JPS60171260A - 水硬性無機質組成物 - Google Patents

水硬性無機質組成物

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JPS60171260A
JPS60171260A JP2823484A JP2823484A JPS60171260A JP S60171260 A JPS60171260 A JP S60171260A JP 2823484 A JP2823484 A JP 2823484A JP 2823484 A JP2823484 A JP 2823484A JP S60171260 A JPS60171260 A JP S60171260A
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博之 井上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、変形、亀裂の発生がなく耐水性および高強度
を発現し、大寸法で薄形の硬化体をも簡易に成形し得る
水硬性無機質組成物に関する。
従前より無機質製品としてはセメント、石膏、粘土製の
もの、あるいは無機組成物に有機重合体または無機化合
物を配合したもの等の既存製品があるが、セメント製の
ものは低破壊しん性、低面ケ強度、エフロレッセンスの
発生、収縮亀裂の発生、強度発現が遅い等の難点があり
、また石膏製のものは機械的強度が小さく耐水性に劣り
、粘土製のものは機械的強度を大きくするためには高温
焼成が必要であり、乾燥、焼成工程における変形、亀裂
等の発生による歩留りの低さ等の難点がある。
そしてまた、セメント−石膏組成物に各種の水分散性有
機重合体を配合した無機質製品は従前より多数開発され
ているが、その殆んどは機械的強度、耐水性等において
劣っており、かなりの強度(曲げ強度200Ky/−以
上)および耐水性を発現するに到った成形物は、その製
造においてオートクレーブ処理、プレス成形あるいはU
V、EB処理ニヨるコーティング等の煩雑な工程および
大きな設備機器を要し、その生産性あるいは経済性にお
いて問題を残している。
従って、高強度および耐水性を有する硬化体、なかんず
く大寸法で薄形の製品を簡易に製造することは極めて困
難であった。
本発明者は、硬化体中の気孔率、気孔径をできるだけ小
さくするために、(11減水剤および減水効果を有する
アクリル系水分散性有機重合体を使用することにより、
スラリーの流動性を保持し、混水量を理論水分量あるい
は理論水分量に極〈近似の量に抑えること、(2)エト
リンガイトを生成させさらに減水するとともに硬化体中
の空隙をこの結晶で充填すること、(3)水硬性セメン
トと水硬性石膏の混合使用による互いの補完効果の発現
により既存の無機質製品が有する上記の難点を解消する
とともに、優れた耐水性および強度を発現するとの知見
により本発明に係る水硬性無機質組成物を得るに到った
すなわち本発明は、a)水硬性セメント10〜90重量
部、b)水硬性石膏10〜90重量部、C)水17〜2
5重量部(但し、d)のアクリル系水分散性有機重合体
中の水分量も含む)、d)減水効果を有するアクリル系
水分散性有機重合体2〜16重量部(但し、固形分換算
)およびe)減水剤0.5〜2.0重量部から成ること
を特徴とする水硬性無機質組成物を提供することにある
本発明における水硬性セメントとしては、通常工業的に
製造されるボルト2ンドセメント、アルミナセメント、
白色セメント、高炉セメント、シリカセメント等が挙げ
られるが、これらは単独または混合して用いることがで
きる。また水硬性石膏としては、上記と同様に通常工業
的に製造される半水石膏(α型、β型)、無水石膏が使
用されるが、これらも単独または混合して用いることが
できる。水硬性セメントと水硬性石膏の重量比は10:
90〜90:10であるが、水硬性セメントが10重量
部以下あるいは水硬性石膏が10重量部以下であると、
本発明の所期の目的である物性を得ることができず、特
に水硬性セメントが90重量部以上になると亀裂等の発
生が見られる。
本発明において水分散性有機重合体とは、その微細粒子
が水の中に均一に分散して、所謂ラテックスまたはエマ
ルジョンと呼ばれる形態になっているものを意味し、大
別すると酢酸ビニル系、アクリル系、塩素含有ビニルポ
リマー糸、合成ゴム系等があるが、水硬性無機質材料と
混合した時、混合物の流動性を低下させず、減水効果を
生じ、しかも硬化体が高強度、耐水性等を発現するのは
アクリル系のものが最良である。すなわち、アクリル系
水分散性有機重合体とは、アクリル酸エステルとメタク
リル酸エステルとの共重合体を指すが、はぼ半量以上の
アクリルモノマーが含有される共重合体も包含される。
中でも、減水効果を発現するとともにスラリーの流動性
を保持し、フィルム強度が大きく、耐水性、耐アルカリ
性、耐候性、光沢性に優れた特性を有するものが好まし
く、具体的にはメチルメタクリレート−2−エチルへキ
シルアクリレート、スチレン−ブチルアクリレート等が
挙げられる。そこで所期の耐水性および高強度等を得る
には、混水量を可能な限り減少させ理論水分量に近ずけ
ることであるが、減水剤および減水効果を有するこれら
のアクリル系水分散性有機重合体を混合することにより
可能となる。しかし、アクリル系水分散性有機重合体の
使用量が2重量部以下であると耐水性および強度等の向
上はあまり認められず、また16重量部以上ではコスト
面において不利になり、且つ強度の一層の向上I′i認
められないので、減水効果を有するアクリル系水分散性
有機重合体の使用量は水硬性セメントと水硬性石膏の混
合物100重量部に対して2〜16爪量部、好ましくは
4〜12重量部(但し、いずれも固形分換算)の範囲で
ある。そして、水硬性セメントおよび水硬性石膏の分散
性を良くし延いては減水効果および硬化体の強度発現を
一層大きくするために、通常のセメント用減水剤が使用
される。具体的にはりゲニンスルホン酸ナトリウム、メ
ラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物ナトリウム塩
、β−ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物ナ
トリウム塩、クレゾールスルホン酸ホルムアルデヒド縮
合物ナトリウム塩等カ挙ケられるが、メラミンスルホン
酸ホルムアルデヒド縮合物ナトリウム塩が最も好ましく
、その添加量は水硬性セメントと水硬性石膏の混合物1
00重量部に対して05〜2.0重量部、好ましくは0
.5〜1,0重量部である。
混水量は、理論水分量あるいは理論水分量に極く近似の
量で充分であり、水硬性セメントと水硬性石膏の混合物
100重量部に対して17〜25重量部、好ましくは1
7〜20重量部であるが、これはアクリル系水分散性有
機重合体中の水分量をも含んでおり、アクリル系水分散
性有機重合体の使用量によっては、これに含まれる水分
量だけで充分で水の添加は不要であり、必要な場合でも
水の添加量は最高15重量部までである。尚、混水量が
17〜25重量部でもスラリーの流動性は充分保持され
ており、脱泡、消泡も容易にでき、流込み成形も簡易に
できる状態にある。因に、混水量が17重量部以下では
水硬性材料の水和に必要な水分量に不足し、また25重
量部以上では過剰水となり充分な物性を発現しない。
本発明において、硬化体の物性を更に向上させるために
公知の補強材、充填材等を配合することができる。補強
材としては、ガラス繊維、スラグ繊維、ロックウール、
石綿等の無機繊維やボリフ゛ロピレン、ポリ塩化ビニル
、ポリエステル、ボ1ノアミド等の有機繊維、あるいは
ノクルブ、故紙、木粉、麻、綿等の木質系繊維から成る
繊維質補強材、さらにカーボンブラック、水酸化アルミ
ニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ホワイト
カーボン、二酸化チタン等の微粒子径粉末の補強材が使
用できる。これら補強材の配合量は、水硬性セメントと
水硬性石膏の混合物100重量部に対して0.5〜10
重量部である。また、充填材としては、タルク、マイカ
、パーライト、陶石粉等が使用される。そしてまた、公
知の消泡剤、硬化促進剤、硬化遅緩剤、はつ水剤、耐水
化剤、着色剤等を必要に応じて適宜添加することができ
る。更に、本発明に係る水硬性無機質組成物から得られ
た硬化体の表面にシリコーン等のノ1−ドコート材ある
いはセラミックコーティング材等を処理することにより
被膜を形成し、耐候性、耐摩耗性、耐擦傷性、耐薬品性
、耐汚染性、光沢性、耐水性等を一層向上させることも
できる。
本発明に係る水硬性無機質組成物から硬化体を製造する
に際しては、低湿水量にもかかわらずスラリーの流動性
は非常に良好であり脱泡、消泡が容易にできるために、
消泡剤の添加およびティプルバイブレータ−等を使用し
た加振消泡による方法、あるいは真空攪拌脱泡法等によ
り除泡した後、流込みによる成形が可能である。また、
このスラリーはセルフレベリング性を有するためにフラ
ットな成形物の製造は殊に簡易に成し得る。そして脱型
した硬化体は湿空自然養生の後、60〜100°C14
時間以上の加熱が適当であり、常温成膜性のないアクリ
ル系水分散性有機重合体を使用する場合には、最低成膜
温度以上〜100°Cの加熱が必要である。
本発明に係る水硬性無機質組成物は、大規模設備機器を
要することなく極めて簡易かつ安価に硬化体を、なかん
ずく大寸法で薄形の硬化体をも得ることができ、しかも
その硬化体は高強度であり耐水性、不燃性、耐候性、吸
振性等に優れ、またその製造において変形、亀裂の発生
が殆んどなく高歩留りで、膨張収縮が極めて少なく型再
現性が非常に良好であるという特徴を有する。そしてま
た、鏡面を有する型を使用した場合には、極めて高光沢
の硬化体を得る効果をも有する。
従って、本発明に係る水硬性無機質組成物は、タイル、
ブロック、敷石、屋根材、内外装壁材、床拐、天井利、
置物台材、インテリア材、タイルティ、音響材、振動吸
収材(制振材)等の工業材料として人混に利用できるも
のである。
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。尚、
曲げ強度試験は、試験片として40×160X8−wの
ものを作成し、試験装置は(株)高滓製作所製のオート
グラフエ5500型を使用しJ■Sに則り実施した。
実施例1 水5重量部(以下、単に部と称す。)に粉末状の減水剤
(メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物ナトリウ
ム塩)1部を予め溶解し、これにアクリル酸エステル系
共重合体エマルジョン20部(固形分換算8部)を混合
した混練水に、α型半水石膏20部、ポルトランドセメ
ント80部、およびガラス繊維(チョツプドストランド
)3部の混合物を投入し、550 RP M 5分間攪
拌混合(この間に、シリコーン系消泡剤を適宜滴下する
。)して、流動性の良好なスラリーを調製する。
このスラリーをテーブルバイブレータ−上で5分間加振
除泡後、鏡面を有するプラスチック型に流込み硬化させ
る。硬化抜脱型し常温下で湿空養生した後、70〜75
°C−4時間、更に90〜95°C−30分間加熱する
。この硬化体は高光沢を有し、曲げ強度は306.6 
Kt / d、吸水率(24時間浸漬)は0.51%で
あった。
実施例2 実施例1と同様にして調製したスラリーを440X50
0−−の大寸法のガラス製型に流込み厚さ5鰭の硬化体
を得た。この硬化体を実施例1と全く同様に湿空養生後
、加熱したところ膨張収縮が殆んどなく、変形、亀裂を
全く生じない大寸法で薄形の高強度、高光沢製品を得た
実施例3 水5部に粉末状の減水剤(メラミンスルホン酸ホルムア
ルデヒド縮合物ナトリウム塩)0.5部を予め溶解し、
これにアクリル酸エステル系共重合体エマルジョン20
部(固形分換算8部)を混合した混練水に、α型半水石
膏60部、アルミナセメント40部、カーボンブラック
5部およびガラス繊維(チョツプドストランド)3部の
混合物を投入し、550RPM−5分間攪拌混合(この
間に、シリコーン系消泡剤を適宜滴下する。)して、流
動性の良好なスラリーを調製する。以下、実施例1と全
く同様に流込み、脱型、湿空養生後、加熱したところ曲
げ強度: 268.2 ”p / d、吸水率(24時
間浸漬):0.56%の高光沢硬化体を得た。
特許出願人 井上博之

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 a) 水硬性セメント 10〜90重量部b)承部硬性
    石膏 10〜90重量部 C)承部 17〜25重量部(但し、d)のアクリル系
    水分散性有機重合体中の水分量も含む) d) 減水効果を有するアクリル系水分散性有機重合体
     2〜16重量部(但し、固形分換算)および e) 減水剤 0.5〜2.0重量部 から成ることを特徴とする、水硬性無機質組成物0
JP2823484A 1984-02-16 1984-02-16 水硬性無機質組成物 Pending JPS60171260A (ja)

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