JPH0796901A - 粉体供給方法および粉体供給装置 - Google Patents

粉体供給方法および粉体供給装置

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JPH0796901A
JPH0796901A JP35171293A JP35171293A JPH0796901A JP H0796901 A JPH0796901 A JP H0796901A JP 35171293 A JP35171293 A JP 35171293A JP 35171293 A JP35171293 A JP 35171293A JP H0796901 A JPH0796901 A JP H0796901A
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JP
Japan
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powder
weight
container
chambers
divided
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Application number
JP35171293A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Yasuda
晋一朗 安田
Hideyo Nishikawa
英世 西川
Hirosaku Inoue
啓作 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 予め設定した重量に2以上の整数を乗じた重
量の粉体4を計量し、その粉体4を分割後の各体積が等
しくなるように前記整数と等しい数に分割する。この分
割は、その整数と同数かつ一定の水平面より下方におけ
る容積が互いに等しい粉体室30を有する粉体分割容器
5内において、各粉体室30を互いに連通した状態で粉
体4の上面を同一水平面にし、しかる後に各粉体室30
を互いに遮蔽することで行なうことができる。その分割
された各粉体4を互いに別の被供給体に供給する。 【効果】 粉体を複数の被供給体に一定重量ずつ正確か
つ生産性良く供給することができ、粉体が融けたり凝集
するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の被供給体に粉体
を一定重量ずつ供給するための方法と装置に関し、例え
ば、食品、医薬品、化学品、電子写真用トナー等の製造
工程において利用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来の粉体供給は、容量計量法と重量計
量法の何れかによるものに大別されていた。
【0003】容量計量法による粉体供給装置として、一
定容積のシリンダに粉体を一旦吸引することで一定体積
の粉体を計量し、そのシリンダから粉体を被供給体に圧
送するものや、粉体を充填したシュート内でスクリュー
を回転させ、その回転数に応じて一定体積の粉体を被供
給体に供給するものがある。また、充填空間に粉体を一
旦充填することで一定体積の粉体を計量し、その充填空
間から粉体を被供給体に圧送し、粉体の嵩密度の変化に
対応して充填空間の容積を変更調節して供給重量と目標
重量との誤差を補正するものが提案されている(特開昭
52‐60795号公報参照)。
【0004】重量計量法による粉体供給装置として、オ
ーガの回転数に応じた量の粉体を被供給体に供給し、そ
の供給された粉体の電子天秤による重量測定値と目標値
との偏差に基づきオーガの回転数をフィードバック制御
し、一定重量の粉体を被供給体に供給するものが提案さ
れている(特開平2‐258501号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】粉体の嵩密度は経時的
に変化するため、体積計量による粉体供給では供給重量
と目標重量との誤差が非常に大きくなるという問題があ
る。また、粉体の嵩密度の変化に対応して充填空間の容
積を変更調節して供給重量と目標重量との誤差を補正す
る上記従来のものでは、その補正を粉体供給中に行なう
手間が必要であり、また、自動的に補正を行なうには複
雑な制御システムを必要とする。このような問題は、例
えば電子写真用のトナーのように粉体構成粒子の平均粒
径が一般的に10μm程度と非常に小さく、かつ、流動
性向上剤を添加されるようなものでは、粉体が流動性に
富み嵩密度の変化割合が大きくなるため顕著になる。
【0006】重量計量による粉体供給では、粉体の嵩密
度変化の影響を受けることはないので精度良く粉体を一
定重量ずつ供給できるが、個々の計量に時間を要する。
特に、大量の粉体を多数の被供給体に少量ずつ定量供給
する場合、体積計量による粉体供給に比べ生産性が著し
く低下するという問題がある。
【0007】また、オーガやスクリュー等の回転により
粉体を定量供給する場合、粉体の嵩密度は時間の経過と
共に大きくなることから、その回転数は初期に速くして
次第に減速することが行なわれるが、粉体粒子が例えば
電子写真用トナーのような熱可塑性樹脂であると、熱に
より融けてオーガやスクリュー等に付着して生産に支障
をきたしたり、相互に凝集して製品価値を滅却するとい
う問題がある。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ことのできる粉体供給方法および粉体供給装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による粉体供給方
法は、予め設定した重量に2以上の整数を乗じた重量の
粉体を計量し、その粉体を分割後の各体積が等しくなる
ように前記整数と等しい数に分割し、その分割された各
粉体を互いに別の被供給体に供給することを特徴とす
る。その整数と同数かつ一定の水平面より下方における
容積が互いに等しい粉体室を有する粉体分割容器内にお
いて、各粉体室を互いに連通した状態で粉体の上面を同
一水平面にし、しかる後に各粉体室を互いに遮蔽するこ
とで粉体を分割するのが好ましい。その粉体の安息角は
45度以下であるのが好ましい。精度良く均等に粉体を
分割する為には粉体分割容器に振動を与えることで粉体
の上面を水平面にするのが好ましい。
【0010】本発明による粉体供給装置は、粉体の重量
計量手段と、その粉体を収容する粉体分割容器と、この
容器内を複数の粉体室に区画すると共に各粉体室を互い
に遮蔽する位置と互いに連通する位置とに位置変更可能
な仕切り部材とを備え、各粉体室の容積は一定の水平面
より下方においては互いに等しくされ、各粉体室それぞ
れに粉体を落下させて排出するための開閉可能な出口が
設けられていることを特徴とする。その粉体分割容器に
収容される粉体を振動させる手段を備えているのが好ま
しい。各粉体室の出口を上方移動により開くと共に下方
移動により閉じる弁が設けられ、各弁の上部は上端が尖
鋭の錐体形状であるのが好ましい。
【0011】
【作用】本発明方法によれば、予め設定した重量に2以
上の整数を乗じた重量の粉体を、分割後の各体積が等し
くなるように前記整数と等しい数に分割するので、各分
割された粉体の重量は予め設定した重量になる。その分
割された各粉体を互いに別の被供給体に供給するので、
前記整数と同数の被供給体それぞれに粉体を設定重量ず
つ供給できる。この際、粉体の嵩密度変化の影響を受け
ることはなく、且つ、被供給体一つ一つに供給される粉
体重量を計量するのに比べ重量計量時間を粉体の分割数
に比例して短縮できる。
【0012】本発明装置により粉体を供給するには、予
め設定した重量に2以上の整数を乗じた重量の粉体を計
量し、その粉体の上面を粉体分割容器内で各粉体室を互
いに連通した状態で同一水平面にする。次に、仕切り部
材により各粉体室を互いに遮蔽する。そうすると、各粉
体室の容積は一定の水平面より下方においては互いに等
しくされているので、その重量計量した粉体は前記整数
と等しい数に分割され、各分割された粉体の体積は互い
に等しくなる。しかる後に各粉体室それぞれの出口を開
くと、各分割された粉体はその出口から落下して互いに
別の被供給体に供給される。
【0013】そのように、粉体分割容器内において各粉
体室を互いに連通した状態で粉体の上面を同一水平面に
することで、各粉体室を互いに遮蔽するだけで粉体を分
割することが可能になり、その分割を極めて能率良く行
なうことができる。その粉体の安息角を45度以下にす
ると、粉体は流動性が良く液体と略同様の挙動をするこ
とから、その上面を水平面にすることができる。粉体の
安息角が大きい場合でも、振動を与えることで粉体の上
面を水平面にすることができる。
【0014】また、粉体を粉体分割容器から落下させて
被供給体に供給することで、粉体が熱可塑性樹脂であっ
ても熱により融けたり凝集することはない。
【0015】各粉体室の出口を上下移動により開閉する
弁を設けることで、その出口の下方に配置した被供給体
側の部材により弁を押し上げるだけで粉体を被供給体に
供給することが可能になり、また、その弁の押し上げを
解除するだけで弁を重力の作用により下方移動させて出
口を閉鎖することが可能になり、各粉体室からの粉体の
排出を簡単な構造と操作により行なえる。その弁の上部
を上端が尖鋭の錐体形状とすることで、弁の上に粉体が
堆積するのを防止でき、正確な計量を行なえる。
【0016】
【実施例】図1〜図3を参照して本発明の第1実施例を
説明する。
【0017】図2に示す粉体供給装置1は、コンベヤ2
により図中矢印方向に搬送される多数の粉体容器(被供
給体)3それぞれに、一定重量ずつ粉体4を供給するも
のであって、その粉体容器3の上方に配置される粉体分
割容器5を備えている。その粉体分割容器5の上方に、
粉体供給源(図示省略)から粉体を粉体分割容器5に投
入するシュート10が配置されている。その粉体分割容
器5は、外周にフランジ11が取り付けられ、そのフラ
ンジ11を介しロードセル12により支持され、そのロ
ードセル12は支持フレーム13に取り付けられてい
る。
【0018】図3にも示すように、その粉体分割容器5
は上部が筒状部5aとされ、下部が2つの同一形状の漏
斗状部5bとされている。その筒状部5aの上端は粉体
入口15とされ、下端は各漏斗状部5bとの連通口とさ
れ、各漏斗状部5bの下端は粉体出口16とされてい
る。各粉体出口16は、それぞれ弁20により開閉可能
とされ、各粉体出口16の下方にそれぞれ粉体容器3が
前記コンベヤ2により配置される。各弁20は、各漏斗
状部5bの内周のテーパ面に沿う弁本体20aと、この
弁本体20aから下方に延出する弁棒20bとを有し、
その弁棒20bが上方に移動することで各粉体出口16
は図1の(3)に示すように開かれ、その弁棒20bが
下方に移動することで各粉体出口16は図1の(1)、
(2)に示すように閉鎖される。各弁棒20bはオペレ
ータが手動により上下させてもよいし、別途設ける駆動
機構に接続して上下動させてもよい。
【0019】上記粉体分割容器5内を2つの粉体室30
に区画する仕切り部材8が設けられている。一方の粉体
室30は、筒状部5aの半分と一方の漏斗状部5bとで
構成され、他方の粉体室30は、筒状部5aの残りの半
分と他方の漏斗状部5bとで構成される。各粉体室30
の容積は一定の水平面より下方においては互いに等しく
されている。その一定の水平面の位置は、各粉体室30
に収容された粉体4の上面を同一水平面とした場合に各
粉体室30における粉体4の体積が互いに等しくなるよ
うに、粉体分割容器5に収容する粉体4の量に応じ設定
すればよい。その仕切り部材8は板状であって、粉体分
割容器5の筒状部5aに取り付けられたガイドブロック
18により上下動可能に支持されている。その仕切り部
材8が上方に移動し、仕切り部材8の下端と両漏斗状部
5bの上端接合部5cとの間が開くことで、各粉体室3
0は図1の(1)に示すように互いに連通する。その仕
切り部材8が下方に移動し、仕切り部材8の下端と両漏
斗状部5bの上端接合部5cとが接することで、各粉体
室30は図1の(2)、(3)に示すように互いに遮蔽
される。その仕切り部材8はオペレータが手動により上
下させてもよいし、別途設ける駆動機構に接続して上下
動させてもよい。
【0020】上記粉体供給装置1により粉体容器3に粉
体4を供給するには、各粉体容器3それぞれに供給すべ
き粉体4の重量を設定し、粉体分割容器5にシュート1
0から粉体4を投入し、その設定重量に2を乗じた重量
の粉体4をロードセル12により計量し、図1の(1)
に示すように、その粉体4の上面4aを各粉体室30を
互いに連通した状態で同一水平面にする。なお、ロード
セル12は粉体4だけでなく粉体分割容器5の重量も併
せた合計重量を計量するので、粉体分割容器5の重量の
みを予め計量し、その合計重量から粉体分割容器5の重
量を差し引くことで粉体重量を求めるようにする。次
に、図1の(2)に示すように、仕切り部材8により各
粉体室30を互いに遮蔽する。そうすると、各粉体室3
0の容積は一定の水平面より下方においては互いに等し
くされているので、その重量計量した粉体4は互いの体
積が等しくなるよう2分割される。しかる後に各粉体室
30の粉体出口16を開くと、各分割された粉体4はそ
の出口16から落下して互いに別の2つの粉体容器3に
供給される。次に、コンベヤ2により粉体容器3を搬送
して各粉体容器3の下方に新たな空の粉体容器3を2つ
配置し、上記動作を繰り返す。
【0021】上記構成によれば、各粉体容器3それぞれ
に供給すべき粉体重量に2を乗じた重量の粉体4を、分
割後の各体積が等しくなるように2分割するので、各分
割された粉体4の重量は各粉体容器3に供給すべき設定
重量になる。その分割された各粉体4を互いに別の2つ
の粉体容器3に供給するので、各粉体容器3それぞれに
粉体4を設定重量ずつ供給できる。この際、粉体4の嵩
密度変化の影響を受けることはなく、且つ、粉体容器3
一つ一つに供給される粉体重量を計量するのに比べ重量
計量時間を1/2にできる。また、各粉体室30を互い
に連通した状態で粉体4の上面4aを同一水平面にする
ことで、仕切り部材8により各粉体室30を互いに遮蔽
するだけで粉体4を分割することが可能になり、その分
割を極めて能率良く行なうことができる。
【0022】その粉体4を構成する粉体粒子の平均粒径
を20μ程度以下にすると、安息角を45度以下にして
流動性を良くして液体と略同様の挙動をさせ、その上面
4aを水平面にすることができる。粉体の安息角が大き
い場合でも、例えば図2に示すように、粉体分割容器5
の筒状部5aの外周にバイブレータ25を取り付け、粉
体分割容器5に収容する粉体4に振動を与えるようにす
ると、粉体4の上面を水平面にすることができる。
【0023】図4、図5は第1実施例の変形例を示し、
その変形例と上記実施例との相違は、粉体分割容器5′
を上部の円筒状部5a′と、下部の8つの同一形状の漏
斗状部5b′とから構成し、その内部を8つの粉体室3
0′に区画する仕切り部材8′を設け、各漏斗状部5
b′の下端の8つの粉体出口16それぞれの下方に配置
される粉体容器3に粉体4を定量供給するようにした点
にあり、他は上記実施例と同様の構成とされ、同様部分
は同一符号で示す。この変形例によれば、各粉体容器3
それぞれに供給すべき粉体4の設定重量に8を乗じた重
量の粉体4を、分割後の各体積が等しくなるように8分
割し、その分割された各粉体4を互いに別の8つの粉体
容器3に供給するので、粉体容器3一つ一つに供給され
る粉体重量を計量するのに比べ重量計量時間を1/8に
できる。
【0024】図6〜図12を参照して本発明の第2実施
例を説明する。
【0025】第2実施例の粉体供給装置51は、4つの
粉体容器(被供給体)53に一挙に一定重量ずつ粉体5
4を供給するものであって、その粉体容器53の上方に
配置される粉体分割容器55を備えている。図8、図9
に示すように、その粉体分割容器55の上方に、粉体供
給源(図示省略)から粉体を粉体分割容器55に投入す
るシュート60が配置されている。その粉体分割容器5
5は、外周にフランジ61が取り付けられ、そのフラン
ジ61を介しロードセル62により支持され、そのロー
ドセル62は支持フレーム63に取り付けられている。
【0026】その粉体分割容器55は上部が筒状部55
aとされ、下部が4つの同一形状の漏斗状部55bとさ
れている。その筒状部55aの外周に、粉体分割容器5
5に収容する粉体54に振動を与えることのできるバイ
ブレータ75が取り付けられる。その筒状部55aの上
端はカバー55cにより覆われ、このカバー55cに粉
体入口65が形成され、下端は各漏斗状部55bとの連
通口とされている。図6に示すように、各漏斗状部55
bの上端の接合部55cは、平面視正方形の筒状部55
aのその正方形の対角線に沿うように配置され、各漏斗
状部55bの上部側の内周面は倒立三角錐の錐面に沿う
テーパ面55dとされ、下部側は上下方向に沿う円筒状
の案内部55eとされ、この案内部55eの下端開口が
粉体出口66とされている。
【0027】各粉体出口66はそれぞれ弁70により開
閉可能とされる。図10にも示すように、その弁70の
上部70aは中空の円錐体形状とされ、下部70bは上
部70aにシール部70cを介し連なる上下方向に沿う
円筒状とされている。その弁70の上部70aの下端外
周径は前記案内部55eの内径よりも大きくされ、その
下部70bは案内部55eに上下移動可能に挿入され、
そのシール部70cの外周は漏斗状部55bの内周テー
パ面55dに沿う。図11に示すように、各弁70のシ
ール部70cの外周は下方移動時に漏斗状部55bの内
周テーパ面55dに当接し、この当接により粉体出口6
6は閉鎖される。また、図12に示すように、各弁70
のシール部70cが上方移動により漏斗状部55bの内
周テーパ面55dから離れた時に、その下部70bの内
方に粉体54を導入するための導入口70dが下部70
bの外周部に形成され、これにより粉体出口66は開か
れ、その下部70bを介し粉体分割容器55から粉体5
4が排出可能とされる。
【0028】各弁70の下部70bは案内部55eから
下方に突出し、この突出部の外周に環状のウエイト77
が固定されている。図11に示すように、各粉体出口6
6の下方に位置するように4つの粉体容器53を載置す
ることのできるベース52が設けられ、このベース52
を上下動させる複動エアシリンダ79が前記支持フレー
ム63の固定側に設けられ、そのベース52の上下動に
よる各粉体容器53の上下動によって各弁70が上下動
して各粉体出口66が開閉される。すなわち、各粉体容
器53は上向きに開口する充填口53aを有し、この充
填口53aに漏斗部材74が挿入され、図12に示すよ
うに、その漏斗部材74の上端が粉体容器53の上方移
動により前記ウエイト77の下端面を介し弁70を押し
上げることで粉体出口66は開かれる。また、弁70を
押し上げた粉体容器53が下降して弁70が自重により
下方移動することで粉体出口66は閉鎖される。なお、
そのウエイト77の上端面が案内部55eの下端面に当
接することで、弁70が案内部55eに対し一定以上上
昇するのが規制され、これにより、前記導入口70dの
下端が案内部55eの上端開口よりも上方に位置するこ
とのないものとされ、その導入口70dから弁70の内
部への粉体54の導入が弁70の下部外周により阻止さ
れるのが防止される。また、各粉体容器53の上面に円
筒形の支持部材73が漏斗部材74を囲むように載置さ
れ、その支持部材73の上面が漏斗部材74の外周円錐
面に沿うものとされ、この支持部材73の上面により漏
斗部材74は一定姿勢を保持するように支持される。
【0029】図6〜図9に示すように、上記粉体分割容
器55内を4つの粉体室80に区画する仕切り部材58
が設けられている。その仕切り部材58は、上下方向に
沿うロッド58aと、このロッド58aから径外方に張
り出す4枚のプレート58bとから構成される。そのプ
レート58bは平面視十字形とされ、平面視正方形の粉
体分割容器55の筒状部55aのその正方形の対角線に
沿うように配置され、これにより、仕切り部材58の粉
体分割容器55に対する位置決めと上下動の案内のため
のガイドが不要とされている。そのロッド58aは粉体
分割容器55の上方に突出し、この突出部を介し仕切り
部材58は上下動可能とされ、その上下動はオペレータ
がロッド58aを持って手動により行なってもよいし、
別途設ける駆動機構にロッド58aを接続して上下駆動
させてもよい。
【0030】各粉体室80は筒状部55aの1/4と漏
斗状部55bとで構成される。各粉体室80の容積は一
定の水平面より下方においては互いに等しくされてい
る。その一定の水平面の位置は、各粉体室80に収容さ
れる粉体54の上面を同一水平面とした場合に各粉体室
80における粉体54の体積が互いに等しくなるよう
に、粉体分割容器55に収容する粉体54の量に応じ設
定すればよい。
【0031】その仕切り部材58が上方移動し、仕切り
部材58の下端と各漏斗状部55bの上端接合部55c
との間が開くことで、各粉体室80は図8に示すように
互いに連通する。その仕切り部材58が下方に移動し、
仕切り部材58の下端と各漏斗状部55bの上端接合部
55cとが接することで、各粉体室30は図9に示すよ
うに互いに遮蔽される。
【0032】上記粉体供給装置51により粉体容器53
に粉体54を供給するには、各粉体容器53それぞれに
供給すべき粉体54の重量を設定し、粉体分割容器55
にシュート60から粉体54を投入し、その設定重量に
4を乗じた重量の粉体54をロードセル62により計量
し、図8に示すように、その粉体54の上面54aを各
粉体室80を互いに連通した状態で同一水平面にする。
この際、バイブレータ25により粉体54を振動させる
ことで、各粉体室80の粉体54の上面54aを確実に
同一水平面にできる。なお、ロードセル62は粉体54
だけでなく粉体分割容器55の重量も併せた合計重量を
計量するので、粉体分割容器55の重量のみを予め計量
し、その合計重量から粉体分割容器55の重量を差し引
くことで粉体重量を求めるようにする。次に、図9に示
すように、仕切り部材58により各粉体室80を互いに
遮蔽する。そうすると、各粉体室80の容積は一定の水
平面より下方においては互いに等しくされているので、
その重量計量した粉体54は互いの体積が等しくなるよ
う4分割される。しかる後に、粉体容器53を載置した
ベース52を上方移動させ、その粉体容器53の充填口
53aに挿入された漏斗部材74によりウエイト77を
介し弁70を押し上げ、各粉体室80の出口66を開
く。これにより、各分割された粉体54は各粉体室80
から落下して互いに別の4つの粉体容器53に供給され
る。次に、その粉体54を充填された粉体容器53をベ
ース52から搬出し、新たな空の4つの粉体54をベー
ス52上に載置し、上記動作を繰り返す。なお、そのベ
ース52上への粉体容器53の搬出入は人手により行な
ってもよいし、ロボットハンド等の自動搬出入装置を用
いて行なってもよい。
【0033】上記第2実施例によれば、各粉体容器53
それぞれに供給すべき粉体54の設定重量に4を乗じた
重量の粉体54を、分割後の各体積が等しくなるように
4分割し、その分割された各粉体54を互いに別の4つ
の粉体容器53に供給するので、粉体容器53一つ一つ
に供給される粉体重量を計量するのに比べ重量計量時間
を1/4にできる。また、粉体容器53側の漏斗部材7
4により弁70を押し上げるだけで各粉体室80の出口
66を開いて粉体54を粉体容器53に供給することが
でき、且つ、その弁70の押し上げを解除するだけで弁
70を重力により下方移動させて粉体出口66を閉鎖す
ることができるので、各粉体室80からの粉体54の排
出を簡単な構造と操作で行なえる。その弁70の上部は
上端が尖鋭の円錐体形状とされているので、弁70の上
に粉体54が堆積するのを防止でき、正確な計量を行な
える。
【0034】図13は第2実施例の第1変形例を示すも
ので、第2実施例との相違は、粉体分割容器55′の下
部を構成する4つの同一形状の漏斗状部55b′の上端
の接合部55c′が、平面視正方形の筒状部55aのそ
の正方形の各辺の直角2等分線に沿うように配置され、
各漏斗状部55b′の上部側の内周面は倒立4角錐の錐
面に沿うテーパ面とされている。また、粉体分割容器5
5′内を4つの粉体室80に区画する仕切り部材58′
を構成する4枚のプレート58b′が、平面視正方形の
筒状部55aのその正方形の各辺の直角2等分線に沿う
ように配置され、その仕切り部材58′の粉体分割容器
55′に対する位置決めと上下動の案内のためのガイド
ブロック68′が粉体分割容器55′に取り付けられて
いる。他は上記第2実施例と同様で同一部分は同一符号
で示す。
【0035】また、第2実施例では漏斗状部74により
ウエイト77を介し弁70を押し上げたが、図14の第
2実施例の第2変形例に示すように、漏斗部材74の内
面に取り付けたブロック85により弁70を直接押し上
げてもよいし、図15の第2実施例の第3変形例に示す
ように、漏斗部材74の内面に取り付けた平面視十字形
部材86により弁70を直接押し上げてもよい。
【0036】なお、本発明は上記実施例や変形例に限定
されない。例えば、各粉体容器に供給される粉体の設定
重量は特に限定されないが、少量であるほど本発明を適
用する意義は大きい。例えば、電子写真用トナーの容器
への供給工程において、各容器に供給されるトナー重量
が200グラム以下の30グラムや40グラムといった
様な少量になると、重量計量による供給では生産性が著
しく低くなってしまうので、粉体分割容器に収容される
分割前の計量された粉体重量をWグラム、分割数をnと
すると、W/n≦200の場合に本発明の効果が大き
い。また、粉体の分割数は2以上の整数に分割するもの
であれば限定されず、例えば粉体分割容器の上部を6角
柱形状として6つに分割するようにしてもよい。また、
上記例では粉体4の重量を粉体分割容器5に投入後に計
量したが、粉体分割容器5外で重量計量し、その計量後
に粉体分割容器5に投入するようにしてもよい。その計
量手段は重量を計量できるものであればロードセルに限
定されない。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、粉体を複数の被供給体
に一定重量ずつ正確かつ生産性良く供給することがで
き、また、粉体を粉体分割容器から落下させて被供給体
に供給することができるので、粉体が熱により融けたり
凝集するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の粉体供給手順を示す図
【図2】本発明の第1実施例の粉体供給装置の正面図
【図3】本発明の第1実施例の粉体分割容器の斜視図
【図4】本発明の第1実施例の変形例の粉体分割容器の
斜視図
【図5】本発明の第1実施例の変形例の粉体分割容器の
平面図
【図6】本発明の第2実施例の粉体分割容器の斜視図
【図7】本発明の第2実施例の粉体分割容器の平面図
【図8】本発明の第2実施例の粉体供給装置の粉体分割
前の断面図
【図9】本発明の第2実施例の粉体供給装置の粉体分割
後の断面図
【図10】本発明の第2実施例の弁の斜視図
【図11】本発明の第2実施例の粉体供給装置の粉体排
出前の部分断面図
【図12】本発明の第2実施例の粉体供給装置の粉体排
出時の部分断面図
【図13】本発明の第2実施例の第1変形例の粉体分割
容器の斜視図
【図14】本発明の第2実施例の第2変形例の部分断面
【図15】本発明の第2実施例の第3変形例の部分断面
【符号の説明】
5、55、55′ 粉体分割容器 8、58、58′ 仕切り部材 12、62 ロードセル 16、66 粉体出口 25、75 バイブレータ 30、80 粉体室 70 弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定した重量に2以上の整数を乗じ
    た重量の粉体を計量し、その粉体を分割後の各体積が等
    しくなるように前記整数と等しい数に分割し、その分割
    された各粉体を互いに別の被供給体に供給することを特
    徴とする粉体供給方法。
  2. 【請求項2】 その整数と同数かつ一定の水平面より下
    方における容積が互いに等しい粉体室を有する粉体分割
    容器内において、各粉体室を互いに連通した状態で粉体
    の上面を同一水平面にし、しかる後に各粉体室を互いに
    遮蔽することで粉体を分割することを特徴とする請求項
    1に記載の粉体供給方法。
  3. 【請求項3】 その粉体の安息角は45度以下であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の粉体供給方法。
  4. 【請求項4】 振動を与えることで粉体の上面を水平面
    にすることを特徴とする請求項2または請求項3に記載
    の粉体供給方法。
  5. 【請求項5】 粉体の重量計量手段と、その粉体を収容
    する粉体分割容器と、この容器内を複数の粉体室に区画
    すると共に各粉体室を互いに遮蔽する位置と互いに連通
    する位置とに位置変更可能な仕切り部材とを備え、各粉
    体室の容積は一定の水平面より下方においては互いに等
    しくされ、各粉体室それぞれに粉体を落下させて排出す
    るための開閉可能な出口が設けられていることを特徴と
    する粉体供給装置。
  6. 【請求項6】 その粉体分割容器に収容される粉体を振
    動させる手段を備えていることを特徴とする請求項5に
    記載の粉体供給装置。
  7. 【請求項7】 各粉体室の出口を上方移動により開くと
    共に下方移動により閉じる弁が設けられ、各弁の上部は
    上端が尖鋭の錐体形状であることを特徴とする請求項5
    または請求項6に記載の粉体供給装置。
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