JPH03100623A - ソフトコンタクトレンズの染色方法 - Google Patents

ソフトコンタクトレンズの染色方法

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Publication number
JPH03100623A
JPH03100623A JP23859889A JP23859889A JPH03100623A JP H03100623 A JPH03100623 A JP H03100623A JP 23859889 A JP23859889 A JP 23859889A JP 23859889 A JP23859889 A JP 23859889A JP H03100623 A JPH03100623 A JP H03100623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
dye
soft contact
contact lens
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23859889A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Kawashima
川嶋 淳史
Kanji Katagiri
片桐 寛司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP23859889A priority Critical patent/JPH03100623A/ja
Publication of JPH03100623A publication Critical patent/JPH03100623A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ソフトコンタクトレンズの一部あるいは全部
を着色するソフトコンタクトレンズの染色方法に関する
[従来の技術] コンタクトレンズを着色することは、強い紫外線の下で
の眩惑防止あるいは紫外線からの眼の保護、落とした時
の発見の容易さ、商品イメージの向上等の為に有効であ
る。
従来、着色したコンタクトレンズを得る方法としては、
 (1)特開昭49−6939号公報等に開示されてい
るように染料または顔料を単量体中に溶解もしくは分散
させた後、重合させて着色コンタクトレンズを得る方法
、 (2)特開昭、63−50581号公報に開示され
ているような油溶性の染料を有機溶媒中に溶解しておき
、この染色溶液中にコンタクトレンズを浸漬して、その
表面ないしは内部まで染色する方法、 (3)特公昭5
3−2692号公報に開示されているようにコンタクト
レンズ表面に着色層を印刷またはコーティングして着色
コンタクトレンズを得る方法、また、(4)特公昭59
−39553号公報や染料便覧(有機合成化学協会編、
丸善(1970)、112ページ)等に開示されている
ようにバット染料を用いて着色コンタクトレンズを得る
方法などが利用されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記(1)及び(2)の方法によって得
られるコンタクトレンズは、使用中に染料が溶出し、変
色あるいは退色する傾向があり、特にコンタクトレンズ
の煮沸消毒処理が必要な含水ソフトコンタクトレンズの
場合には、消毒処理時に染料が溶出し退色する欠点があ
る。また、前記(3)の方法は使用中にレンズ表面の印
刷層またはコーティング層が剥がれるという欠点がある
また、前記(4)の方法は、例えば特公昭59−395
53号公報に開示されているように水可溶性のバット染
料ロイコ体を用いてヒドロキシエチルメタクリレートを
主成分とするソフトコンタクトレンズを染色する方法で
ある。しかしながら、この際用いられる水可溶性バット
染料ロイコ体は空気中で安定である必要があり、発色の
ために染料を不溶化するにはレンズを酸化剤水溶液中に
浸漬する等の酸化処理を必要とする等の欠点があった。
本発明は上記のような従来技術の欠点を克服するための
もので、その目的とするところは膨潤性のソフトコンタ
クトレンズの染色において、バット染料を還元剤によっ
て還元した染料溶液にレンズを浸漬することでレンズに
浸透あるいは付着させた後、大量の水の中に投入すると
いう簡単な操作で染料を容易に不溶化し、煮沸消毒等の
処理によっても退色などの変化をきたさないような強固
な染着性を持った着色ソフトコンタクトレンズを供給す
ることである。
[課題を解決するための手段] 本発明のソフトコンタクトレンズへの染色方法は、水不
溶性のバット染料をハイドロサルファイドなどの還元剤
で還元することにより得られる染料溶液にソフトコンタ
クトレンズを浸漬することで、発色成分をレンズ内に浸
透又は付着させた後、大量の水の中に投入することで容
易に不溶化することを特徴とする。
以下、本発明の詳細な説明をする。
染色液は、アルカリ性の温水中でバット染料をハイドロ
サルファイドなどの還元剤を用いて十分に還元した染料
溶液を用いる。この際、必要に応じてボウ硝などの還元
助剤を加えて染料の還元を促進することができる。用い
得るバット染料の例としては、シー アイ バット ブ
ルー 1(C,I。
Vat  Blue  1)、シー アイ バットブル
ー 6(C,1,Vat  Blue  6)、シー 
アイ バット グリーン 1(C,1,Vat  Gr
een  1)などが挙げられる。この染色液にソフト
コンタクトレンズを浸漬して、発色成分をレンズ内部に
浸透させた後、大量の水の中に投入して不溶化してレン
ズに染着させる。
ソフトコンタクトレンズは予め膨潤した状態で用いるほ
うが均一な着色をもたらすためには好ましいが、膨潤し
ていないレンズを用いても構わない。
染料の使用濃度は、染料の種類、目的とする染色温度等
によっても異なるが、好ましくは0.01〜1.0%が
よい。より好ましくは0.03〜0.2%がよい。染料
温度が低すぎると仕上がり時の色が薄すぎて染色の意味
をなさないし、逆に温度が高すぎると色が漬すぎて装用
した時に他人が判別することができ、美容上好ましくな
い。
還元助剤はバット染料の還元を助けるために用いるが、
この還元助剤の使用によって染料の還元温度を室温まで
下げることができる。
[実施例] 以下に実施例について説明する。
(実施例1) C,1,Vat  Blue  6 0.3gに温湯を
少しずつ加え、約30ccとし十分攪iして分散させた
。これに30%水酸化ナトリウム溶液を4cc加え、さ
らに温湯を加えて液量を100CCにした。 温浴中で
加温して60℃に保温した後、ハイドロサルファイドナ
トリウム(和光純薬工業■製、試薬化学用)を0.8g
攪iしながら加え、約10分間保温した。次に、温湯1
00ccを加えて液量を200ccにした。約30分後
にこの染色液中に膨潤状態の含水率約38%のソフトコ
ンタクトレンズを約2秒間浸漬した。次にこのレンズを
染色液から取り出し、直ちにビーカーに用意した300
ccの水の中に投入して、十分水洗した。このようにし
て得られたソフトコンタクトレンズは青く均一に染色さ
れていた。
次にこの着色ソフトコンタクトレンズに対して以下の試
験を行って、その染着性を確認した。
(1)耐光性試験:透明ガラス性バイアル瓶(内容12
0cc)に0.9%生理食塩水および染色済みのレンズ
を入れ、屋外に30日間放置した。
(2)耐煮沸性試験:透明ガラス性バイアル瓶(内容3
120 c c )に0.9%生理食塩水および染色済
みのレンズを入れ、100℃空気恒温槽中に最長150
時間放置した。
いずれも、比較には各種処理を行う前のレンズを用い、
目視並びに分光光度計(■日立製作所製330型自記分
光光度計)を使った透過率測定によって行った。
結果はいずれも退色などの異常は観測されなかった。
(実施例2) C,1,Vat  Green  1 0.05gに温
湯を少しずつ加え、約30ccとし十分攪iして分散さ
せた。これにボウ硝2g及び30%水酸化ナトリウム溶
液をlcc加え、さ、らに温湯を加えて液量を100c
cにした。 温浴中で加温して40°Cに保温した後、
ハイドロサルファイドナトリウム(和光純薬工業■製、
試薬化学用)を0゜2grAiL、ながら加え、約10
分間保温した。次に、温湯100ccを加えて液量を2
00ccにした。約30分後にこの染色液中に膨潤状態
の含水率約38%のソフトコンタクトレンズを約10秒
間浸漬した。次にこのレンズを染色液から取り出し、直
ちにビーカーに用意した300ccの水の中に投入して
、十分水洗した。このようにして得られたソフトコンタ
クトレンズは緑色に均一に染色されていた。
次にこの着色ソフトコンタクトレンズに対して実施例1
と同様の試験を行ったが、いずれも退色などの異常は観
測されなかった。
[発明の効果] 本発明方法は、含水ソフトコンタクトレンズの一部また
は全部を特別な酸化処理を施すことなく均一に染色する
ことができ、さらに煮沸消毒等の処理によって退色しな
い染着性を有する染色ソフトコンタクトレンズを提供で
きるという効果かある。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 膨潤性のソフトコンタクトレンズの染色方法において、
    バット染料を還元処理することにより得られる染料溶液
    にレンズを浸漬することで、発色成分をレンズ内に浸透
    又は付着させた後、大量の水の中に投入することを特徴
    とするソフトコンタクトレンズの染色方法。
JP23859889A 1989-09-14 1989-09-14 ソフトコンタクトレンズの染色方法 Pending JPH03100623A (ja)

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JP23859889A JPH03100623A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ソフトコンタクトレンズの染色方法

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JP23859889A JPH03100623A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ソフトコンタクトレンズの染色方法

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Publication Number Publication Date
JPH03100623A true JPH03100623A (ja) 1991-04-25

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ID=17032574

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JP23859889A Pending JPH03100623A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ソフトコンタクトレンズの染色方法

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JP (1) JPH03100623A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107121A (ja) * 1989-09-20 1991-05-07 Tome Sangyo Kk 含水性コンタクトレンズの染色方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107121A (ja) * 1989-09-20 1991-05-07 Tome Sangyo Kk 含水性コンタクトレンズの染色方法

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