JPH0326256Y2 - - Google Patents

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JPH0326256Y2
JPH0326256Y2 JP2406685U JP2406685U JPH0326256Y2 JP H0326256 Y2 JPH0326256 Y2 JP H0326256Y2 JP 2406685 U JP2406685 U JP 2406685U JP 2406685 U JP2406685 U JP 2406685U JP H0326256 Y2 JPH0326256 Y2 JP H0326256Y2
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JP
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resonance
valve
supercharging
exhaust brake
closes
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JP2406685U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はデイーゼルエンジンの共鳴過給装置
の改良に関する。
(従来の技術) デイーゼルエンジンの過給装置として、(ター
ボ過給が一般的であるが)共鳴過給を採用したも
のがある。
共鳴過給(慣性過給)は吸気マニホールドの一
部に形成した共鳴管の気柱振動数を吸気バルブの
開閉に伴つて生じる吸気脈動数と一致させ、その
共鳴作用で多量の吸気を気筒に押込むものであ
る。
従来、共鳴過給装置としては例えば第3図のよ
うに構成したものがある(実開昭59−126126号公
報参照)。
吸気バルブの開弁時期が相互にオーバラツプし
ない気筒#1〜#3と#4〜#6には各々合流部
7と8を介して共鳴管9と10が接続される。
共鳴管9と10は上流側で合流し、その合流部
15のさらに上流にターボ過給機16が取り付け
られる。
そして、共鳴管9と10の下流側の合流部7と
8を連通する通路11に2つのバルブ17と18
(共鳴過給の制御バルブ)が介装される。
一方のバルブ17はターボ過給機16の下流、
この場合、下流側の合流部7と8のうち一方の合
流部7からダイヤフラム19にブースト圧を導
き、ダイヤフラム19を介してブースト圧が設定
値以下の時にのみ開く。
他方のバルブ18はインジエクシヨンポンプ2
0のロードレバー21にリンケージ22を介して
連係され、アクセルに連動するロードレバー21
の開度、つまりエンジン負荷が設定値を越えると
閉じるようになつている。
従つて、エンジン負荷がフルロード付近になつ
た時またはブースト圧が高まつた時点で、バルブ
18または17が閉じて通路11を遮断し、これ
により吸気バルブの開弁時期が互いにオーバラツ
プする気筒群#1〜#3と#4〜#6に共鳴管9
と10による共鳴にもとづき、ターボ過給に加え
て共鳴過給がなされる。
一方、エンジンアイドリング運転時など低速低
負荷域では、バルブ17と18が開いて通路11
を連通するため、気筒群#1〜#3と#4〜#6
の吸気脈動が干渉し合い、共鳴過給は停止され圧
縮行程でのポンピングロスを低減する。
その結果、エンジン低速低負荷から高速高負荷
に亘る全運転領域で、最良の吸気量が確保され、
燃費、出力の向上が図れる。
(考案が解決しよとする問題点) ところで、このような共鳴過給装置にあつて
は、既述したように低速低負荷域で不必要な吸気
脈動の共鳴、増幅を解除してポンピングロスを低
減することにより燃費の向上を図つているが、こ
のため、特にエンジンの出力アツプにもとづいて
燃費をかせぐ上で最終減速比を小さく設定した車
両の場合には、排気ブレーキ力(エンジンのフリ
クシヨンを含む)の低下という問題が生じる。
この考案はこのような問題を解決するため、排
気ブレーキ作動時に共鳴過給を積極的に行なうよ
うにしたデイーゼル機関の共鳴過給装置の提供を
目的とする。
(問題点を解決するための手段) そのため、この考案は吸気バルブの開弁時期が
相互にオーバラツプしない複数の気筒にそれぞれ
合流部を介して共鳴管を接続すると共に、これら
の共鳴管を互いに上流で合流させたデイーゼルエ
ンジンの共鳴過給装置において、共鳴管の下流側
の合流部を互いに連通する通路を形成し、この通
路をエンジン運転状態に応じて開閉するバルブ
と、排気ブレーキ作動時に上記バルブを閉じる制
御手段とを設ける。
(作用) 共鳴管の下流側の合流部を連通する通路に介装
したバルブは、排気ブレーキ作動時には機関運転
状態に関係なく閉じ状態に保たれ、共鳴過給を行
なうため、ポンピングロスが増大して排気ブレー
キの効きが良くなる。
(実施例) 第1図において、9と10は吸気バルブの開弁
時期が相互にオーバラプしない気筒#1〜#3と
#4〜#6に各々、合流部7と8を介して接続し
た共鳴管で、共鳴管9と10は互いに上流側で合
流し、その合流部15のさらに上流にターボ過給
機16が設けられる。
共鳴管9と10の下流側の合流部7と8を連通
する通路11には、機関運転状態に応じて開閉す
るバブ30(共鳴過給の制御バルブ)が介装され
る。
31はバルブ30を駆動するエアシリンダで、
エアリンダ31は三方電磁弁32を介してエアタ
ンク33に連通され、後述する制御系統からの指
令にもとづいて電磁弁32がエア圧側に切り換わ
ると収縮してバルブ30を閉じると共に、同じく
電磁弁32が大気圧側に切り換わると伸長してバ
ルブ30を開く。
一方、ターボ過給機16下流の排気通路35に
は排気ブレーキシヤツタ36が介装される。
シヤツタ36を開閉するのがエアシリンダ37
で、エアシリンダ37はバルブ30の場合と同じ
く三方電磁弁38を介してエアタンク33に連通
され、排気ブレーキ作動回路39が電磁弁38を
エア圧側に切り換えると、図示の状態から伸長し
てシヤツタ36を閉じ、排気ブレーキを効かせる
ようになつている。
40は前記電磁弁32を介してバルブ30の開
閉を制御するコントローラで、フライホイールハ
ウジング41に設けたエンジン回転センサ42
と、合流部8に設けたブースト圧センサ43と、
インジエクシヨンポンプ20に設けた負荷センサ
44と共に共鳴過給の制御系統を形成し、従前と
同じく全運転領域で燃費・出力の向上を図るため
に、エンジン回転センサ42、ブースト圧センサ
43、負荷センサ44の検出信号にもとづいて、
例えば第2図のようにバルブ30の開閉を制御す
る。
また、コントローラ40はエンジン運転状態が
バルブ30の開弁領域にあるときに、排気ブレー
キ作動回路39が作動信号を出力すると、その
間、バルブ30を閉じて共鳴過給を行なうように
なつている。
従つて、排気ブレーキ作動時にはシヤツタ36
が排気通路35を閉じる一方で、バルブ30が通
路11を遮断して、ターボ過給に加えて共鳴過給
を行なうため、ポンピングロスが増大して排気ブ
レーキの効きは良くなる。
尚、排気ブレーキ作動回路39はコントローラ
40にその機能を持たせて削減しても良く、ま
た、ターボ過給機を備えないデイーゼルエンジン
に適用した場合には、エンジン回転数と負荷状態
をパラメータとして共鳴過給を制御すれば良い。
(考案の効果) 以上要するにこの考案によれば、共鳴管の下流
側の合流部を連通する通路に介装したバルブを排
気ブレーキ作動時に閉じて共鳴過給を行なうよう
にしたため、排気ブレーキの効きが良くなるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す概略構成図、
第2図は同じくバルブ特性図、第3図は従来の技
術を示す概略構成図である。 7,8……合流部、9,10……共鳴管、11
……通路、30……共鳴過給の制御バルブ、36
……排気ブレーキシヤツタ、40……コントロー
ラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気バルブの開弁時期が相互にオーバラツプし
    ない複数の気筒にそれぞれ合流部を介して共鳴管
    を接続すると共に、これらの共鳴管を互いに上流
    で合流させたデイーゼルエンジンの共鳴過給装置
    において、共鳴管の下流側の合流部を互いに連通
    する通路を形成し、この通路をエンジン運転状態
    に応じて開閉するバルブと、排気ブレーキ作動時
    に上記バルブを閉じる制御手段とを設けたことを
    特徴とするデイーゼルエンジンの共鳴過給装置。
JP2406685U 1985-02-21 1985-02-21 Expired JPH0326256Y2 (ja)

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JP2406685U JPH0326256Y2 (ja) 1985-02-21 1985-02-21

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JP2406685U JPH0326256Y2 (ja) 1985-02-21 1985-02-21

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JPS61140128U JPS61140128U (ja) 1986-08-30
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JP2879002B2 (ja) * 1995-10-09 1999-04-05 京浜精密工業株式会社 可変慣性過給弁

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JPS61140128U (ja) 1986-08-30

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