JPH03254628A - 層状焼成菓子の製造方法 - Google Patents

層状焼成菓子の製造方法

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JPH03254628A
JPH03254628A JP2051795A JP5179590A JPH03254628A JP H03254628 A JPH03254628 A JP H03254628A JP 2051795 A JP2051795 A JP 2051795A JP 5179590 A JP5179590 A JP 5179590A JP H03254628 A JPH03254628 A JP H03254628A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、健康感を有するビスケット、パイ、クラッカ
ー等の焼成菓子の製造方法に関し、さらに詳細には、野
菜を含む生地と野菜を含まない生地が層状に形成された
外観、風味および食感が良好な焼成菓子の製造方法に関
する。
(従来の技術) 近頃、−船釣な健康指向の高まりに伴い、積極的に野菜
を摂取しようとする気運がある。そのような情勢の中で
、種々の野菜入り煎餅や野菜入りビスケット等の菓子が
現れるに至っている。しかしながら、上記した菓子のう
ち、野菜入りビスケットは、次のような特徴を有するも
のであった。
すなわち、野菜に含まれる繊維によるモゴモゴとした好
ましくない食感、野菜の焦げた好ましくない風味、およ
び野菜特有の好ましくない風味を呈し、また、焼き色が
美しくなく、さらに、外観上特に健康感をアピールでき
るものではなかった。
(発明が解決しようとする課R) 本発明は、好ましい食感および風味を有し、外観が美し
く、また健康感をアピールすることができる野菜入り焼
成菓子を製造することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、焼成菓子を製造するに際し、野菜を含む
生地と野菜を含まない生地とを層状に形成すること、野
菜を含まない生地が最上層および最下層となるように層
を形成すること、以上の2要件を同時に満足することに
より、前記課題を達成できるとの知見を得た。上記知見
を基に完成された本発明の要旨は、野菜を含まない生地
Aが最上層および最下層となるようにして、野菜を含ま
む生地Bとの層を形成せしめた後、これを焼成すること
を特徴とする層状焼成菓子の製造方法である。
本発明で用いる生地Aは、ビスケット生地、パイ生地、
クラッカー生地をいう。該生地Aの水分含量はl0〜3
5%である。
上記生地Aが、例えば、ビスケット生地である場合、こ
れを構成する組成物としては、次の組成が例示される。
小麦粉           30〜65%Iii  
類           15〜30%粉乳 食塩 0〜4% 0〜2% ベーキングパラター       0〜3%この場合、
生地Aは、例えばシュガーハンター法により調製するこ
とができる。具体的には、油脂を練って柔らかくし、そ
こに糖類を加え攪拌し、次いで、液体原料を加え攪拌す
る。その後、穀粉、澱粉、粉乳、食塩、ベーキングパラ
ター等を加え混合する。上記方法の他に、フラワーハン
ター法、オールインミックス法も使用可能である。なお
、必要により、膨張剤、乳化剤等を加えることができる
。膨張剤としては、重曹、重炭酸アンモニウム、塩化ア
ンモニウム等のガス発生剤と、クエン酸、第1リン酸カ
ルシウム等のガス発生促進剤との組み合わせを例示する
ことができる。乳化剤としては、ショ糖脂肪酸エステル
、レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル等を例示することができ
る。
次に、生地Aが折りパイ生地である場合、これを構成す
る組成物としては、次の組成が例示される。
小麦粉           35〜45%Pi  類
                 0〜4%食塩  
  0.1〜1.5% 水                  l5〜25%
油 脂(バター、マーガリン、 ショートニング等)  30〜b 上記戒分以外に、調味原料としてグルタミン酸Na等の
アミノ酸類、フレーバー類を添加してもよい。上記折り
パイ生地は、例えば次の方法により調製することができ
る。
小麦粉、食塩、水、油脂の一部を混捏した後、圧延して
2〜301m1厚のシートにし、該シート表面の1/2
.2/3の部分に油脂を載せ、これを折りたたむ(4つ
折り、3つ折り等)。次に、これを2〜30m厚まで圧
延し、さらに折りたたむ(4つ折り、3つ折り等)。こ
の折りたたみ操作を2〜4回繰り返して形成する。なお
、途中で、冷蔵庫等の冷所で生地を休ませると、より良
好なパイとなる。
生地Aが練りパイ生地である場合、これを構成する組成
物としては、次の組成が例示される。
小麦粉           35〜55%糖 類  
           0〜4%食塩     0.1
〜2% 水                 13〜30%油
 脂(バター、マーガリン、 ショートニング等)  20〜45% この生地は、グルテンをあまり出さないように混合して
、生地を形成する。
生地へのもう一つの具体例として、クラッカー生地組成
を次に例示する。
小麦粉           35〜65%−イースト
           0.1〜1%マーガリン(バタ
ー ショートニング) 5〜30% 0〜15% 0〜1% 0〜0.5% 0〜10% チーズ 食塩 重曹 糖類(砂糖、水飴) 水                   10〜25
%この場合、生地Aは、例えば直捏法により調製するこ
とができる。具体的には、上記成分を一度に混練した後
、工〜20時間発酵させる。上記方法の他に、中種法も
使用可能である。この方法は、上記成分のうちの一部を
混練したものに、発酵させた残りの一部を加え、さらに
混練する。
これに対して、生地Bはペースト状または粉末状の野菜
を含有していれば特に限定されないが、上記原料以外に
、小麦粉、米粉、コーンスターチ、馬鈴薯澱粉、小麦粉
澱粉、mM、油脂、粉乳、食塩、ベーキングパウダー、
アーモンド粉末、ココナツツ粉末、大豆粉、チーズ、モ
ルトエキス、調味料、香料、膨張剤、乳化剤等を適宜使
用してもよい。該生地Bに使用する野菜としては、ホウ
レン草、人参、かぼちゃ、大根、トマト、グリーンピー
ス、カリフラワー、レタス、さつまいも等を例示するこ
とができる。
生地Bは、例えばオールインミックス法、シュガーハッ
ター法等の適宜手段により調製することができる。なお
、該生地Bの水分含量は10〜50%である。水分含量
が10%未満であると、生地の粘着性が弱くボロホロと
崩れやすくなり、50%を超えると、粘着性が強くなり
すぎて成型するのが困難になり、作業性が悪くなる。
上記生地AおよびBは、0.5〜10I11I11に圧
延するのが好ましい。生地が0.5m未満の場合は、薄
すぎて破れやすくなり、10圓を超える場合は、厚すぎ
て作業性が悪くなる。
本発明では、上記2種類の生地を層状に形成させて層状
生地を調製する。例えば、生地A表面の1/2.2/3
の部分へ生地Bを載せ、これを折りたたんで(4つ折り
、3つ折り等)、層を形成させる方法を挙げることがで
きる。また、別の方法としては、生地Aの表面に水、卵
液またはその抽水溶液を薄く塗布するか噴霧した後、そ
の上に、生地Bを載置し軽く押さえて両者を接着し、さ
らに、生地Bに前記と同様の処理を施し、生地Aおよび
Bを交互に貼合わせて、層を形成させる方法を挙げるこ
とができる。上記いずれの場合も、生地Aが最上層およ
び最下層となるように層を形成する。核層の数は、生地
Aおよび生地Bの層の合計で3〜11に形成する。すな
わち、本発明に係る焼成菓子は、生地Aを生地Bで挟む
ように層を形成するため、少なくとも3層は必要であり
、反対に11層を超えると、層がわからなくなる。また
、適度な野菜の風味を得るために、生地Aおよび生地B
の重量比は1:0.25〜2となるように層を形成する
。さらに、層形成後、食べやすさ、外観の観点から、こ
れをシート厚1〜10mmに圧延するのが好ましい。
次に、上記層状生地を焼成するが、その前に該層状生地
に緑色植物の葉(以下、単にハーブという)を付着させ
てもよい。この場合、ハーブを付着させる工程の前また
は後に、最終製品の形を考慮して、該層状生地をカンタ
−等で切断し、または型抜きして所望の形状に成型する
工程を施す。
菓子生地がパイまたはクランカーの場合は、前記工程以
外に、層状生地に微小な蒸気穴を数個開ける工程を付加
するのが好ましい。
本発明において、ハーブは1枚の大きさが5〜60mm
の新鮮なものを使用するのが好ましい。すなわち、5f
fiII+未満のハーブでは、小さすぎてハーブが付着
していることを認知し難く、60mmを超えるハーブで
は、大きすぎて外観のかわいらしさに欠ける。1枚の大
きさが5〜60閣のハーブとしては、菊の葉、モξジの
葉、ペパーミント、スペアミント、オレガノ、レモンパ
ーム、マジョラム、スイートマジョラム等を例示するこ
とができる。該ハーブは予めpH6,5〜11.80〜
102°Cの水溶液で、3〜600秒間ブランチング処
理を施す。pHが6.5未満、または温度が80°C未
満、または処理時間が3秒未満では、焼成後にハーブが
変色しやすく、pHが11を超える場合、または温度が
102℃を超える場合、または処理時間が600秒を超
える場合は、ハーブが柔らかくなりすぎて、きれいに延
ばして付着させるのが困難になる。pH調整剤としては
、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、酢酸
ナトリウム等を例示することができる。ブランチング処
理を施したハーブは、直ちに10〜25°C程度の冷水
に浸漬して温度を下げるとよい。
次に、上記ハーブを菓子生地上面に付着させる。
この際、ハーブについた水分を、拭きとるか熱風乾燥す
る等して除去するのが好ましい。ハーブをこの時期に付
着させないで、菓子を焼成した後に付着させると、接着
性が悪く、流通時または喫食時に葉が剥がれやすくなる
からである。なお、菓子生地の最上層である生地Aが水
分、糖類、油脂等を多く含んでおり付着性が強い場合は
、上記の処理を施したハーブをそのまま付着させてもよ
いが、そうでない場合は、卵液、非水溶液、水、プルラ
ン溶液、澱粉液等の液状物を菓子生地上面および/また
はハーブの裏面に塗布した後、ハーブを菓子生地上面に
付着させると、ハーブが剥がれ難いという点で好ましい
。卵液を菓子生地上面に塗布すると、焼色が美しくなる
という点で特に好ましい。また、基本的に1個の菓子生
地には1枚のハーブを付着させるが、ハーブが小さい場
合、または生地が大きい場合は2枚以上付着させてもよ
い。ハーブを2枚以上付着させる場合は、ハーブが重な
らないようにすると、ハーブが剥がれ難くなり、また、
外観が悪くならないという点で好ましい。
上記のようにして菓子生地にハーブを付着させた後、こ
れをオープン等で焼成する。焼成条件は底型した菓子生
地の大きさにより異なるが、150〜250°Cの雰囲
気中で5〜20分焼成するとよい。なお、焼成後の菓子
の水分が高い場合は、乾燥処理を施す。この場合、80
〜150°Cの熱風で5〜120分間乾燥するとよい。
上記した工程を経て、本発明に係る層状焼成菓子を得る
ことができる。該層状焼成菓子を図面に示すと、例えば
第1図のようになる。すなわち、焼成により生地Aは一
般的な焼成菓子の焦げ色が付き、また、生地Bは濃い焦
げ色が付いて、色の異なる層を形成した焼成菓子となり
、該焼成菓子の表面にハーブCが付着している。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。
実施例1 ドライタイプ(人参) ■ 生地Aの調製(パイ生地) 小麦粉1428g、砂糖286g、粉乳29g、食塩2
1g、バター71g、水786gを稟キサ−のボールに
入れ、螺旋状のドウフックで混練した後、内部の雰囲気
が5°Cの冷蔵庫で1時間ねかせた。その後、これを冷
蔵庫からとり出して10閣に圧延し、2/3の部分にマ
ーガリン1000gを載せた後、3つ折り工程→内部の
雰囲気が5℃の冷蔵庫で30分間ねかせる工程→15m
+に圧延する工程を3回繰り返し、その後、さらに3つ
折りして内層の数が81となるパイ生地を得た。
この生地水分は31.7%であった。
■ 生地Bの調製 小麦粉500 g、ココナツツ粉500 g、砂糖11
00g、マーガリン500gと、擦り下ろした後水分を
絞り出して歩留まり53%とした人参900gを用い、
シュガーバッター法で混合して生地Bを得た。この生地
水分は35.6%であった。
■ 菓子生地の調製 上記生地AおよびBを厚さ5mmに圧延し、生地Aの上
に生地Bを載せ、3つ折りした後、厚さ2゜5mに圧延
して、生地AおよびBの重量比が2:1となる5層状生
地を作った。次いで、該5層状生地を直径5.5C11
の円形に型ぬきした後、直径1mの蒸気穴を9個開け、
菓子生地を調製した。
■ 焼成 その後、これをオーブン中に収納し、180°Cで10
分間焼成した後、100°Cの熱風で60分間乾燥して
焼成菓子を得た。該焼成菓子の水分は1.2%であった
実施例2 ドライタイプ(はうれん草×オレガノ)■ 生地Aの調
製(パイ生地) 小麦粉1428g、砂$1286g、粉乳29g、食塩
21g、バター71g、水786gをミキサーのボール
に入れ、螺旋状のドウフックで混練した後、内部の雰囲
気が5°Cの冷蔵庫で1時間わかせた。その後、これを
冷蔵庫からとり出して10閣に圧延し、2/3の部分に
マーガリン1000gを載せた後、3つ折り工程→内部
の雰囲気が5°Cの冷蔵庫で30分間ねかせる工程→1
5mmに圧延する工程を3回繰り返し、その後、さらに
3つ折りして内層の数が81となるパイ生地を得た。
この生地水分は31.7%であった。
■ 生地Bの調製 小麦粉700g、アーモンドブードル300g、砂1!
200g、マーガリン600g、クリームチーズ200
g、食塩20gと、ホウレン草を沸騰水に30秒間浸漬
した後、15°Cの水に10分間浸漬し、これを裏ごし
してペースト状にし、次いで、水分を絞り出して歩留ま
り22%としたもの620gを用い、シュガーバッター
法で混合して生地Bを得た。この生地水分は33.5%
であった。
■ 菓子生地の調製 上記生地AおよびBを厚さ5閣に圧延し、生地Aの上に
生地Bを載せ、3つ折りした後、厚さ2゜5III11
に圧延して、生地AおよびBの重量比が2゜8:1とな
る5層状生地を作った。次いで、該5層状生地を直径5
.5cmの円形に型ぬきした後、直径11hlnの蒸気
穴を9個開け、菓子生地を調製した。
■ ハーブのブランチング処理 濃度が0.3%の重曹水溶液(pH8,2)を沸騰させ
、この中に枝付きオレガノ30gを1分間浸漬してブラ
ンチング処理した後、すぐに13℃の水に浸漬した。
■ 菓子生地へのハーブの貼り付は 上記菓子生地の上面に33%の卵黄水溶液を塗布した後
、該菓子生地の上面中央部に、水分を拭きとったオレガ
ノの葉を1枚ずつ貼り付けた。
■ 焼成 その後、これをオーブン中に収納し、180°Cで10
分間焼成した後、100°Cの熱風で60分間乾燥して
焼成菓子を得た。該焼成菓子の水分は1.8%であった
実施例3 ウェットタイプ(かぼちゃ×レモンバーム)■ 生地A
の調製(クラッカー生地) 小麦粉1000g、砂糖100g、食塩20g、生イー
スト20g1バター500g、水300gを呉キサ−の
ポールに入れ、螺旋状のドウフックで混練した後、27
℃で1.5時間発酵させ生地Aを得た。この生地水分は
27.3%であった。
■ 生地Bの調製 ココナツツ粉500g、砂糖1100gと、沸騰水に5
分間浸漬した後裏ごししてペースト状にしたかぼちゃ8
00gを混合して生地Bを得た。
この生地水分は30.3%であった。
■ 菓子生地の調製 次に、厚さ1.5mに圧延した生地Aで、厚さ3mmに
圧延した生地Bを挟んで軽く圧着し、生地AおよびBの
重量比が2.2:1となる3層状生地を作った。その後
、該3層状生地を直径3.50の円形に型抜きして菓子
生地を調製した。
■ ハーブのブランチング処理 濃度が0. 3%の重曹水溶液(pH8,2)を沸騰さ
せ、この中に技付きレモンバーム30gを1分間浸漬し
てブランチング処理した後、すくに13°Cの水に浸漬
した。
■ 菓子生地へのハーブの貼り付は 上記菓子生地の上面に33%の卵黄水溶液を塗布した後
、該菓子生地の上面中央部に、水分を拭きとったペパー
ミントの葉を1枚ずつ貼り付けた。
■ 焼成 その後、これをオーブン中に収納し、180°Cで11
分間焼放して焼成菓子を得た。該焼成菓子の水分は15
.3%、水分活性が0.77であった。
実施例4 ウェットタイプ(大根×スイートマジョラム)■ 生地
への調製(クラッカー生地) 小麦粉1000g、砂糖100g、食塩20g、塩イー
スト20g、バター500g、水300gをミキサーの
ボールに入れ、螺旋状のドウフックで混練した後、27
°Cで1.5時間発酵させ生地Aを得た。この生地水分
は27.3%であった。
■ 生地Bの調製 クリームチーズ340 g、ゴーダチーズ340gを湯
せんして柔らかくした後、粉末チーズ290g1アーモ
ンドブードル400g1砂11100g、食塩20gと
、擦り下ろした後水分を絞り出して歩留まり27%とし
た大1800gを混合して生地Bを得た。この生地水分
は47.9%であった。
■ 菓子生地の調製 次に、厚さ1. 5mmに圧延した生地Aで、厚さ3I
II11に圧延した生地Bを挟んで軽く圧着し、生地A
およびBの重量比が2.2:1となる3層状生地を作っ
た。その後、該3層状生地を直径3.5(4)の円形に
型抜きして菓子生地を調製した。
■ ハーブのブランチング処理 濃度が0.3%の重曹水溶液(pH8,2)を沸騰させ
、この中に枝付きスイートマジゴラム30gを1分間浸
漬してブランチング処理した後、すくに13°Cの水に
浸漬した。
■ 菓子生地へのハーブの貼り付は 上記菓子生地の上面に33%の卵黄水溶液を塗布した後
、該菓子生地の上面中央部に、水分を拭きとったスイー
トマジョラムの葉を2枚ずつ貼り付けた。
■ 焼成 その後、これをオーブン中に収納し、180°Cで11
分間焼放して焼成菓子を得た。該焼成菓子の水分は16
.9%、水分活性がO,SOであった。
(発明の効果) 本発明に係る焼成菓子は、生地Aが最上層および最下層
となるようにすることにより、焼き色が美しくなり、色
の異なる層を形成して全体としての外観が美しくなると
共に、野菜の焦げた好ましくない風味がほとんどしない
。同時に、生地Bには多量の野菜が含まれているので健
康感がある。
また、生地Bが有するモゴモゴとした好ましくない食感
は、生地Aの好ましい食感で解消される。
さらに、ハーブを使用する場合には、ハーブを前処理す
るため、青臭みを除去でき、焼成後においても変色し難
く、菓子生地にハーブを付着させた後焼成するため、ハ
ーブが剥がれ難い。また、焼成菓子の表面に鮮やかな緑
色を呈したハーブが付着しているため、美しい外観を有
し、野菜特有の好ましくない風味がハーブによりマスキ
ングされ、焼成菓子に含まれる野菜と表面のハーブによ
り健康感を有する。また、焼成菓子とハーブという意外
な組み合せが目新しく、消費者に食欲を起こさせ、焼成
菓子の食味、食感とハーブのされやかな香りを併有する
新規で良好な風味を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る層状焼成菓子の一例を示す斜視
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)野菜を含まない生地Aが最上層および最下層とな
    るようにして、野菜を含む生地Bとの層を形成せしめた
    後、これを焼成することを特徴とする層状焼成菓子の製
    造方法。 (2)生地Aがビスケット生地、パイ生地、クラッカー
    生地である請求項1記載の層状焼成菓子の製造方法。 (3)生地Bの水分含量が10〜50%である請求項1
    記載の層状焼成菓子の製造方法。(4)生地Aおよび生
    地Bの重量比が1:0.25〜2である請求項1記載の
    層状焼成菓子の製造方法。 (5)野菜を含まない生地Aが最上層および最下層とな
    るようにして、野菜を含む生地Bとの層を形成せしめた
    菓子生地の上面に、pH6.5〜11の水溶液でブラン
    チング処理した緑色植物の葉を付着させた後、これをオ
    ーブン等で焼成することを特徴とする層状焼成菓子の製
    造方法。 (6)ブランチング処理が80〜102℃、3〜600
    秒間の条件である請求項5記載の層状焼成菓子の製造方
    法。
JP2051795A 1990-03-05 1990-03-05 層状焼成菓子の製造方法 Expired - Lifetime JP2717194B2 (ja)

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