JPH03259111A - ソフトコンタクトレンズの染色方法及び製造方法 - Google Patents

ソフトコンタクトレンズの染色方法及び製造方法

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JPH03259111A
JPH03259111A JP5766390A JP5766390A JPH03259111A JP H03259111 A JPH03259111 A JP H03259111A JP 5766390 A JP5766390 A JP 5766390A JP 5766390 A JP5766390 A JP 5766390A JP H03259111 A JPH03259111 A JP H03259111A
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contact lens
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児島 忠雄
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片桐 寛司
Junji Kawashima
川嶋 淳史
Takao Mogami
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ソフト・コンタクトレンズの一部あるいは全
部を着色するソフトコンタクトレンズの染色方法に関す
る。
[従来の技術] コンタクトレンズを着色することは、強い紫外線からの
眼の保護あるいは紫外線の下゛Cの眩惑防止、落どした
時の発見の容易さ、商品イメージの向に等の為に有効で
ある。
また、一部分着色してソフトコンタクトレンズに文字、
記号等を付与することはレンズの表裏判別、左右のlメ
ンズの区別等の為に有効′Cある。
従来、着色し5たコンタク[・レンズを得る方法とし、
ては、 (1)特開昭4511−6939号公報等に開
示されCいるように染料または顔料を単量体中に溶解も
し2くは分散させた後、重合させて着色コンタクトレン
ズを得る方法、 (2)特開昭63−50581号公報
に開示されでいるような油溶性の染料を有機溶媒中に溶
解し1おき、この染色溶液中にコンタクトレンズを浸漬
して、その表面ないしは内部まで染色する方法、 (3
)特公昭53−2692号公報に開示されているように
コンタクトレンズ表面に着色層を印刷またはコーティン
グして着色コンタクトレンズを得る方法、 (4)特公
昭59−39553号公報や染料便覧(有機合成化学協
会編、丸善(1970)、112べ−ジ)等に開示され
ているようにバット染料を用いて着色コンタクトレンズ
を得る方法、また、 (5)特開昭58−46319号
公報に開示されているようにコンタクトレンズ基材中の
水酸基、アミノ基、アミド基等と共有結合する反応染料
を用いて着色コンタクトレンズを得る方法などが利用さ
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記(1)及び(2)の方法によって得
られるコンタクトレンズは、使用中に染料が溶出し、変
色あるいは退色する傾向があり、特にコンタクトレンズ
の煮沸消毒処理が必要な含水ソフトコンタクトレンズの
場合には、消毒処理時に染料が溶出し退色する欠点があ
る。また、前記(3)の)j法は使用中にレンズ表面の
印刷層またはコーティング層が剥がれるという欠点があ
る。
また、前記(4)の方法は、例えば特公昭59−395
53号公報に開示されているように水可溶性のバット染
料ロイコ体を用いてヒドロキシエチルメタクリレートを
主成分とするソフトコンタクトレンズを染色する方法で
ある。しかしながら、この際用いられる水可溶性バット
染料ロイコ体は空気中で安定である必要があり、発色の
ために染料を不溶化するにはレンズを酸化剤水溶液中に
浸漬する等の酸化処理を必要とする等の欠点がある。
また、前記(5)の方法は、コンタクトレンズ基材中に
水酸基、アミノ基、アミド基等が存在する場合には、非
常に有効な方法である。しかしながら、この方法では、
染料溶液に一定時間レンズを浸漬した後、直接、染料溶
液にアルカリ溶液を加えて混合し、反応を起こさせるた
めに染料の反応が完結するまでに時間を要する。さらに
、レンズに未反応染料が付着することが多々あり、この
未反応染料をメタノール等で洗浄して取り除く工程が必
要であるなどの問題があった。
本発明は上記のような従来技術の欠点を克服するための
もので、その目的とするところは膨潤性のソフトコンタ
クトレンズの染色において、レンズの一部あるいは全部
に、発色成分としてコンタクトレンズ基材中の水酸基等
と共有結合を形成し得る反応染料を含有する染色剤を浸
透又は付着させた後、アルカリ溶液中に浸漬して共有結
合を形成させることにより不溶化し、煮沸消毒等の処理
によっても退色などの変化をきたさないような強固な染
着性を持った着色ソフトコンタクトレンズを供給するこ
とである。
[課題を解決するための手段] 本発明のソフトコンタクトレンズへの染色方法は、影潤
状態のソフトコンタクトレンズの一部あるいは全部に、
発色成分としてコンタクトレンズ基材中の水酸基等と共
有結合を形成し得る反応染料を含有する染色剤を浸透又
は付着させた後取り出す工程と、次にアルカリ溶液中に
浸漬して共有結合を形成させる工程との2段階の操作に
より着色染料を不溶化することを特徴とする。
以下、本発明の詳細な説明をする。
染色剤は、発色成分のみよりなり、必要に応じて助剤お
よび増粘剤を加えてもよい。発色成分である反応性染料
の例としては、染料便覧(有機合成化学協会線、丸善(
1970)、880ページ)等に開示されているように
(1)クロル・トリアジニル基を持つ染料、 (2)ビ
ニル・スルホン基を持つ染料、 (3)アルキル硫酸基
を持つ染料等を挙げることができる。具体的には、シー
 アイリアクティブ イエロー 17 (C,1,Re
active  Yellow  17)、シー アイ
リアクティブ ブルー 19(C,1,Reactiv
e  Blue  19)、シー アイ リアクティブ
 ブルー 27(C,1,Reactive  Blu
e  27)、シー アイ リアクティブ ブルー 2
8 (C,工、ReactiveBlue  28)、
シー アイ リアクティブバイオレット 5(C,1,
ReactiveViolet  5)、シー アイ 
リアクティブブラック 5(C,1,Reactive
  Black  5)、シー アイ リアクティブ 
ブラック 14(C,工、Reactive  Bla
ck  14)などが挙げられる。
染料の使用濃度は、染料の種類、目的とする染色濃度等
によっても異なるが、好ましくは0.001〜1.0%
がよい。より好ましくは0.003〜0.2%がよい。
染料湯度が低すぎると仕トがり的の色が薄寸ぎて染色の
意味をなさないし、逆に濃度が高すぎると色が濃すぎて
装用し、た時に他人が判別することができ、美容上好ま
しくない。
助剤は反応染料のレンズ内部への浸透または付着を助け
るために用いられるもので、その例とL2て硫酸ナトリ
ウム等が用いられる。この助剤の使用によって容易にム
ラなく均一に染色することができる。
増粘剤は徨に記載する染色方法に応じて染色剤の粘性を
調整するために用いるものである。その例として、アル
ギン酸ナトリウム、デンプン、カルボ岑ジメチルセルロ
ース、ポリビニルピロリドン等が用いられる。
助剤及び増粘剤は必要に応じて加えればよい。
染色の方法としては一般に用いられるバッチ浸染法、ス
クリーン捺染法、転写方法等を用いることができるが、
ぞれぞれの方法に応じて染色剤の粘性を調整する必要が
ある。この粘性を調整することによってにじみ等を抑え
ることができる。
染料の反応に用いるアルカリ溶液の例としてはアルカリ
金属、アルカリ土類金属等の水酸化物、炭酸化物等の水
溶液が挙げられる。その湯度は、用いる染料やアルカリ
の種類などによって異なるが0.01〜10%がよい。
より好ましくは0゜05〜5%がよい。アルカリの濃度
が低すぎると反応に時間を要し、染色時間が長時間とな
り効率が悪い。逆に、アルカリの濃度が高すぎるとレン
ズにアルカリが付着する可能性があり、染色後、長時間
の水洗を必要とし、レンズに対して強度低下等のダメー
ジを与えることがあるので好ましくない。
E実施例] 以下に実施例について説明する。
(実施例1) バッチ浸染法による染色 C,1,Reactive  Blue  190.0
1gと無水硫酸ナトリウム0.5gを蒸留水200cc
に分散溶解させて染料溶液とし、40°C恒温槽中で保
温撹拌する。レンズをジグに挟んでこの染料溶液中に1
0分間浸漬した。次にレンズを染料溶液から取り出しジ
グからはずした後、5%炭酸水素すトリウム溶液に60
分間浸漬し7た。
子の後、レンズを大量の水で十分に洗浄した。さらに、
生理食塩水中で30分間の煮沸処理を行った。ソフトコ
ンタクトレンズは均一に青く着色されていた。
次にこの着色ソフトコンタクトレンズに対して以下の試
験を行って、その染着性を確認した。
(1)耐光性試験:透明ガラス性バイアル瓶(内容量2
0ee)に0. 9%生理負塩水および染色済みのレン
ズを入れ、屋外に30日間放置した。
(2)耐煮沸性試験二透明ガラス性バイアル瓶(内容量
20ee)に0,9%生理食塩水および染色済みのレン
ズを入れ、]、 O0°C空気恒温槽中に最長150時
間放置した。
いずれも、比較には各種処理を行う前のレンズを用い、
目視並びに分光光度計(−日立製作所製330型自記分
光光度計)を使った透過率測定によって行った。
結果はいずれも退色などの異常は観測されなかった。
(実施例2) バッチ浸染法による染色 C,1,Reactive  Blue  270.0
5gと塩化ナトリウム0.3gを蒸留水200ccに分
散溶解させて染料溶液とし、40°C恒温槽中て保温撹
拌する。l/レンズジグに挟んでこの染料溶液中(ご3
分間浸漬した。次にレンズを染料溶液から取り出しジグ
からはずした後、3%炭酸水素ナトリウム溶液に20分
間浸漬した。その後、レンズを大量の水で十分に洗浄し
た。さらに、30分間生理食塩水中で煮沸処理を行った
ソフトコンタクトレンズは均一に青く着色されていた。
〈実施例3) バッチ浸染法による染色 C,1,Reactive  Violet  50.
03gと無水硫酸ナトリウム0.5gを蒸留水200c
cに分散溶解させて染料溶液とし、40℃恒温槽中で保
温攪拌する。レンズをジグに挟んでこの染料溶液中に5
分間浸漬した。次にレンズを染料溶液から取り出しジグ
からはずした後、0.15%水酸化ナトリウム溶液に1
0分間浸漬した。その後、レンズを大量の水で十分に洗
浄した。さらに、30分間生理食塩水中で煮沸処理を行
った。ソフトコンタクトレンズは均一に紫色に着色され
ていた。
(実施例4) バッチ浸染法による染色 C,1,Reactive  Yellow  170
.01gとC,1,Reactive  Blue  
28 0.005gと無水硫酸ナトリウム0.5gを蒸
留水200ccに分散溶解させて染料溶液とし、40°
C恒温槽中で保温攪拌する。
レンズをジグに挾んでこの染料溶液中に10分間浸漬し
た。次にレンズを染料溶液から取り出しジグからはずし
た後、5%炭酸水素ナトリウム溶液に60分間浸漬した
。その後、レンズを大量の水で十分に洗浄した。さらに
、生理食塩水中で30分間の煮沸処理を行った。ソフト
コンタクトレンズは緑色に着色されていた。
(実施例5) スクリーン捺染法による部分染色 反応性染料C,■、Reactive  Black 
 5 0.030gを水2gに分散溶解させる。これに
別途水60gにアルギン酸ナトリウム2gを溶かしてつ
くった増粘剤を2g加えて染色液とする。膨潤状態のソ
フトコンタクトレンズを1枚取り出し、表面の水分をよ
く拭き取った後、所望の部分の型を設けた膜厚66μm
、網目の開き270メツシユのスクリーンの型に合致す
るように張り付けた。
次に厚さ5mmのガラス板でソフトコンタクトレンズを
挾んで固定する。
次にスクリーンの染色部上に染色液1滴を塗布した後、
室温で5分間おく。スクリーンよりソフトコンタクトレ
ンズをはがし1%NaOH溶液へ約10分間浸漬した。
レンズを取り出し、水洗した徨、生理食塩水中で30分
間煮沸処理した。
ソフトコンタクトレンズの必要な部分には黒く鮮明に染
着されていた。
(実施例6) 実施例5と同様な方法で染色液を調製した。膨潤状態の
ソフトコンタクトレンズを1枚取り出し、表面の水分を
よく拭き取った後、厚さ5mmのガラス板上に広げて置
いた。
次に外径10mmの丸く切ったスポンジに上記の染色液
を含ませ、レンズの中心部に押し当てて塗布した後、室
温で1分間おいた。ソフトコンタクトレンズをはがし1
%NaOH溶液へ約5分間浸漬した。レンズを取り出し
、水洗した後、生理食塩水中で30分間煮沸処理を行っ
た。
中央部が黒く染着され、周辺部は透明なままのソフトコ
ンタクトレンズが得られた。
[発明の効果] 本発明方法は、含水ソフトコンタクトレンズの一部ある
いは全部を均一に染色することができ、また、表裏判別
などに有効な文字、記号等を付与することができる染着
性を有する染色ソフトコンタクトレンズを提供できると
いう効果がある。
さらに、2段階の操作によって染色固定することから染
色液の寿命を延ばすことができ、未反応染料の洗浄除去
という工程を省くことができるという効果がある。
以上。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 膨潤状態のソフトコンタクトレンズの一部あるいは全部
    に、発色成分としてレンズ基材中の水酸基等と共有結合
    を形成し得る反応染料を含有する染色剤を浸透又は付着
    させた後レンズを取り出す工程と、次にアルカリ溶液中
    に浸漬して共有結合を形成させる工程の2段階の操作に
    より着色染料を不溶化することを特徴とするソフトコン
    タクトレンズの染色方法。
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