JPH03258484A - クラッドの開先加工方法 - Google Patents

クラッドの開先加工方法

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JPH03258484A
JPH03258484A JP2056710A JP5671090A JPH03258484A JP H03258484 A JPH03258484 A JP H03258484A JP 2056710 A JP2056710 A JP 2056710A JP 5671090 A JP5671090 A JP 5671090A JP H03258484 A JPH03258484 A JP H03258484A
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JP
Japan
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groove
round
weld
cut back
welding
Prior art date
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Pending
Application number
JP2056710A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Kusaka
日下 修一
Takekazu Arakawa
武和 荒川
Kazuyoshi Ume
卯目 和巧
Takaharu Sasaki
隆治 佐々木
Mikio Sawa
澤 幹夫
Toshiki Takizawa
俊樹 滝澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明はクラッドの開先加工方法に係り、クラッドの好
ましい開先加工をなすことにより能率低下を回避すると
共に溶接欠陥、特に融合不良を低減し安定した溶接品質
を確保しようとするものである。
(産業上の利用分野) クラッド材の開先加工ないし溶接 (従来の技術) 母材にクラフト層を層着したクラフト材を溶接するに当
っての開先加工として■開先、V開先、X開先などの一
般に用いられる開先形状では異種金属の融合などにより
溶接割れを発生することが多い。そこでこのような溶接
割れなどを防止するためクラッドの開先は第4図に示す
ようにカットバックと称される母材側に少許切込んで段
部を形成した開先加工14を実施するのが一般的である
即ちこの第4図に示すようなカットバック開先加工は、
角コーナーのチップまたはバイトを用いて行うので角部
11が形成されている。なお一部にこのような角部11
に対しグラインダーで開先仕上げ13を行い第5図に示
すように加工することもある。
(発明が解決しようとする課題) 上記した第4図に示すような従来一般のカットバック開
先加工によるときは溶接欠陥、特に融合不良発生が高く
て健全な溶接を得ることができない。
このような不利を避けるべく採用される第5図のグライ
ンダー加工をも行うものにおいては作業能率が大きく低
下するのみならず、前記したような融合不良発生などを
的確に回避することができず、しかも寸法精度が出ない
ので溶接品質が安定しないなどの不利が伴う。
従って上記のようなりラッド材に関し適切なカットバッ
ク開先を形威し、能率的かつ健全な溶接を得る技術は確
立されていない。
「発明の構成」 本発明は上記したような実情に鑑み検討を重ねて創案さ
れたものであって、以下の如くである。
1、 クラッド材の溶接開先部に丸チップまたは丸バイ
トによるカットバック開先を形威したことを特徴とする
クラッドの開先加工方法。
2、丸チ・ノブまたは丸バイトの径と開先幅および開先
深さならびにクラッド厚さとの間に、(クラ、ド厚+1
.5m)≦開先深さ≦丸チ、ブまたは丸バイト半径≦ (開先幅+2m)/2 の関係を採ったカットバック開先を形威したことを特徴
とする前記1項に記載したクラ・7トの開先加工方法。
作用 クランド材の溶接開先部に丸チップまたは丸バイトによ
るカットバック開先を形威することによりカットバック
開先形状の不連続部がなくなり、溶接欠陥、特に融合不
良の発生率を低減する。
又上記のようなカットバック開先の不連続部を解消する
ために採用されているグラインダー作業を不要にし、そ
うした加工による作業能率低下を回避する。
前記を丸チップまたは丸バイトの径と開先幅および開先
深さならびにクラッド厚さとの間に、(クラッド厚+1
.5m)≦開先深さ≦丸チップまたは丸バイト半径≦ (開先幅+2fl)/2 の関係を採ったカットバック開先を形威することにより
溶接金属の溶着量を制御して能率の向上を図ると共に異
種金属の融合による溶接割れを完全状態に防止すること
ができる。
即ち本発明者等が実地的に多くの検討を行った結果によ
ると、従来一般の前記第4図型開先に対し更にグライン
ダー加工を行った第5図型カットバック開先によっても
融合不良の発生などを必ずしも有効に防止できないのに
対し、丸チップまたは丸バイトを用いたカットハック開
先においてはより高度に融合不良を防止し作業能率を向
上し得る。
しかもこのような丸チップなどを用いたカントバック開
先に関し、より高度の溶接結果を得ることについて更に
検討を重ねた結果、形威される開先深さと、用いられる
丸チップまたは丸バイトの径と形威された開先幅および
クラッド厚との間に特定の関係を採ることにより割れ発
生が零状態で、しかも能率的に溶接し得ることが確認さ
れた。即ち開先深さはクラッド厚よJ’)1.5tm以
上大とすることが必要であるが、このような開先深さよ
り丸チップまたは丸バイト半径が大であることを必要と
し、しかも斯うした九チップまたは丸バイト半径は(開
先幅+2m)の半分より小さくすることにより溶接割れ
の発生などを皆無化した健全な溶接を形威し、しかも能
率的な作業を行わしめることができる。
前記のような丸チップなどによる開先は第1図に示すよ
うに母材1における表裏の4.4を形成すると共にその
クラッド2部分に対し適当に母材1側に切込まれた丸チ
ップなどによるカットハック開先3を形成するものであ
り、この場合において前記したような好ましい結果を得
るには、第2図に示すようにそのクラッド厚tとカソト
ハ、り開先3の半径R1その深さdおよび輻Wの間に、
(t+1.5ts)≦d≦R≦(W + 2 +n) 
/ 2の関係を形成することは前述の如くである。
このような開先間における溶接は、第3図に示すように
母材1の開先4,4.4,4間で溶接5.5してからク
ラッド2側における溶接5の余盛りを除去し、次いでカ
ットハック開先3.3間におけるクラッド間の溶接6を
行い完了する。
(実施例) 上記したような本発明によるものの具体的な実施例につ
いて説明すると、以下の如くである。
実施例I 厚さ19mの5S41材を母材とし、これにクラッドと
して5US316Lで厚さ3nのクラッド2を層着した
クラッド鋼板をUOE方弐によりパイプ形状に成形して
大径溶接クラッド鋼管を得るに当って、第1図に示すよ
うに丸チップを用い、カットバック開先3をミーリング
カッターによって加工した。
即ち丸チップによるカットバック開先3はクラッド2の
表面から深さdが5.511、幅Wが19m、半径Rが
6鮪に形成されたものであって、母材1における表裏の
開先角度は45°のものであった。
上記のようにして開先3の形成されたものは上記のよう
にLIOE方弐でパイプ形状に底型してから母材1の内
外面における開先4に対しSAW溶接5をなし、クラッ
ド2側において力・7トハ、り開先3域内に突出して形
成されたSAW溶接の余盛を除去し、次いでこのカット
バック開先3部分をTIG溶接6した。
又比較のため上記したような従来の一般法に従い、角コ
ーナの一船釣チツブによるカットハック開先を形成して
同様に溶接したものを比較例1とし、このような従来−
触法によるカットハック開先に対し更に第5図に示した
ようなグラインダー加工を行ってから同しく溶接したも
のを比較例2とし、これら比較例1.2によるものと前
記本発明による実施例のものについて、そのクラッド部
に対するTIG′fJ接の融合不良部の発生状況を検査
した結果は次の第1表の如くであった。
第  1  表 鋼管寸法φ609.6 X 22m (3+19wm)
即ち比較例1のものは融合不良発生率が相当に高く、比
較例2のものはグラインダー仕上げに相当の工数を必要
としたものであるに拘わらず、なお相当の融合不良発生
率のものであるのに対し、本発明によるときはこれを大
幅に縮減せしめ良好且つ健全な溶接をなし得ることが確
認された。
実施例2 実施例1におけると同しクラフト鋼板を用い、UOE方
式によりパイプ形状に成型後、実施例におけると同様に
溶接するに当って、丸チップの半径R1開先幅W、カッ
トバック開先深さを種々に変えて実施した。
即ち本発明例1のものは、(クラッド厚+1.5mm)
≦開先深さ≦丸チップ半径≦(開先幅+2m)/2の関
係を満足するものであるのに対し、比較例3のものは、
丸チップ半径〉(開先幅+2m)/2のものであり、又
比較例4のものは(クラッド厚+1.50)>開先深さ
≦丸チップ半径の場合であるが得られた結果は第2表に
おいて示す如くである。
第2表 即ち本発明例1のものは、溶接部における割れ発生がな
いと共に溶接速度も大であって能率的に良好なりラッド
溶接を行わしめ得ることが確かめられた。これに対し比
較例3のものでは溶接部における割れ発生はないものの
溶接速度において劣るものであり能率を阻害する。比較
例4のものにおいては溶接速度は高いとしても割れ発生
が溶接部において認められ、溶接品質としては劣るもの
である。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときはこの種クラッド
材の溶接をなすに当り、溶接割れその他の欠陥を十分に
低減して品質の高い溶接を形成せしめ、しかも作業能率
の向上を確保するなどの効果を有しており、工業的にそ
の効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
は本発明による開先加工の1例を示した説明図、第2図
はその構成関係の全般的説明図、第3図はその溶接状態
の説明図、第4図は従来のカットバック開先加工の説明
図、第5図は更にグラインダー加工した状態の説明図で
ある。 然してこれらの図面において、1は母材、2はクラッド
、3は本発明によるカットバック開先、4は母材内外面
における開先、5はこの母材開先に対する溶接、6はカ
ットハック開先に対する溶接を示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、クラッド材の溶接開先部に丸チップまたは丸バイト
    によるカットバック開先を形成したことを特徴とするク
    ラッドの開先加工方法。 2、丸チップまたは丸バイトの径と開先幅および開先深
    さならびにクラッド厚さとの間に、(クラッド厚+1.
    5mm)≦開先深さ≦ 丸チップまたは丸バイト半径≦ (開先幅+2mm)/2 の関係を採ったカットバック開先を形成したことを特徴
    とする請求項1に記載したクラッドの開先加工方法。
JP2056710A 1990-03-09 1990-03-09 クラッドの開先加工方法 Pending JPH03258484A (ja)

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