JPH03259100A

JPH03259100A - オリゴ糖含有砂糖顆粒の製造方法

Info

Publication number: JPH03259100A
Application number: JP5721890A
Authority: JP
Inventors: Norio Oka; 岡　憲雄; Shigeru Kitahara; 北原　茂
Original assignee: Nisshin Seito KK; Nissin Sugar Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Nisshin Seito KK; Nissin Sugar Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1990-03-07
Filing date: 1990-03-07
Publication date: 1991-11-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、Ｉｌｉｌ網内として有益なビフィズス菌の増
殖促進物質として有効性を有するオリゴ糖を含有する砂
糖顆粒の製造方法に関する。

「従来の技術」オリゴ動は、生理活性上の有効菌として注目されている
ビフィズス菌に対して優れた増殖促進作用を示すことか
ら、各種オリゴ糖及びその製造方法についての開発が活
発に行なわれている。

現在商品化されているオリゴ糖は、原料の糖や数種のオ
リゴ糖が混在した液状、即ちオリゴ糖を含有するシロッ
プという状態で市販されているものが殆んどである。

しかし、食品素材として用いるばあいには粉末化した方
が保存上、使用上での利用価値が高い。

オリゴ糖の粉末化方法については、そのままあるいは安
定化剤とともに９霧乾燥や凍結乾燥による方法が考えら
れ、すでにいくつかの方法が提案されている（例えば特
公昭５９−５１２６４号）しかし、これらの方法でオリゴ糖を含有する溶液を粉末
化しても、吸湿性、流動性、溶解性などがすべて満足さ
せられるオリゴ糖含有粉末を得ることはできない。

また、噴霧乾燥や凍結乾燥処理は装置が大きくなり、大
量に処理しないと歩留が下がるなど、処理コストが高く
なる等の欠点がある。

一方、蔗糖溶液から顆粒糖を製造する方法としては、プ
レート式蒸発機、コロイドミル（まタハホモジナイザー
）、コンベアベルト、粗砕機を組合せるいわゆる変換に
よる方法（特公昭５５−９２００号）や、あるいは再製
糖の製造方法（昭和３９年５月３０日発行、「シュガー
／＼ンドブックＪ　、　３５８〜３８３頁、朝食書店）
が古くから知られている。

［発明が解決しようとする課１１１ｉ１本発明者は、オ
リゴ糖含有粉末を製造する方法において、従来知られて
いる各種蔗糖溶液を用いて顆粒糖を製造する工程で、蔗
糖溶液の一部をオリゴ糖含有溶液に代替しても、顆粒糖
を製造することができ、しかも吸湿性、流動性、溶解性
の点で優れたオリゴ駈含有砂糖顆粒を製造することがで
きることを見い出し、本発明を完成するにいたった。

［発明の構成］本発明は、蔗糖溶液とオリゴ糖含有溶液の混合糖液を濃
縮機により濃縮した後、攪拌機付き結晶機により結晶化
させることによりオリゴ糖含有砂糖顆粒を製造すること
を特徴とする。

この際、蔗糖溶液の純糖率は９０．１〜９９．９％とし
、蔗糖溶液とオリゴ糖含有溶液の比を固形分換算で８９
＝１乃至ＥｉＯ：４０とし、また、オリゴ糖含有砂糖顆
粒中のオリゴ糖分は１〜３５％とし、さらに、混合糖液
は固形分８０〜９８．０％に濃縮する。

上述した本発明方法に用いるオリゴ糖含有溶液としての
オリゴ糖には、ガラクトオリゴ糖。

フラクトオリゴ糖、インマルトオリゴ糖、大豆オリゴ糖
、マルトシルオリゴ糖などすべてのオリゴ糖を用いるこ
とができる。

オリゴ糖含有溶液の量は、用いる蔗糖溶液の品質によっ
て異なるが、ＭＭＭ溶液の固形分１００部に対し、オリ
ゴ糖含有溶液の固形分が１〜４０部の範囲が好ましい。

本発明で用いる顆粒製造方法自体は従来知られている技
術であるが、蔗糖溶液を原料として用いたばあいには、
蔗糖溶液の純糖率、濃縮時の過飽和度、納品化条件など
を満足する設定にしなければ好ましい顆粒糖は得られな
い。

本発明では、従来知られていた顆粒製造方法において、
蔗糖溶液の一部をオリゴ糖含有溶液に代替しても良好な
顆粒糖が得られた。これはオリゴ糖の結晶性等が大きく
関与しているためである。

まず、蔗糖溶液とオリゴ糖含有溶液をよく混合し、常圧
あるいは真空状態で加熱して煮詰める。この際の混合糖
液の固形分は前述のこと〈８０〜８８．０％が好適であ
る。

次いで濃縮された混合糖液を晶析ミキサーに移し、攪拌
機により剪断力を与えなからん却して結晶化させる。

結晶化されたものは乾燥機によって乾燥した後、粗粒子
を粉砕することによりオリゴ糖含有砂糖顆粒が得られる
。この時のオリゴ糖の含有量は１〜３５％の範囲になる
ことが好ましいや［本発明の効果］本発明によれば、吸湿性、流動性、溶解性に優れたオリ
ゴ糖含有砂ｔ！ｉ顆粒を工業的に量産することができる
。

し実施例］次ぎに本発明方法の実施例を以下に数例説明する。

実施例１第１図に示す製造フローシートにしたがい、まず、原料
Ｈａ溶液１００文（レフブリックス固形分７０％）とガ
ラクトオリゴ糖含有溶液７又（レフブリックス固形分？
５％で固形分中ガラクトオリゴ糖を７０％含む）を糖液
サービスタンク１（容量３００Ｍ）にて混合した。

この混合糖液を、胴部外側にジャケットを有する濃縮用
二重釜２（容量３００ｆＬ）に移し、ジャケット内へ蒸
気を供給することにより加熱して、レフブリックス固形
分９５％まで濃縮した（実際は１３０　”Ｃになったと
ころで止める）濃縮された混合糖液は乎型ミキサー３に移し、攪拌機３
ａ（攪拌機の回転数：主軸１５ｒ。

ｐ、ｓ＋　、撹拌羽根＋　　８Ｏｒ、ｐ、ｍ　）により
剪断力を与えて結晶化せしめたした。

その後攪拌機を停止し、乾燥空気４を吹き込んで乾燥し
た。乾燥後パワーミル５により粗粒子を粉砕した後に、
ホー７バー６で冷却することによりガラクトオリゴ糖含
有砂糖顆粒が１００ｋｇ得られた。

得られたガラクトオリゴ糖含有砂糖顆粒は吸湿性、流動
性、溶解性に優れていた。

実施例２実施例１と同様な装置を用い、ガラクトオリゴ糖含有溶
液に替えてフラクトオリゴ糖溶液（レフブリックス固形
分７５９６で、固形分中フラクトオリゴ糖を５５％含む
）２０文を用いることにより１１０ｋｇのフラクトオリ
ゴ糖含有砂枦顆粒が得られた。

得られたフラクトオリゴ糖含有砂糖顆粒は、これも吸湿
性、流動性、溶解性に優れていた。

実施例３実施例１と同様な装置を用い、ガラクトオリゴ糖含有溶
液に替えて、イソマルトオリゴ糖（レフブリックス固形
分７５％で、固形分中イソマルトオリゴ糖５０％含む）
２ｓＬを用いることにより９５ｋｇのイソマルトオリゴ
糖含有砂糖顆粒が得られた。

得られたイソマルトオリゴ糖含有砂糖顆粒は同じく吸湿
性、流動性、溶解性に優れていた。

実施例４実施例１と同様な装置を用い、原料蔗糖溶液６０ｆＬ（
レフブリックス固形分７０％）とガラクトオリゴ糖含有
溶液３４．８１　（レフブリックス固形分７５％で固形
分中ガラクトオリゴ糖を８０％含む）を用いることによ
り！］Ｏｋｇのガラクトオリゴ糖含有砂糖顆粒が得られ
た。

得られたガラクトオリゴ糖含有砂糖顆粒は同じく吸湿性
、流動性、溶解性に優れていた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施する工程のフローシート図で
ある。図中ｌ　・サービスタンク　　２１１拳釜３　　ミキサー　　　　　３ａ＠１１攪拌機４・・乾燥
空気　　　　　５＠１１パワーミル６−ホッパー　　　
　　Ｍ−・モータ第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）蔗糖溶液とオリゴ糖含有溶液の混合糖液を濃縮機
により濃縮した後、攪拌機材き結晶機により結晶化させ
ることを特徴とするオリゴ糖含有砂糖顆粒の製造方法。
（２）第１項記載の発明において、蔗糖溶液が純糖率９
０．１〜９９．９％であって、蔗糖溶液とオリゴ糖含有
溶液の比が固形分換算で９９：１乃至６０：４０である
オリゴ糖含有砂糖顆粒の製造方法。
（３）第１項記載の発明において、オリゴ糖含有砂糖顆
粒中のオリゴ糖分が１〜３５％であるオリゴ糖含有砂糖
顆粒の製造方法。
（４）第１項記載の発明において、混合糖液を固形分９
０〜９８．０％に濃縮するオリゴ糖含有砂糖顆粒の製造
方法。