JP2858154B2 - 係合具 - Google Patents

係合具

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JP2858154B2
JP2858154B2 JP2055116A JP5511690A JP2858154B2 JP 2858154 B2 JP2858154 B2 JP 2858154B2 JP 2055116 A JP2055116 A JP 2055116A JP 5511690 A JP5511690 A JP 5511690A JP 2858154 B2 JP2858154 B2 JP 2858154B2
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玉男 森田
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    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/10Arrangement of fasteners
    • A45C13/1069Arrangement of fasteners magnetic

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  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は吸着具と被吸着具とよりなる永久磁石を利用
した係合具であって、被吸着具又は吸着具を一方にずら
さないと係合が外れないようにして、不用意に引離され
ないようにした係合具に関する。
[従来の技術] 従来永久磁石を利用した係合具には一方の磁極面から
他方の磁極面に向けて孔51aを有する永久磁石51の一方
の磁極面に強磁性板52を添装し、他方の磁極面には、強
磁性板53を着脱自在に吸着させるようにし、この強磁性
板52、53の両方又はいずれか一方に突設した強磁性突起
52a又は53aを前記孔51aを介して他方の強磁性板52又は
強磁性板53、又は他方の強磁性突起52a又は53aに吸着す
るようにした係合具があり、強磁性板53と強磁性突起53
aとからなる被吸着具Bを永久磁石51と強磁性板52と強
磁性突起52aとを一体にした吸着具Aに吸着係合させる
ようにしたものが用いられていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように構成されてバッグ等に取付けられた係合
具はバッグ等の蓋を例えばバッグ本体から離れる方向の
斜上方へ持上げるようにすることにより、蓋に蓋の上部
を支点とする梃状の作用が働き、被吸着具Bと吸着具A
との吸着係合が容易に外れるため、このようなバッグ等
を携帯している時に蓋の下端が他の物に接触した持上げ
られると、知らない間に蓋が開いているというような不
都合があった。
又、例えば衣服等の合せ目に取付けられた或は箱と蓋
等に取付けられた係合具等においても係合具は吸着具A
と被吸着具Bとを引離す方向に引張られると吸着力によ
り係合しているため比較的に外れ易いという問題点があ
った。
本発明はこのような自体を防止するようにした係合具
の提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成するために提供された係合
具であり、少くとも永久磁石1と該永久磁石1の一方の
磁極面aに添装された強磁性板2とを有する吸着具A
と、少くとも強磁性板3と該強磁性板3に突設された強
磁性突起3aとを有する被吸着具Bとからなり、前記吸着
具Aには前記被吸着具Bの強磁性突起3aの挿入間隙5が
前記永久磁石1の磁極面a、b間に亙って設けられてお
り、前記被吸着具Bの強磁性板3が前記永久磁石1の他
方の磁極面bが作る吸着面に吸着すると共に、強磁性突
起3aが前記挿入間隙5を介して前記強磁性板2又は該強
磁性板2に突設された強磁性突起2に吸着するようにな
っている係合具である。
そして前記吸着具Aにおける永久磁石1の磁極面bに
は板面に前記挿入間隙5の開口部に連通する小径部4a′
と大径部4a″とからなる変形穴4aを有する係当板4が設
けられ、少くとも前記変形穴4aの小径部4a′側の周縁は
前記挿入間隙5の内周面より突出していると共に、前記
被吸着具Bの強磁性突起3aは自由端側の少くとも一部に
張出し鍔部3bを有する構成としたものである。
又、永久磁石1は両磁極面a、b間に亙る挿入間隙5
を有する環板状の永久磁石1又は、環板状に並列されて
いる複数の永久磁石片1′よりなる永久磁石1を用い
る。
[作用] 上記の係合具は、取付部材相互が引離される側に向け
て引かれた時に被吸着具Bの強磁性突起3aが吸着具Aに
おける変形穴4aの小径部4a′側に嵌り合うように取付け
れば、吸着具Aと被吸着具Bとを引離す力が作用しても
強磁性突起3aの張出し鍔部3bが吸着具Aにおける係当板
4の変形穴4aの小径部4a′側の周縁と挿入間隙5の内周
面との間に入り込むので係合が外れない。
[実施例] 以下本発明にかゝる係合具の実施例について図面に従
って説明する。
第1図においてAは吸着具を示し、1は永久磁石であ
って、フェライト磁石、希土類磁石、プラスチック磁
石、ゴム磁石等が用いられており、一方の磁極面aから
他方の磁極面bに向けた孔状の挿入間隙5が設けられて
いる。
2は永久磁石1の一方の磁極面aに接着、モールディ
ング、その他の手段によって取付けられている磁極面a
と同径の円板状をした強磁性板、2aはこの強磁性板2に
挿入間隙5内へ向けて立設された強磁性突起である。
4は永久磁石1の他方の磁極面bに接着、モールディ
ング、その他によって取付けられた変形穴4bを有する磁
極面bと略同形の係当板であって、この係当板4の変形
穴4aは第3図乃至第5図に示すように半円の小径部4a′
の直径位置で連接する1/2円以上の大径部4a″とからな
っており、永久磁石1の挿入間隙5に連通している。
又、大径部4a″には第2図のように永久磁石1の周面に
沿って落し込み縁4bを設ける場合がある。
係当板4はプラスチック板、又は非磁性の金属板が用
いられる場合と強磁性の金属板が用いられる場合とがあ
り、強磁性の金属板の場合は磁気シールド板としての効
果を有する。
又、係当板4を強磁性板2とは第7図、第8図等のよ
うに永久磁石1の面に接着されている場合、第12図等に
ように永久磁石1にモールディングにより取付けられて
いる場合、第13図等のように筒体の両端部周面に複数の
係止爪7a、7bを有するケース7を永久磁石1の外周面に
嵌め、係止爪7a、7bを強磁性板2、係当板4面上に折返
して取付ける場合等がある。
尚永久磁石1の挿入間隙5は第3図、第4図のように
変形穴4aより稍大きく、且つ変形穴4aに近い形状の楕円
形の場合や開口部4aより大径の孔とされる場合等があ
り、又永久磁石1は両磁極面a、b間に亙る挿入間隙5
を有する環板状の永久磁石である場合と、第6図のよう
に複数の永久磁石片1′が環板状に並列されて挿入間隙
5を有する場合とがある。
そして小径部4a′側の周縁は永久磁石1における挿入
間隙5の内周面から突出している。
3は吸着具Aにおける永久磁石1の磁極面bが作る吸
着面に吸着する強磁性板で円板状をしており、強磁性突
起3aが強磁性板3の略中心に突設されて被吸着具Bが構
成されており、強磁性突起3aの自由端側の一部に又は全
周に第9図、第10図に示すような張出し鍔部3bが設けら
れている。
この吸着具Aと被吸着具Bは第1図に示すように両者
に強磁性突起2a、3aが夫々に設けられて、被吸着具Bの
強磁性板3が永久磁石1の磁極面bが作る吸着面に吸着
すると共に強磁性突起2a、3aが互に吸着する場合と、第
2図に示すように強磁性板2には突起を設けず、強磁性
板3のみに強磁性突起3aを設けて強磁性板3が前記吸着
面に吸着すると共に強磁性突起3aが直接強磁性板2に吸
着する場合とがある。
又、強磁性突起2a、3aは強磁性板2、3とは別体に作
製されて、カシメ付けられたり、或は強磁性板2、3に
溶着、ロウ付けなどで一体とする場合と夫々強磁性板
2、3と一体に形成する場合とがある。
又、吸着具A及び被吸着具Bの取付具としては強磁性
突起2a又は3aに同軸状に設けられた細径稈部2a′、3a′
を強磁性板2、3の略中心に開けられた孔に、一方の側
から挿通すると共に他方の側に添装された第11図に示す
ようにU状に屈曲形成された一対の脚6aを有する脚板6
の中央部の孔に挿通して脚板6上にカシメて、強磁性突
起2a、3a′強磁性板2、3及び脚板6とを一体に固着す
る場合と、第12図のように脚板6を強磁性板2に溶着し
て脚6のバッグ等の取付板面に刺挿して折曲げることに
より取付けるようにしたものや、第13図のように一端が
拡開した漏斗状のカシメパイプ8を強磁性板2、3の面
に溶着したもの、或は第14図のように、前記カシメパイ
プ8の拡開端部周縁を円板の周縁部に巻込んで一体と
し、この円板部分を強磁性突起の細径稈部により強磁性
板にカシメ付けて、係合具の取付けられるバッグ等の取
付部材の孔にカシメ付けるようにしたもの、又第15図の
ように強磁性突起2a、3aの細径稈部2a′、3a′の自由端
側をボルト状、木ねじ状として取付面に螺着するように
したもの、第16図のように強磁性突起2a、3aに設けられ
た細径稈部2a′、3aの自由端側をピン状として取付面に
刺挿し、十字状の切割の入った鋼片9の切割の交差部分
に細径稈部2a′、3a′の先端を挿着して取付けるように
したもの等が用いられる。
又、ネックレス等のチェンに用いる係合具のチェンへ
の取付には第17図に示すように強磁性板2の周縁部の一
部を延長した部分2bと強磁性板3の周縁部の一部を吸着
具Aの側面に沿って折曲し、更に強磁性板2と同面状に
折曲した部分3cとにチェン10の係止部分が設けられてい
る。
又、第14図に示す係合具は吸着具Aにおける筒状のケ
ース7の係止爪7bを係当板4の外面より突出させてこの
外面上に折返して、係当板4を係止すると共に係当板4
の周面に沿った周回状の突縁7b′を設けたものであって
この突縁7b′によって吸着面側に当接する磁気カードや
磁気テープが橋渡し状となって吸着面に密着しないよう
にし、磁気カードや磁気テープの磁気記録に磁力線の悪
影響が及ばないようにされているものである。
上記の係合具は吸着具Aを係当板4の変形穴4aの小径
部4a′側を衣類の合わせ目、バッグ等と蓋、箱と蓋等の
引離される方向に向けて取付けることにより、被吸着具
Bの強磁性突起3aの張出し鍔部3bが変形穴4aの小径部4
a′側の周縁と永久磁石1の挿入間隙5の内周面との間
に係入し、被吸着具Bを吸着具Aの吸着面と平行方向に
引離す力の場合は云う迄もなく、直交方向に引離す力に
対しても係合が外れない。
[効果] 本発明にかかる係合具は上記のように構成されてお
り、特に吸着具における永久磁石の磁極面には板面に挿
入間隙の開口部に連通する小径部と大径部とからなる変
形穴を有する係当板が設けられ、少くとも前記変形穴の
小径部側の周縁は挿入間隙の内周面より突出していると
共に、前記被吸着具の強磁性突起は自由端側の少くとも
一部に張出し鍔部を有するので、係合具の取付部材相互
が引離される側に向けて引かれた時に、被吸着具の強磁
性突起が吸着具における係当板の変形穴の小径部側に嵌
り合うように取付ければ、取付部材相互に吸着具と被吸
着具を引離す力が作用しても、張出し鍔部が前記開口部
の小径部側の空隙に嵌り入むので係合が外れない。
又、大径部側の周縁を挿入間隙の内周面と同面状とす
れば、係合を外す時に大径部側の内周面をガイドとして
被吸着具の強磁性突起をこれに当てて引離せば張出し鍔
部が引掛らずに容易に外れる。
又、係当板に強磁性板を用いることにより磁気シール
ド効果を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる係合具の一実施例の断面図、第
2図は他の実施例の断面図、第3図乃至第5図はケース
開口部と永久磁石の挿入間隙との関係を示す平面図、第
6図は吸着具の斜視図、第7図、第8図は小径部と大径
部を通る断面で示す吸着具の断面図、第9図、第10図は
被吸着具の各種実施例の断面図、第11図乃至第17図は係
合具の各種実施例を示す断面図、第18図は係合具の従来
例の断面図である。 A……吸着具、B……被吸着具、a、b……磁極面、1
……永久磁石、2、3……強磁性板、2a、3a……強磁性
突起、4……係当板、5……挿入間隙。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少くとも永久磁石1と該永久磁石1の一方
    の磁極面に添装された強磁性板2とを有する吸着具と、 少くとも強磁性板3と該強磁性板3に突設された強磁性
    突起3aとを有する被吸着具とからなり、 前記吸着具には前記被吸着具の強磁性突起3aの挿入間隙
    が前記永久磁石1の磁極面間に亙って設けられており、
    前記被吸着具の強磁性板3が前記永久磁石1の他方の磁
    極面が作る吸着面に吸着すると共に、強磁性突起3aが前
    記挿入間隙を介して前記強磁性板2又は該強磁性板2に
    突設された強磁性突起2aに吸着する係合具であって、 前記吸着具における永久磁石1の磁極面bには板面に前
    記挿入間隙の開口部に連通する小径部と大径部とからな
    る変形穴を有する係当板が設けられ、 少くとも前記変形穴の小径部側の周縁は前記挿入間隙の
    内周面より突出していると共に、前記被吸着具の強磁性
    突起は自由端側の少くとも一部に張出し鍔部を有するこ
    とを特徴とする係合具。
  2. 【請求項2】永久磁石が両磁極面間に亙る貫通孔を有す
    る環板状の永久磁石であることを特徴とする請求項1記
    載の係合具。
  3. 【請求項3】永久磁石が環板状に並列されている複数の
    永久磁石片よりなることを特徴とする請求項1記載の係
    合具。
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