たD−ソルボースの赤外線吸
収スペクトルを示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シュードモナス属に属し、D−ガラクチトールお
    よびD−タガトースから選ばれる糖質からD−ソルボー
    ス産生能を有する細菌を、D−ガラクチトールおよびD
    −タガトースから選ばれる糖質を含有する水溶液に接触
    させてD−ソルボースを生成せしめ、これを採取するこ
    とを特徴とするD−ソルボースの製造方法。
  2. (2)シュードモナス属に属する細菌が、シュードモナ
    ス・チコリST−24(FERMBP−2736)であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のD
    −ソルボースの製造方法。
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