JPH0326375Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0326375Y2 JPH0326375Y2 JP1985124187U JP12418785U JPH0326375Y2 JP H0326375 Y2 JPH0326375 Y2 JP H0326375Y2 JP 1985124187 U JP1985124187 U JP 1985124187U JP 12418785 U JP12418785 U JP 12418785U JP H0326375 Y2 JPH0326375 Y2 JP H0326375Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- pipe
- frp
- frp layer
- frpm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 claims description 14
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 claims description 7
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は補強材入りFRPM管に関する。
従来の技術
従来のFRPM管は、第2図に示すように外層
FRP層1と内層FRP層2との間にモルタル層3
を形成したものが一般的となつている。
FRP層1と内層FRP層2との間にモルタル層3
を形成したものが一般的となつている。
考案が解決しようとする問題点
このような従来のFRPM管4を土中に水平方
向に埋設すると、第3図に示すように管4の上下
から外圧5が作用して、管4が鉛直方向に縮径す
るとともに水平方向に拡径して偏平が生じる。こ
の結果、管頂部6および管底部7ではその内面側
に引張応力が作用するとともに、管側部8ではそ
の外面側に引張応力が作用する。第3図におい
て、9は引張応力の発生部分を示している。
向に埋設すると、第3図に示すように管4の上下
から外圧5が作用して、管4が鉛直方向に縮径す
るとともに水平方向に拡径して偏平が生じる。こ
の結果、管頂部6および管底部7ではその内面側
に引張応力が作用するとともに、管側部8ではそ
の外面側に引張応力が作用する。第3図におい
て、9は引張応力の発生部分を示している。
ところが、一般にモルタル材は、圧縮強度は比
較的大きいが、引張強度はあまり大きくないとい
う性質を有している。このため、第3図に示すよ
うに外圧5が作用すると、引張応力の発生部分9
においてモルタル層3の許容値よりも大きな応力
が作用しやすく、この部分9においてモルタル層
3にクラツク等が発生しやすいという問題点があ
る。
較的大きいが、引張強度はあまり大きくないとい
う性質を有している。このため、第3図に示すよ
うに外圧5が作用すると、引張応力の発生部分9
においてモルタル層3の許容値よりも大きな応力
が作用しやすく、この部分9においてモルタル層
3にクラツク等が発生しやすいという問題点があ
る。
そこで本考案はこのような問題点を解決し、外
圧が作用したときにモルタル層に有害なクラツク
等が発生するのを防止することを目的とする。
圧が作用したときにモルタル層に有害なクラツク
等が発生するのを防止することを目的とする。
問題点を解決するための手段
上記問題点を解決するため本考案は、外層
FRP層と内層FRP層との間にモルタル層を形成
したFRPM管を水平方向に敷設したときの、管
頂部および管底部の内面側と、管側部の外面側と
に接近する楕円状をなす補強材を配置したもので
ある。
FRP層と内層FRP層との間にモルタル層を形成
したFRPM管を水平方向に敷設したときの、管
頂部および管底部の内面側と、管側部の外面側と
に接近する楕円状をなす補強材を配置したもので
ある。
作 用
このようなものであると、外圧が作用したとき
に引張応力が発生する部分を重点的に確実に補強
できるため、この部分におけるモルタル層にクラ
ツク等が発生するのを防止でき、また、管の内外
面を全周にわたつて均等に補強する場合に比べ、
補強材の量を低減することができる。
に引張応力が発生する部分を重点的に確実に補強
できるため、この部分におけるモルタル層にクラ
ツク等が発生するのを防止でき、また、管の内外
面を全周にわたつて均等に補強する場合に比べ、
補強材の量を低減することができる。
実施例
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。第1図は水平方向に敷設されたFRPM
管の横断面を示し、1は外層FRP層、2は内層
FRP層で、両層の間にはモルタル層3が形成さ
れている。モルタル層3の内部には、補強材とし
ての楕円状FRP層11が配置されている。この
楕円状FRP層11は、管頂部6および管底部7
では内層FRP層2に接近し、また管側部8では
外層FRP層1に接近するような楕円状に形成さ
れている。
明する。第1図は水平方向に敷設されたFRPM
管の横断面を示し、1は外層FRP層、2は内層
FRP層で、両層の間にはモルタル層3が形成さ
れている。モルタル層3の内部には、補強材とし
ての楕円状FRP層11が配置されている。この
楕円状FRP層11は、管頂部6および管底部7
では内層FRP層2に接近し、また管側部8では
外層FRP層1に接近するような楕円状に形成さ
れている。
このような構成によれば、第3図に示す引張応
力の発生部分9、すなわち管頂部6および管底部
7では管の内面側が、また、管側部8では管の外
面側が、それぞれ楕円状FRP層11により集中
的に補強されることになる。すなわち、管頂部6
および管底部7では内面側に内層FRP層2と楕
円状FRP層11とが二重に配置され、管側部8
では外面側に外層FRP層1と楕円状FRP層11
とが二重に配置されることになる。この結果、こ
れらの部分では主としてFRP層1,2,11に
て引張応力が受けられるため、モルタル層3に大
きな引張応力が作用するのを防止でき、クラツク
等の発生を防止できる。また、楕円状FRP層1
1により必要箇所のみを適確に補強でき、このた
め内外のFRP層1,2を均等に増大させる場合
に比べ、材料の量を低減することができる。
力の発生部分9、すなわち管頂部6および管底部
7では管の内面側が、また、管側部8では管の外
面側が、それぞれ楕円状FRP層11により集中
的に補強されることになる。すなわち、管頂部6
および管底部7では内面側に内層FRP層2と楕
円状FRP層11とが二重に配置され、管側部8
では外面側に外層FRP層1と楕円状FRP層11
とが二重に配置されることになる。この結果、こ
れらの部分では主としてFRP層1,2,11に
て引張応力が受けられるため、モルタル層3に大
きな引張応力が作用するのを防止でき、クラツク
等の発生を防止できる。また、楕円状FRP層1
1により必要箇所のみを適確に補強でき、このた
め内外のFRP層1,2を均等に増大させる場合
に比べ、材料の量を低減することができる。
なお、補強材は上記のような楕円状FRP層1
1に限定されるものではなく、たとえば必要箇所
に布状の補強材を貼付けるようにしてもよい。
1に限定されるものではなく、たとえば必要箇所
に布状の補強材を貼付けるようにしてもよい。
考案の効果
以上述べたように本考案によると、FRPM管
のモルタル層に許容値以上の引張応力が作用する
のを、少い材料だけで防止することができ、この
ためモルタル層における有害なクラツク等の発生
を防止できる。
のモルタル層に許容値以上の引張応力が作用する
のを、少い材料だけで防止することができ、この
ためモルタル層における有害なクラツク等の発生
を防止できる。
第1図は本考案の一実施例の横断面図、第2図
は従来例の横断面図、第3図は外圧が作用したと
きの従来例の横断面図である。 1……外層FRP層、2……内層FRP層、3…
…モルタル層、6……管頂部、7……管底部、8
……管側部、11……楕円状FRP層(補強材)。
は従来例の横断面図、第3図は外圧が作用したと
きの従来例の横断面図である。 1……外層FRP層、2……内層FRP層、3…
…モルタル層、6……管頂部、7……管底部、8
……管側部、11……楕円状FRP層(補強材)。
Claims (1)
- 外層FRP層と内装FRP層との間にモルタル層
を形成したFRPM管におい、このFRPM管を水
平方向に敷設したときの、管頂部および管底部の
内面側と、管側部の外面側とに接近する楕円状を
なす補強材を配置したことを特徴とする補強材入
りFRPM管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985124187U JPH0326375Y2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985124187U JPH0326375Y2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6232279U JPS6232279U (ja) | 1987-02-26 |
JPH0326375Y2 true JPH0326375Y2 (ja) | 1991-06-07 |
Family
ID=31015970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985124187U Expired JPH0326375Y2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0326375Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5137232U (ja) * | 1974-09-12 | 1976-03-19 | ||
JPS5141611U (ja) * | 1974-09-06 | 1976-03-27 |
-
1985
- 1985-08-13 JP JP1985124187U patent/JPH0326375Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5141611U (ja) * | 1974-09-06 | 1976-03-27 | ||
JPS5137232U (ja) * | 1974-09-12 | 1976-03-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6232279U (ja) | 1987-02-26 |
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