JPH03252342A - 水硬性無機質組成物 - Google Patents

水硬性無機質組成物

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JPH03252342A
JPH03252342A JP4846090A JP4846090A JPH03252342A JP H03252342 A JPH03252342 A JP H03252342A JP 4846090 A JP4846090 A JP 4846090A JP 4846090 A JP4846090 A JP 4846090A JP H03252342 A JPH03252342 A JP H03252342A
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小名 功
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努 長縄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は水の添加により硬化して、極めて優れた撥水性
を存する硬化体となる水硬性無機質組成物に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、水の添加により硬化する、無機質組成物の代表例
として、石灰質原料のみ、または石灰質原料とけい酸質
原料を主原料とするものがある。その硬化体としてモル
タル、各種コンクリート、特には軽量気泡コンクリート
(ALC)、ガラス繊維強化コンクリート(GRC)、
  けい酸カルシウム板9石コウ/スラグ鉱板等が挙げ
られ、これらは高圧蒸気養生、常圧蒸気養生。
温潤養生、気乾養生等により製造され、土木建築工事に
おける現場施工用材料、土木用ブロック、建築用パネル
、瓦、タイル、断熱材ないし保温材料等として広く用い
られてきた。
しかし、上記硬化体、特にA L C,けい酸カルシウ
ム板あるいはGRCパネル等は吸水性が大きいため吸水
する事による断熱性、保温性の低下、水の侵入によるひ
び割れの発生9表面崩壊の発生、また、建築用パネルの
寸法安定性が悪いという欠点があり、このため、表面に
撥水剤を塗布するか、撥水剤を含浸させるか、または撥
水剤を内部添加して水の侵入を防止する必要があった。
シリコーンを撥水剤として内部添加したものについては
次の発明がある。例えば特開昭58−2252号公報に
はジメチルポリシロキサン。
特開昭57−123851号公報にはジメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイド
ロジエンポリシロキサンまたはメチルカルボキシル変性
ポリシロキサンをアニオン系界面活性剤で乳化したもの
、特開昭55−42272号公報にはジメチルポリシロ
キサン、アミノ基含有ポリシロキサン、オレフィン含有
ポリシロキサン、フッ素含有ポリシロキサンおよびアル
コール変性ポリシロキサン、特fJ[55−85452
号公報にはメチルフェニルポリシロキサンおよびクロル
フェニルメチルポリシロキサン、特開昭55−9046
0号公報にはメチルシリコーンフェス、フェニルメチル
シリコーンフェス、シリコーン・エポキシ変性フェス、
シリコーン・アルキッド変性フェス。
シリコーン・アクリル変性フェスおよびシリコーン・ポ
リエステル変性フェスを撥水剤として添加することが開
示されている。
しかしながら、上記に引用した種々のオルガノポリシロ
キサンを添加した硬化体は撥水性を示すようになるが、
その効果の程度は十分に満足すべきものでないこと、ま
た、上記のオルガノポリシロキサンを内部添加した硬化
体を製造する際、蒸気養生、蒸気加熱あるいは乾熱など
による加熱を必要とする硬化体の場合は、撥水性の効果
は比較的有効であるが、加熱が困難であるか、加熱を必
要としない硬化体の場合は撥水性が著しく劣るという欠
点があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記した欠点を解消することを目的とし、加熱
の必要がないものでも、極めて優れた撥水性を有する硬
化体を製造しろる水硬性無機質組成物を提供するにある
[課題を解決するための手段とその作用コ前記した目的
は (A)水硬性無機質原料      100重量部(B
)1分子中に、けい素原子に結合する式−RI C00
N (式中、R1は2価炭化水素基、旧よ水素原子、1
価炭化水素基、トリオルガノシリル基およびアルカリ金
属から選択される。)で示される基を少なくとも1個有
するオルガノポリシロキサン 0.01〜20重量部 から代ることを特徴とする水硬性無機質組成物により達
成される。
これを説明すると、(A)成分の水硬性無機質原料は本
発明の主材料となるものであり、これにはポルトランド
セメント、アルミナセメント。
マグネシアセメント フライアッシュセメント。
高炉セメント、シリカセメント、生石灰、消石灰1石コ
ウ、けい酸カルシウム、炭酸カルシウム等の石灰質原料
、シリカ、砂、砂利、けい石。
粘土、パーライト、けい藻土、岩石粉(例えば長石粉1
石英粉)、ガラス粉末等のけい酸質原料が例示される。
なお、石灰質原料は、石灰質原料とけい酸原料の複合材
料も含むものとする。
それ自体で水硬性があるならば、石灰質原料とけい酸質
原料をそれぞれ独立して使用してもよいし、石灰質原料
とけい酸質原料を混合して使用してもよい。
本発明に使用される(B)成分のオルガノポリシロキサ
ンは、本組成物に水を加えて硬化体とした際に極めて優
れた撥水性を付与する成分である。このオルガノポリシ
ロキサンは、けい素原子に結合する式−RI GOON
で示される基を1分子中に少なくとも1個有するもので
あり、この基は分子構造中のどの位置に存在していても
よい。主鎖を構成するオルガノポリシロキサンは直鎖状
のものが好ましいが、一部が分岐状、環状、網状であっ
てもよい。また、単独重合体。
ブロック共重合体、またはランダム共重合体をとりつる
。本発明に使用されるオルガノポリシロキサンは常温で
液状、ペーストまたは粉状のものであり、次の一般式に
よって表わされるものが好ましく使用される。
000M 式中、Rは1価炭化水素基から選択される基であり、1
価炭化水素基としてはメチル基、エチル基、プロピル基
、オクチル基、ノニル基、トリデシル基、テトラデシル
基のようなアルキル基、2−フェニルエチル基、2−フ
ェニルプロピル基のようなアラルキル基、3. 3. 
3−)リフルオロプロピル基のようなハロゲン原子直換
アルキル基、シクロヘキシル基のようなシクロアルキル
基、フェニル基、ナフチル基のようなアリール基、トリ
ル基、キセニル基のようなアルカリル基が例示される。
好ましい1価炭化水素基としてはメチル基もしくはメチ
ル基と炭素原子数4以上のアルキル基との組合せである
R1は2価炭化水素基であり、これにはエチレンL  
n−プロピレン基、イソプロピレン基、イソブチレン基
のようなアルキレン基、フェニレン基のようなアリーレ
ン基、エチレンフェニレン基のようなアルキレンアリー
レン基が例示され、このうちアルキレン基が代表的であ
り、好ましくはエチレン基とプロピレン基である。
Mは水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、オク
チル基、フェニル基などの1価炭化水素基、 トリメチ
ルシリル基、ジメチルエチルシリル基などのトリオルガ
ノシリル基、ナトリウム、カリウム、リチウム、ルビジ
ウム、セシウムなどのアルカリ金属から選択されるもの
である。AはRもしくは−RI C00Nで示される基
である。mは0〜100O9nは0〜100.  ただ
UIn+nは0〜1000である。nが0である場合は
Aのどちらか一方または両方とも−RICOOMで示さ
れる基である必要がある。(B)成分であるオルガノポ
リシロキサンのうち、最も好ましいのはMがナトリウム
もしくはカリウムの場合である。カルボキシル当量の小
さい場合は−R’−COONaあるいは−R1−COO
Kを育するオルガノポリシロキサンは常温で粉体となり
、貯蔵しやすく、モルタル、コンクリート等への添加が
容易でスラリーへの分散・溶解性が向上し撥水性にもす
ぐれている。
この(B)成分であるオルガノポリシロキサンは、(A
)成分100重量部に対し 0.01〜20重量部の範
囲で添加される。0.01  重置部未満では十分な撥
水性を付与した硬化体が得られないし、20重量部を超
えると硬化体の強度が低下するのみならず、経済的にも
好ましくないためであり、したがって、好ましい添加量
は0.05〜10重間部であり、より好ましくは0.1
〜5重巨部である。
(B)成分のオルガノポリシロキサンはそのままの形で
添加してもよいし、予めエマルジョン、水溶液、その他
の溶液または無機質もしくは育機質の粉体に担持させた
形で添加してもよい。
この調製に使用される材料の種類、方法、条件等につい
ては特に限定はしない。
(B)成分のオルガノポリシロキサンの製法の1例とし
て、分子鎖両末端に−R1−CθONa基を育するもの
について説明する。
H−3iO−5t−H +1 CHs  CHs   とオクタメチルシクロテトラシ
ロキサンを活性白土等の酸性触媒を用い、例えば60℃
で5時間重合して分子鎖両末端にけい素原子結合の水素
原子を有するジメチルポリシロキサンを得る。次いで、
−COOII基の末端をヘキサメチルジシラザンなどの
マスキング剤でマスキングしたCtb =CHCOO5
I(CHs )s等を触媒(塩化白金酸等)の存在下で
、上記したジメチルポリシロキサンの分子鎖両末端に付
加反応させ、次いでNa0CHsでマスキング剤を外す
ことによって、分子鎖両末端に−R’ −COONaI
&を有するオルガノポリシロキサンを製造することがで
きる。本発明にはマスキング剤を外さないままの、上記
の例でいうとジメチルポリシロキサンに−CToCH2
COO5i(CHs)sが結合したままのものも使用で
きる。また、Na塩ではなく、−cooHのまま残した
い場合は水またはアルコール水溶液(酢酸含有)で処理
すればよい。側鎖に撥水性に育利で耐候性も良好な長鎖
アルキル基と、カルボキシル基の両方を育するオルガノ
ポリシロキサンを得たい場合は、側鎖にけい素原子結合
の水素原子を育するオルガノポリシロキサンに、例えば
、 CHe =CH(CFIs )s C)Isで示さ
れるα−オレフィンと一〇〇〇)l基の末端をマスキン
グした例えばCHe =CHCOO51(CHs )s
とを、触媒(塩化白金酸等)の存在下で同時に付加反応
させた後、マスキング剤を外すことによって容易に製造
することができる。
この(B)成分であるオルガノポリシロキサンの製法は
如何なる方法によってもよ(、何ら限定するものではな
い。なお、−R1000M基の好ましい含有量は2〜5
0モル%である。
本発明の水硬性無機質組成物は(A)成分及びCB)成
分からなるものであり、これに水を添加することによっ
て撥水性に優れた硬化体を得ることができる。場合によ
っては水のかわりtこ粉砕した氷を使用することができ
る。水の添加量は通常は(A)成分100重量部に対し
10〜300重量部添加されるが、条件(例えばけい酸
カルシウム板のような抄造法)によっては1000!!
部を超える場合もあるので、適宜添加すればよい。
上記した水以外に、本組成物には必要に応じて他の成分
を添加することができる。例えば、酸化マグネシウム、
アルミナ、酸化鉄などの金属酸化物、アスベスト、合成
繊維、ガラスa維。
合成樹脂粉末、などの補強剤、木屑、鉱物油。
(B)成分以外のオルガノポリシロキサン、界面活性剤
、金属粉末などの発泡剤、硬化促進剤。
防錆剤9着色剤などがあげられる。
本発明は(A)成分と(B)成分の混合物を硬化作業現
場まで運搬し、そこで水を添加して硬化することができ
る。また、硬化作業現場で(A)成分、(B)成分およ
び水の王者を混合して硬化することができる。水を添加
してスラリー状としたものを型に流し込んで成形しても
よいし、型を使わないで、塗布、噴き付け、含浸しても
よい。固化させる場合はそのまま常温で乾燥させて固化
させるか、必要に応じて比較的低温ないし高温で加熱乾
燥またはスチーム養生させることによって優れた撥水性
を有する硬化体を製造することができる。また、壁のモ
ルタルのように鏝で塗布し、そのまま常温で自然乾燥さ
せても撥水性の良好なモルタル仕上げが可能となる。し
たがって、硬化方法は特に限定するものではな〜1゜ 本発明の水硬性無機質組成物は軽量気泡コンクリ−) 
(ALC)、ガラスa維強化コンクリート(GRC)、
その他の各種コンクリート、モルタル、スレート、ブロ
ック、セメント瓦、木毛セメント板、石綿セメントパー
ライト板、石綿セメントけい酸カルシウム板、石コウス
ラグ鉱板、化粧石綿セメント板、石綿セメントサイデイ
ング、けい酸カルシウム保温材、パーライト保温材等と
して宵月である。
[実施例] 次に、実施例をあげて説明する。実施例および比較例中
の部とあるのは重量部を意味し、粘度は25℃における
値である。
なお、撥水性試験は100X100X16■■に固化さ
せた成形硬化体の表面の3箇所に、約0.03グラムの
水滴をそれぞれ滴下し、その撥水状態を観察して、次の
5段階で評価した。
O30分後も水滴は球状に保たれ、撥水性は非常に良好
0 20分後には水滴は半球状となるが、撥水性は良好
Δ 10分後には水滴はくずれるが吸収されるまでに至
らず、撥水性はやや良好。
× 2〜3分後に水滴は吸収、拡散され、撥水性は悪い
×× 水滴は直ちに吸収、拡散され、撥水性は非常に悪
い。
実施例1 ポルトランドセメント300部、渡良瀬用産出の川砂6
00部を加えて2分間空線りした後、水150部を添加
して3分間練り混ぜを行なうた。次いで第1表に示すオ
ルガノポリシロキサン9部を加え、3分間練り混ぜたも
のを100X 100 X 16 mのステンレス製の
型枠に打込み成形した。48時間後に脱型して25℃、
湿度85±5%の恒温恒温機中で3日間養生した。
次いで、28℃の室内で7日間自然乾燥した。
このようにして、オルガノポリシロキサンIWについて
各3枚作り、その内の1枚を加熱なしで、1枚を50℃
の熱風乾燥機で3時間加熱した。残りの1枚は100℃
で3時間加熱処理した。このようにして準備したそれぞ
れの成形硬化体の表面に水滴を滴下して撥水状態を調べ
、その結果を第2表に示した。
本発明になる成形硬化体は比較例に比べ加熱処理なしで
も抜群に良好な撥水性を示した。なお、50℃ないし1
00℃の低温加熱でより一層安定した撥水性を示した。
第1表 第2表 実施例2 ポルトランドセメント100部、渡良瀬用産出の川砂2
00部、3〜5ml直径の小砂利300部を加え2分間
空線りした後、水130部を加え3分間練り混ぜを行な
った。次いで実施例1で使用した第1表に示すオルガノ
ポリシロキサン6部を加え3分間練り混ぜたものを10
0X100X16■■のステンレス製の型枠に打込み、
成形した。
48時間後に脱型して25℃、湿度85±5%の恒温恒
温機中で1週間養生した。次いで、28℃の室内で14
日間自然乾燥した。このようにしで準備した成形硬化体
の表面に水滴を滴下して、その撥水状態を観察し、その
結果を第3表に示した。
本発明になる成形硬化体は加熱なしでも良好な撥水性を
示した。
第3表 実施例3 生石灰30部にけい石粉末70部、水500部を加え1
80℃のオートクレーブ中で6時間熱処理した。次いで
、冷却したスラリー中に粉砕したアスベスト繊維100
部、ポルトランドセメント100部および実施例1で使
用したオルガノポリシロキサンNal、2.5(本発明
)および8(比較例)のオルガノポリシロキサンを各8
部添加後(比較例として無添加のものを含む)、フェル
トクロスを使って脱水成形し、再び140℃のオートク
レーブで3時間熱処理した。その後120℃で10時間
乾燥して成形硬化体を作製した。この成形硬化体につい
て撥水性の試験を実施した。本発明になる成形硬化体は
第4表のようにいずれも良好な撥水性を示した。
第4表 2分間空線りした後、水780部を添加し3分間練り混
ぜた。次いで実施例1で使用したオルガノポリシロキサ
ンNa1. 2. 3. 4. 5. 6(本発明)お
よび7,9(比較例)を24部添加し、3分間練り混ぜ
た。その後、100×100 X 16 vavnのス
テンレス製の型枠に無添加(比較例)のものおよびオル
ガノポリシロキサンを添加したものを打込み成形した。
48時間後に脱型し、その後、温度20℃、湿度85%
の恒温恒温機中で15日間養生した。次いで80℃のオ
ーブン中で1時間熱処理し、その後、20℃の蒸留水中
に24時間後してから重!w+を測定した。さらに、温
度105℃の恒温槽に25日間乾燥してから重jt W
2を測定した。この測定値から次式により吸水率%を求
めた。その結果を第5表に示した。
実施例4 5g容量のホバートミキサの容器にポルトランドセメン
ト1500部と砂4500部を入れ本発明になる成形硬
化体の吸水率は極めて低く、水中浸漬によっても水の浸
透が少ない事が確認された。
第5表 100 X 100 X 16 mmのステンレス製の
型枠に入れて、室温で5時間放置後さらに60℃で20
時間乾燥して石コウの成形硬化体を得た。
その表面に水滴を滴下して撥水状態を調べた。
比較例としてオルガノポリシロキサンNa7と無添加の
ものについても同様に実施した。その結果を第6表に示
した。
第6表 実施例5 半水石コウ80部と実施例1で使用したオルガノポリシ
ロキサン陽2を20部とを予め均一に混合した。
半水石コウ100部に上記のオルガノポリシロキサンで
処理した半水石コウ8部を添加し、さらに水100部を
添加して混練した。これを実施例6 ボルトランドセメント270部、パーライト44部、石
綿86部、水250部を混線機でかきまぜた後、これに
実施例1で使用したオルガノポリシロキサン嵐5を4部
添加してさらにかきまぜた。次いで、濾布の四方を止め
て、平らに張った上に100 X 100 X 16 
mmの型枠を乗せ、この型枠の中に上記の混練物を平ら
に流し込み、脱水して24時間そのまま放置した。
その後、脱型して105℃の熱風乾燥機に15時間乾燥
して成形硬化体を得た。その表面に水滴を滴下して撥水
状態を調べた。
比較例としてオルガノポリシロキサンN1L8と無添加
のものについても同様に実施した。その結果を第7表に
示した。
本発明のオルガノポリシロキサンを添加したものは非常
に良好な撥水性を示した。
第7表 に結合する式−RI C00N (Mは水素原子、1価
炭化水素基、トリオルガノシリル基およびアルカリ金属
から選択される)で示される基を、1分子中に少なくと
もtagするオルガノポリシロキサンが配合されている
ので、水の添加により硬化した場合、従来品に比べて極
めて優れた撥水性を育する硬化体となる。特にカルボキ
シル当量が小さ(、Mがアルカリ金属の場合はオルガノ
ポリシロキサンが粉体となるため、貯蔵しやす(、水硬
性無機質原料への添加が容易で、かつ、分散性、溶解性
が向上する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)水硬性無機質原料100重量部 (B)1分子中に、けい素原子に結合する式−R^1C
    OOM(式中、R^1は2価炭化水素基、Mは水素原子
    、1価炭化水素基、トリオルガノシリル基およびアルカ
    リ金属から選択される。)で示される基を少なくとも1
    個有するオルガノポリシロキサン 0.01〜20重量部 から成ることを特徴とする水硬性無機質組成物。 2、Mがアルカリ金属である、請求項1に記載の水硬性
    無機質組成物。 3、Mのアルカリ金属がナトリウムまたはカリウムであ
    る、請求項2に記載の水硬性無機質組成物。 4、(A)成分が石灰質原料とけい酸質原料の混合物で
    ある、請求項1に記載の水硬性無機質組成物。 5、石灰質原料がセメントであり、けい酸質原料が砂ま
    たはけい石粉末である、請求項4に記載の水硬性無機質
    組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09194245A (ja) * 1996-01-17 1997-07-29 Kubota Corp 撥水性窯業系建材の製造方法
JP5710503B2 (ja) * 2010-01-18 2015-04-30 日本ジッコウ株式会社 シリコーンレジン組成物およびシリコーンレジン組成物を用いた保護被覆工法

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