JPH0325323A - 自動計量装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、計量物を均一に分散し、高速でかつ精度の高
い計量を可能とした高速自動計量装置に関する。

（従来技術及びその問題点゛〕 従来から存在する粉ね体の計量は、供給ホッパと計量缶
をシャッタで接続し、前記計量缶に連結した計量機で粉
粒体を測定するのが一般的であるが、計量時間の短縮，
計量精度の向上を計るため各種の開発が行われてきた。

その例を示すと、特開昭５３　−　９１５５号公報に示
されるものは、主シュートとバイパスの補助シュートを
備えた粉状物の定量機であるが、このものは、シャッタ
の調整箇所が多く粉状物のブリッジ現象も生じやすく操
作性に問題があり、また、特開昭５７−１９６１１６号
公報に示される計量装置は、隔壁によりホッパを大小２
つの流路に仕切り、大小２つの扇ゲートの開閉で計量す
る装置であるが、２枚の扇ゲートが一方向から開塞する
ので左右から閉塞する場合と比較すると時間がか＼り微
少な計量に問題があり、また、流量調整板、攪拌具など
がホッパ内に固設されているが、その構造上からして扇
ゲートへの粉体圧も考えられ機構の複雑さにしては高い
精度の維持に問題点を有するものである。更に、特開昭
６１−　８６２７号公報、特開昭６１−１０２５２３号
公報に示されるものは、開閉ゲート．共通ゲート，専用
ゲートを設け、隔室で大小投入槽を並設した自動定量秤
であるが、このものにおいてもゲートの開閉は一方向の
みであって、時間がか覧り、また、計量物は偏倚して投
下されるので計量缶の揺動は避けられないという問題点
を有する。

更にまた、特開昭６２−１３７５２５号公報には、隔壁
でホッパを２室に仕切り、バイパスとして分配管を付設
して小出し受槽に接続させ計量の微調整を行う粉粒体の
自動計量機が示されているが、これも粉粒体の投入によ
る計量皿の揺動，粉ね体の目詰り，計量精度と時間につ
いて然程効果が期待できるものとも考えられない等の問
題があった。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、前記した従来装置の問題点を解決し、供給ホ
ッパ内に傘状の分散投入板、可変シャッタ、及び計量筐
内に分散板を備え、設定値と実測値の偏差を演算して前
記の可変シャッタの開度を調整することによって高精度
な計量を行う自動計量装置の提供を目的とするものであ
る。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る自動計量装置は前記の目的を達戒するため
に、供給ホッパ内に可動可能に垂設した分散供給体と、
該分散供給体の下方に、底面が弧状をなし、長辺側の側
部中夫に切欠けが形成され、それぞれが各別に回動可能
とされた２枚のシャッタよりなる可変シャッタと、前記
の可変シャッタの下部に設けられた分散板を内装すると
ともに計量センサが付設された計量筐と、設定値と実測
値の差に基づいて前記の可変シャッタの開度，計量物の
投入量を予測演算する計量制御装置とから構成したこと
をその特徴とするものである。

〔作用〕

本発明に係る自動計量装置は、供給ホッパ内に分散供給
体を可動可能に垂設し、該分散供給体の可動によって供
給ホッパ内に供給される計量物は均一に分散されて下方
の可変シャッタに投入される。前記の可変シャッタは、
２枚のシャッタよりなり、それぞれのシャッタは底面が
断面弧状をなすとともに長辺側の側部中央に半円状の切
欠が形成され、各別に回動されて可変シャッタの開度を
可変し、前記の切欠の重なりによって可変シャ・ンタを
通過する計量物を微調整することができる。

そして、前記の可変シャッタを通過した計量物は計量筺
内に分散板を介して投入され、計量筺に付設の計量セン
サによって設定値と実測値との偏差を検出し、この検出
に基づいて上記の可変シャッタの開度，計量物の投入量
を予測演算して指示する計量制御装置を備えているので
、前記の計量制御装置によって可変シャッタの開度，開
度時間を調整するとともに、前記したそれぞれの可変シ
ャンタの長辺側の側部中夫の切欠けを重ねることによっ
て通過計量物を微調整することが可能であり、設定値と
極近の計量物を供給することができるものである． 〔実施例〕 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

図において、１は計量物を供給する供給するホッパで計
量筐２の上部に位置せしめられ、前記供給ホッパ１の上
部には均圧ノズル３が付設されている．４は供給用弁５
を備えた計量物の供給口であり、第１図には、供給口４
を装置の中央に位置させ、同一の供給ホンパｌを並列状
に設けたもの（一方の供給ホッパ等は図示省略）を示し
ているが、単独の供給ホッパを用いてもよいものである
。

前記した供給ホッパ１内に傘状に形成した分散供給体６
を可動可能に垂設し、該分散供給体６の可動は前記供給
ホッパｌの上部に配設した駆動装置７によって行ってい
る。

したがって、前記した供給口４に設けられる供給用弁５
の自動開閉によって供給ホッパ１内に計量物が適量供給
されるが、このとき、供給ホッパｌの上部に配設されて
いる分散供給体駆動用の駆動装置７を作動して傘状に形
成される分散供給体６を上下に揺動せしめ、供給される
計量物を前記の上下方向に揺動されている分散供給体６
によって均一に分散しながら後記する可変シャッタ上に
積載させる。

前記した分散供給体６０例を第２図に示すが、その形状
は円錐形状（第２図（イ）　（Ｅｌ）参照）、三角誰状
（第２図（ハ）参照）、半円球状（第２図（二）参照）
等で特に限定されるものでなく、要は計量物を均一に分
散させながら可変シャッタ上に供給できればよく、また
、分散供給体６は駆動装置７により上下動されるもので
あるので、緩衝機能を有し計量物を均一に分散させるも
ので、分散供給体６の壁面に任意の形状の穴６’，６’
，・・・・・・を穿設する（第２図（口）（ハ）（二）
参照）とその効果は更に増大されるものである。

８，９は前記したシャッタであり、該シャッタ８．９は
それぞれ底面が断面略孤状に形成されるとともに長辺側
の側部中夫に半円状の切欠８′９′を設けられており、
これら２枚のシ＋ツタ８，９は重合状態に設けられると
ともに、それぞれは供袷ホッパ１の壁面に軸支され、各
別に回動自在とされ、これら２枚のシャッタ８．９によ
って可変シャッタを構成し、該可変シャッタは可変シャ
ッタ用開度調節装置１０の指示によって開度並びに開度
時間が調整される． したがって、前記したシャッタ８，９が互いに離れる方
向に回動して大きく開いたとき前記の分散供給体６を介
して投入される計量物の投入通路は広がり、所定時間経
過後前記２枚のシャッタ８９を互いに交叉する方向に閉
じていくと、計量物の投入経路は狭くなり、シャッタ８
，９のそれぞれの長辺側の側部中央に穿設される半円状
の切欠８’，９’によって円形状の孔を形戒するように
なり更に、シャッタ８．９を閉じていくと、前記の半円
状の切欠８’，９’　はそれぞれのシ中ツタ８，９の底
面で閉鎖され２枚のシャッタ８．９は完全に重なり合っ
て閉じるので、可変シャツタの開度，開度時間等を調整
することにより計景筐２に供給する量を微調整すること
が可能となるものである． 前記した計量筺２は、供給ホッパ１に接続してその下部
に位置しており、前記計量筐２には計量センサｌ１が付
設され、また、計量筺２内には計量物が計量筺２に投入
される際に、前記計量筐２に付設される計量センサ１１
に不要な揺動を与えないために、例えばスプリング等の
緩衝部材１２．　１２’によって吊持される円錐状の分
散板１３を設けており、前記円錐状の分散板１３の頂部
円状の孔１３′を穿設する．そして、前記した可変シャ
ッタ８，９の開孔８’，９’を通路として投入された計
量物は前記の分散板１３の頂部の孔１３′を通って計量
筺２内に投入されるようになっている． ｌ４は計量筐２の下部に設けた排出弁、ｌ５は排出口で
ある．また、１６は前記した供給ホッパ１に計量物を供
給する供給用弁５、分散供給体６を駆動する駆動装置７
、可変シャッタの開度調整装置、計量センサｌ１及び計
量筺２の排出弁１４をすべて自動的に制御するための計
量制御装置である。

本実施例は、上記のように構或されるので、計量物は供
給口４に設けられている計量制御装置１６の指示により
自動開閉される供給用弁５より供給ホッパｌに供給され
る。供給物は予じめ設定されている設定値（合威樹脂を
計量する場合は通常２５ｇｒ）の３〜５倍の計量物が積
載されているのが好ましい， 前記した供給ホッパ１内の略中央位置に傘形の分散供姶
体６が設けられており、該分散供給体６は計量制御装置
１６の指示により駆動される駆動装置７によって上下動
させられるので、計量物は、供給ホッパ１の壁面と前記
の分散供給体６との隙間あるいは分散供給体６の穿設さ
れる孔６′を通って平均的に分散しながら可変シャッタ
上に投下される． 前記した可変シャッタは２枚シャッタ８．９で構成され
ており、それらは、底面が弧状に形成されるとともに、
長辺側の側部中央に略半円状の切欠け８’，９’が設け
られ、密接して重合状態で各別に回動自在とされており
、前記の２枚のシャッタ８．９は計量制御装置ｌ６の指
示による可変シャッタ開度調整装置１０によりそれぞれ
独立して互いに離間する方向へ所定の角度開かれ前記分
散供給体６を介して投下された計量物を計量筐２内に投
入する．所定時間経過後に前記の計量制御装置１６によ
り開度調整装置１０を駆動してシャッタ８９を互いに重
合する方向に閉鎖していき、最終段階において、それぞ
れのシャッタ８．９の長辺側の側部中央に設けた半円状
の切欠け８’，９’の大きさをシャッタ８，９を重なり
合わせることによって微調整しながら計量物を計量筐２
内に投入する。

計量筐２内には緩衝部材１２によって吊持され頂部に孔
ｌ３“が穿設された円錐状の分散板ｌ３が設けられてい
るので、可変シャツタより投下される計量物は、前記の
分散板ｌ３の孔１３’あるいは分散板１３の円錐状の壁
面に沿って投入されるので計量センサ１ｌには徒らな揺
動を与えることがない。

そして、計量筐２に付設されている前記計量センサ１１
は設定値と実測値との差を常時検出しているので、計量
制御装置１６は、その差に見合った計量物を投入するた
めに、前記したように可変シャッタの開度，投入量を予
測演算して可変シャツタの開度調整装置１０に指示し、
開度調整装置１０の駆動によりシャッタ８．９はそれぞ
れが離間する方向に回動し、また重合する方向に閉じる
ようにされる。そして、シャッタ８．９に設けられる前
記の半円状の切欠け８’，９’で構或される通路によっ
て計量物の投入量を微調整し設定値に極似した計量物の
計量を行い最終的には可変シャッタのそれぞれの長辺側
の側部を重ね合わせて前記の切欠け８’．９’を閉塞し
て計量物の投入を終了する． そして、前記したように、分散板１３は緩衝部材１２等
によって緩衝機能を有するように構成されているので計
量筐２に付設の計量センサ１１には不要の播動を与える
ことがないので、計量物は均一に分散して計景筐２に積
載され適確な計量が可能となるものである． 本実施例は、上記したとおりであるので、計量物の計量
において、その精度を高め計量時間の短縮が可能であり
、計量物の形状，比重等の如何を問わず、粉状，粒子状
，ベピット状で巾広く応用することができるものである
。

〔発明の効果〕

本発明に係る自動計量装置は、供給ホッパ内に可動可能
に分散供給体を垂設し、該分散供給体によって供給ホッ
パから供給される計量物を均一に分散して下方の可変シ
ャッタ上に投入するが、前記の可変シャッタは底面が弧
状をなし、長辺側の側部中央に切欠を設けた２枚のシャ
・νタからなるもので、それぞれのシャッタは各別に回
動されて、可変シャッタの開度を可変し、前記の≠再＃
哨切欠けの重なりの度合いによって可変シャ・ンタを通
過する計量物を調整することが可能であり、可変シャッ
タを通過した計量物は分散板を介して計量筐内に投入さ
れるが、計量筺には計量センサが付設され該センサによ
って設定値と実測値との差を検出し、該検出に基づいて
上記可変シャ・ンタの開度，計量物の投入量を演算して
各部に指示する計量制御装置を備えているので、前記の
計量制御装置によって可変シャッタの開度．開度時間を
調整することができ、また、前記したそれぞれのシャッ
タの長辺側の側部中夫に設けられた＃母巷＠切欠を重ね
合わせることによって通過する計量物を微調整すること
ができ、設定値に極めて近い値の計量物を適確に計量す
ることが可能となるものである。

本発明の自動計量装置による計量は、計量物の形状，比
重等の如何を問わず、粉状，粒子状，ベピット状と広く
応用が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の概略的説明図、第２図（イ）〜（二）
は分散供給体の各種例を示す斜視図、第３図ｌ：供給ホ
ッパ　　　２：計量筐 ６：分散供給体　　　７：駆動装置 ８．９＝シャッタ ８’９’：シャッタの切欠け １０：開度調整装置　　１１：計量センサ１６：計量制
御装置　　１３：分散板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 供給ホッパ内に可動可能に垂設した分散供給体と、該分
   散供給体の下方に、底面が弧状をなし、長辺側の側部中
   央に切欠けが形成され、それぞれが各別に回動可能とさ
   れた２枚のシャッタよりなる可変シャッタと、前記の可
   変シャッタの下部に設けられた分散板を内装するととも
   に計量センサが付設された計量筐と、設定値と実測値の
   差に基づいて前記の可変シャッタの開度、計量物の投入
   量を予測演算する計量制御装置とから構成したことを特
   徴とする自動計量装置。