JPH03266608A - 樹脂複合体及びその製造方法 - Google Patents

樹脂複合体及びその製造方法

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JPH03266608A
JPH03266608A JP6427790A JP6427790A JPH03266608A JP H03266608 A JPH03266608 A JP H03266608A JP 6427790 A JP6427790 A JP 6427790A JP 6427790 A JP6427790 A JP 6427790A JP H03266608 A JPH03266608 A JP H03266608A
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JP
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resin
particles
composite
metal particles
metal
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JP6427790A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kamimura
正 上村
Akira Tsujimura
辻村 明
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、樹脂材に所定の物質を混合させて成形する樹
脂複合体及びその製造方法に関する6[従来の技術] 一般に、樹脂(グラスチック)材料は、その強度を高め
るなど、特定の性質を付与させるに際して、その特性を
有する金属やセラミックスなどを適宜混合させるように
している。
例えば、強度を高める方法としては、強化用フィシを樹
脂材料内部に分散させる方法か多く用いられている。こ
の強化用フィシとしては、最も一般的なものとしてガラ
スファイバかあるが、その他にチタン酸カリウムウィス
カ、シリコンカーバイトウィスカ(SiC)、窒化ケイ
素ウィスカ(S i、 s N4 ) 、及び金属粒子
、セラミックス粒子など、多くのものか開発され、実用
化されている。
[発明が解決しようとする課fJ!] ところで、このような強化樹脂材料を射出成形しようと
する場合、樹脂材料と強化用フィシ(粒子)とを混練し
、これをベレット状としたものを射出成形の原材料に供
する訳であるが、射出成形体の品質に影響を及ぼすもの
は、フィシの混合率(配合率)の他に、混練の“均一さ
”がどの程度であるかが重要である。
従来この均一さ(混練度台)は、混練時間で判断したり
、目視で判断しているのか実情であった。
従って、当然混練度台は、混練機の位置、ロットによっ
て大きく異なってしまい、品質の低下が生じてしまうと
いう問題があったに のような事情は、強度向上を図る樹脂材料だけでなく、
特定の性質を有した物質をベースにして樹脂を混合する
もの、例えばプラスチック磁性体(プラスチック磁石)
においても同様である。
プラスチック磁性体は、情報・通信システムの高周波化
などに伴って重要となっているフェライト等に樹脂を混
合させて、その成形性能を改良し、樹脂と同様に寸法精
度の良い、複雑な形状の製品を得ようとするものである
。このグラスチック磁性体を成形するには、添加剤とし
て樹脂と無機フィシの結合剤やシラン系、チタン系結合
剤などが使用され、機械的強度や流動性の改良を図るよ
うになっている。
そして樹脂と磁性材料とを混合するに際して、例えばフ
ェライト磁石粉末に樹脂粉体を混合する、或いは樹脂の
融着を行うこととなるが、そのいずれであっても均一に
混合するのは雛しく、混合工程の厳格な管理−及び最終
製品の厳密な検査・管理が必要であった。
特に、性能の向上を確保するために磁性体の混合重量比
を90%以上にしようとすると、均一に混合することが
極めて難しいものになっていた。
また一方、自動車工業などの分野において、軽量化の要
請を背景にして部品の樹脂化が進行していることから、
従来の樹脂複合材にはない特性の付与が望まれている。
たとえば、樹脂部品には変形能が劣るという欠点がある
ため、製造時に変形があると、金属材料にボルト締結し
たときに破損してしまう場合がある。従って、樹脂部品
を製造する際には変形をできるかぎり少なくせねばなら
ず、厳格な製造管理が必要になっていた。また、破損を
避けるために、鉄鋼材料への取り付けの際には、ゴム製
のパツキンを使用する場合もある。
従って、ゴム特性(変形能に優れ、耐衝撃性がよい)を
有した樹脂材料があれば、厳格な製造管理や、パツキン
などの付属部品が不要になるか、従来はそのような樹脂
複合材はなかった。
そこで本発明は、上記事情に鑑み、樹脂に混合する物質
を均一に分散でき、しかも従来に無い特性も付加できる
、新規な樹脂複合体及びその製造方法を提供すべく創案
されたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の第一は、特定の性質を有した核体及びこの核体
を被覆する樹脂層の集合体で成るものである。
また本発明の第二は、上記構成を製造する方法であって
、特定の性質を有した粒子の周囲に樹脂粒子を強固に付
着させて複合粉体を形成し、この複合粉体を集合させて
成形するものである。
[作 用] 上記構成及び方法によって、特定の性質の物質と、樹脂
との均一な混合がなされ、その性質が付与された均質な
樹脂複合体か実現する。
[実施例] 以下、本発明の実施例を、添付図面に従って説明する。
第1図乃至第3図は、本発明に係わる樹脂複合体及びそ
の製造方法の第一の実施例を示したものである。
まず、樹脂と、特定の性質を有した粒子たる金属粒子と
で複合粉体を形成する。
第1図に示したように、約50〜200μmの粒径の金
属粒子(Niなと)1と、その約1710の粒径を有し
た樹脂粒子(ポリエチレンなど)2とを準備する。これ
らを配合比で約70:30の割合で静電容器(図示せず
)内で混練し、粒径の大きな金属粒子1の表面に、粒径
の小さな樹脂粒子2を付着させる。この付着する力は、
公知のフアンデルワールス力によるものである。
このように樹脂粒子2で囲まれた金属粒子1を、2.0
00〜8.000rpiの回転翼を備えた容器(図示せ
ず)の内に投入し、数分間、気流による衝撃力(遠心転
勤)を与える。この衝撃作用により、付着した樹脂粒子
2は、母粒子たる金属粒子1の表面に伸ばされ、強固に
密着して、第2図に示すように、金属の核体3か樹脂の
被覆層4で囲繞された複合粉体(カプセル粉末)5が製
造される。
なおこの複合粉体5を製造する方法としては、上記した
方法(乾式法)以外に湿式法でも可能である。
次にこの複合粉体5を、ペレット化或いは造粒して射出
成形の原材料とする。このペレット化は、複合粉体5の
表面が樹脂であるので、通常の樹脂材料のペレット化と
同じ方法でベレットとすることができる。
このようにペレット化したものは、金属同士の間隔が一
定に保持されることとなり、混線時間や混練機の位置、
ロフトなどにかかわらずその分布状態が均一となる。即
ちこのベレットを射出成形することによって、第3図に
示したように、金属の核体3及びこれを被覆する樹脂層
4の集合体6である樹脂複合体が成形される。
この樹脂複合体は、強化物質が均一に配合されているこ
とで、強度のバラツキがない。また、金属が分散された
形になっているので、単独の樹脂材料がそのへき間作の
ため任意の加工が国数であったのに対し、金属材料に近
い特性を示して後加工か容易になる。即ち、エンジンの
タペットチャンバーカバーなどに適用でき、部品の同性
アップと同時に後加工の容易さ、ボルト締結の容易さ等
が得られるものである。
なお複合粉体5の核体3となる粒子としては、Niなと
の金属のほか、AJ 20s 、 S i 3 N4 
S i C,CuOなどのセラミックス粒子を用いるこ
ともできる。
次に第4図によって、本発明の第二の実施例を説明する
この第二の実施例においては、核体となる粒子に磁性体
(フェライト粒子など)を用いて複合粉体を形成するも
のである。
即ち、粒径が10〜100μmの磁性体粒子11と、そ
の10%以下の主量比で且つ粒径が約1/10以下の樹
脂粒子12とを5,000〜7,0OOrDIの回転翼
付き容器に投入することで、前記第一の実施例と同様に
複合粉体13を形成するものである。
そして、これを原料として射出成形することで、均一に
分散された磁性体及び1!!脂で成り、しかも磁性体の
混合重量比が90%以上のプラスチック磁性体14が得
られるものである。
なお、射出成形では磁場印加の方式によって内磁場式(
金型内コイル内蔵型)と外磁場式とがあり、磁場の設定
方式によって特性は大きく変化するが、本実施例はいず
れの方式にも適用できるものである。さらに、射出成形
のほか、圧縮成形、圧延成形、カレンダーロールなども
適用できる。
次に第5図によって、本発明の第三の実施例を説明する
この第三の実施例は、核体自身をカプセル粒子にして、
プラスチック磁性体を得るものである。
即ち、粉砕法などにより11!遺した粒径50〜300
μmの樹脂粒子21に、その約30%の容積比で且つ粒
径が約1/10以下の磁性体粒子22を付着させて、こ
れを5,000〜7. OOOrpmの回転翼付き容器
に投入することで、前記第一の実施例と同じ要領でカプ
セル粒子を形成する。
そしてこのカプセル粒子を核体として、さらに磁性体粒
子22と略同径の樹脂粒子を付着させて、同様にその外
側に、樹脂の被覆層23を形成する。
従って、樹脂−磁性体−樹脂の三層構造で成る複合粉体
24が形成されることになる。この複合粉体24を原料
にして射出成形することで、その集合体たるプラスチッ
ク磁性体25が得られるものである。
このように成形することで、樹脂柱21及び樹脂層23
が、より確実に磁性体粒子22を保持することとなり、
その均一性が確保される。
次に第6図によって、本発明の第四の実施例を説明する
この第四の実施例においては、核体としてゴム粒子(ゴ
ムの塊状物)を用いるものである。
使用するゴム粒子31の粒径は20〜500μmとし、
約70:30の重量比で且つ粒径が約1710以下の樹
脂粒子32を付着させた後、1,000〜7.0OOr
piの回転翼付き容器内で約1〜5分間遠心転動させる
ことで、均一な複合粉体33を形成し、これを射出成形
してその集合体である樹脂複合体34を得るものである
この樹脂複合体34は、外観及び基本特性は樹脂であり
ながら、その本質は重量の約70%がゴムである為に、
ゴム特性が強く付与されたものとなる。従って、製造即
に多少の変形があっても部品組み立て時には吸収される
と共に、取り付けに際してシーリングが良好に作用する
ものである。また樹脂複合体34の表面が樹脂であるた
めに、他の樹脂材料との接合は極めて容易に行える。具
体的には、自動車部品のシリンダヘッドカバー、タペッ
トチャンバーカバーなどに適用でき、これらの耐衝撃性
の向上が図れると共に、バンパー材やオイルパンなどの
新たな樹脂化も実現できるものである。
なおゴム粒子31としては、天然ゴムの他、硫黄を約6
%加硫した軟ゴム、約30%加硫したエボナイト、或い
はスチレンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴムなど広範囲
に使用できるものである。
以上第一乃至第四実施例にて示したように、樹脂(Il
l脂粒子)2.・・・で被覆された粒子1.・・・を核
体3.・・・とじた複合粉体5.・・・を集合させて成
形するようにしたので、所定の性質を備えた粉末(粒子
)を均一配分した樹脂複合体を提供できる。
即ち、金属粒子やセラミックス粒子の混合による強化樹
脂材やプラスチック磁性体の品質向上が達成されるもの
である。
そして、ゴムのように従来なかった添加物質を樹脂に混
合させて成形することができ、樹脂製の工業材料・部品
の用途拡大、性能向上に大きく寄与するものである。
また、添加物質(粒子)と樹脂との混合割合を任意にで
き、要求される性能を確実に実現できる。
なお、核体を被覆する樹脂としては、以上実施例で示し
たポリエチレンの他、ポリアセテート、ポリカーボネー
ト、ボリグロピレン、ポリメチルメタクリレートなど射
出成形が可能な樹脂か全て使用でき、その種類は用途に
応じて任意に選択できるものである。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を
発揮する。
(1)特定の性質を有した核体及びこれを被覆する樹脂
層の集合体で成るので、樹脂に混合する物質を均一に配
分でき、樹Fi部品・材料の品質向上が達成される。
(2)特定の性質を有した粒子の周囲にm脂粒子を強固
に付着させて複合粉本を形成し、この複合粉体を集合さ
せて成形するので、従来なかった物質を樹脂に均一に混
合させることができ、樹脂部品・材料の用途拡大、性能
向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる樹脂複合体及びその製造方法の
第一の実施例を示した製造過程における複合粉体の断面
図、第2図はその形成された複合粉体の断面図、第3図
はその集合体を示した!7r面図、茶4図は本発明の第
二の実施例を示した樹脂複合体の断面図、第5図は本発
明の第三の実施例を示したIM脂複合体の断面図、第6
図は本発明の第四の実施例を示した樹脂複合体の断面図
である6 図中、1は特定の性質を有した粒子たる金属粒子、2は
樹脂粒子、3は特定の性質を有した核体たる金属の核体
、4は樹脂層、5は複合粉体、6は集合体である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、特定の性質を有した核体及び該核体を被覆する樹脂
    層の集合体で成ることを特徴とする樹脂複合体。 2、特定の性質を有した粒子の周囲に樹脂粒子を強固に
    付着させて複合粉体を形成し、この複合粉体を集合させ
    て成形することを特徴とする樹脂複合体の製造方法。
JP6427790A 1990-03-16 1990-03-16 樹脂複合体及びその製造方法 Pending JPH03266608A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005072553A (ja) * 2003-08-05 2005-03-17 Ricoh Co Ltd 磁石コンパウンド材料、磁石成型体、現像マグネットローラ、現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2008083066A (ja) * 2007-12-05 2008-04-10 Ntn Corp 車輪用軸受

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JP2005072553A (ja) * 2003-08-05 2005-03-17 Ricoh Co Ltd 磁石コンパウンド材料、磁石成型体、現像マグネットローラ、現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP4491251B2 (ja) * 2003-08-05 2010-06-30 株式会社リコー 磁石コンパウンド材料、磁石成型体、現像マグネットローラ、現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
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