JPH03254440A - 光記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

光記録媒体及びその製造方法

Info

Publication number
JPH03254440A
JPH03254440A JP2053272A JP5327290A JPH03254440A JP H03254440 A JPH03254440 A JP H03254440A JP 2053272 A JP2053272 A JP 2053272A JP 5327290 A JP5327290 A JP 5327290A JP H03254440 A JPH03254440 A JP H03254440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
optical recording
recording medium
low melting
transparent substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2053272A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikanobu Matsutame
松為 周信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP2053272A priority Critical patent/JPH03254440A/ja
Publication of JPH03254440A publication Critical patent/JPH03254440A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光記録媒体及びその製造方法に係り、特に安定
記録が可能でC/N比の優れた光記録媒体及びその製造
方法に関する。
[従来の技術] コンパクトディスク又はレーザディスクの再生装置で再
生可能な光記録媒体は、一般に、基板に信号ビットを形
成し、An、Auなとの高反射率の膜をPVD法により
全面に形成して製造される。なお、反射膜の反射率は6
0%以上と高くすることが必要である。
しかして、近年、光記録媒体を安価に量産する技術に関
心が集められており、従来、記録可能でコンパクトディ
スク、レーザディスク再生装置で再生できる光記録媒体
として種々の技術が提案されている。
例えば、レーザ照射により分解する有機色素を反射膜と
透明基板との間に密封しておき、照射で生成するガスに
よりレンズ状のバラプル(泡)を形成する方法が提案さ
れている。また、光照射で透過率が低下する記録層と反
射層を積層する方法も提案されている。更に、低融点金
属を反射膜として用い、レーザ照射によりこれに穴を開
ける方法も提案されているが、低融点でしかも上記の高
反射率をもつ材料は非常に限定される。
また、Se、Teなどの追記型記録媒体をコンパクトデ
ィスクと互換性とするため、透明基板と記録膜の間に低
屈折率の透明膜を形成し、薄膜内で多重反射光が干渉に
より強めあうように屈折率、膜厚を設定する方法(特開
昭63−191332号)が提案されているが、これら
の記録材料は光感度が高すぎるため、記録膜の感度を故
意に低下させるか、再生装置の回転数を通常の再生条件
より高くする必要がある。
[発明が解決しようとする課題] 従来、光記録媒体の製造方法について様々な改善策が提
案されているが、十分に満足し得る記録安定性及びC/
N比を達成し得る光記録媒体は提供されていない。
本発明は上記従来の実情に鑑み、安定記録が可能でC/
N比に優れた光記録媒体及びこのような光記録媒体を容
易に製造することができる方法を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 請求項(1)の光記録媒体は、透明基板の一方の板面に
、屈折率が該板面よりも小さい透明薄膜、低融点反射膜
及び保護膜がこの順に積層されている光記録媒体におい
て、透明基板の前記一方の板面に多数の凸条を同心又は
螺旋的に設けた光記録媒体であって、該凸条の幅は該凸
条に入射される光束の径よりも小であり、凸条同志の間
の凹溝の部分では低融点反射膜は凹溝の底面部分から離
間して保護膜に接していることを特徴とする 請求項(2)の光記録媒体の製造方法は、請求項(1)
の光記録媒体を製造するにあたり、一方の板面に多数の
凸条を同心又は螺旋的に設けた透明基板の該凸条形成側
表面に、透明薄膜、低融点反射膜及び保護膜を積層して
なる積層シートを貼着又は圧着することを特徴とする 請求項(3)の光記録媒体の製造方法は、請求項(1)
の光記録媒体を製造するにあたり、一方の板面に多数の
凸条を同心又は螺旋的に設け、かつ、該凸条形成側表面
に透明薄膜が積層された透明基板の該凸条形成側表面に
、低融点反射膜及び保N@を積層してなる積層シートを
貼着又は圧着することを特徴とする。
以下に本発明を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の光記録媒体の一実施例を示す部分拡大
断面図、第2図は本発明の光記録媒体の透明基板の一実
施例を示す断面斜視図、N3図は請求項(2)の製造方
法の一実施例を示す断面図、第4図は請求項(3)の製
造方法の一実施例を示す断面図、第5図は本発明の光記
録媒体の作用効果の説明図である。
なお、第1図〜第5図はいずれも模式的な図であって、
透明基板の厚さに対する凸条の高さや透明基板の半径に
対する凸条の形成間隔等は実際よりも著しく大きく示さ
れている。
第1図に示す如く、本発明の光記録媒体1は、透明基板
2の一方の板面に、屈折率が該板面よりも小さい透明薄
膜3、低融点反射膜4及び保護膜5がこの順に積層され
ているものであって、透明基板2の前記一方の板面に多
数の凸条2Aが同心又は螺旋的に設けられ、凸条2A同
志の間の凹溝2Bの部分では、低融点反射膜4は凹溝の
底面部分から離間して保護膜5に接している。
なお、透明基板2に設けられた凸条2Aの幅w1は、光
記録媒体1の使用に際し、この凸条2Aに入射される光
束Aの径dよりも小さく設定されている。
本発明の光記録媒体は、低融点反射膜4が透明基板2の
凹溝2Bの底面部分から離間して保1iii膜5に接し
ていれば良く、この位置において、低融点反射膜4と透
明薄膜3とは必ずしも接している必要はない。例えば、
第3図(b)に示す如く、透明基板2の凹溝2Bの部分
において低融点反射膜4と透明薄膜3とは離間していて
も良い。
本発明の光記録媒体に用いられる透明基板の材質として
は、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸エステルなど
の樹脂が好適に使用され、その厚さ、直径等は使用目的
に応じて適宜決定されるが、通常の場合、厚さ0.5〜
5mm、直径60〜300mm程度とされる。また、凸
条の幅Wlや高さ(第1図のh)やその形成間隔、即ち
凹溝の幅(第1図のw2)等は、光記録媒体の使用目的
、必要とされる光記録特性等に応じて適宜決定されるが
、一般には上記範囲の大きさの透明基板であれば 凸条の幅W’+  : 0.2〜0.8μm凸条の高さ
h:0.1〜2μm 凹溝の幅W2:0.4〜1.6μm の範囲とするのが好ましい。
このような透明基板は、射出成形又はプレス成形等によ
り、第2図に示す如く、一方の板面に凸条2A及び凹溝
2Bを有する基板2として容易に製造することができる
このような透明基板よりも屈折率が小さい透明薄膜とし
ては、Ca F 2 、M g F2等のフッ化物、5
i02、Aぶ203、ガラス等の酸化物を使用すること
ができる。その他、ポリビニルアセタール、ポリビニル
エステル、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸
エステル、セルロースエステル及びこれらの弗化物など
の高分子も使用できる。透明薄膜は、これらの層をいく
つか組み合わせて積層することにより、効果の増強を図
ることが可能である。透明薄膜の厚さは通常50〜20
00Aの範囲で反射率及びC/N比から実験的に決定す
る 低融点反射膜としては、I n、Sn、Te。
Pb、Bi及びこれらを主成分とする合金の薄膜が好適
に使用される。これらの低融点反射膜には、Geの硫化
物など少量の増感剤を混入しても良い。低融点反射膜の
厚さは50〜2000A程度とするのが好適であり、レ
ーザ書込感度と膜の耐久性のバランスにより経験的に決
定する。
保護膜としては基板材料と同一の材質からなるフィルム
が最も望ましいが、低融点反射膜、透明薄膜の作成条件
によってはポリイミド、ポリエステルなどを使用するこ
とができ、その厚さは5〜1000μm程度が好適であ
る。
次に、本発明の光記録媒体の製造方法について説明する
請求項(2)の方法においては、第3図(a)、(b)
に示す如く、予め凸1条2A及び凹溝2Bを形成した透
明基板2の凸条2A形戒側表面に、透明薄膜3、低融点
反射膜4及び保護膜5をこの順に積層してなる積層シー
ト6を貼着又は圧着する。積層シート6を貼着する場合
、透明薄@3の形成材料を接着剤として利用することも
できる。
請求項(3)の方法においては、第4図(a)、(b)
に示す如く、予め凸条2A及び凹溝2Bを形成した透明
基板2の凸条2Aの形成側表面に透明薄11i3を積層
形成した後、低融点反射[4及び保護@5を積層してな
る積層シート7を貼着又は圧着する。この場合において
も、透明薄膜3の形成材料を接着剤として利用すること
もできる。
請求項(2)及び請求項(3)のいずれの方法において
も、積層シートの貼着に際しては、接着剤が透明基板の
凹溝部分にはみ出さないようにすることが、得られる光
記録媒体の性能上重要である。しかしながら、後述の透
明基板の凸条によるビーム整形効果のために、接着剤の
はみ出しが万−生じても、それによる影響は低減される
なお、本発明の光記録媒体は、上記請求項(2)、(3
)の方法に限らず他の方法により製造することもできる
。例えば、透明薄膜、低融点反射膜及び保N膜は、これ
らを積層シートとして貼着又は圧着する他、透明基板上
に、順次積層形成するようにしても良い。しかしながら
、作業工程の軽減上からは、請求項(2)、(3)の方
法を採用するのが好ましい。
[作用] 本発明の光記録媒体では、第5図に示す如く、透明基板
2に入射したレーザ光℃(例えば互!、j22)は、ま
ず、空気10と透明基板2との界面で屈折し、透明基板
2の凸条2Aの先端まで導かれ透明基板2と透明薄膜3
との界面で再度屈折し、低融点反射li4上で微細なス
ポットPに収束する。レーザ光ぶが収束した点Pでは低
融点反射膜4が融解して穴4Aが開き、情報が記録され
る。
一方、凹溝2Bの部分に入射した光(例えばJ’s、i
4)は凹溝2Bの天井面部分において拡散されるため、
凹溝2Bの部分に位置する低融点反射層3に到達する光
のエネルギー密度は著しく小さくなり、低融点反射膜は
全く熔融せず、情報の記録は行なわれない。
従って、入射するレーザ光1の幅が大きくても、上述し
た凸条2Aのビーム整形効果により実質的に記録膜に到
達する光の大きさは規定された寸法となり、レーザ光周
辺のレーザ強度分布の影響を受けることなく、安定した
記録が可能となり、C/N比が改善される。
このようにして記録がなされた光記録媒体をコンパクト
ディスク再生装置にかけることにより、低融点反射膜4
に記録された穴4Aが信号として読み取られる。この場
合にも、読み取り光は上記と同様にして凸条2Aにより
収束され、透明薄膜3の多重反射によって強められた反
射光が透明基板2に入射するようになる。一方、多重反
射で拡大したスポットの周縁部は凸条によってカットオ
フされるので、C/N比の改善が達成される。
[実施例コ 以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
実施例1 第3図(a)、(b)に示す方法に従って、本発明の光
記録媒体を製造した。
ポリカーボネートフィルム(厚さ100μm)にIn−
3n−Pb合金薄膜(厚さ30A)及びCaF2薄膜(
厚さaooA)を積層した積層シートを、予め下記仕様
の凸条及び凹溝を形成したポリカーボネート基板(厚さ
100μm)に外縁部の接着により貼り合わせた。
凸条の幅W+:0.6μm 凸条の高さh:0.1μm 凹溝の幅W2:1.Oμm 得られた光記録媒体に信号の書き込みを行なった後、コ
ンパクトディスク再生装置により信号が再生可能なこと
を確認した。
実施例2 螺旋溝を形成したポリカーボネート基板と、I n−3
n−Au−S合金薄VM(厚さ30A)をつけたポリカ
ーボネートフィルム(厚さ500μm)とを含フツ素紫
外線硬化樹脂を接着剤として貼り合わせ、実施例1と同
様にして本発明の光記録媒体を製造した。なお、硬化後
の接着剤層の屈折率は1.46であった。
得られた光記録媒体に信号の書き込みを行なつた後、コ
ンパクトディスク再生装置により信号が再生可能なこと
を確認した。
比較例1.2 凸条及び凹溝を形成したポリカーボネート基板を用い、
その上に実施例1.2と同様の合金薄膜を形成し、保護
膜を裏面につけて光記録媒体を製造した。
実施例1.2、比較例1.2の光記録媒体についてC/
N比を調べたところ、第1表に示す如く、本発明の光記
録媒体はC/N比が極めて良好であることが確認された
第1表 [発明の効果] 以上詳述した通り、請求項(1)の光記録媒体によれば
、記録の安定性に優れ、C/N比が著しく良好な光記録
媒体が提供される。
請求項(2)、(3)の光記録媒体の製造方法によれば
、このような優れた特性を有する光記録媒体を高い生産
性にて容易かつ効率的に製造することが可能とされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光記録媒体の一実施例を示す部分拡大
断面図、N2図は本発明の光記録媒体の透明基板の一実
施例を示す断面斜視図、′s3図は請求項(2)の製造
方法の一実施例を示す断面図、第4図は請求項(3)の
製造方法の一実施例を示す断面図、第5図は本発明の作
用効果の説明図である。 1・・・光記録媒体、2・・・透明基板、3・・・透明
薄膜、4・・・低融点反射膜、5・・・保護膜。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明基板の一方の板面に、屈折率が該板面よりも
    小さい透明薄膜、低融点反射膜及び保護膜がこの順に積
    層されている光記録媒体において、 透明基板の前記一方の板面に多数の凸条を同心又は螺旋
    的に設けた光記録媒体であって、該凸条の幅は該凸条に
    入射される光束の径よりも小であり、凸条同志の間の凹
    溝の部分では低融点反射膜は凹溝の底面部分から離間し
    て保護膜に接していることを特徴とする光記録媒体。
  2. (2)一方の板面に多数の凸条を同心又は螺旋的に設け
    た透明基板の該凸条形成側表面に、透明薄膜、低融点反
    射膜及び保護膜を積層してなる積層シートを貼着又は圧
    着することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    光記録媒体の製造方法。
  3. (3)一方の板面に多数の凸条を同心又は螺旋的に設け
    、かつ、該凸条形成側表面に透明薄膜が積層された透明
    基板の該凸条形成側表面に、低融点反射膜及び保護膜を
    積層してなる積層シートを貼着又は圧着することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の光記録媒体の製造
    方法。
JP2053272A 1990-03-05 1990-03-05 光記録媒体及びその製造方法 Pending JPH03254440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2053272A JPH03254440A (ja) 1990-03-05 1990-03-05 光記録媒体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2053272A JPH03254440A (ja) 1990-03-05 1990-03-05 光記録媒体及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03254440A true JPH03254440A (ja) 1991-11-13

Family

ID=12938105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2053272A Pending JPH03254440A (ja) 1990-03-05 1990-03-05 光記録媒体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03254440A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1046171C (zh) 一种具有双信息表面的光盘
JP4192373B2 (ja) 光ディスク
JP3581246B2 (ja) 貼り合わせ型光ディスクの製造方法
JP4080741B2 (ja) 多層光記録媒体の製造方法および多層光記録媒体
JP2710040B2 (ja) 光情報記録媒体
JPH03254440A (ja) 光記録媒体及びその製造方法
JP3248415B2 (ja) 多層ディスク
JP4266044B2 (ja) 情報記録媒体
JP2822288B2 (ja) 追記型光ディスク媒体
JP4064871B2 (ja) 光ディスク及び光ディスク製造方法
JP2512042B2 (ja) 光記録媒体および光記録方法
JPH0287343A (ja) 光情報記録媒体
JP2527476B2 (ja) 光情報記録媒体
JP2840643B2 (ja) 光情報記録媒体
JPH04286734A (ja) 光情報記録媒体
JP2512043B2 (ja) 光記録媒体及び光記録方法
JP2512045B2 (ja) 光記録媒体及び光記録方法
JP2596477B2 (ja) 光情報記録媒体
JP2596475B2 (ja) 光情報記録媒体
JPH10302314A (ja) 多層構造光情報媒体
JPH0375943B2 (ja)
JPH02266978A (ja) 光情報記録媒体
JPH04305844A (ja) 情報記録媒体
JPH0287340A (ja) 光情報記録媒体
JPH05217205A (ja) 光情報記録媒体