JPH0325500Y2 - - Google Patents

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JPH0325500Y2
JPH0325500Y2 JP1986096827U JP9682786U JPH0325500Y2 JP H0325500 Y2 JPH0325500 Y2 JP H0325500Y2 JP 1986096827 U JP1986096827 U JP 1986096827U JP 9682786 U JP9682786 U JP 9682786U JP H0325500 Y2 JPH0325500 Y2 JP H0325500Y2
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resistor
pipe
heat
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heating element
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、各種パイプ自体を一定の温度に保
持し、或いはパイプ内の内容物の凍結防止や加
温・保温に好適な保温パイプの改良に関する。
〔従来技術〕
従来のこの種の保温パイプとしては、第5図と
第6図に示すものが一般的である。
この保温パイプP′は、第5図に示すように、円
筒状に形成された金属パイプ10の表面に、帯状
の発熱体11を螺旋状に巻回し、さらにこの発熱
体11の表面に保温テープ12を巻回し、該発熱
体11に通電を行うことで金属パイプ10を加熱
するように構成されている。
また通電により発熱する上記発熱体11は、第
6図に示すように、一対のワイヤー状電極13,
13間に帯状の発熱部材14を通電可能に接続
し、これらの電極13,13及び発熱部材14を
耐熱性絶縁部材15で被覆することで帯状に形成
されていた。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら上記従来の保温パイプP′にあつて
は、次のような問題があつた。
まず第1に、前記耐熱性絶縁部材15が、一般
的に耐熱性塩化ビニールで構成されることから熱
伝導率が低く、液体の凍結防止や保温の効果が極
めて低いという問題を有していた。
また第2の問題として、発熱体11がワイヤー
状の電極13,13と帯状の発熱部材14及び前
記耐熱性絶縁部材15で構成されていることか
ら、この発熱体11を金属パイプ10に巻回した
場合、該金属パイプ10の表面と発熱体11の当
接面との間に僅かな空〓が発生し易く、これによ
り発熱体11から発せられる熱の金属パイプ10
への熱伝導率が低下し、液体の凍結防止や保温の
効果を低下させ易いという問題を有していた。
また第3の問題としては、前記従来の保温パイ
プP′にあつては、金属パイプ10の表面に帯状の
発熱体11と保温パイプ12を順次巻回して構成
しているため、保温パイプP′の全体外径寸法が大
径となり、配管スペースが狭い場所には用いるこ
とができないという不具合を有していた。
さらに第4の問題としては、前記発熱体11
は、ある程度の可撓性は有するものの、金属パイ
プ10が細径であるものに上記発熱体11を巻回
した場合には、同発熱体11に応力が加わるの
で、密に巻回できないばかりか、発熱体11の寿
命を短縮させるという問題をも有していた。
この考案は、かかる現状に鑑み創案されたもの
であつて、その目的とするところは、熱伝導性が
高く、また、、配管スペースが狭くとも容易に設
置でき、さらには、金属パイプが細径であつても
容易に製造することができる保温パイプを提供し
ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案にあつて
は、保温パイプを、パイプ表面に被覆されたホー
ロー被膜の表面に抵抗体を帯状或は螺旋状に直接
印刷し、この印刷された抵抗体を保護膜で被覆し
たことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例に基づきこの考案
を詳細に説明する。
第1図と第2図はこの考案の第1実施例を示し
ており、この実施例に係る保温パイプP1は、表
面に膜厚約100〜120μ程度のホーロー被膜2で被
覆された円筒状の金属パイプ1と、上記ホーロー
被膜2の表面に直接印刷され、かつつ焼成された
膜厚約15μ程度の抵抗体3aと、該抵抗体3aの
表面に印刷・焼成して形成された膜厚約30〜40μ
程度の保護膜5とから構成されている。
抵抗体3aは、抵抗ペーストからなるもので、
第1図と第2図に示すように、金属パイプ1の長
手方向に沿つて所要間隔毎に複数本が帯状に直接
印刷されている。
このように印刷された各抵抗体3aは、乾燥さ
れた後所定温度で焼成される。
また上記帯状に印刷・焼成された抵抗体3aの
各両端部には、金属パイプ1の周方向に沿つて導
体3bが配設されている。
この導体3bは、導体ペーストからなるもの
で、金属パイプ1の周方向に沿つて帯状に直接印
刷されている。
このようにして各抵抗体3aと接触する状態で
印刷された各導体3bは、乾燥された後所定温度
で焼成されており、この各導体3bに電極を接続
することで、各抵抗体3aは通電し発熱する。
保護膜5は、ガラス質ペーストからなるもの
で、ホーロー被膜2の表面に印刷・焼成された抵
抗体3aと導体3bを絶縁し、かつその表面を保
護するもので、抵抗体3aの表面に印刷された後
乾燥され、その後所定温度で焼成される。
第3図と第4図は、この考案の第2実施例に係
る保温パイプP2を示している。
保温パイプP2は、ホーロー被膜2の表面に抵
抗体3aと保護膜5とを印刷・焼成する点におい
ては前記第1実施例と同様であるが、抵抗体3a
と導体3bの装着状態において前記第1実施例と
異なる。
すなわち、この実施例にあつては、抵抗体3a
が、金属パイプ1の周方向に沿つて帯状に印刷さ
れ、かつこの帯状の抵抗体3aが、金属パイプ1
の長手方向に沿つて所要間隔毎に複数本印刷され
ている。
また導体3bは、隣接する前記各抵抗体3aの
間に帯状に印刷され、かつその両側縁部b1,b2
が、対向する前記抵抗体3aの両側縁部a1,a2
オーバーラツプするように印刷されている。
このようにしてホーロー被膜2の表面に形成さ
れた各導体3bには、電極4が通電可能に接続さ
れ、これにより各抵抗体3aは通電し発熱する。
勿論、抵抗体3aと導体3bとの表面には、前
記第1実施例と同様に保護膜5が印刷され、乾燥
後所定温度で焼成されている。
尚、上記第2実施例では、帯環状に形成された
抵抗体3aと導体3bとを、金属パイプ1の長手
方向に沿つて交互に配設した場合を例にとり説明
したが、この考案にあつてはこれに限定されるも
のではなく、例えば抵抗体を螺旋状に印刷して焼
成し、この抵抗体の両端部に電極を接続しても同
様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案に係る保温パイ
プにあつては、ホーロー被膜の表面に発熱体であ
る抵抗体を直接に印刷・焼成したので、パイプ表
面との密着性を完全化することができ、その結
果、パイプに対する熱伝導率を大幅に高めること
ができる。
またこの考案にあつては、ホーロー被膜と抵抗
体及び保護膜の厚さを、従来の保温テープの約1/
3程度とすることができるので、保温パイプの全
体外径寸法が小径となり、配管スペースの狭い場
所にも用いることができる。
さらにこの考案にあつては、抵抗体をホーロー
被膜の表面に直接に印刷して形成するため、パイ
プが細径でも容易に製造することができ、また従
来のように抵抗体に応力が加わる虞れもないの
で、耐用年数が大幅に向上すると共に、抵抗体と
保護膜とがパイプと一体に構成されているので、
配管作業時の取扱いが至便である等幾多の優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例に係る保温パイ
プの構成を示す斜視図、第2図は第1図−線
断面図、第3図はこの考案の第2実施例に係る保
温パイプの構成を示す斜視図、第4図は第3図
−線断面図、第5図は従来の保温パイプの構成
を示す斜視図、第6図は従来の発熱体の構成を示
す断面説明図である。 符号の説明、P1,P2……保温パイプ、1……
金属パイプ、2……ホーロー被膜、3a……抵抗
体、5……保護膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプ表面に被覆されたホーロー被膜の表面に
    抵抗体を帯状或は螺旋状に直接印刷し、この印刷
    された抵抗体を保護膜で被覆したことを特徴とす
    る保温パイプ。
JP1986096827U 1986-06-26 1986-06-26 Expired JPH0325500Y2 (ja)

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JPS633593U JPS633593U (ja) 1988-01-11
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JPS5627487B2 (ja) * 1973-02-03 1981-06-25

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