JPH0325461Y2 - - Google Patents

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JPH0325461Y2
JPH0325461Y2 JP1986071158U JP7115886U JPH0325461Y2 JP H0325461 Y2 JPH0325461 Y2 JP H0325461Y2 JP 1986071158 U JP1986071158 U JP 1986071158U JP 7115886 U JP7115886 U JP 7115886U JP H0325461 Y2 JPH0325461 Y2 JP H0325461Y2
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valve body
valve
door groove
upstream
door
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願は管路とくに上下流とも円形管で構成され
ている管路に介装し下流側への流量を調整する仕
切弁(高圧スライドゲート、ゲートバルブ、スル
ースバルブ等とも呼称される)に関する新規な改
良に係る考案である。
〔従来の技術〕
従来から使用されてきた仕切弁の一例は第6図
に示すように、上流、下流の管路(円形管)に接
続する弁箱1aとその上に載置するふた5、この
両者の中空部で上下に滑動しつつ昇降する弁体3
a、この弁体の移動を案内する戸溝2a、移動を
起すための駆動力、移動に当つて弁体に作用する
水圧荷重を弁箱に伝達させるために戸溝内に設け
た弁体および弁箱にそれぞれ貼装した弁座4a,
4a′、その他付帯部材を組立ててできている。
弁体の底面およびこれが嵌入する戸溝の関係を
拡大して示したのが第7図であり、弁箱弁座4
a、と弁体弁座4a′とが密着して戸溝内へ嵌入し
て水密を保ち弁閉となつている。
弁体は図のように鋳鋼構造によつて水平で長い
底面をもつ薄い箱形に形成されるのが普通であ
る。
また戸溝の底面は弁体の底面形状に適合するよ
うに半円弧状、梯形状又は水平状に形成され、第
6図のように弁箱胴部から外部へ帯状に膨出した
形をとるのが一般構造である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
仕切弁が介装される流路に浄化された上水道を
用いる場合には問題ないが、ダム等から直接流入
する原水に使用する設備に用いる場合には、種々
の条件の水の通過する方がむしろ多いと言われ
る。
すなわち洪水や増水などで貯水ダムなどに土砂
が流入し、それらの一部が送水中に混入するのは
避け難いので、第8図のように戸溝の底面付近の
凹部には土砂が沈積してときには充満して了うこ
とも珍しくない。
したがつて弁体が下降してきても土砂の介在に
妨げられて双方の弁座と弁座とが密着できず、正
確な閉弁ができなくなる。
また弁体底面が水平であるときは、中間開度時
に第9図(戸溝などは省略)に示すように図中の
※マークの部分が閉鎖状態となつて水Wや空気A
の補充が困難なため、大きな負圧となる。
又負圧部分の長さが長いため圧力変動による起
振力も大きい。もつとも流れの断面積変化に伴う
水頭損失や非定常化に対しては多数の研究と実験
式が既に提出され、仕切弁の弁体についても片面
テーパーデイスク(第10図)を提供した実開昭
51−100326号公報などもある。
しかしながらこの構成は水の流れ改善に着目し
たものであり、梯形状の断面は底面が水平である
から、累積した土砂などを全面均等に押圧するだ
けで戸溝内から排出するような作用は生じない
し、弁全閉直前の微妙な時点においては全面圧密
凝集した土砂などを排出する逃げ口が封じられて
弁体を緊着するための阻害となる懸念が残る。
本願考案は以上述べた問題点を解決するため
に、戸溝の底面付近の凹部に土砂が沈積し充満し
て了つたときでも、このことに妨げられずに正確
な閉弁ができ、併せて振動発生の少ない仕切弁の
提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本願考案に係る仕切弁は、戸溝底面は弁箱胴部
底面より外部へ帯状に膨出し、弁体の上流側、下
流側は垂直面よりなるが、底面は上流側から斜め
に下る傾斜面と幅の狭小な水平面とを続けて下流
側に達し、かつ上流側の垂直面と戸溝内面との間
に空〓を保つことによつて前記の課題を解決し
た。
〔作用と実施例〕
第1図は本願考案の実施例を示す一部側面断面
図である。
この図に基いて本願仕切弁の作用を説明する
と、弁箱1の中央胴部付近に外周側へ帯状に膨満
する戸溝2が凸設されており、この戸溝内に弁体
3が昇降自在に立設されている。
弁体3はその底面3Aが上流側に向つて勾配す
る傾斜面よりなつており、下流側の端面3Bが最
も早く戸溝底面に到達する。
この図から明らかなように、戸溝の底面付近に
は上流側から流入してきた土砂Sが沈積して戸溝
の全凹部に充満しているが、ここへ弁体の端面3
Bがまず到達すると、弁体の重み及び押付力が戸
溝内の下流側内面へ刃物による剪断と同様に幅の
狭小な水平部分から集中的に切り込み、累積した
土砂などを上流側へ斜めにせり上げつつ下降す
る。
この切り込み作用によつて弁体下流側が戸溝下
流側と接面するや、上流からの水流はしぼられて
噴流化し完全に閉め切るまでの間、強烈な噴流が
戸溝の帯状内面と弁板の傾斜底面との中空部分で
作動し土砂は傾斜面に沿つて当該中空部から排出
される。しかも上流側の垂直面と戸溝の上流側内
面とは密着せず、若干の空〓を保つようにしてい
るので、弁体の底面が下降して先端の幅が狭小な
水平面が戸溝の底面と接して完全に弁閉となるま
で、この先端で刮げ落され浮遊する土砂は傾斜面
に沿つて押し上げられこの空〓から外部へ吐き出
されるので、結局弁体が戸溝内へ正確に嵌入密着
するまで土砂の排出作用が続いて嵌入のための空
間を保つ目的を達する。
本実施例においては、弁箱1は鉄板の溶接構造
で製作し、戸溝底面の形状も死角のない土砂の排
出されやすい形をとつて実施上さらに有利な作用
を生じている。
次に第2図(戸溝などで省略)に示すように本
願考案の弁体の特徴は裏側(下流側)からの水W
や空気Aの補給が容易であり、通常負圧にならな
いか、負圧となつても非常に小さい。
また負圧部分(※マーク)が短いので圧力変動
による起振力は0に近い小さな値にとどまる。
なお具体的に弁箱に対する弁体の関係としては
第3図から第5図のような形状が考えられている
が、それぞれの弁体と戸溝底面付近の関係は第1
図の断面図で示されるように、弁体の底面が傾斜
していることが共通している。
〔考案の効果〕
本願考案の仕切弁は以上述べたように戸溝底面
付近に土砂が流入沈積しても、弁体は正確に戸溝
内に嵌入し完全に弁閉を果すことができる。
従来のように中途半端な状態で戸溝に沈積した
土砂の上に載りかかり、底面の水封が不完全で負
圧のため振動を発生するような障害も改善され
る。
従来、管路に介装した仕切弁の戸溝底面に土砂
が沈積すると、土砂を取り除くためには水源を遮
断したり、バイパスを取つたり煩瑣な作業を伴な
うものであつたから、そのような作業を免れるこ
とは、管路の管理者としてはきわめて価値ある提
案であると言うべきであろう。
また中間開度における負圧発生がきわめて小さ
く、弁体が振動を生じる傾向も殆んど解消され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願実施例を示す一部側面断面図、第
2図は本願考案の負圧消滅を説明する一部側面断
面図、第3図から第5図は本願実施例の3態様を
それぞれ示す正面図、第6図は従来技術を示す側
面(一部断面)図、第7図は第6図の一部拡大
図、第8図は従来の技術における作用を示す側面
断面の一部拡大図、第9図は従来技術における負
圧発生を説明する側面断面の一部拡大図。また第
10図は別の従来技術を示す垂直断面図。 1……弁箱、2……戸溝、3……弁体、3A…
…弁体の底面、3B……弁体の端面、S……戸溝
底面付近に沈積した土砂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上流、下流のそれぞれ接続する弁箱と、該弁箱
    内を昇降する弁体と、該弁体の側面と底面が嵌入
    する戸溝と、その他の付帯部材とよりなる流量調
    整用の仕切弁において、戸溝底面は弁箱胴部底面
    より外部へ帯状に膨出し、弁体の上流側、下流側
    は垂直面よりなるが、底面は上流側から斜めに下
    る傾斜面と幅の狭小な水平面とを続けて下流側に
    達し、かつ上流側の垂直面と戸溝内面との間に空
    〓を保つことを特徴とする仕切弁。
JP1986071158U 1986-05-12 1986-05-12 Expired JPH0325461Y2 (ja)

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JPS62183172U JPS62183172U (ja) 1987-11-20
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