JP2817739B2 - ロウ付け式転削工具 - Google Patents

ロウ付け式転削工具

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JP2817739B2
JP2817739B2 JP63335567A JP33556788A JP2817739B2 JP 2817739 B2 JP2817739 B2 JP 2817739B2 JP 63335567 A JP63335567 A JP 63335567A JP 33556788 A JP33556788 A JP 33556788A JP 2817739 B2 JP2817739 B2 JP 2817739B2
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弘 藤井
亮宏 田中
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ダイジヱツト工業株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ロウ付け式転削工具、すなわち鋼製のシヤ
ンクのチツプ座にチツプをロウ付けし、その端部にムク
の超硬合金をロウ付けしたドリルやエンドミルなどの転
削工具に関するものである。
[従来技術] 従来、鋼製のシヤンクにムクの超硬合金製切刃を接合
するのに超硬合金製切刃の上端部に形成したV形溝とシ
ヤンクの端面に設けたV形突部とを嵌合させてロウ付け
した超硬ドリルが実公昭55−37284号公報に開示されて
いる。
また、特公昭54−6420号公報にも鋼製シヤンクにムク
の超硬合金製切刃を接合するにあたつて、V字状部の頂
角間に水平面を形成し、この水平面にドリルのマージン
エツジ部分を含むようにして該シヤンクと該超硬合金製
切刃とを接合した超硬ドリルが開示されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、実公昭55−37284号公報に開示されて
いる超硬ドリルの接合面5は、ドリル軸中心を基準にV
字状をなしており、これがドリルの回転時において前記
接合面の接線は同じ位置で回転することになる。
したがつて、先端切刃のみが切削に関与し、マージン
部は主にガイドの役目をするドリルにおいては該接合面
の接線が同位置で回転しても被削材の穴内周にキズを付
けることも少なく問題にならないが、エンドミルのよう
に先端切刃と外周側切刃とが共に切削に関与する転削工
具においては前記した接合面にある硬度の低いロウ層お
よび銅板などの介在物が切削時に摩耗や欠落して接合面
当にスキマが生じ、被削面に削り残し部分がでて被削面
精度を大きく劣化させるのと、工具寿命を著しく低下さ
せる恐れがある。
また、特公昭54−6420号公報による超硬ドリルのよう
にV字状部の頂角面に水平部を設けたものにおいても、
水平面部5がドリル外周両面の同位置に形成されるから
前記した超硬ドリルと同様の不具合を有し、先端切刃と
外周側切刃とが共に切削作用するエンドミル切削には適
さないものである。
[発明の目的] 本発明は、上記した問題点に鑑みなしたもので、工具
鋼性がきわめて高く、高能率切削が可能なムクの超硬合
金を鋼製のシヤンクに接合して前記超硬合金側からシヤ
ンクにかけて切刃を形成した金型など難削材の深彫り切
削に適合する工具において、前記鋼製シヤンクと超硬合
金との接合面部を改良して、切刃を切削に関与させても
被削面に削り残し部分を生じさせず、きわめて精度の高
い被削面が得られ、しかも鋼製シヤンクと超硬合金との
接合強度が高く工具寿命を大きく延命できる転削工具を
提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段」 本発明は、前々記した問題点を下記する手段によつて
解決したものである。
すなわち、鋼製シヤンクのチツプ座にチツプをロウ付
けし、前記シヤンクの端部に超硬合金をロウ付け接合し
た転削工具であつて、端部の超硬合金から前記チツプ座
のチツプにかけて切刃が形成され、シヤンク端面と超硬
合金との端面の接合部の形状をシヤンク端面側を略V字
状に切欠き、超硬合金の端面側を前記切欠きに対応した
略V字状の凸部とさせ、かつ前記凸部の両側に段差を有
した平面を形成し、これらをロウ付け接合するにあたつ
てシヤンクのチツプ座にあるチツプの端面を前記超硬合
金の凸部両側に形成した平面に当接または近接させるよ
うにして接合させたものである。
[発明の作用] 本発明は、上記した手段によつて、超硬合金側に形成
する平面と鋼製シヤンクのチツプ座にロウ付け接合され
たチツプの端面とが、この工具の軸芯に対してほゞ直角
な面同志で接合され、接合部の強度を大巾に高めて切削
負荷に対して無理なく耐ええられるようになると、チツ
プの破損や欠損を防止する。
しかも、該シヤンクのチツプ座にあるチツプは端部ま
でロウ層がいきわたりロウ付け強度も大きく高め不測の
外的負荷が加えられてもチツプ座からチツプの剥離する
ことを減じさせる。
また、前記チツプを当接あるいは近接させる超硬合金
に設けた略V字状の凸部の両側にある平面は、段差を有
して設けられているのでチツプの平面側にあるそれぞれ
の端面は、工具の軸方向に対して位置を異にして配置さ
れており、該チツプ切刃と超硬合金切刃の端面接合部
は、前記した段差分だけ工具軸方向で接合位置が変移し
ている。
したがつて、切削時においては一方の接合部分は他の
切刃が切削し、他の接合部分は一方の切刃で切削するよ
うになつて被削面に削り残し部分を生じさせないものと
なる。
[実施例] 以下、添付した図面にもとづいて実施例を説明する。
図は、いずれも実施例の転削工具を示したもので、第
1図は正面図、第2図は第1図の底面図、第3図は第1
図の右側面図、第4図は第1図のB−B断面図、第5図
は鋼製シヤンクの一部を断面した要部を示したもので、
その(a)は正面図、(b)は(a)の底面図、(c)
は(a)の右側面図、第6図は超硬合金製先端部を示し
たもので、その(a)は(b)の上面図、(b)は正面
図、(c)は(b)の右側面図などである。
図において、鋼製のシヤンク本体1の一方の端部側に
所定のリードを付与した切屑排出用のねじれ溝11a、11b
が設けられ、この溝の工具回転後方側には前記溝リード
と略同リードを有するチツプ座12a、12bが軸方向に形成
され、該チツプ座へは、ねじれチツプ2a、2bをロウ付け
接合するものである。
前記したシヤンク本体の端面側は第5図(a)(b)
(c)に示すように、工具軸中心部Oを頂角とした略V
字状の切欠き13が設けられている。
上記した切欠き13に嵌合させてロウ付け接合する超硬
合金製先端部3は、第6図の(a)(b)(c)に示し
たように上面側に前記した切欠き13に嵌合可能とするV
字状凸部31が設けられ、該V字状凸部の頂部32の両側に
は平面33a、33bが形成されている。
この平面33a、33bの位置関係は、頂部32に対して平面
33aを所定値H(実施例は1.8mm)低く形成し、平面33b
は前記平面33aより所定値h(実施例1.8mm)分だけ深く
して段差を有するように形成されている。
上記のように形成されたシヤンク本体1と超硬合金製
先端部3とは、シヤンクに設けた切欠き13と超硬合金製
先端部に形成したV字状凸部31との間に銅板などを介在
させ、また介在物を用いずにロウ付け接合する。
このようにして接合した後、該シヤンクのチツプ座12
a、12bへはねじれチツプ2a、2bの先端面21a、21bを超硬
合金製先端部3に設けた平面33a、33bに当接、または近
接させるようにしてロウ付け接合する。
なお、以上の実施例においては、シヤンクに超硬合金
製先端部をロウ付け接合した後に、チツプ2a、2bをチツ
プ座12a、12bにロウ付け接合したが、これを予シヤンク
の該チツプ座に該チツプをロウ付け接合してから超硬合
金製先端部とシヤンクにロウ付け接合させてもよい。
上記のようになした転削工具Aは、研削機械にチヤツ
キングして該機械によつて工具Aに逃げ面22a、22bとす
くい面23a、23bおよび切刃24a、24bを研削形成するもの
である。
この実施例は、ボールエンドミルを例に説明したが、
これをエンドミルまたはドリリルなどの転削工具あるい
は切刃にリードを有さない直線状外周切刃を形成した転
削工具、およびシヤンク本体と一体的に切刃が形成され
ている転削工具に用いてもよいことは云うまでもない。
[発明の効果] 本発明は、以上述べた構成によつて、超硬合金製先端
部側に形成した平面とシヤンク本体のチツプ座にあるチ
ツプの端部とが、この工具の軸芯に対してほゞ直角な面
同志で接合されるから、接合部の強度が大巾に高まり、
断続的に受ける過酷な切削負荷にも耐えられるようにな
り切刃の破損や欠損を防止できた。
また、前記シヤンクのチツプ座にあるチツプは、端部
までロウ層がいきわたるようになつて、ロウ付け強度を
大きく高め不測の事故による外部負荷が加えられてもチ
ツプ座からチツプの剥離することが極端に少なくなつ
た。
そして、チツプ端面を当接または近接させる超硬合金
製先端部に設けた略V字状凸部の両側にある平面が段差
を有して設けられているからチツプの平面側にあるそれ
ぞれの端面は、工具の軸方向に対して位置を異にして配
置されており、該端面接合部は前記段差分だけ工具の軸
方向で異なる位置にあるから切削時においては、一方の
接合部分を他の切刃が切削し、他の接合部分は一方の切
刃で切削するようになつて被削面に削り残し部分を生じ
させず精度の高い被削面が得られ、かつ接合部の摩耗を
極端に少なくさせて工具寿命を大きく延ばすなどの効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
図は、いずれも本発明になる転削工具を示したもので、
第1図は正面図、第2図は第1図の底面図、第3図は第
1図の右側面図、第4図は第1図のB−B断面図、第5
図は鋼製シヤンクの一部を断面した要部を示したもの
で、その(a)は正面図、(b)は(a)の底面図、
(c)は(a)の右側面図、第6図は超硬合金製先端部
を示したもので、その(a)は(b)の上面図、(b)
は正面図、(c)は(b)の右側面図などである。 1……シヤンク本体、2a、2b……チツプ、3……超硬合
金製先端部、12a、12bチツプ座、13……切欠き、21a、2
1b……チツプ先端面、31……V字状凸部、32……V字状
凸部の頂部、33a、33b……平面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼製シヤンクのチツプ座にチツプをロウ付
    し、前記シヤンクの端部に超硬合金をロウ付け接合した
    転削工具であつて、端部の超硬合金から前記チツプ座の
    チツプにかけて切刃が形成され、シヤンク端面と超硬合
    金の端面との接合部の形状をシヤンク端面側は略V字状
    に切欠き、超硬合金の端面側を前記切欠きに対応した略
    V字状の凸部とさせ、かつ前記凸部の両側に段差を有し
    た平面を形成し、これらをロウ付け接合するにあたつて
    シヤンクのチツプ座にあるチツプの端面を前記超硬合金
    の凸部両側に形成した平面に当接または近接させるよう
    にして接合させたことを特徴とするロウ付け式転削工
    具。
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JPS58177213A (ja) * 1982-04-06 1983-10-17 Nippon Oil & Fats Co Ltd 高硬度焼結体回転工具

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