JPH03251498A - 感熱転写媒体 - Google Patents

感熱転写媒体

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Publication number
JPH03251498A
JPH03251498A JP2106143A JP10614390A JPH03251498A JP H03251498 A JPH03251498 A JP H03251498A JP 2106143 A JP2106143 A JP 2106143A JP 10614390 A JP10614390 A JP 10614390A JP H03251498 A JPH03251498 A JP H03251498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
film
component
polysiloxane
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2106143A
Other languages
English (en)
Inventor
Osami Shinonome
東雲 修身
Katsuyuki Toma
当麻 克行
Eiji Yamamoto
英治 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリエステル系フィルムをベースとし、スリ
ップ性、耐ステイツキング性に優れた感熱転写媒体に関
するものである。
(従来の技術) 感熱転写媒体は、一般にポリエステル系フィルムをベー
スとし、その片面に熱溶融性あるいは熱昇華性インキ層
を設けたものであって、インキ層と反対側の面にサーマ
ルヘッドを接触させて被写体に像を転写させるものであ
る。このような感熱転写媒体のベースとしては、主とし
てポリエチレンテレフタレートフィルムが用いられてい
る。
一方、情報機器の進歩や高情報化に伴って記録の高速度
化が要求されてきており、素早く被写体に像を転写する
ことが望まれている。このためサーマルヘッドへの人力
時間を短縮することが必須となり、入力電圧を大きくし
たり、伝熱を速くするためにベースフィルムを薄くした
りしている。
しかし、この際問題となるのは、サーマルヘッドにより
フィルムが加熱されて250℃以上の高温になり軟化し
て、スリップ性が悪化してスティック現象が生じたり、
サーマルヘッドに融着したりして送りが妨げられたりす
ることである。
このような問題を解決するため、インキ層とは反対側の
フィルムの面、すなわちサーマルヘッドと接触する側の
フィルムの面に耐熱性でスリップ性のコーティング層を
設けている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、感熱転写媒体の製造において。
このような耐熱性でスリップ性のコーティング層を設け
ることは、工程の複雑化やコストアップにつながり、そ
の改良が要望されている。
このような状況に鑑み1本発明の課題は、スリップ性が
良好で耐ステイツキング性に優れた感熱転写媒体を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために種々検討した結果。
感熱転写媒体を後述するような構成にすると、スリップ
性が良好で耐ステイツキング性に優れた感熱転写媒体が
得られるという知見を得2本発明に到達した。
すなわち9本発明の要旨は、ポリエステル成分とポリシ
ロキサン成分とのブロック型もしくはグラフト型の共重
合体(A)又は前記共重合体(A)と他のポリエステル
(B)とよりなる延伸フィルムの片面に、熱溶融性ある
いは熱昇華性インキ層を設けた感熱転写媒体である。
本発明においてポリエステル成分とポリシロキサン成分
とのブロック型もしくはグラフト型の共重合体(A)に
おける「ポリエステル成分」とは。
公知のジカルボン酸、グリコール及びヒドロキシカルボ
ン酸から任意に選択されて合成される熱可塑性ポリエス
テルを意味し9本発明の目的を達成するには、できるだ
け高融点又は高軟化点であることが好ましく、また、汎
用的なポリエステルであることが好ましい。このような
観点からポリエステル成分としては、ポリエチレンテレ
フタレート、ホリエレチンー2.6−ナフタレート、ポ
リ1.4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート
又はこれらを主成分とするポリエステル等を用いること
が好ましい。
また、「ポリシロキサン成分」のポリシロキサンとは、
下記一般式 (R,、R2は炭素原子数10以下のアルキル基、シク
ロアルキル基、アリール基、アラルキル基を示す。) で表される構造単位を有する高分子の総称であり。
特にフィルムへのスリップ性付与という点で、ポリジメ
チルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサンまたは
ポリジフェニルシロキサンが好ましい。
ポリエステル成分とポリシロキサン成分とのブロック型
もしくはグラフト型の共重合体(A)は。
ポリエステルの製造時、すなわちエステル化(もしくは
エステル交換)工程中や重縮合工程中に。
分子中に1個もしくは2個以上のエステル形成性の官能
基をもつポリシロキサンを添加し、ポリエステルと共重
縮合せしめて製造することができる。
ここでエステル形成性の官能基としては、ヒドロキシル
基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基等の1官
能性の基の他、エポキシ基のごとき2官能性の基も挙げ
られる。なお、ポリシロキサンは、1分子中にエステル
形成性基を全部で2官能となるようにもつことが好まし
いことはいうまでもない。
延伸フィルムが共重合体(A>単独からなる場合には、
耐熱性であることが要求され、高融点で結晶性のポリエ
ステルであることが求められる。
また、延伸フィルムが共重合体(A)とポリエステル(
B)とよりなる場合には、ポリエステル(B)として高
融点で結晶性のものを用いればよいので、共重合体(A
)としては必ずしもこのようなものでなくてもよく、公
知のジカルボン酸。
グリコール及びヒドロキシカルボン酸から任意に選択さ
れて合成されるポリエステル成分とポリシロキサン成分
とを共重合させたものであっても差し支えない。
ポリエステル(B)としては、公知のポリエステル形成
成分よりなるフィルム形成性の良好なポリエステルであ
ればよいが、特に高融点の結晶性ポリエステルが本発明
の感熱転写媒体の趣旨から好ましく、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリニレチン−2,6−ナフタレート、ポ
リ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
ト又はこれらを主成分とするポリエステルを使用するの
がよい。
そして、フィルム形成能とフィルムの耐ステイツキング
性を考慮して、最終的に得られる延伸フィルム中のポリ
シロキサンの含有量を04〜15重量%、より好ましく
は0.5〜10重量%となるように、共重合体(A)中
のポリシロキサンの含有量あるいは共重合体(A)とポ
リエステル(B)との配合量を調節する。また、ポリシ
ロキサン成分はその数平均分子量が500〜20.00
0. さらに好ましくは1.000〜15.000のも
のがよい。
延伸フィルムは、1軸延伸フイルムでも2軸延伸フイル
ムでもよいが、特に好ましいのは2軸延伸フイルムであ
る。かかる延伸フィルムは、公知の方法でfM造され、
フィルムの厚み精度、生産性。
寸法安定性、力学的性質等の観点から、フラット法(T
ダイ法)で未延伸フィルムを製造した後。
同時2軸延伸法または逐次2軸延伸法を採用して製造さ
れる。さらに、熱処理を組み合わせると熱安定性の良い
フィルムが得られる。
フィルムの厚さは、薄ければ薄いほど伝熱性の点でよい
が、薄すぎると強度的に問題が生じることがあるので、
2〜10μm程度が好ましい。
上記のような構成よりなるフィルムは、良好なスリップ
性、離型性を示し、感熱転写媒体のベースとして好適で
あるが、さらに、スリップ剤を添加するとより良好な効
果が得られる。このようなスリップ剤としては、平均粒
子径2μm以下の微小シリカ、炭酸カルシウム、カオリ
ン等が挙げられる。
上記のようなフィルムに熱溶融性あるは熱昇華性のイン
キをコーティングして感熱転写媒体を得る。熱溶融性の
インキとしては、顔料とワックス類、ポリエステル系樹
脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂等の混合物が好適に用い
られ、熱昇華性のインキとしては、熱昇華性染料とポリ
オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂等の低融点あるいは低軟化点の樹脂等の混合物が好
適に用いられる。しかし、これら成分に限定されるもの
でないことは勿論である。
フィルムへのインキのコーティングは1例えばホットメ
ルトコート法、グラビアコート法、リバースコート法等
で行われる。
(作用) 本発明の感熱転写媒体が、スリップ性が良好で耐ステイ
ツキング性を示す理由は明らかでないが。
感熱転写媒体のペースである延伸フィルム中のポリシロ
キサン成分の持つ優れたスリップ性や離型性によるもの
と考えられる。
(実施例) 以下9本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
なお、結晶性及び非品性は示唆熱走査熱量計で確認し、
固有粘度はフェノール/テトラクロルエタン等重量混合
溶媒中25℃で測定した。
実施例1 テレフタル酸とエチレングリコールをエステル化して得
たビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートのオリ
ゴマー(数平均重合度5)94重量部、数平均分子量4
.000で両末端がヒドロキシル基であるポリジメチル
シロキサン6重量部、エチレングリコールに分散させた
平均粒子径0.8μmのシリカ粒子0.1重量部および
エチレングリコールに溶解した三酸化アンチモンをテレ
フタル酸成分1モルにつき2X10−’モルをポリエス
テル重縮合用バッチ式反応器に仕込んだ。
次いで1反応器の内温を275℃に保ちつつ、0.5時
間で常圧から0.1トルまで減圧し、この減圧下におい
て3時間重縮合反応を行って、ポリシロキサンがブロッ
ク型に共重合した白色のポリエステル(A1)を得た。
このポリエステル(A1)は結晶性で、固有粘度は0.
70であった。
このポリエステルチップ(A、)をエクストルーダー型
溶融押出機に供給し、280℃でリップ巾200+++
m、  !Jツブ間隔0.6m+nのTダイから押出し
、押出した溶融膜状物を20℃に保ったキャスティング
ローラで冷却固化して未延伸フィルムを得た。次いで、
テンタ一方式の同時2軸延伸装置を用いて。
95℃で縦・横それぞれ3.1倍に延伸し、さらに。
235℃で縦・横ともに弛緩率3%で熱処理した後。
トリミングして20m/minの速度で巻取り、厚さ5
μm、巾300 mmの延伸フィルムを得た。
これらの製膜・延伸操作において、切断の問題はなく、
操業性は良好であった。また、延伸フィルムは良好な外
観を示した。
他方、パラフィンワックス10重量部、カルナーバワッ
クス30重量部、エステルワックス40重量部および顔
料20重量部からなるインキを調製し、このインキを前
記延伸フィルムにホットメルトコートシ、厚さ4μmの
インキ層を設けた。さらに。
このフィルムをマイクロスリットし、サーマルプリンタ
ー(ブラザーエ業■製「ピコワード」)を使用して熱転
写を行った。
フィルムとサーマルヘッドとの間でスティック現象が生
じることなく、良好に印字することができた。
比較例1 ポリジメチルシロキサンを添加しない以外は。
実施例1と同様にして固有粘度0.68のポリエステル
(B1)を製造し、さらに実施例1と同様にして延伸フ
ィルム化を得、インキ層をコートし、熱転写を行った。
フィルムとサーマルヘッドの間にスティック現象が発生
し、良好に印字することができなかった。
実施例2 ポリシロキサン成分として数平均分子量3.000で片
末端にエポキシ基を有するポリジメチルシロキザン4重
量部を用いた他は、実施例1と同様にしてポリシロキサ
ンがグラフト型に共重合した白色のポリエステル(A2
)を得た。このポリエステル(A2)は結晶性で、固有
粘度は0.69であった。
さらに、このポリエステルを実施例1と同様にして延伸
フィルムを得、インキ層をコートシ、熱転写を行った。
フィルムとサーマルヘッドとの間でスティック現象が生
じることなく、良好に印字することができた 実施例3 テレフタル酸とエチレングリコールをエステル化して得
たビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートのオリ
ゴマー(数平均重合度5)80重量部、数平均分子量4
.000で両末端がヒドロキシ基であるポリジメチルシ
ロキサン20重量部とを配合1 を変える他は実施例1と同様にして、ポリシロキサンが
ブロック型に共重合した白色のポリエステル(A3)を
得た。このポリエステル(A3)は結晶性で、固有粘度
は0.62であった。
このポリエステル(A3)40重量部とポリエチレンテ
レフタレート (B、>60重量部とをエクストルーダ
ー型溶融押出機に供給し、実施例1と同様にして延伸フ
ィルムを得、インキ層をコートシ、熱転写を行った。
フィルムとサーマルヘッドとの間でスティック現象が生
じることなく、良好に印字することができた。
実施例4 テレフタル酸/イソフタル酸(3/7)混合物とエチレ
ングリコールとをエステル化して得た数平均重合度4の
ポリエステルオリゴマーと、数平均分子量3.000で
片末端にエポキシ基を有するポリジメチルシロキサンと
を、共重合体中のポリジメチルシロキサン含有量が20
重量%となるように実施例1と同様に重縮合してグラフ
ト型の共重合2 体(A4)を得た。この共重合体(A4)は非品性で。
固有粘度は0.86であった。
共重合体(A、)と固有粘度0.62のポリエチレン2
.6−ナフタレート (B2)とを重量比20 : 8
0で混合し、実施例1に準じて(ただし押し出し温度は
285℃、延伸温度は125℃である。)延伸フィルム
を得、インキ層をコートし、熱転写を行った。フィルム
化時のトラブルはなく、フィルムとサーマルヘッドとの
間でスティック現象が生じることなく、良好に印字する
ことができた。
比較例2 実施例4において共重合体(A4)をブレンドしないで
ポリエチレン−2,6−ナフタレート(B2)のみでフ
ィルムを作成し、インキ層コートと熱転写のテストを行
ったがスティック現象は避けることができなかった。
(発明の効果) 本発明の感熱転写媒体は9以上のように構成されている
ので、スリップ性が良好であり、熱転写の際サーマルヘ
ッドとの間でスティッキング現象が生ずることがない。
また。
製造も比較的容易で あるので。
その工業的価値は高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステル成分とポリシロキサン成分とのブロ
    ック型もしくはグラフト型の共重合体(A)又は前記共
    重合体(A)と他のポリエステル(B)とよりなる延伸
    フィルムの片面に、熱溶融性あるいは熱昇華性インキ層
    を設けた感熱転写媒体。
JP2106143A 1990-01-04 1990-04-20 感熱転写媒体 Pending JPH03251498A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23390 1990-01-04
JP2-233 1990-01-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03251498A true JPH03251498A (ja) 1991-11-08

Family

ID=11468250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2106143A Pending JPH03251498A (ja) 1990-01-04 1990-04-20 感熱転写媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03251498A (ja)

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