JPH03260199A - 壁画用印刷紙を用いた壁画 - Google Patents

壁画用印刷紙を用いた壁画

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JPH03260199A
JPH03260199A JP2057060A JP5706090A JPH03260199A JP H03260199 A JPH03260199 A JP H03260199A JP 2057060 A JP2057060 A JP 2057060A JP 5706090 A JP5706090 A JP 5706090A JP H03260199 A JPH03260199 A JP H03260199A
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一男 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は壁画用印刷紙およびこの印刷紙を用いた壁画に
関し、特に博物館、美術館等における展示や、大型店舗
、室内等の建装材料、デイスプレィ材料として利用に供
せられるものに関する。
し発明の背景及び発明が解決しようとする課題]印刷技
術の向上に伴い、美術複製印刷の分野では、原画と全く
同じような凹凸や、原画のもつマティエールをそのまま
に再現する印刷・加工技術が確立されてきており、原画
の素材に近いものを選んで印刷することにより、色彩だ
けでなく原画のもつ感触まで近づけた複製が可能となっ
ている。
このような事情から、最近では、デイスプレィとして原
画を拡大し大型壁画を印刷技術により作製する試みが成
されている。
しかしながら、分割された複数の印刷紙を上下左右に貼
り合わせて特に大型壁画を作製する場合には、平滑性を
保ち、伸縮によるズレの発生をいかに抑えるかが重要な
ポイントである。
本発明はこのような課題に鑑みなされたもので、その第
1の目的は、施工上必要とされる適度な伸縮性を有し、
かつ壁画としての十分な強度、耐久性を備えた壁画用印
刷紙を提供することであり、第2の目的は、該壁画用印
刷紙を用いた壁画を提供することである。
[:!題を解決するための手段] 上記第1の目的を達成するために、本発明の壁画用印刷
紙は、表面に印刷層を有する樹脂含浸紙の裏面に接着剤
を介して和紙を積層してなる構成としたものである。ま
た、上記第2の目的を達成するために、本発明の壁画は
、本発明に係る壁画用中w!4紙を壁画用下地を介して
壁面に積層してなる構成としたものであり、特に前記壁
画用下地が、壁面に接着剤を介して複数の和紙を上下左
右隣接するもの同志その端部が重合するように積層した
第1の浮貼り層と、該第1の浮貼り層の上に接着剤を介
して和紙を該第1の浮貼り層と1710〜1/2ピッチ
ずらして積層した第2の浮貼り層とからなる構成は好ま
しい態様である。
また、さらに分割された複数の壁画用印刷紙を貼り合わ
せて積層(−るに際し、天地方向においては天から地へ
、左右方向においては中央から左右方向へそれぞれ順に
積層してなる構成とすることも好ましい態様である。
このような本発明の壁画用印刷紙にあっては、S脂含浸
紙の表面に印刷層を有し、裏面に接着剤を介して和紙を
積層してなるため、樹脂含浸紙のもつ強度と和紙のもつ
均一かつ適度な伸縮性により、施工上必要とされる適度
な伸縮性を備え、かつ壁画としての十分な強度、耐久性
をも備えている。
また、本発明の壁画にあっては、本発明の壁画用印刷紙
を用い、これを壁画用下地を介して壁面に積層してなる
ため、例えば分割された複数の印刷紙を上下左右に貼り
合わせる場合に、印刷紙の有する適度な伸縮性により、
両隣りの紙の見当合わせに融通が利き、施工時の作業性
が良くなる。
また、壁面のひび割れや伸縮によるズレを壁画用下地に
よって逃がすことが出来るため、壁画の表面にその影響
が直接比でくるのを防止する。さらに、分割された複数
の印刷紙を貼り合わせる場合、天地方向においては天か
ら地へ貼り合わせていくことにより、観覧者から継ぎ目
の影がわからないようにすることが出来、また左右方向
においては中央から左右方向へ貼り合わせていくことに
より、伸縮によるズレを左右対称に逃がすことが出来る
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の壁画用印刷紙の構成を示す断面図であ
る。
本発明の壁画用印刷紙1に用いられる樹脂含浸紙2とし
ては例えばアクリル系樹脂含浸紙などが挙げられるが、
伸縮性を有し、強度、耐久性、印刷特性に優れているも
のであれば特に材質は限定されない。具体例を挙げると
、アクリル系樹脂含浸紙rFX 101−AP (バル
ブ53%、アクリル系樹脂30%、二酸化チタン7%、
その他10%)J(M輿入製)などがある。
樹脂含浸紙2の表面の印刷層3は任意の印刷方式によっ
て形成され、使用されるインキは耐久性等を考慮し、特
に耐光性インキであることが望ましい。
また樹脂含浸紙2の裏面には工業用澱粉糊などの接着剤
4を介して和紙5が積層される。使用される和紙は特に
限定されるものではないが、平滑性、白色性を有するな
どの点から、例えば美lI組(手漉和紙)等が適当であ
る。
また、接着剤4は工業用澱粉糊に酢ビ系接着剤を混合し
たものが、接着剤の接着強度を満足し、印刷紙の伸縮の
調整がし易く好適である。
本発明に係る壁画用印刷紙はこのように樹脂含浸紙2の
表面に所望の印刷を施し、裏打ちとして和紙5を接着剤
4を用いて積層したものであるが、この本発明に係る壁
画用印刷紙を壁画用下地を介して壁面に積層することに
よって壁画が作成される。本発明は特に分割された複数
の壁画用印刷紙を貼り合わせて大型壁画を作成するに好
適である。
壁画作成の具体的な施エエ稈の一例としては、(1)壁
面パネルの目地のパテ埋め (2〉壁面パネルの目地に目張りをする(3)下地貼り (4)下地貼りの上に見当線(墨線)を引く(5)施工 である。
上記(1)、(2)の工程は型面パネルの目地を平滑化
する為に行なうものである。
本発明において、上記(3)の下地貼りは和紙による浮
貼りが特に好ましい。具体的には壁面パネルに接着剤を
介して複数の和紙を上下左右隣接するもの同志その端部
が重合するように積層して第1の浮貼り層を形成し、該
第1の浮貼り層の上に接着剤を介して和紙を第1の浮貼
り層と 1/10〜1/2ピッチずらして積層して第2
の浮貼り層を形成する。第2図<a >は浮貼り1度目
(第1の浮貼り層)の状態を、同図(b)は浮貼り2度
目(第2の浮貼り層)の状態をそれぞれ示し、さらに第
3図はこれらを断面的に見た状態の図である。
図中、6は壁面パネル、7aは第1の浮貼り層を形成す
る和紙、7bは第2の浮貼り層を形成する和紙、8は工
業用澱粉糊等の接着剤である。
このような下地貼りを行なうことによって、壁面のひび
割れや伸縮によるズレを下地で逃がして、壁画の表面に
その影響が直接用われるのを防止することが出来る。ま
た、浮貼りを2重に行ない、かつ第1の浮貼りと第2の
浮貼りとを1/10 ヘー1/2ピッチずらすことによ
り、同じ場所に継ぎ目が来ないようにして全体の平滑性
を保つと共に下地の効果を十分に発揮せしめることが出
来る。
下地貼りに使用する和紙としては特に限定されるもので
はないが、強度、厚みがあり、色が木の色に近く、コス
トが安いなどの点から、例えば石州紙(手漉和紙)等が
適当である。
このような下地貼りの上に見当線として墨線を引いた後
、この見当線に合わせながら、分割された複数の壁画用
印刷紙を上下左右に順に貼り合わせて本発明に係る壁画
が作成される。第4図は、前述のようにして下地貼りさ
れた上に本発明の壁画用印刷紙1を接着剤9〈例えば工
業用澱粉糊など)を介して貼り合わせた状態の断面図で
ある。
なお、図中、符号10は壁面パネル6の目地理め用のパ
テを示している。前述の如く、本発明の壁画用印刷紙は
適度な伸縮性を有し、引っ張れば自由な方向に伸ばすこ
とができるので、施工時に両隣りの紙の見当合わせに融
通が利いて貼り合わせ作業がしやすい。また、複数の壁
画用印刷紙を貼り合わせる場合に、天地方向においては
、第5図に示すように天から地へ貼り合わせていけば、
観覧者から継ぎ目の影がわからないようにすることが出
来、左右方向においては、第6図に示すように中央から
左右方向に貼り合わせていくことにより、伸縮によるズ
レを左右対称に逃がすことが出来るので好ましい。さら
に全体の貼り方として、先に中央を縦に貼ってから、左
右に広げていく方法と、先ず上端を中央から左右に貼っ
てから、下方向に貼っていく方法とがあるが、これは壁
画の図柄等によっても異なり、−11ftには言えない
が、−殻内には例えば第7図に示すように中央を縦に貼
ってから、左右に広げていく貼り方が好ましい。
なお、第5図〜第7図において符号は貼り順を示してい
る。
[実施例] 以下、本発明の具体的実施例を示す。
1面800mmx 650++mの大ぎさで200面貼
り込み、全体で4.Om x26.Omの大きさとなる
壁画を作成した。印刷用紙にはアクリル系樹脂含浸紙F
X101−AP(■別人製2坪量780/l’>を使用
し、原稿の網掛け、拡大製版を行ない、オフセット方式
により原稿絵柄の印刷を行なった。印刷インキは耐性顔
料を含有する耐性インキを使用し、所定のエンボス加工
を行なった。また、印刷紙の裏打ちは、美濃紙(手漉和
紙)中厚口を使用し、接着剤として工業用澱粉糊(材質
・・・小麦澱粉及び加工澱粉)に酢ビ系接着剤を混合し
l=ものを用いて行なった。
一方、壁面パネル(ベニヤ板)の継ぎ目地にパテを埋め
込んで平滑化し、このパネル上に、30cmx 3 Q
 cmの石州紙(手漉和紙)厚目による浮貼りを2度行
ない、下地調整を行なった。
次いで、下地貼りの上にパネルの寸法に対して見当線を
割り付け、この見当線に合わせながら、200面の印w
A紙を縦5面、横40面に第7図に示したような貼り順
で順次貼り合わせた。
完成した壁画は用紙やパネル等の伸縮によるズレなどは
一切発生せず、耐湿性、耐光性を備えていた。
[発明の効果1 以上詳細に説明したように、本発明の壁画用印刷紙によ
れば、樹脂含浸紙の表面に印刷層を、裏面に和紙をそれ
ぞれ積層してなるため、施工上、必要とされる適度な伸
縮性と、壁画として必要な十分なる強度、耐久性とを兼
ね備えることが出来る。
また、本発明の壁画用印刷紙を用いた壁画は、印刷紙が
適度な伸縮性を有しているため、分割された複数の印刷
紙を上下左右に貼り合わせて大型壁画を作成する場合に
、両隣りの紙の見当合わせに融通が利いて、施工時の作
業性が向上する。従って大型壁画であっても容易に作成
出来る。また、壁面パネルや用紙の伸縮によるズレを壁
画用下地によって逃がすことが出来るため、壁画の表面
にその影響が直接出てくるのを防止でき、耐湿性に優れ
た壁画となる。
さらに、分割された複数の印刷紙を貼り合わせる場合、
天地方向においては天から地へ貼り合わせていくことに
より、観覧者から継ぎ目の影がわからないようにするこ
とが出来、また左右方向においては中央から左右方向へ
貼り合わせていくことにより、伸縮によるズレを左右対
称に逃がすことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の壁画用印刷紙の構成を示す断面図、第
2図(a )は浮貼り1度目の状態を示す平面図、同図
(b )は浮貼り2度目の状態を示す平面図、第3図は
浮貼り2度目の状態を示す断面図、第4図は下地貼りし
た壁面パネル上に本発明の壁画用印刷紙を積層した状態
を示す断面図、第5図は天地方向における印刷紙の好ま
しい貼り順を示す図、第6図は左右方向における印刷紙
の好ましい貼り順を示す図、第7図はパネル全面におけ
る印刷紙の好ましい貼り順を示す図である。 1・・・壁画用印刷紙 2・・・樹脂含浸紙 3・・・印刷層 4.8.9・・・接着剤 5.7a、7b・・・和紙 6・・・壁面パネル 10・・・パテ 第1図 第2図 (0) (bン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に印刷層を有する樹脂含浸紙の裏面に接着剤
    を介して和紙を積層してなることを特徴とする壁画用印
    刷紙。
  2. (2)表面に印刷層を有する樹脂含浸紙の裏面に接着剤
    を介して和紙が積層された壁画用印刷紙を壁画用下地を
    介して壁面に積層してなることを特徴とする壁画。
  3. (3)前記壁画用下地が、壁面に接着剤を介して複数の
    和紙を上下左右隣接するもの同志その瑞部が重合するよ
    うに積層した第1の浮貼り層と、該第1の浮貼り層の上
    に接着剤を介して和紙を該第1の浮貼り層と1/10〜
    1/2ピッチずらして積層した第2の浮貼り層とからな
    る請求項2記載の壁画。
  4. (4)分割された複数の壁画用印刷紙を、貼り合わせて
    積層するに際し、天地方向においては天から地へ、左右
    方向においては中央から左右方向へそれぞれ順に積層し
    てなる請求項2記載の壁画。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58163797A (ja) * 1982-03-15 1983-09-28 凸版印刷株式会社 化粧紙
JPS58208486A (ja) * 1982-05-25 1983-12-05 澤田 多茂治 壁紙
JPS62145000U (ja) * 1986-03-03 1987-09-12

Patent Citations (3)

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