JPH03251640A - 空気調和システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は床面に沿って任意の形に構成できる空気調和シ
ステムに関するものである。

「従来の技術」 従来、家屋内に構成される空気調和システムは部屋の一
側に、圧縮機と熱交換器を具えたヒートポンプ式冷凍ユ
ニットを設け、同ユニットの吹出し口に連なるダクトを
天井裏まで立上げ、さらにこのダクトを天井裏に沿って
吊りボルト等によって懸架し、同ダクトの適所に吹出し
グリルを設け、同グリルを避けて天井板を張ってなるも
のであった。

しかしながら、上記従来の空気調和システムよると、天
井裏に沿ってダクトを懸架する必要があるので、工事が
極めて面倒で、構造を簡単に変更できない欠点を存し、
とくに、個人単位の対応ができず、例えば、大型コンピ
ュータやカウンター等のＯＡ端末機器の排熱による温度
上昇、タバコの煙、出入り口付近の温度変動、人の移動
に伴う温度変動等に個別に対応できない等の欠点を有し
ていた。

「発明が解決しようとする課題」 本発明は上記従来形の欠点に鑑み発明されたものであっ
て、とくに床面に沿って複数のボード体を配設すること
により簡単に構成することができ、レイアウトの変更も
容易にできる空気調和システムを提供しようとするもの
である。

「課題を解決するための手段」 上記の課題を解決するための本発明の空気調和システム
は、下記要件を具えた複数のボード体を任意に床面に配
設することによって、自由に設定できる空気流路が形成
されることを特徴とするものである。即ち、（イ）単位
となるボード体は特定の大きさと形状に形成されている
こと。（ロ）ボード体には選択的に互いに連通可能な通
気路が形成されていること。（ハ）ボード体には吸込み
口もしくは吹出し口を選択的に形成できることである。

また、ボード体にたいして、任意に吸込みパネルもしく
は吹出しパネルを装設できる構造を具えてなるものであ
る。

「実施例」 以下図に示す一実施例について本発明を説明すると、第
１図はこの空気調和システムの一例を示すものであって
、この場合、床面に敷かれる３個のボード体１１．１２
．１３、より空気流路を形成してなるものであって、各
ボード体１１．１２．１３を構成する単位となるボード
体１は所定の厚みｔをもった正方形に形成され、夫々内
部に空洞があり、その配置によって、互いに対向する対
向縁ＩＡ、ＩＢを開放することによって、各ボード体１
１１２．１３内を連通ずる略り型に折れ曲がった空気流
路Ａが形成されている。また、上記ボード体１１には開
口２が形成され、この間口２には別個に形成された吸込
みパネル体３が取付けられている。また上記パネル体１
３の端部には吹出しグリル４が形成され、その側近には
ファン５が設けられている。

第２図は他の実施例を示すものであって、この場合、別
個の部屋に吸込みパネル体３と吹出しパネル体６を設け
た例を示す。

第３図は他の実施例を示すものであって、この場合、屋
内側のパネル体の上に上記と同様に吸込みパネル体３と
吹出しパネル体６を設け、さらに複数のパネル体１の一
側に室外側に設置した空気調和ユニット７の空気流路８
を接続してなるものである。

第４図は上記パネル体１に接続される各種の吸込みパネ
ルの例を示すものであって、同図（ａ）は第１図と同じ
形状の吸込みパネル体３１であり、この場合、第５図（
ｆ）の様な、ＯＡ機器の机下に吸込み口を設けることが
できる。

また第４図（ｂ）は衝立状の吸込みパネル体３２であり
、この場合、第５図（ｇ）の様なキャシュデイスペンサ
ーの裏側の衝立を兼ねて吸込み口を形成することができ
る。

同じ（第４図（ｃ）は灰皿を兼ねた形の吸込みパネル体
３３であり、この場合、第５図（ｈ）の様な応接室の灰
皿部に吸込み口を形成することができる。

また、第４図（ｄ）は吸込みパネル体３１と前記ボード
体１３二個を一体的に組合せてなるもので、この場合、
第５図（ｉ）の様な対面机の空気調和に供することがで
きる。

さらに、第４図（ｅ）は衝立状の吹出しパネル体３４の
上部に液晶表示装置３５を設けてなるもので、この場合
、第５図（ｊ）の様な出入り口付近の空気調和に供する
ことができる。

「作用」 上記の第１図の構成において、ファン５を回動すると、
吸込みパネル体３の吸込み口３八を通して、この付近の
空気が吸込まれ、開口２、パネル１１．１２．１３内の
空気流路Ａを通して空気が流通し、前記ファン５を通り
吹出しグリル４から室内側に吹出される。かかる空気流
路Ａ内の適所には、空気調和ユニットを構成することが
でき、もしくは別個に構成された空気調和ユニットを接
続することができ、何れにしても、上記空気流路Ａを通
して所要の空気調和を行うことができる。

「発明の効果」 以上の様に、床面に複数のボード体を任意に配列するこ
とによって、このボード体を通して自由にレイアウトで
きる空気流路を構成することができる、また、そのボー
ド体には任意に吸込みパネル体、あるいは吸込みパネル
体を配設することができ、その空気流路には任意に空気
調和ユニットを設けることができる。これによって、従
来の空気調和システムの様に天井裏に沿ってダクトを吊
りさげる様な面倒な工事を行う必要がなく、とくにボー
ド体を床面に任意に並べるだけで良いので簡単に施工す
ることができ、しかも並べ方を変えるだけで簡単にレイ
アウトを変更することができる。さらに、そのボード体
による空気流路と、吸込みパネル体、あるいは吸込みパ
ネル体等の組合せによって、部屋の衝立等を兼ねた構造
体を利用した空気調和を行うことができる他、従来のも
のではできない机下等の局部的な空気調和を行うことも
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の空気調和システムの一実施例を示す部
屋の要部斜視図、゛第２図は同じく他の実施例を示す部
屋の要部斜視図、第３図は同じく他の実施例を示す部屋
の要部斜視図、第４図は同じく吸込みパネル体および吹
出しパネル体の各種実施例を示す斜視図、第５図は前記
第４図の各種のパネル体を用いた空気調和システムの実
施例を示す斜視図である。 同図中、１は単位ボード体、２は開口、３は吸込みパネ
ル体、４は吹出しグリル、５はファン、６は吹出しパネ
ル体、７は空気調和ユニット、１１．１２．１３はボー
ド体である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）下記要件を具えた複数のボード体を任意に床面に
   配設することによって、自由に設定できる空気流路が形
   成されることを特徴とする空気調和システム。 （イ）単位となるボード体は特定の大きさと形状に形成
   されていること。 （ロ）ボード体には選択的に互いに連通可能な通気路が
   形成されていること。 （ハ）ボード体には吸込み口もしくは吹出し口を選択的
   に形成できること。
2. （２）ボード体にたいして、任意に吸込みパネル体もし
   くは吹出しパネル体を装設できる構造を具えた請求項１
   記載の空気調和システム。