JPH03251201A - 加硫靴の製造方法 - Google Patents

加硫靴の製造方法

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JPH03251201A
JPH03251201A JP2214347A JP21434790A JPH03251201A JP H03251201 A JPH03251201 A JP H03251201A JP 2214347 A JP2214347 A JP 2214347A JP 21434790 A JP21434790 A JP 21434790A JP H03251201 A JPH03251201 A JP H03251201A
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shoe
sheet
rubber sheet
vulcanized
tape
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Mitsuo Kaneko
光雄 金子
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MITSUUMA KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B3/00Footwear characterised by the shape or the use
    • A43B3/0036Footwear characterised by the shape or the use characterised by a special shape or design
    • A43B3/0078Footwear characterised by the shape or the use characterised by a special shape or design provided with logos, letters, signatures or the like decoration
    • A43B3/0084Arrangement of flocked decoration on shoes

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種々のデザインの加硫靴に対して確実且つ奇
麗に履口テープをパイピングすることができて外観の優
れ且つ水洩れもない加硫靴を製造することのできる加硫
靴の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
靴は意匠効果を高めるために履口部が種々のデザインに
形成されたものが製造されている。
ところで加硫処理を行って素材の強度を確保された加硫
靴を製造するには、先ず表面に糊引きされた編織物から
成る裏布とその裏布の表面に貼着された未加硫ゴムシー
トとが積層され所定形状に裁断されたアッパー部シート
か、裏面に糊引きされた表被材とその裏面に貼着された
未加硫ゴムシートとが積層され所定形状に裁断された積
層体とカウンター部を除いた形状に裁断されその表面に
糊引きされた編織物から成る裏布とが前記未加硫ゴムシ
ートの裏面に該糊引きを介して該裏布を貼着された状態
で積層されたアッパー部シートを準備する。このアッパ
ー部シートの形状は胛被部に対応する部位が連続してい
る略U字状を成している。このアッパー部シートの外面
には必要に応じて飾り等をこのアッパー部シートが平面
状態にあるときに貼着する0次いでアッパー部シートを
その後端部で縫製し、アッパー部シートの裏布がカウン
ター部を除いた形状のものである場合にはアッパー部シ
ートの表被材と同じ表面を有するタテバチを後端部の縫
製部位の表面に当てて縫製した後にアッパー部シートの
後端部同士の縫製部位及びアッパー部シートへのタテバ
チの縫製部位を隠蔽する大きさの目止めゴムシートを後
端部の裏面に貼着し、該目止めゴムシートを隠蔽させて
前記アッパー部シートの後端部の裏面にカウンター部裏
材を貼着してアッパー部を製作し、次いでこのアッパー
部を靴金型に載置された中底材に吊り込みながら貼り付
けた後、アッパー部シートの裏布がカウンター部まであ
る形状のものである場合にはアッパー部シートの後端部
の縫製部位の表面を目止めゴムシートで目止めし、必要
に応じてアッパー部のカウンター部表面にカウンター部
表材を貼着した後、靴金型に載置された状態で靴底を貼
り付けて靴形状体を形成し、しかる後に加硫し靴金型か
ら取り外し、製造された加硫靴の履口部はその縁が裁断
されたままの状態であると外観が悪いので、通常加硫し
た後のこの履口部の縁に履口テープをパイピングしてい
たのであった。
しかしながらかかる従来の方法では、アッパー部の履口
部の縁に履口テープをパイピングする工程は、靴底を貼
り付けた靴形状体を形成して加硫した後に行われていた
ので、このように加硫されて硬くなった状態のアッパー
部の履口部に履口テープをパイピングしようとしても加
硫されたアッパー部の履口部は変形させ難いので履口部
に沿って履口テープをパイピングし難いため、履口部が
意匠効果を高めるために複雑な形状に形成されていたり
、アッパー部に装飾物を装着されていたりする場合には
履口テープを履口部に沿った形状に良好にパイピングす
ることができないことがあるという欠点があった。また
履口部における小さな曲率半径を有する前部切り込み部
位や後部の履口テープが重なる部位にシワが寄ったり、
靴を平面から見たときに比較的直線状を成している側部
が左右に広がって履口部が歪んだ状態となる′笑い”と
称する現象が生じたりするという欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記従来技術の欠点を解消して意匠効果を高
めるために種々の形状に形成されている靴であってもま
たはそうでない靴であっても、履口テープを容易に且つ
確実にパイピングすることができて外観が優れており、
しかも水洩れの恐れもない加硫靴を製造することのでき
る加硫靴の製造方法を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者はかかる課題を解決するために種々検討した結
果、履口テープをパイピングする際のアッパー部が少な
くとも未加硫ゴムシートと比較的伸縮性の少ない編織物
から成る裏布とから成る構成である場合に履口部が加硫
されていない変形させ易い状態であれば、履口部の形状
が複雑であっても確実且つ奇麗に履口部の形状に沿って
履口テープをパイピングすることができることに着目し
表面に糊引きされた編織物から成る裏布とその表面に貼
着された未加硫ゴムシートとが積層され所定形状に裁断
されたアッパー部シートか、所定形状に裁断された表面
に植毛されている未加硫ゴムシートとカウンター部を除
いた形状に裁断されその表面に糊引きされた編織物から
成る裏布とが前記未加硫ゴムシートの裏面に糊引きを介
して貼着された状態で積層されたアッパー部シートか、
裏面に糊引きされた表被材とその裏面に貼着された未加
硫ゴムシートとが積層され所定形状に裁断された積層体
とカウンター部を除いた形状に裁断されその表面に糊引
きされた編織物から成る裏布とが前記未加硫ゴムシート
の裏面に糊引きを介して該裏布を貼着された状態で積層
されたアッパー部シートを準備し、このアッパー部シー
トの後端部同士を縫製して後に履口部の縁に履口テープ
をパイピングするか、又は履口部の縁に履口テープをパ
イピングして後にその後端部同士を縫製し、アッパー部
シートの裏布がカウンター部を除いた形状のものである
場合には表面がアッパー部シートと同じ表面を有するタ
テバチを後端部の縫製部位の表面に当てて縫製した後に
アッパー部シートの後端部同士の縫製部位及びアッパー
部シートへのタテバチの縫製部位を隠蔽する大きさの目
止めゴムシートを後端部の裏面に貼着すると共に該目止
めゴムシートを隠蔽させて前記アッパー部シートの後端
部の裏面にカウンター部裏材を貼着してアッパー部を製
作し、このアッパー部を靴金型に載置された中底材に吊
り込みながら貼り付けし、アッパー部シートの裏布が全
面に存在する場合にはアッパー部シートの後端部の縫製
部位の表面を目止めゴムシートで目止めし、次いで靴底
を貼り付けて靴形状体を形成し、しかる後に常法により
加硫し靴金型から取り外すことによって加硫靴を製造す
れば良いことを究明して本発明を完成したのである。
以下1図面により本発明に係る加硫靴の製造方法につい
て詳細に説明する。
第1図は本発明の請求項2に記載した方法によって製造
された加硫靴の1例を示す斜視図、第2図は第1図に示
した加硫靴のアッパー部シートの構造を示す断面説明図
、第3図は第2図に示した構造のアッパー部シートを使
用してアッパー部を製作する順序の1例を示すもので、
(イ)は所定の形状に裁断した状態のアッパー部シート
を、(ロ)は同図(イ)における後端部を縫い合せた状
態を、(ハ)は同図(ロ)における履口部に履口テープ
をパイピングした状態のそれぞれ平面説明図、第4図は
本発明の請求項3に記載した方法によって製造された加
硫靴の1例を示す斜視図、第5図は第4図に示した加硫
靴のアッパー部シートの構造を示す断面説明図、第6図
は第5図に示した構造のアッパー部シートを使用してア
ッパー部を製作する順序の1例を示すもので、(イ)は
所定の形状に裁断した状態のアッパー部シートを、(ロ
)は同図(イ)における後端部を縫い合せた状態を、(
ハ)は同図(ロ)における履口部に履口テープをパイピ
ングした状態のそれぞれ平面説明図、第7図は本発明の
請求項4に記載した方法によって製造された加硫靴の1
例を示す斜視図、第8図は第7図に示した加硫靴のアッ
パー部シートの構造を示す断面説明図、第9図は第8図
に示した構造のアッパー部シートを使用してアッパー部
を製作する順序の1例を示すもので、(イ)は所定の形
状に製造した状態のアッパー部シートを、(ロ)は同図
(イ)における後端部を縫い合せた状態を、(ハ)は同
図(ロ)における履口部に履口テープをパイピングした
状態のそれぞれ平面説明図である。
本発明方法を実施するためは、先ず第2図に示したよう
な表面に糊引き4cされた編織物から成る裏布4aの表
面全面に未加硫ゴムシート4bが貼着されて積層され所
定形状に裁断された第3図(イ)に示したようなアッパ
ー部シート4か、第5図に示したような所定形状に裁断
された表面に植毛されている未加硫ゴムシート4bとカ
ウンター部を除いた形状に裁断されその表面に糊引き4
cされた編織物から成る裏布4aとが未加硫ゴムシート
4bの裏面に糊引き4cを介して貼着された状態で積層
された第6図(イ)に示したようなアッパー部シート4
か、第8図に示したような裏面に糊引き4eされた表被
材4dとその裏面に貼着された未加硫ゴムシート4bと
が積層され所定形状に裁断された積層体とカウンター部
を除いた形状に裁断されその表面に糊引き4cされた編
織物から成る裏布4aとが未加硫ゴムシート4bの裏面
に糊引き4cを介して裏布4aを貼着された状態で積層
された第9図(イ)に示したようなアッパー部シート4
を準備する。このアッパー部シート4が前記した第一の
裏布4aと未加硫ゴムシート4bとが全面で2層を成し
て積層されている場合には未加硫ゴムシート4bはその
表面には他の素材が存在しておらず、第二の裏布4aが
カウンター部を除いた形状に未加硫ゴムシート4bの裏
面に貼着された状態で積層されている場合には未加硫ゴ
ムシート4bはその表面にナイロンフロックなどが植毛
されており、第三の表被材4dと未加硫ゴムシート4b
と裏布4aとがこの順序に積層されている場合には、表
被材4dとしては合成樹脂シートの表面に植毛されたも
の、起毛編織物、塩化ビニルレザー、合成皮革、スェー
ドなどが好ましく使用される。更にこのようなアッパー
部シート4に従来と同様に必要に応じて飾り等を貼着す
ることは差し支えない。このアッパー部シート4におけ
る裏布4aとしては、メリヤス、トリコット、ボアーの
如き多少の伸縮性を有する編織物が好ましく使用される
。また未加硫ゴムシート4bとしては、天然ゴム、合成
ゴム、これらの混合ゴム材等の未加硫ゴムシートが好ま
しく用いられ、裏布4aと未加硫ゴムシート4b及び表
被材4dと未加硫ゴムシート4bとを積層する方法とし
ては未加硫ゴムシート4bを構成する組成と同様の組成
の液体状を成す共糊を裏布4a、表被材4dに糊引き4
c、4cシた後に未加硫ゴムシート4bをカレンダーコ
ートすれば良い。
かくして第3図(イ)や第6図(イ)や第9図(イ)に
示した如く所定の形状に製造したアッパー部シート4を
準備すると、先ずその後端部同士をチドリ縫で縫製して
後に履口部5の縁5aにバイヤスカツトされた履口チー
プロをパイピングするか、又は履口部5の縁5aにバイ
ヤスカットされた履口チープロをパイピングして後にそ
の後端部同士をチドリ縫で縫製する。第3図(ロ)、第
6図(ロ)及び第9図(ロ)にはアッパー部シート4の
後端部同士をチドリ縫で縫製して履口部5及び底部が開
口している状態を、第3図(ハ)、第6図(ハ)及び第
9図(ハ)にはそれぞれ第3図(ロ)、第6図(ロ)及
び第9図(ロ)に示した状態の後に履口部5の縁5aに
履口チープロをパイピングした状態を示しである。
次いで、アッパー部シート4が第6図(ロ)及び第9図
(ロ)に示した如くカウンター部に裏布が存在しない場
合には表面がアッパー部シート4の表面と同じであるタ
テバチ7を後端部の縫製部位の表面に当てて縫製した後
にアッパー部シート4の後端部同士の縫製部位及びアッ
パー部シート4へのタテバチ7の縫製部位を隠蔽する大
きさの目止めゴムシート8をアッパー部シート4の後端
部の裏面に貼着し、この目止めゴムシート8を隠蔽させ
てアッパー部シート4の後端部の裏面にカウンター部裏
材9を貼着してアッパー部1を製作する。
このようにして製作されたアッパー部1を靴金型に載置
された中底材2に吊り込みながら貼り付けた後、アッパ
ー部シート4が第3図に示した如くカウンター部にまで
裏布が存在する場合にはアッパー部シート4の後端部の
縫製部位の表面を目止めゴムシート8で目止めし、しか
る後に靴底3を貼り付けて靴形状体を形成するのである
。この際、アッパー部シート4が第3図に示した如くカ
ウンター部にまで裏布4aが存在する場合にはアッパー
部シート4のカウンター部の表面に目止めゴムシート8
を隠蔽するようにカウンター部表材10を貼着しても良
い。
こうして形成された靴形状体を未加硫ゴムを加硫するた
めに通常実施されているように130〜140℃程度で
加熱することにより加硫させて素材の強度が確保された
状態にして靴金型から取り外すのである。
そしてアッパー部シート4が第3図に示した如くカウン
ター部にまで裏布4aが存在して表面の意匠性が乏しい
場合には、加硫された後のアッパー部1と目止めゴムシ
ート8と更にカウンター部表材10が存在する場合には
カウンター部表材10とに塗装を施してエナメル調に仕
上げるのが一般的である。
〔作 用〕
このような本発明に係る加硫靴の製造方法は、第2図に
示したような表面に糊引き4cされた編織物から成る裏
布4aとその表面全面に貼着された未加硫ゴムシート4
bとが積層され所定形状に裁断された第3図(イ)に示
したようなアッパー部シート4か、第5図に示したよう
な所定形状に裁断された表面に植毛されている未加硫ゴ
ムシート4bとカウンター部を除いた形状に裁断されそ
の表面に糊引き4cされたll1Jll物から成る裏布
4aとが未加硫ゴムシート4bの裏面に糊引き4cを介
して貼着された状態で積層された第6図(イ)に示した
ようなアッパー部シート4か、第8図に示したような裏
面に糊引き4eされた表被材4dとその裏面に貼着され
た未加硫ゴムシート4bとが積層され所定形状に裁断さ
れた積層体とカウンター部を除いた形状に裁断されその
表面に糊引き4cされた編織物から成る裏布4aとが未
加硫ゴムシート4bの裏面に糊引き4cを介して裏布4
aを貼着された状態で積層された第9図(イ)に示した
ようなアッパー部シート4を準備し、先ずアッパー部シ
ート4の後端部同士をチドリ縫で縫製して後に履口部5
の@5aにバイヤスカットされた履口チープロをパイピ
ングするか、又は履口部5の縁5aにバイヤスカットさ
れた履口チープロをパイピングして後にその後端部同士
をチドリ縫で縫製して、第3図(ハ)、第6図(ハ)及
び第9図(ハ)に示した状態とする。この履口部5の縁
5aに沿ってバイヤスカットされた履口チープロをパイ
ピングするのは、アッパー部シート4の素材の強度が確
保される前の軟らかい状態であるから履口部5の縁5a
の形状に合致させて履口チープロを縫い易いのである。
次いで、アッパー部シート4が第6図(イ)及び第9図
(イ)に示した如くカウンター部に裏布が存在しない場
合には表面がアッパー部シート4の表面と同じであるタ
テバチ7を後端部の縫製部位の表面に当てて縫製した後
にアッパー部シート4の後端部同士の縫製部位及びアッ
パー部シート4へのタテバチ7の縫製部位を隠蔽する大
きさの目止めゴムシート8を後端部の裏面に貼着し、こ
の目止めゴムシート8を隠蔽させてアッパー部シート4
の後端部の裏面にカウンター部裏材9を貼着してアッパ
ー部1を製作する。
かくして履口チープロをパイピングされたアッパー部1
を靴金型に載置された中底材2に吊り込みながら貼り付
けた後、アッパー部シート4が第3図に示した如くカウ
ンター部にまで裏布が存在する場合にはアッパー部シー
ト4の後端部の縫製部位の表面を目止めゴムシート8で
目止めし、しかる後に靴底3を貼り付けて靴形状体を形
成し、続いて常法により加硫した後に靴金型から取り外
すことにより加硫靴が製造できるのである。
このように履口チープロをパイピングされた状態で靴形
状体を加熱して加硫するので、従来のように最終製品と
して履口部5に履口チープロが単に縫い合わされた状態
でパイピングされているだけの状態ではなく、アッパー
部シート4と履口チープロとが確実に密着した状態でパ
イピングされることになるのでその接合状態が非常に良
好になるのである。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く本発明に係る加硫靴の製造方法によれ
ば、履口部を形成しているアッパー部シートが加硫処理
によって素材の強度を確保される前の軟らかい状態で履
口テープをパイピングするので、履口テープをアッパー
部シートの履口部に縫い易く作業効率が向上するのであ
る。更に履口部の形状が複雑であっても細かい部位まで
確実且つ容易に層ロテープをパイピングすることができ
るのである。そして履口テープをアッパー部シートの履
口部に密着した状態でパイピングすることができるので
履口部における半径の小さな曲率を有する前部切り込み
部位や後部の履口テープが重なる部位にシワが生じ難く
、更に履口テープをパイピングされた状態で靴形状体を
加硫するので履口テープとアッパー部とが同時に加熱さ
れることから履口部に生じる″笑い″が矯正されて外観
に優れ、更にアッパー部を靴底に貼り付けた後に加硫す
るのでアッパー部と靴底との接着が良好であり、また目
止めゴムシートを使用してアッパー部シートの後端部同
士の縫製部位やアッパー部シートへのタテバチの縫製部
位を目止めするので、水が靴内に侵入する恐れもない。
そして、アッパー部シートが単なる未加硫ゴムシートの
みならず、表面にフロックを植毛されていたり、表被材
として合成樹脂シートの表面にフロックを植毛されたも
の、塩化ビニルレザー、合成皮革、スェード。
起毛編織物などを使用したり、アッパー部シートの表面
に飾り等を貼着したりすることによって高級感を感じさ
せ意匠効果に優れた加硫靴を製造することができるので
あり、その工業的価値の非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の請求項2に記載した方法によって製造
された加硫靴の1例を示す斜視図、第2図は第1図に示
した加硫靴のアッパー部シートの構造を示す断面説明図
、第3図は第2図に示しだ構造のアッパー部シートを使
用してアッパー部を製作する順序の1例を示すもので、
(イ)は所定の形状に裁断した状態のアッパー部シート
を、(ロ)は同図(イ)における後端部を縫い合せた状
態を、(ハ)は同図(ロ)における履口部に履口テープ
をパイピングした状態のそれぞれ平面説明図、第4図は
本発明の請求項3に記載した方法によって製造された加
硫靴の1例を示す斜視図、第5図は第4図に示した加硫
靴のアッパー部シートの構造を示す断面説明図、第6図
は第5図に示した構造のアッパー部シートを使用してア
ッパー部を製作する順序の1例を示すもので、(イ)は
所定の形状に裁断した状態のアッパー部シートを、(ロ
)は同図(イ)における後端部を縫い合せた状態を、(
ハ)は同図(ロ)における履口部に履口テープをパイピ
ングした状態のそれぞれ平面説明図、第7図は本発明の
請求項4に記載した方法によって製造された加硫靴の1
例を示す斜視図、第8図は第7図に示した加硫靴のアッ
パー部シートの構造を示す断面説明図、第9図は第8図
に示した構造のアッパー部シートを使用してアッパー部
を製作する順序の1例を示すもので、(イ)は所定の形
状に製造した状態のアッパー部シートを、(ロ)は同図
(イ)における後端部を縫い合せた状態を、(ハ)は同
図(ロ)における履口部に履口テープをパイピングした
状態のそれぞれ平面説明図である。 図面中 1・・・・アッパー部 2・・・・中底材 3・・・・靴底 4・・・・アッパー部シート 4a・・・・裏布 4b・・・・未加硫ゴムシート 4c・・・・糊引き 4d・・・・表被材 4e・・・・糊引き 5・・・・履口部 5a・・・・縁 6・・・・履口テープ 7・・・・タテバチ 8・・・・目止めゴムシート 9・・・・カウンター部裏材 10・・・・カウンター部表材 f 1 図 1!211 【 4 図 第 図 図 第 図 a

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面に糊引き(4c)された編織物から成る裏布(
    4a)とその表面に貼着された未加硫ゴムシート(4b
    )とが積層され所定形状に裁断されたアッパー部シート
    (4)を、その後端部同士を縫製して後に履口部(5)
    の縁(5a)に履口テープ(6)をパイピングするか、
    又は履口部(5)の縁(5a)に履口テープ(6)をパ
    イピングして後にその後端部同士を縫製することにより
    アッパー部(1)を製作し、該アッパー部(1)を靴金
    型に載置された中底材(2)に吊り込みながら貼り付け
    した後、アッパー部シート(4)の後端部の縫製部位の
    表面を目止めゴムシート(8)で目止めし靴底(3)を
    貼り付けて靴形状体を形成し、続いて常法により加硫し
    た後に靴金型から取り外すことを特徴とする加硫靴の製
    造方法。 2 アッパー部(1)のカウンター部の表面に目止めゴ
    ムシート(8)を隠蔽するようにカウンター部表材(1
    0)を貼着してから常法により加硫する請求項1に記載
    の加硫靴の製造方法。 3 所定形状に裁断された表面に植毛されている未加硫
    ゴムシート(4b)とカウンター部を除いた形状に裁断
    されその表面に糊引き(4c)された編織物から成る裏
    布(4a)とが前記未加硫ゴムシート(4b)の裏面に
    糊引き(4c)を介して貼着された状態で積層されたア
    ッパー部シート(4)を、その後端部同士を縫製して後
    に履口部(5)の縁(5a)に履口テープ(6)をパイ
    ピングするか、又は履口部(5)の縁(5a)に履口テ
    ープ(6)をパイピングして後にその後端部同士を縫製
    し、しかる後に表面に植毛されているタテバチ(7)を
    後端部の縫製部位の表面に当てて縫製した後にアッパー
    部シート(4)の後端部同士の縫製部位及びアッパー部
    シート(4)へのタテバチ(7)の縫製部位を隠蔽する
    大きさの目止めゴムシート(8)を後端部の裏面に貼着
    し、該目止めゴムシート(8)を隠蔽させて前記アッパ
    ー部シート(4)の後端部の裏面にカウンター部裏材(
    9)を貼着してアッパー部(1)を製作し、次いで該ア
    ッパー部(1)を靴金型に載置された中底材(2)に吊
    り込みながら貼り付けし靴底(3)を貼り付けて靴形状
    体を形成し、続いて常法により加硫した後に靴金型から
    取り外すことを特徴とする植毛された加硫靴の製造方法
    。 4 裏面に糊引き(4e)された表被材(4d)とその
    裏面に貼着された未加硫ゴムシート(4b)とが積層さ
    れ所定形状に裁断された積層体とカウンター部を除いた
    形状に裁断されその表面に糊引き(4c)された編織物
    から成る裏布(4a)とが前記未加硫ゴムシート(4b
    )の裏面に糊引き(4c)を介して該裏布(4a)を貼
    着された状態で積層されたアッパー部シート(4)を、
    その後端部同士を縫製して後に履口部(5)の縁(5a
    )に履口テープ(6)をパイピングするか、又は履口部
    (5)の縁(5a)に履口テープ(6)をパイピングし
    て後にその後端部同士を縫製し、しかる後に表被材(4
    d)と同じ表面を有するタテバチ(7)を後端部の縫製
    部位の表面に当てて縫製した後にアッパー部シート(4
    )の後端部同士の縫製部位及びアッパー部シート(4)
    へのタテバチ(7)の縫製部位を隠蔽する大きさの目止
    めゴムシート(8)を後端部の裏面に貼着し、該目止め
    ゴムシート(8)を隠蔽させて前記アッパー部シート(
    4)の後端部の裏面にカウンター部裏材(9)を貼着し
    てアッパー部(1)を製作し、次いで該アッパー部(1
    )を靴金型に載置された中底材(2)に吊り込みながら
    貼り付けし靴底(3)を貼り付けて靴形状体を形成し、
    続いて常法により加硫した後に靴金型から取り外すこと
    を特徴とする加硫靴の製造方法。 5 アッパー部シート(4)として表被材(4d)が合
    成樹脂シートの表面に植毛されたもの、起毛編織物、塩
    化ビニルレザー、合成皮革、スエードのいずれかを使用
    する請求項4に記載の加硫靴の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008509734A (ja) * 2004-08-11 2008-04-03 ナイキ インコーポレーティッド アッパー支持組立体を有する靴製品

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