JPH03260101A - ストッキング - Google Patents

ストッキング

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JPH03260101A
JPH03260101A JP5474090A JP5474090A JPH03260101A JP H03260101 A JPH03260101 A JP H03260101A JP 5474090 A JP5474090 A JP 5474090A JP 5474090 A JP5474090 A JP 5474090A JP H03260101 A JPH03260101 A JP H03260101A
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JP
Japan
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yarn
polyurethane
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composite
polyamide
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JP5474090A
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English (en)
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Isao Matsutani
勲 松谷
Akio Yoshida
昭雄 吉田
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、柔らかく良好な伸縮性能を有するとともに締
付は効果が大であって、且つ着用感及び透明性に優れた
ストッキングに関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、ストッキング用の原糸としては、伸縮性の良
好な熱可塑性合成繊維の嵩高捲縮加工糸。
強撚トルク糸等が用いられてきた。
また、近年では、シングルカバードヤーン(SCY)、
あるいはダブルカバードヤーン(DCY)と呼ばれるス
トッキング用原糸が多用されている。これは、ポリウレ
タン弾性糸のフィラメント糸を芯にし、その上にナイロ
ンフィラメント糸をカバリソゲしたものであって、伸長
弾性回復力に極めて優れ、このような糸を用いたストッ
キングは一般に“サポートタイプ′と呼ばれて市場に多
く出回っている。
そして、最近は特に締付は力の大なるストッキングが、
脚を美しく見せるとともt二側の疲れを緩和する効果を
奏するものとして市販されできている。これは、70デ
ニール、極端なものは140デニールの太いポリウレタ
ン弾性糸にナイロンフィラメント糸をカバリングしたカ
バードヤーンを用いたものであって、従来にない締付は
強力を発揮せしめたものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述の如くポリウレタン弾性糸を芯糸と
するカバードヤーンを用いたストッキングは強力な締付
は効果のみを狙ったものであって、風合が硬く、極端に
きつい感じを与えるものであった。
また、締付は強力を強くしようとしてポリウレタン弾性
糸を太くすればするほど透明感が劣り、やぼったいイメ
ージとなることを免れなかった。
更に、ポリウレタン弾性糸の使用量が増えるとその分だ
け耐摩耗強度が弱くなり、ポリウレタンが表面に目をむ
いたり、洗濯により編地が伸びきって復帰しなくなった
りというような問題も引き起こされた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって
、充分な伸縮性と締付は強力を有するとともに着用時の
風合が柔らかく、且つ透明感に優れたストッキングの提
供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明のスト、キングは次
のような構成をとっているや即ち、繊度が5ケ5QT二
たルのポリウレタン弾性糸に、ポリアミド成分とポリウ
レタン成分との2Fli分のポなることを要旨とするも
のである。
また、上記の複合糸としては、単一フィラメントの横断
面においてポリアミドe成分中にポリウレタン芯成分を
偏心状ζこ配置せしめてなり、このポリウレタン芯成分
が前記ポリアミド@成分の薄肉部を1ifi11するネ
ック部によって均一に繊維表面に露出しているものを用
いることが好ましい。
〔作用〕
このような構成をとることによって、ポリウレタン弾性
糸の締付は力と複合糸の伸縮性能とがパワーアンプの相
乗効果を奏し、ポリウレタン弾性糸を極端に太くするこ
となく強い締付I−)強力が得られる。然して編地の透
明性が損われることなく、更には耐摩耗強度の強いスト
ッキングとなるのである。
また、複合糸が柔らかな伸縮性を備えるため、ポリウレ
タン弾性糸自体の硬い感しが編地ムこあら:y)、+す
ることなく、ソフトで穿き心地の良い風合が得らねる。
(実施例) 以下、本発明に係るストッキングの実施例を図面に基づ
き説明する。本発明でいうストッキングとは、膝上まで
のオーバーニーストンキング、太腿部仁根までのフルレ
ングスストッキング、及びバンチ一部とストッキング部
とを一体にしたパンティストンキングのすべてを含むも
のである。
第1図は、本発明の一実施例としてのパンティスト・ノ
キングを示している。このパンティストンキング(P)
  は、通常の如く、パンティ部(]〉、レッグ部(2
)及びフート部(3)の3部位よりIN威され、パンキ
イ部(1)  はウーリーナイロンやボリウレタユ・カ
バードヤーン等から適宜選択された原糸で、伸縮性を有
する編組織に編成されている。
そして、レッグ部(2)及びツーを部(3)は、第2図
に示すように、ダブルカバー[゛ヤーン(4)とナイロ
ンフィラメント糸(5ン  とを用いて]、1スパイラ
ルメフンユ組織に交編した編地となっている。
このダブルカバードヤーン(4)は、第3図に示す如く
ポリウレタン弾性糸(6)を芯糸とし、こねに複合糸(
7)をダブルカバリングしてなるものである。
本発明でいう複合糸(7)とは、ボJ、+ 7ミト成分
とポリウレタン成分との2底分のポリマーを別々に供給
し、紡出時に両者を貼り合わせてなる、いわゆるコンジ
ュゲートヤーンである。本実施例では、特に優れた捲縮
性能及び耐摩耗性を有する第4図に示すような複合糸(
7)を用いている。
この複合糸(7)は、ボリア壽ド鞘成分A中にポリウレ
タン芯成分Bが適度な接合比率をもって適度な偏心関係
に配置されており、該ポリウレタン芯成分が上記ポリア
ミド鞘成分の最薄内部Cを貫通ずるネック部りによって
均一に繊維表面に露出した構成となっている。このネッ
ク部りの繊維表面露出幅は、繊維周長の約2〜25%、
好ましくは3〜15%の範囲内とすることにより実質的
に均一となる。即ち、露出幅が上記範囲より小さ過ぎる
と捲縮性が不足し、また大き過ぎると膠着の弊害、2I
Ii分の剥離による耐摩耗性の低下が現れる傾向がある
ため好ましくない。
また、ポリアミド成分とポリウレタン成分の接合比率は
容積比で好ましくは40/60〜80/20、更に好ま
しくは45155〜70/30であり、この範囲で良好
なpI!縮特性が得られる。
本発明に適用されるポリアミドはポリ−ε−カブラミド
およびそれに80モル%以下の共重合成分を含んでなる
共重合体が好ましい。もちろん、ポリヘキサメチレンア
ジパミドその他公知のポリアミド、その共重合体、混合
体等も通用可能である。
また、本発明に好適なポリウレタンは、ショアー硬度六
の測定規格JIS  K−6801に従つて測定した硬
度が90〜100の熱可塑性ポリウレタン弾性体であり
、例えばポリエステル系ポリウレタン、ポリカプロラク
トン系ポリウレタンポリカーボネート系ポリウレタンな
どが挙げられる。この硬度が90未満のポリウレタンは
、ポリアミドとの熔融粘度の均衡がとりに<<(安定紡
糸しに<<)、一方、硬度が100を超えるポリウレタ
ンは、弾性回復率に劣る傾向がある。更に、2成分同士
の膠着の抑制の点でより好ましいポリウレタンは、ポリ
カーボネート系ポリウレタンであり、最も好ましくはソ
フトセグメントがポリカーボネート/ポリエステル系ポ
リウレタン(2成分の混合重量比率8/2〜4/6)で
ある。
このような複合糸(7)は、第5図に示すような口金装
置を用いて製造することができる。即ち、熔融ポリアミ
ド成分はポリアミド誘導4(8)より供給され、導管(
9)を経て紡糸口金オリフィス(10)より押し出され
る。一方、熔融ポリウレタン成分はポリウレタン誘導溝
(11)より供給され、圧入バイブ(12)によって導
管(9)内へ注入される。
この注入パイプ(12)は傾斜して斜め上方より導管(
9)内へ貫入突出し、オリフィス(10)の直前に開口
する。注入パイプ(12)の内径は複合糸(7)の両成
分接合比率に応して、導管内径の30〜80%の範囲に
定める。また、得られる複合糸(7)に良好な捲縮性能
を付与するためポリウレタン成分の適宜な偏心度を得る
には、注入パイプ(12)の突出長並びに傾斜角度は、
該パイプ(12)の水平面に対する投影図形において、
パイプ先端内周上縁が導管(9)の直径の約1/2〜3
/4の距離まで達し、パイプ先端内周下縁の突出長さが
導管(9)の直径の約2〜20%となるよう、適宜に選
定することが好ましい。
然して、上記の方法において最も肝要な要点は、注入パ
イプ(12)の導管(9)内へ突出した部分の下面全長
にわたって該パイプ(12)の長軸方向に延びるスリ7
)(13)を刻設したことにある。ここで下面とは、パ
イプの中心軸を通る垂直面を含む下方母線に沿った部分
をいう、このスリット(13)の位置が下面かちずれる
と、スリット(13)により形成されるネック部りの配
置がポリアミド成分の最薄内部Cから外れるため、得ら
れる複合糸の捲縮特性が低下する虞れがある。またスリ
ット(13)の幅は導管(9)の円周の約0.2〜10
.0%であることが好ましい。即ち、幅が0.2%を下
回ると目的とする複合形態が得られず、完全芯鞘型のも
のとなることがある。またl000%を上回ると、得ら
れた繊維の表面にポリウレタン成分が露出し過ぎて、サ
イドバイサイド型複合糸の欠点である耐摩耗性が悪く、
巻き取った未延伸糸の膠着が激しくなる弊害が現れるか
ら避けることが好ましい。
このような圧入バイブ(12〉を適用することにより、
ポリウレタン成分は適度な接合比率と偏心度をもって導
管(9)内を流れるポリアミド成分と合体すると共に、
前記スリット〈13)より導管(9)の壁面に沿って垂
直に流下するポリウレタン成分はポリアミド成分の薄層
部分に介挿された状態でオリフィス(10)より紡出さ
れ複合糸が形成される。
この際、前記注入パイプ(12)の突出部分の開口部を
オリフィス直前に位置せしめたから、両成分の関係配置
は実質的に乱れる事なく紡出フィラメントL:まで維持
される。
また、上記オリフィスの形状は、真直くの筒状でもよい
が、応力緩和作用による二−イング(紡出直後の吐出ポ
リマーの屈曲現象)の軽減並びにポリマー分解生成物の
オリフィス口縁部への付着lこよる糸切れの防止等の観
点からは、第5図に示すように先広がりのラッパ状(1
4)に形状することが好ましい。
また、この方法に適用するポリアミド威勢は95.7%
硫酸中1%の濃度で測定した相対粘度が2、0〜2.6
の範囲にあり、一方ポリウレタンはフローテスターを用
いて210℃で測定して20.000〜so、oooボ
イズの熔融粘度を有することが好ましい。この範囲を外
れて粘度差が縮小すると良好な捲縮特性が保証されず、
また、粘度差が大きすぎると前記二−イング現象のため
、安定に紡糸出来なくなる虞れがある。
紡出糸条は常法に従って冷却固化後ボビンに巻き取り、
次いで巻き取った未延伸糸を適当な延伸倍率で延伸し、
更に熱処理等を施して、バーンあるいはチーズ状に巻き
取る方法、あるいは、熔融紡糸、冷却後、−旦巻き取る
事なく、直接延伸あるいは、熱処理をする方法をとって
もよい。
然して、上述の注入パイプ(12)を用いてネック部り
を形状させたために、ネック部りの形状、#I出幅は均
一となり、温度条件その他の影響による変動は極めて小
さく、同一フィラメント内はもちろん同一仕様のロフト
内における露出幅の変動は標準偏差が2.0%以下、好
ましい態様においては1.6%以下に抑えられる。これ
により、未延伸糸の均一性と膠着減少をもたらし、スト
ッキングの編立性が改善され、編地の緯段などの欠点が
大幅に減少して品位の優れた編地が得られるストッキン
グ用原糸となるのである。
次に、上述の方法で実際に複合糸を製造して、その物性
を測定した。
まず、相対粘度が2.35の6−ナイロンと、220℃
で測定した熔融粘度が32.000ボイズ、ショアーA
硬度が95のポリカーボネート系ポリウレタンを別々に
熔融し、次いで、容量比率50:50に別々に計量した
後、235℃に加熱した第5図に示すような複合紡糸口
金にて55d/2fの未延伸糸を巻取速度500m/分
で複合紡糸した。その際使用した複合紡糸口金は、導管
(9)導管(9)とポリウレタン注入パイプ(12)と
のなす角度は35″とし、パイプ(12)の先端内周下
縁と導管内壁との距wi(第5図のα)を0.16mm
とした。また、注入パイプ下部のスリ、トの長さ(第5
図のβ)は0.4 m mとし、下記スリット幅の3g
mの複合紡糸口金を用いた。
スリット幅(mm): 0.02 0.10 0.50 次いで、巻取った3種類の未延伸糸を、延伸〜弛緩熟処
理しで、I 7 d/2 fの3種類の複合糸Y、、Y
、、Y、を得た。
これら3種類の複合糸Y、、Y、、’lの物性の測定結
果を第1表に示す。尚、夫々の測定方法は以下の通りと
した。
即ち、糸を太さ約1.000デニール、長さ約50cm
0カセ状にし、10 g/dの荷重をかけ、この長さを
原長10とする。次に1gの荷重をかけ、沸騰水中で1
0分間捲縮発現処理を行い、昼夜放W後、1gの荷重を
つけたまま長さく1.〉を測定する。
収縮率は、下記(1)式に従い算出される。
収縮率(X) = <lo  j!+)/ 1o x 
I 00   (1)伸長率は、同様にカセ状にした試
料に250mgの荷重を付け、沸騰水中で10分間処理
し、−昼夜放W後、原長(12)を測定し、更に10g
/dの荷重をかけ、その長さ(13)を測定することに
より下記(2)弐から算出される。
伸長率(χ)  = (j!s−/、)/7!、 X1
00   (2>耐摩耗性は、延伸〜弛緩熱処理後の繊
維を丸編みし、1kgの荷重にて連続的に摩耗を繰り返
し、その後の編地表面の2戒分の刷動を顕微鏡にて観察
して評価した。
また、この複合糸を、通常の40のチューブラ−41g
11(針数400本)を用いて600rpm(7)回転
数で編立てた後、熱水中にて弛緩熱処理して捲縮を発現
させた丸編の緯段欠点を観察して評価した。
□ この第1表をみれば、上述の方法で得た複合糸が、露出
部の幅が繊維外周の10%以内であって多種多様な複合
糸の中でもその捲縮性及び耐摩耗性が共に優れたもので
あることが確認され、また編地の品位も良いことから、
ストッキングの原糸として好適なものであることが明ら
かになる。
然して、このような複合糸(7)をカバリング糸として
用いることにより、芯糸であるポリウレタン弾性糸(6
)の繊度を極端に太くせずに充分な締付は強力を得るこ
とができる。従って、編地の風合が硬くなることなくソ
フトであって、且つ透明感が損われることもない。
また、芯糸として用いるポリウレタン弾性糸(6)の繊
度は5〜50デニール、好ましくは20〜40デニール
とする。即ち、これが5デニールよりも細いとポリウレ
タン弾性糸(6)の特徴である締付はパワーが充分に発
揮されず、逆に50デニールよりも太いとポリウレタン
弾性糸(6)の硬さが編地の風合を低下せしめるととも
に透明性も劣り見た目が悪くなるためいずれも不適であ
る。また、芯糸が細過ぎても大過ぎてもカバリング工程
における操業性の点で問題があり、品質不良の問題も発
生し易いため、上記の範囲内の繊度とするのである。
そして、上記ポリウレタン弾性糸(6)を被覆するカバ
リング糸に用いる複合糸(7)は、総繊度が5〜30デ
ニール、フィラメント構成本数が1〜10本の範囲内の
ものとすることが好ましい、即ち、この範囲を外れると
、耐久性が不充分となるか、あるいはこれをカバリング
することにより透明性が損われるかのいずれかの欠点を
有するものとなり好ましくないためである。
また、このカバードヤーンは、要求される締付は力等に
よってシングルカバードヤーンとすることもできる。即
ち、糸の太さ等の他の条件をすべて同一とした場合、シ
ングルカバードヤーンとするかダブルカバードヤーンと
するかによって締付は強力に変化をもたせることができ
るのである。
然して、上述のカバードヤーンは全コースに用いてもよ
く、また1〜数コース毎に他の繊維と交編するようにし
てもよい、但し、これを全コースに用いた場合にはポリ
ウレタン弾性糸として若干細めのものを用いるようにし
、且つカバリング糸の方の繊度もそれに合わせて設定す
ることにより、締付は力が強く、きつくなりすぎないよ
うに、且つ透明感が損われないようにする。また、他の
繊維と交編する場合は通常のナイロンフィラメント糸を
用いるか、あるいはカバリング糸として用いた複合糸と
同しものを用いてもよい、即ち、交編糸にも同しく複合
糸を用いると、カバードヤーンの締付はパワーと複合糸
の伸縮性能との相乗効果でより一層効果的なサポート効
果が得られ、且つ透明感及び風合も良好なものとなるの
である。また、交!&ll織については、1:1の比率
で交編することが好ましい、これは、編地面の美しさを
考慮したためであって、両原糸の特性がアンバランスに
編地面に現出することを避けるためである。
尚、編組織は、第6図に示す如くカバードヤーン(4)
とナイロンフィラメント糸〔5)等の交編糸とを1コー
ス毎交互に用いて通常のブレーン編としてもよいが、前
記実施例のスパイラルメツシュ組織とすると、カバード
ヤーンの特性が好適に作用し、且つ透明性にも優れたも
のが得られる。
然して、40dのポリウレタン弾性糸に17d/Ifの
複合糸をダブルカバリングしたカバードヤーンと、30
 d/3 fのナイロンフィラメント糸とを用い、40
1[でレッグ部及びフート部を前述のl:1スパイラル
メツシユ&Il織に編成したパンティストッキングA、
及び上記のカバードヤーンと20 d/2 fの複合糸
とを1:1ブレ一ン編組織に編成したパンティストッキ
ングBを得た。
このとき、複合糸としては前述のものの中から注入パイ
プのスリット幅をQ、 l m mとしたものを用いた
また、比較例として、上記40dのポリウレタン弾性糸
に13 d15 fのナイロンフィラメント糸をダブル
カバリングしたカバードヤーンと、上記30d/3fの
ナイロンフィラメント糸とを1:1スパイラルメツシュ
組織に編成したもの(比較例A)、70dのポリウレタ
ン弾性糸に15d/7fのナイロンフィラメント糸をダ
ブルカッくリングしたカバードヤーンと、上記30 d
/3 fのナイロンフィラメント糸とを1=1スパイラ
ルメツシュ組織に&I威したもの(比較例B)を作り、
上記2つの実施別品とともに30名による着用テストを
行った。その評価をまとめたものを第2表に示す。
(以(ぞ白) この表をみれli、本発明に係るストッキングが、極太
のポリウレタン弾性糸を用いたものと同程度の締付は力
を有しながら風合は柔らかく、且つ透明感も損われるこ
となく見た目も美しいストッキングであることが明らか
になる。
また、これらのストッキングを洗濯用ネットに入れて洗
濯機で洗濯した後、約6時間着用し、再度洗濯するとい
うサイクルを3サイクル繰り返したところ、比較例のも
のに比べ実施例のものは復帰力に優れ、繰返し洗濯後も
元弁法を確実に維持するものであった。
〔発明の効果〕 以上述べた通り、本発明のストッキングは、ポリウレタ
ン弾性糸を極端に太くすることなく充分な締付は効果が
得られるものである。即ち、ポリウレタン弾性糸に複合
糸をカバリングすることで、複合糸のもつ自己接縮特性
が相乗効果を発揮し、大幅なパワーアップが可能となる
のである。従って編地の透明性が損われることなく、外
観もすっきりと美iなものとなる。
そして、ポリウレタン弾性糸特有の硬い感しか複合糸の
柔らかな伸縮性によって緩和されるため、充分な締付は
力を発揮しながらも編地の風合はソフトで着用感が良い
というように、通常は相反する長所を兼ね備えたストッ
キングとなるのである。
更に、極端に太いポリウレタン弾性糸を用いる場合に比
べて耐摩耗強度が強くなるのみならず安定した製造が可
能となり、品質向上という点でも極めて効果の高いもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のストッキングの一実施例を示す正面図
、第2図はそのwAMi織説明図、第3図は同実施例に
用いたカバードヤーンの説明図、第4図は同実施例に用
いた複合糸の説明図、第5図は第4図に示した複合糸の
製造に用いる紡糸口金装置の垂直断面概要図、第6図は
編組織の他の実施例の説明図である。 (1)・・・パンティffl、(2)・・・レノク部、
(3)・・・フート部、   (4)・・・カバードヤ
ーン、(5)・・・ナイロンフィラメント糸、(6)・
・・ポリウレタン弾性糸、 (7)・・・複合糸、 (P)  ・・・パンティストッキング、A・・・ポリ
アミド成分、  B・・・ポリウレタン成分、C・・・
薄肉部、      D・・・ネンク部。 第1E 第2m 第 3 図 第 図 第 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊度が5〜50デニールのポリウレタン弾性糸(
    6)に、ポリアミド成分とポリウレタン成分との2成分
    のポリマーで構成された複合糸(7)をカバリングした
    カバードヤーンを、全コースまたは数コース毎に用いて
    編成してなることを特徴とするストッキング。
  2. (2)請求項1記載の複合糸(7)が、単一フィラメン
    トの横断面においてポリアミド鞘成分中にポリウレタン
    芯成分を偏心状に配置せしめてなり、このポリウレタン
    芯成分が前記ポリアミド鞘成分の薄肉部を貫通するネッ
    ク部によって均一に繊維表面に露出しているストッキン
    グ。
JP5474090A 1989-10-27 1990-03-05 ストッキング Pending JPH03260101A (ja)

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JP5474090A JPH03260101A (ja) 1990-03-05 1990-03-05 ストッキング
IT02191190A IT1245644B (it) 1989-10-27 1990-10-29 Calze_tessute a maglia con filo autoincrespabile

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999029942A1 (fr) * 1997-12-05 1999-06-17 Sukaraa Haitatti Co., Ltd. Fil elastique guipe, son procede de fabrication et produit en fibres forme du fil elastique guipe

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS626013A (ja) * 1985-07-02 1987-01-13 Bridgestone Corp ゴム堰の修理方法

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