JPH03263804A - 係合具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［ａ業上の利用分野］ 本発明は吸着具と被吸着具とよりなる永久磁石を利用し
た係合具であって、被吸着具又は吸着具を一方にずらさ
ないと保合が外れないようにして、不用意に引離されな
いようにした保合具に関する。

［従来技術］ 従来永久磁石を利用した係合具には一方の磁極面から他
方の磁極面に向けて孔５１ａを有する永久磁石５１の一
方の磁極面に強磁性板５２を添装し、他方の磁極面には
、強磁性板５３を着脱自在に吸着させるようにし、この
強磁性板５２．５３の両方又はいずれか一方に突設した
強磁性突起５２ａ又は５３ａを前記孔５１ａを介して他
方の強磁性板５２又は強磁性板５３、又は他方の強磁性
突起５２ａ又は５３ａに吸着するようにした係合具があ
り、強磁性板５３と強磁性突起５３　ａとからなる被吸
着具Ｂを永久磁石５１と強磁性板５２と強磁性突起５２
ａとを一体にした吸着具Ａに吸着係合させるようにした
ものが用いられていた。

［発明が解決しようとするｙＪａコ 上記のように構成されてバッグ等に取付けられた係合具
はバッグ等の蓋を例えばバッグ本体から離れる方向の側
上方へ持上げるようにすることにより、蓋に蓋の上部を
支点とする種部の作用が働き、被吸着具Ｂと吸着具Ａと
の吸着係合が容易に外れるため、このようなバッグ等を
携帯している時に蓋の下端が他の物に接触して持上げら
れると、知らない間に蓋が開いているというような不都
合があった。

又、例えば衣服等の合せ目に取付けられた或は箱と蓋等
に取付けられた係合具等においても係合具は吸着具Ａと
被吸着具Ｂとを引離す方向に引張られると吸着力により
係合しているため比較的に外れ易いという問題点があっ
た。

又、被吸着具Ｂを吸着具Ａに吸着係合させる時に強磁性
突起５３ａが永久磁石５１の吸着面に吸着して扱い難く
、又吸着面に傷がつき易かった。

本発明はこのような事態を防止するようにした係合具の
提供を目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記の目的を達成するために提供された係合具
であり、永久磁石１を有する吸着具Ａと、強磁性板３と
該強磁性板３に突設された突起３ａとを有する被吸着具
Ｂとからなり、この被吸着具Ｂの突起３ａは少くとも自
由端側の一部に張出し鍔部３ｂを有し且つ、少くとも該
自由端側が非磁性材であると共に前記吸着具Ａの永久磁
石１には前記被吸着具Ｂの突起３ａが挿入される孔１ａ
が設けられており、この孔１ａの前記強磁性板３が吸着
する吸着面側は小径部１ａ”と大径部Ｉｓ’　とからな
る変形穴状をしており、この変形穴状の孔１ａの少くと
も小径部１１側にある周側には前記突起３ａの張出し鍔
部３ｂの係入間隙４が設けられている構成としたもので
ある。

［作用］ 上記の保合具は、取付部材相互が引離される側に向けて
引かれた時にＭｒＩｋ着ＪＬＢの強磁性突起３ａが吸着
具Ａにおける永久磁石１の孔ｌａの小径部１８′側じ嵌
り合うように取付ければ、吸着具Ａと被吸着具Ｂとを引
離す力が作用しても突起３ａの張出し鍔部３ｂが吸着具
Ａにおける孔１ａの小径部１１側の係入間ｌｉ！４に入
り込むので保合が外れない。

又、突起３ａの少くとも自由端側が非磁性材であるので
係合時Ｃ突起３ａが吸着具の吸着面に吸着しないので滑
らかに挿入間隙Ｓ内へ入る。

［実施例コ 以下本発明にか＼る係合具の実施例について図面に従っ
て説明する。

第１図においてＡは吸着具を示し、１は上下両面が磁極
面ａ、ｂとされた検板状の永久磁石であって、硬質磁性
粉末を含む合成樹脂よりなるプラスチック磁石が用いら
れており、一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向けた
孔１ａを有する。

２は永久磁石１の一方のＭｉ極面ａに接着、モールディ
ング、その他の手段によって取付けられているｌ１ｆｉ
極面ａと略同径の円板状をした強磁性板、２ａはこの強
磁性板２に孔ｌａ内へ向けて立設された強磁性又は非磁
性の突起である。

３は吸着具Ａにおける永久磁石１の磁極面すが作る吸着
面に吸着する強磁性板で円板状をしており、突起３ａが
強磁性板３の略中心に突設されて被吸着具Ｂが構成され
ており、突起３ａの自由端側の一部に又は全周に張出し
鍔部３ｂが設けられており、且つ少くとも突起３ａの自
由端側が非磁性材とされている。

この吸着具Ａと被吸着具Ｂは被吸着具Ｂの強磁性板３が
永久磁石１の磁極面すが作る吸着面に吸着するものであ
り、第１図に示すように両者に突起２ａ、３ａが夫々に
設けられる場合と、第２図に示すように強磁性板２には
突起を設けず、強磁性板３のみに突起３ａを設ける場合
とがある。

そして突起３ａが小径部４１に入り込む方向に被吸着具
Ｂがずれると張出し鍔部３ｂが係入間隙４に係入し、非
吸着具Ｂは吸着具Ａに係止される。

又、前記吸着具Ａの永久磁石１の孔１ａは被吸着具Ｂの
強磁性板３が吸着する磁極面す側は半円の小径部１１と
この直径位置で連接する局円以上の大径部１ａ”とから
なる変形穴状をしており、小径部１１側にある周側は開
口部を残して永久磁石１が挾られて前記被吸着具Ｂにお
ける強磁性突起３ａの張出し鍔部３ｂが係入する係入間
隙４とされている。

前記被吸着具Ｂの突起３ａは強磁性板３に溶着、ロウ付
などで一体とする場合、或は第６図に示すようにな張出
し鍔部３ｂに同軸状に設けられた細径枠部３１を強磁性
板３の略中心に開けられた孔に挿通すると共に、強磁性
板３の他方の側に添装されたＵ状の一対の脚５ａを有す
る脚板５の中央部の孔に挿通して脚板５上にカシメて、
強磁性板３と突起３８とを体に取付ける場合とがある。

そして張出し鍔部３ｂと強磁性板３との間に張出し鍔部
３ｂより小径の強磁性の埋板３Ｃを介装する場合があり
、この場合は強磁性の埋板３ｃが永久磁石１の孔ｌａ内
に入り込むことによって強磁性板２．３間の距離が短く
なり、被吸着具Ｂと吸着具Ａとの吸着効果が増大するも
のである。

この係合具は吸着具における永久磁石１の孔１ａの大径
部４ａ”側で位置合わせすれば保合を外すことができる
。

尚、前記吸着具Ａにおける強磁性板２に設けられた突起
２ａは強磁性の場合に被吸着具Ｂの強磁性板３と強磁性
板２との距離が突起２８分短くなり、強磁性板２．３間
に形成される磁気回路内を通る磁力線が多くなることに
より吸着力が増大する。

又、突起２ａは設けられない場合があり、この場合は非
磁性突起を設けた場合と吸着力の面では差がなく、非磁
性突起の場合は吸着具Ａの取付用部材をカシメ付ける時
のカシメビンの頭部とされる。

又、吸着具Ａの永久磁石１は両面着磁の他、片面着磁の
場合がある。

又前記係合具の突起２ａ、３ａは強磁性板２．３とは別
体に作製されて、カシメ（ｔけられたり、或は強磁性板
２．３に溶着、ロウ付けなどで一体とされる場合とがあ
る。

又、強磁性板２は第７図のように永久磁石１の面に接着
されている場合、第８図のように永久磁石１にモールデ
ィングにより取付けられている場合とがある。

又、吸着ＪＡ及び被吸着具Ｂの取付具としては突起２ａ
又は３ａに同軸状に設けられた細径枠部２１．３ａ’を
強磁性板２．３の略中心に開けられた孔に、一方の側か
ら挿通すると共に他方の側に添装された第７図に示すよ
うにＵ状に屈曲形成された一対の脚５ａを有する脚板５
の中央部の孔に押通して脚板５上にカシメて、突起２ａ
、３ａ’強磁性板２．３及び脚板５とを一体に固着する
場合と、第８図のように脚板５を強磁性板２じ溶着して
脚５をバッグ等の取付板面に刺挿して折曲げることによ
り取付けるようにしたものや、第９図のように一端が拡
開した漏斗状のカシメバイブロを強磁性板２．３の面に
溶着したもの、或は第１０図のように、前記カシメバイ
ブロの拡開端部周縁を円板の周縁部に巻込んで一体とし
、この円板部分を突起の細径枠部により強磁性板にカシ
メ付けて、係合具の取付けられるバッグ等の取付部材の
孔にカシメ付けるようにしたもの、又第１１図のように
突起２ａ、３ａの細径枠部２ａ’Ｊａ’の自由端側をボ
ルト状、木ねじ状として取付面に螺着するようにしたも
の、第１２図のように突起２ａ、３ａに設けられた細径
枠部２ａ’、３ａ’の自由端側をピン状として取付面に
刺挿し、十字状の切削の入った鋼片７の切削の交差部分
に細径枠部２ａ’、３ａ’の先端を挿着して取付けるよ
うにしたもの等が用いられる。

又、ネックレス等のチェノに用いる係合具のチェノへの
取付には第１３図に示すように強磁性板２の周縁部の一
部を延長した部分２ｂと強磁性板３の周縁部の一部を＠
、着具Ａｆ７）側面に沿って折曲し、更に強磁性板２と
同面状に折曲した部分３Ｃとにチェノ８の係止部分が設
けられている。

又、ｆＳ９図に示す係合具は吸着具Ａの磁極面すの周縁
に周回状の突１Ｊ１ｂを永久磁石１と一体に設けたもの
であってこの突Ｍｌｂによって吸着面側に当接する磁気
カートや磁気テープが橋渡し状となって吸着面に密着し
ないようにし、磁気記録に磁力線の悪影響が及ばないよ
うにされているものである。

上記の係合具は吸着具Ａを孔１ａの小径部ｌａ’側が衣
類の合わせ目、バッグ等と蓋、箱と蓋等の引離される方
向に向くように取付けることにより、被吸着具Ｂの突起
３ａの張出し鍔部３ｂが孔１８の小径部１１側の係入間
隙４に係入し、被吸着具Ｂを吸着具Ａの吸着面と平行方
向じ引離す力の場合は云う迄もなく、直交方向に引離す
力に対しても係合が外れない。

［効果コ 本発明にかかる係合具は上記のように構成されており、
特に被吸着具の強磁性突起３ａは少くとも自由端側の一
部に張出し鍔部３ｂを有すると共に前記吸着具の永久磁
石１の孔１ａにおける前記強磁性板３が吸着する磁極面
す側は小径部１ａ’　と大径部１ａ”とからなる変形穴
状をしており、該変形穴状の孔１ａの少くとも小径部１
１側にある周側には前記強磁性突起３ａの張出し鍔部３
ｂの係入間隙４が設けられて４　。

いるので、係合具の取付部材相互が引離される側に向け
て引かれた時に、被吸着具の強磁性突起３ａが吸着具に
おける孔１８の小径部ｌａ側に嵌り合うように取付けれ
ば、取付部材相互に吸着具と被吸着具を引離す力が作用
しても、張出し鍔部３ｂが係入間隙４に嵌り人むので係
合が外れない。

又、係合具を外す場合には被吸着具の突起３ａを大径部
１ａ”側に当接させ、これをガイドとして吸着具から引
離せば保合が外れるので操作が容易である。

更に又、被吸着具の突起３ａは少くとも自由端側が非磁
性であるので、吸着具と係合させる時に突起３ａが吸着
具の吸着面に吸着しないので突起３ａを永久磁石１の孔
１ａに入れ易く、なめらかに入り又、吸着面に傷を付け
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる係合具の一実施例の断面図、第
２図は他の実施例の断面図、第３図は永久磁石の孔と係
入間隙との関係を示す吸着具の平面図、第４図は吸着具
の斜視図、第５図は小径部と大径部とを通る断面で示す
吸着具の断面図、第６図は被吸着具の各種実施例の断面
図、第７図乃至第１３図は係合具の各種実施例を示す断
面図、第１４図は係合具の従来例の断面図である。 Ａ・・・吸着具、Ｂ・・・被吸着具、ａ、ｂ・・・磁極
面、１・・・永久磁石、２．３・・・強磁性板、２ａ、
３ａ・・・突起、４・・・係入間隙。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．少くとも永久磁石１を有する吸着具と、少くとも強
   磁性板３と該強磁性板３に突設された突起３ａとを有す
   る被吸着具とからなり、該被吸着具の突起３ａは少くと
   も自由端側の一部に張出し鍔部３ｂを有し、且つ少くと
   も該自由端側が非磁性であると共に前記吸着具の永久磁
   石１には前記被吸着具の突起３ａが挿入される孔１ａが
   設けられており、該孔１ａの前記強磁性板３が吸着する
   吸着面側は小径部と大径部とからなる変形穴状をしてお
   り、該変形穴状の孔１ａの少くとも小径部側にある周側
   には前記突起３ａの張出し鍔部３ｂの係入間隙が設けら
   れていることを特徴とする係合具。
2. ２．吸着具における永久磁石が被吸着具の吸着される面
   の側とこれと反対の面の側とに磁極を有することを特徴
   とする請求項１記載の係合具。
3. ３．吸着具における永久磁石が被吸着具の吸着される面
   の側に２以上の磁極を有することを特徴とする請求項１
   記載の係合具。