JPS6243681Y2 - - Google Patents

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JPS6243681Y2
JPS6243681Y2 JP14566983U JP14566983U JPS6243681Y2 JP S6243681 Y2 JPS6243681 Y2 JP S6243681Y2 JP 14566983 U JP14566983 U JP 14566983U JP 14566983 U JP14566983 U JP 14566983U JP S6243681 Y2 JPS6243681 Y2 JP S6243681Y2
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JP
Japan
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cutting
angle
hard sintered
sintered body
cutting edge
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JP14566983U
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JPS6053404U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は少なくとも2ヶ以上の硬質焼結体片を
つきあわせて25mm以上の長い切刃長を構成する切
削工具の改良に関するものである。
(ロ) 従来技術 高圧相型窒化硼素やダイヤモンドを主体とする
硬質焼結体を切刃に有する切削工具が広く利用さ
れている。これら硬質焼結体を切刃に有する切削
工具の用途は最近益々拡大し、例えば高圧相型窒
化硼素焼結体を用いたものとしては、大型のすぐ
歯歯車や曲り歯傘歯車の歯面の熱処理後の歪取り
の加工に使用されたり、又ダイヤモンド焼結体を
用いたものとしては長い切刃を有するエンドミル
や木工用のルーター等が実用化されようとしてい
る。第1図に高圧相型窒化硼素焼結体を切刃に有
する歯車歯面加工用ラツクカツターを示す。大型
の歯車ではその歯たけが長いために、ラツクカツ
ターの主切刃の長さも必然的に長くなり、35mm以
上必要となる場合もあるが、このような寸法の硬
質焼結体は現在のところ製作できないため必然的
に2枚以上の硬質焼結体を接いで切刃を形成して
いる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 さて、これら長い切刃を有する切削工具、例え
ば先に第1図で示したラツクカツターの切刃は2
枚の硬質焼結体が接がれて形成されている。そし
てこの接ぎ目は第2図及び第3図に示す様に硬質
焼結体のつきあわせ部が切刃稜線に対して90゜で
形成されている。この様に硬質焼結体を接ぐ場合
には極力接ぎ目に生じるすき間がないように、固
着するが厳密には必らずすき間が少からず発生す
る。従つてこのようにして切刃を形成したラツク
カツタで切削を行うと切削時の被削材の弾性変形
分がこのすき間に入り込むため、このすき間部に
相当する切り残し部が存在し好ましくない。また
このすき間部は使用するに従い摩耗、欠損等のた
めに次第に大きくなり、工具寿命低下の主な原因
となつていた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本願考案は切刃長さが25mm以上であり、該切刃
が2個以上の硬質焼結体片をつきあわせて台金に
接合した切削工具において、硬質焼結体片のつき
あわせ部と切刃稜線とのなす角がすくい面上で
α、逃げ面での硬質焼結体片のつきあわせ部と切
刃のなす角度をβとするときαが鈍角のときはβ
が鋭角、αが鋭角のときはβが鈍角であるような
組合せでつきあわせることを特徴とする切削工具
を提供するものであり、鈍角とは90゜を越え110
゜以下、鋭角とは70゜以上90゜未満である。さら
に本考案でいう硬質焼結体片が高圧相型窒化硼素
を主成分とする高圧相型窒化硼素焼結体または、
ダイヤモンドを主成分とするダイヤモンド焼結体
を用いることができる。
本願でいう硬質焼結体片とは前記したダイヤモ
ンドまたは高圧相型窒化硼素よりなる焼結体を超
硬合金との複合体であるが、超硬合金がなくとも
同様の効果を得ることができる。
本考案の目的は前記した硬質焼結体の接ぎ目部
に発生する被削物の切り残しを極力少なくし、あ
るいは無くするための工具形状を考案した。以下
実施例に基づき本考案を詳細に説明する。第4図
及び第5図、第6図は本考案に基づく第1の実施
例である。第5図に示す様にすくい面側から見た
接ぎ目と稜線のなす角度αが80゜となつている。
更に第6図に示すように、逃げ面側から見た接ぎ
目と切刃稜線とのなす角βも105゜に形成してい
る。本考案による切削工具を用いて切削を行う場
合、被削物の弾性変形により硬質焼結体の接ぎ目
に入り込む際、接ぎ目が切刃稜と鋭角をなしてい
るため侵入の量を少なくする事ができる。又更
に、たとえ被削材がすき間に入つても、逃げ面側
から見た接ぎ目部が切刃稜と角度を持つて形成さ
れているため、この部分が切削作用を行うので従
来の接ぎ方に比べると被削材の削り残し量は飛躍
的に減少することができる。ここでαは70゜以
上、90゜未満、βは90゜を越え110゜以下がよ
い。αを70゜未満にすると接ぎ目部の硬質焼結体
の強度が低下するためこの部分から欠損する可能
性があるため好ましくない。又βが110゜を越え
るとやはり同様の理由で好ましくない。実際に本
考案による切削工具を用いて加工した被削材と従
来の工具で加工した被削物を比較したところ、被
削物の表面の形状精度に大きな差が現れ、本考案
を用いて加工した被削物の表面の面粗度ははるか
に向上した。さらに第1図に示すが如き工具に比
較して、接合部のすきまの間隔がひろがらないた
めに工具寿命としても飛躍的に長くなるのであ
る。
なお第7図は本考案の第2の実施例を示す高硬
度曲り歯傘歯車歯面加工用ブレードの斜視図であ
り、その効果は第(1)の実施例と全く同じである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来法によるラツクカツターの上面図
であり、第2図、第3図はそのつき合わせ部の上
面図、側面図であり、α、βは切刃稜線とつき合
わせ部の角度を示す。第4図から第7図は本願で
得られた切削工具の1例を示す。第5図、第6図
は第4図の拡大図であり、第7図は斜視図を示
す。図中1は硬質焼結体、2は1の台金としての
超硬合金、3は台金を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 切刃長さが25mm以上であり、該切刃が2個以
    上の硬質焼結体片をつきあわせ台金に接合して
    なる切削工具において、すくい面上で硬質焼結
    体片つきあわせ部と切刃稜線とのなす角度を
    α、逃げ面上で硬質焼結体片つきあわせ部と切
    刃稜線とのなす角度をβとした時αが鈍角でβ
    が鋭角のものとαが鋭角でβが鈍角のものとを
    組合せてつきあわせ部を形成することを特徴と
    する切削工具。 (2) 鈍角が90゜を越え110゜以下、鋭角が70゜以
    上90゜未満であることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載の切削工具。 (3) 硬質焼結体片が高圧相型窒化硼素を主成分と
    する高圧相型窒化硼素焼結体であることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の切
    削工具。 (4) 硬質焼結体片がダイヤモンドを主成分とする
    ダイヤモンド焼結体であることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載の切削工具。
JP14566983U 1983-09-19 1983-09-19 切削工具 Granted JPS6053404U (ja)

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JP14566983U JPS6053404U (ja) 1983-09-19 1983-09-19 切削工具

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JP14566983U JPS6053404U (ja) 1983-09-19 1983-09-19 切削工具

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JPS6053404U JPS6053404U (ja) 1985-04-15
JPS6243681Y2 true JPS6243681Y2 (ja) 1987-11-14

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CN115835938A (zh) * 2020-06-17 2023-03-21 住友电工硬质合金株式会社 切削刀片以及切削刀片的制造方法

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JPS6053404U (ja) 1985-04-15

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