JPH0325947Y2 - - Google Patents

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JPH0325947Y2
JPH0325947Y2 JP9858686U JP9858686U JPH0325947Y2 JP H0325947 Y2 JPH0325947 Y2 JP H0325947Y2 JP 9858686 U JP9858686 U JP 9858686U JP 9858686 U JP9858686 U JP 9858686U JP H0325947 Y2 JPH0325947 Y2 JP H0325947Y2
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JP
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layer resin
skin
resin material
runner
core layer
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業分野〕 本考案は射出成形機、特に成形品の中心層をコ
ア層樹脂材料とし、その周辺であつて成形品の表
面層をスキン層樹脂材料としコア層樹脂をスキン
層樹脂でサンドイツチ状に成形する所謂サンドイ
ツチ成形の成形機に関する。
〔従来技術〕
本考案に係るサンドイツチ成形は物理的強度と
外表面の外観及び摺動性の向上を併せ持つ特性を
有し、用途例としてレンズ鏡筒の鏡筒部材の樹脂
成形として好適である。
レンズ鏡筒の構成としてレンズ、レンズ保持
枠、固定筒、中間筒、操作環等を有し操作環の光
軸まわり回転操作によつて中間筒を介してレンズ
保持枠を光軸平行方向に移動制御する構成が多く
知られている。又、中間筒の構成としては操作環
の光軸まわり回転力をレンズ保持枠の光軸平行移
動に変換するため内・外周にヘリコイド部を設け
るヘリコイド筒としたものが知られている。レン
ズ鏡筒の場合、材料を金属材料例えばアルミニウ
ムAl、真鍮Bs等を採用すると強度に優れ、寸法
精度が高い等の物理的優位性の反面、重い、切削
加工によるコスト高、生産性向上の限界等の問題
点も多くあり、金属材料に代つて樹脂材料による
射出成形加工が行なわれている。ヘリコイド筒の
好適な樹脂材料の1つとしてポリカーボネイト、
ABS、ポリブチレン・テレフタレート・(PBT)、
変性ポリフエニレン、オキサイト、ポリアセター
ル等が知られており、更に機械的強度を補強する
意味でガラスフアイバーやカーボンフアバーを混
入した樹脂材料が用いられている。
前述のガラスフアイバー入りポリカーボネイト
材料は従来に比べコスト低減、高精度保障、機械
的強度保障されたヘリコイド筒を得ることができ
るが、ヘリコイド筒の内・外周面にガラスフアイ
バーが露出し、これによつてヘリコイド筒の内・
外嵌合筒と摺動・螺合する際摺動性に今一歩の向
上を要求される等の問題点が残る。
上記の問題解決の1つとして筒部材を積層構造
とすることにより行なうことができる。例えば、
特公昭50−28464号公報明細書に記載されている
様なサンドイツチ成形(以下SW成形と称する。)
を用い、ヘリコイド筒を成形する金型の空隙内に
先ず、ヘイコイド通の表面層を形成するガラスフ
アイバーの混入しない摺動性に優れた樹脂材料を
注入し、次に芯を形成するガラスフアイバー混入
樹脂材料を注入することにより表面層は滑らかな
樹脂とし、芯に機械的強度の大きい樹脂として前
述の問題を解決し得たヘリコイド筒を得られる。
〔サンドイツチ成形の問題点〕
第3図は前述レンズ鏡筒内のヘリコイド筒のサ
ンドイツチ成形に係る要部断面図を示し、成形品
中央部のハツチング部はコア層樹脂部を示し、コ
ア層樹脂部の外側(成形品外表面の白抜き部)は
スキン層樹脂部である。
図において1aはヘリコイド筒1の筒部、1b
はヘリコイド部を示す。
前記ヘリコイド部はレンズ鏡筒内の固定筒・レ
ンズ保持筒等の間に嵌装され操作部材の操作力を
受けて光軸まわりに回転しレンズ保持筒を光軸平
行方向に動かしてフオーカス作用又はズーミング
作用を行なう。
前述ヘリコイド筒をサンドイツチ成形するに当
つて第4図に示す成形機を用いる。
スキン層樹脂は第1の射出シリンダー1Aから
又、コア層樹脂は第2の射出シリンダー1Bから
それぞれ射出され、スキン層樹脂Aはスキン用ス
プルー2a、スキン用ランナー2b、共通ランナ
ー2cを通つてゲート2dから金型のキヤビテイ
ーCに射出される。
コア層樹脂Bはコア用スプルー2e、共通ラン
ナー2c、ゲート2dを通つてキヤビテイー内に
射出される。
初めに所定量のスキン層樹脂をキヤビテイー内
に射出し次にコア層樹脂を射出するのであるが、
スキン用ランナー2bとコア用スプルー2eとの
合流点2fにコア層樹脂が差し掛かるとコア層樹
脂の射出圧力がスキン層樹脂の射出圧力より高い
ためコア層樹脂Bの一部がスキン用ランナー2b
の方に侵入する。コア層樹脂Bの一部がスキン用
ランナー2b内に入ることによりランナー2cを
流れるコア層樹脂Bの流動軸線の中心は第3図b
に示すようにランナー2cの中心P1から点P2(2
b側)に偏心(h)することになり、更に、ゲー
ト2dを通つて流れる為、キヤビテイーの図示左
側方向の部分のコア層樹脂は不足することにな
る。
その結果、ヘリコイド筒1の先端の一部はサン
ドイツチ成形とならず強度的に他のサンドイツチ
成形に比し弱くなる部分が生じることになる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前述のようにスキン用ランナーとコア
用スプルーの合流点2において、コア層樹脂Bが
スキン用ランナー2内に侵入することによるコア
層樹脂の偏心による不均一充填を防ぎキヤビテイ
ー内全周を均一にサンドイツチ成形出来る様にす
るためにスキン層樹脂材料の通るスキン用ランナ
ーとコア層樹脂材料の通るコアスプルーの合流点
であつて、スキン用ランナーの延長線上にスキン
層樹脂材料を射出後のコア層樹脂材料の射出の際
にスキン用ランナー方向へのコア層樹脂材料の流
入と同じ程度の樹脂が流入するための樹脂溜り部
をもうけることにより前述問題を解決した。
〔実施例の説明〕
第1図、第2図a,bは本考案の実施例を示
す。
図において第3図と同一符号は同一機能の部
品、部材を示す。
第2図aにおいて、スキン用ランナー2bとコ
ア用スプルー2eとの合流点2fに、コア層樹脂
Bの流れる流動軸線方向と垂直方向に樹脂滞留部
2gを設ける。
該樹脂滞留部2gは第1図示のように軸線のま
わり全周に設けてもよく、又、スキン用ランナー
2bの対向位置に設けてもよい。
第4図の成形機において、不図示第1射出シリ
ンダーからスキン層樹脂材料を射出すると射出さ
れた樹脂はスキン用スプルー2a、スキン用ラン
ナー2b、共通ランナー2cを経てゲート2dを
通つてキヤビテイー内に射出される。スキン層樹
脂の射出終了後、コア層樹脂を不図示第2射出シ
リンダーから射出し、コア層樹脂はコア用スプル
ーを通つて前述合流点2fに達するのであるが、
合流点2fに達したコア層樹脂は合流点2fを過
ぎる際に、コア層樹脂bの一部は前記合流点2f
から前記樹脂滞留部2gに入る。このコア層樹脂
Bが樹脂滞留部2gに入ることによりコア層樹脂
Bのランナー2cに向けて流れる流動軸線はラン
ナーの断面中心から偏心することがなくなり、第
2図a,bに示すようにコア層樹脂はキヤビテイ
ー内に全周均等に射出されることになる。
〔考案の効果〕
以上本考案に依ればサンドイツチ成形の際のサ
ンドイツチ成形にならない部分の解消ができ、円
筒形状成形体として全体に均一のサンドイツチ成
形を施すことができるので、強度的に均一化した
成形品を得ることができた。特に本実施例に挙げ
た様な光学部品のレンズ鏡筒の如く部品全体の均
一強度を要求する成形品には好適な成形機を得る
ことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図a,bは本考案実施例を示し、
第1図は成形品1と各ランナー部を示し、第2図
aは成形機の要部説明図、第2図bは第2図aの
A1−A2方向の断面図。第3図aは問題点を含む
成形機の要部説明図。第3図bは第3図aのB1
−B2方向の断面図。第4図は本考案成形機の装
置図。 2a……スキン用スプルー、2b……スキン用
ランナー、2c……共通ランナー、2d……ゲー
ト、2e……コア用スプルー、2f……合流点、
2g……コア層樹脂滞留部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 成形品の中心部をコア層樹脂材料、表面層をス
    キン層樹脂材料としてコア層樹脂材料をスキン層
    樹脂材料でサンドイツチ状に成形する射出成形機
    において、スキン層樹脂材料の通るスキン用ラン
    ナーとコア層樹脂材料の通るコアスプルーの合流
    点であつて、スキン用ランナーの延長線上にスキ
    ン層樹脂材料を射出後のコア層樹脂材料の射出の
    際にスキン用ランナー方向へのコア層樹脂材料の
    流入と同じ程度の樹脂が流入するための樹脂溜り
    部を設けたことを特徴とする射出成形機。
JP9858686U 1986-03-20 1986-06-26 Expired JPH0325947Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9858686U JPH0325947Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26
US07/246,613 US4840553A (en) 1986-03-20 1988-09-20 Metal mold structure for molding multi-layer resin

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9858686U JPH0325947Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS636820U JPS636820U (ja) 1988-01-18
JPH0325947Y2 true JPH0325947Y2 (ja) 1991-06-05

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ID=30966659

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