JP3193116B2 - モカ部から水洩れしない植毛靴の製造方法 - Google Patents

モカ部から水洩れしない植毛靴の製造方法

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    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B3/00Footwear characterised by the shape or the use
    • A43B3/0036Footwear characterised by the shape or the use characterised by a special shape or design
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、裏布の表面に植毛され
た未加硫ゴムシートが貼着されている略U字状の所定形
状に裁断された胛被材をその胛後部となる突き合わせ部
で突き合わせて構成した胛被の前胛部に表面が植毛され
裏面に裏布が貼着されているモカ材を固定した植毛靴
を、そのモカ部から水洩れしないように製造する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より意匠効果を高めるために履口部
等が種々のデザインに形成された植毛靴が製造されてい
るが、胛被の前胛部にモカ材を固定した植毛靴の従来の
製造方法としては、主として次のような二つの方法が一
般的である。
【0003】第一の方法は、先ず編織物等から成る靴下
状の裏布を靴金型にセツトし、その裏布の表面(外面)
にゴム系の接着剤を塗布し、次にこの裏布上に略U字状
の所定形状に裁断され表面全面に植毛された未加硫ゴム
シートから成り且つ胛被の前胛部に相当する位置に表面
全面に植毛され裏面全面に裏布が貼着されている未加硫
ゴムシートから成るモカ材を縫製した胛被材を貼着して
胛後部となる突き合わせ部を突き合わされた状態の胛被
を形成し、かくしてモカ材が縫製により固定されている
胛被材の底面側に靴底を貼り付けて靴形状体を形成した
後に常法により加硫し、しかる後にこの靴形状体を靴金
型から取り外して最後に履口部の縁に履口テープをパイ
ピングする方法である。
【0004】第二の方法は、先ず編織物等から成る靴下
状の裏布を靴金型にセツトし、その裏布の表面(外面)
にゴム系の接着剤を塗布し、次にこの裏布上に略U字状
の所定形状に裁断された植毛されていない未加硫ゴムシ
ートを胛後部となる突き合わせ部を突き合わされた状態
に貼着して胛被を形成し、かくして形成された未だ植毛
されていない胛被の底面側に靴底を貼り付けて靴形状体
を形成した後に常法により加硫し、しかる後にこの靴形
状体を靴金型から取り外し胛被の前胛部に相当する位置
に裏面全面に裏布が貼着されているゴムシートから成る
モカ材を縫製した後、このモカ材を含んだ胛被全体にフ
ロツクを電気植毛し、最後に履口部の縁に履口テープを
パイピングする方法である。
【0005】しかしながら、前述した第一の方法でも第
二の方法でも、モカ材を胛被材の前胛部に固定するため
に縫製することが必要であるので、このように胛被材の
前胛部にモカ材を固定するための縫製部が存在している
と、胛被材の主体である未加硫ゴムシート材及びこの胛
被材と同様の構成を成しているモカ材が耐水性を有して
いるにも拘らずこの縫製部(糸が貫通した穴の部分)か
ら水が靴内に侵入し易くなり、その構成素材に起因する
植毛靴の耐水性が優れているという大きな利点が失われ
るという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点を解決し、胛被材の前胛部にモカ材を固定した植
毛靴においてそのモカ部から水洩れしないように且つ外
観が低下しないように植毛靴を製造することのできる方
法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来方法
のように先ず編織物等から成る靴下状の裏布を靴金型に
セツトしその裏布の表面(外面)にゴム系の接着剤を塗
布してこの裏布上に略U字状の所定形状に裁断された植
毛されているか又は植毛されていない未加硫ゴムシート
を胛後部となる突き合わせ部を突き合わされた状態に貼
着して胛被を形成するのではなくて、予め裏布の外面に
植毛されている未加硫ゴムシートが貼着されており略U
字状の所定形状に裁断されている胛被材を使用し、この
胛被材の胛後部となる突き合わせ部を突き合わせて胛被
を形成すれば、この胛被は履用者の足に接する裏布が従
来方法の編織物等の如く薄く且つ伸縮性に富んだ素材に
限定されず、厚さが厚かったり異なる素材が積層されて
いる複合素材等を使用できるため履き心地が良好で商品
価値が高い植毛とすることができることを先ず究明した
のである。
【0008】しかしながら、このように予め裏布の外面
全面に植毛されている未加硫ゴムシートが貼着されてお
り略U字状の所定形状に裁断されている胛被材を使用し
てこの胛被材の胛後部となる突き合わせ部を突き合わせ
て胛被を形成したのでは、この外面全面に植毛されてい
る胛被の前胛部であってモカ材が固定される部分に表面
全面に植毛されており裏面に裏布が貼着されているモカ
材を別途縫製しなければならないために、このモカ材付
き植毛靴でも未だモカ材の胛被材への縫製部から水洩れ
が発生してしまうという欠点が解消されないという問題
に直面した。
【0009】そこで本発明者らは上記課題を解決すべく
更に研究を進めた結果、予め裏布の外面に植毛されてい
る未加硫ゴムシートが貼着されており略U字状の所定形
状に裁断されている胛被材を使用してこの胛被材の胛後
部となる突き合わせ部を突き合わせて胛被を形成するに
際し、モカ材を充分な強度で胛被材に接着できる面積で
あって且つモカ材の爪先側の大きさより小さい面積の植
毛されていないすなわち未加硫ゴムシートが外面に露出
した部分を胛被材の前胛部のモカ部が設けられる部分に
設け、またモカ材としては表面全面が植毛されており且
つ裏面は履口側のみに裏布が貼着されていて且つ周囲に
沿って飾りステッチが設けられている未加硫ゴムシート
から成るものを準備し、このモカ材の裏面の露出した未
加硫ゴムシートを前記胛被材の未加硫ゴムシートが露出
した部分の表面に貼着しておいてから、このモカ材付き
胛被材の胛後部となる突き合わせ部を突き合わせて胛被
を形成して、この胛被を靴金型に吊り込んで靴底を貼り
付けて靴形状体を形成して常法により加硫することによ
り、モカ部から水洩れしない植毛靴を製造することがで
きることを究明して本発明を完成したのである。
【0010】
【本発明の構成】以下、本発明に係るモカ部から水洩れ
しない植毛靴の製造方法について図面により詳細に説明
する。図1は本発明方法を実施するのに使用する胛被材
の形状を示す平面図、図2は本発明方法を実施するのに
使用するモカ材の形状を示す平面図、図3は図2に示し
たモカ材を打ち抜く前の素材の状態を示す斜視図、図4
は図2のモカ材の背面図、図5は図1に示した胛被材に
図2,4に示したモカ材を貼着した胛被材の平面図、図
6は本発明方法により製造されたモカ部から水洩れしな
い植毛靴を示す斜視図である。
【0011】本発明方法を実施するには、先ず短毛ボア
や,ナイロントリコットと発泡ウレタン樹脂シートとナ
イロントリコットとがこの順番に積層されている複合防
寒素材や,トリコット又はメリヤスの単体等を貼り合わ
せた複合体等より成る裏布の外面に、予め0.3〜0.6mmの
長さのナイロンフロック等を静電電着により植毛1aされ
ている厚さが0.8〜1.5mm程度の天然ゴム,合成ゴム,こ
れらの混合ゴム材等の未加硫ゴムシートが貼着されてお
り、略U字状の所定形状に裁断されている胛被材1を準
備する。この胛被材1には、後述するモカ材2を充分な
強度で接着できる面積であって且つモカ材2の爪先側の
大きさより小さい面積の植毛されていないすなわち未加
硫ゴムシートが露出した部分1bを前胛部のモカ部が設け
られる部分に設けられていることが必要であり、この未
加硫ゴムシートが露出した部分1bを胛被材1に形成する
には、裏布の外面に貼着されているか又はこれから貼着
される未加硫ゴムシートの表面にナイロンフロック等を
静電電着により植毛1aする際にこの未加硫ゴムシートが
露出した部分1bとなる部分をマスキングしておいて植毛
されないようにするか、又は裏布の外面に貼着されてお
り表面全面が植毛1aされた未加硫ゴムシートから未加硫
ゴムシートの露出した部分1bとなる部分の植毛1aを例え
ばニッピー社製のスキ機等でスカイビングすれば良い。
また、この胛被材1としては、履口部に相当する部分に
予めバイヤスカツトされた履口テープ1cでパイピングし
てあるものを使用することが好ましい。
【0012】またモカ材2として、表面全面が植毛2aさ
れており且つ裏面は履口側のみに裏布2cが貼着されてい
て且つ周囲に沿って飾りステッチ2dが設けられている未
加硫ゴムシート2bを準備する。このモカ材2は、図3に
示す如く表面全面が植毛2aされており且つ裏面は履口側
との境になる部分まで裏布2cが貼着されている未加硫ゴ
ムシート2bをモカ材2の大きさに抜き型により打ち抜い
たものに、その周囲に沿って飾りステッチ2dを設けるこ
とによって容易に製造することができる。
【0013】このようにして図1に示す如き胛被材1と
図2,4に示す如きモカ材2とを準備したら、このモカ
材2の爪先側の裏面に露出している未加硫ゴムシート2b
を略U字状の胛被材1の前胛部のモカ部が設けられる部
分の表面に設けられている未加硫ゴムシートが露出した
部分1bに加硫タイプのゴム系の接着剤により貼着して図
5に示す如きモカ材2付き胛被材1を製造し、このモカ
材2付き胛被材1の胛後部となる突き合わせ部を突き合
わせ必要に応じてこの突き合わせ部を縫製したりタテバ
チをその上に貼着したりして胛被を形成して、この胛被
を靴金型(図示せず)に吊り込んで靴底3を貼り付けて
靴形状体を形成し、必要に応じてモカ材2の上方からそ
の両端が胛被材1の側胛部に位置するように飾りベルト
4を貼着して後、常法により熱空気加硫などの方法で13
0〜140℃程度で加硫すると、モカ部から水洩れしない植
毛靴を製造することができるのである。
【0014】上記した工程において、モカ材2付き胛被
材1の胛後部となる突き合わせ部からの水洩れ防止は本
発明の課題ではないから詳細には説明しないが、例えば
略U字状の所定形状に裁断されている胛被材1の胛後部
となる突き合わせ面にそれぞれその濃度が5〜25%程
度の天然ゴム系の接着剤を塗布して指触乾燥後、この天
然ゴム系の接着剤を塗布された突き合わせ面同士を突き
合わせ、この状態において胛被材1の胛後部となる突き
合わせ部をチドリ縫で縫製し、その突き合わせ部外面に
タテバチを平ミシン縫で縫製した後、これら縫製部分を
包含するように胛被材1の内側から裏布内に浸透するよ
うにその濃度が10〜30%程度の加硫タイプのゴム系
の接着剤を塗布して前記チドリ縫及び平ミシン縫により
形成された糸が貫通した穴の部分を埋め、次いでこの加
硫タイプのゴム系の接着剤を塗布した部分を含めて胛被
材1の内側に外面に接着剤を塗布したカウンタ−材を接
着して胛被を形成し、以後この完成した胛被を上記した
靴金型に吊り込む作業以降の作業に供すれば良いのであ
る。
【0015】なお、上記工程において胛被材1として履
口部に相当する部分に予め履口テープ1cでパイピングし
てあるものを使用する場合には、前記した靴形状体を形
成した後に加硫して靴金型から加硫された靴形状体を取
り外すと履口テープ1cを取り付けるための後工程が必要
無い状態に胛被が形成された植毛靴が得られるのであ
る。
【0016】
【作用】以上に詳述した如き工程に従って本発明に係る
モカ部から水洩れしない植毛靴の製造方法を実施する
と、予め裏布の外面に植毛1aされている未加硫ゴムシー
トが貼着されており略U字状の所定形状に裁断されてい
る胛被材1の前胛部に固定されているモカ材2は、表面
全面が植毛2aされてはいるが裏面は履口側のみに裏布2c
が貼着されていて且つ周囲に沿って飾りステッチ2dが設
けられている未加硫ゴムシート2bであって、この飾りス
テッチ2dは胛被材1に貼着される前にモカ材2に設けら
れたものであるから胛被材1にはこの飾りステッチ2dに
起因する縫製部は設けられておらず、モカ材2と胛被材
1との固定はモカ材2の爪先側の裏面に露出している未
加硫ゴムシート2bと胛被材1の前胛部の未加硫ゴムシー
トが露出した部分1bとを貼着する加硫タイプのゴム系の
接着剤だけであってこの加硫タイプのゴム系の接着剤は
加硫によってその接着強度を充分に発揮するので、製造
された植毛靴はモカ材2が胛被材1に強固に接着されて
いて且つモカ部から水洩れすることがないのである。
【0017】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように本発明に係
るモカ部から水洩れしない植毛靴の製造方法は、以下に
列挙する如き種々の効果を有しており、その工業的価値
の非常に大きなものである。 モカ材が固定される胛被材として、予め裏布の外面
に植毛されている未加硫ゴムシートが貼着されており略
U字状の所定形状に裁断されている胛被材を使用するの
で、前述した従来方法の如く先ず編織物等から成る靴下
状の裏布を靴金型にセツトする作業が不要となるばかり
でなく、裏布に伸縮性の無い短毛ボアや,ナイロントリ
コットと発泡ウレタン樹脂シートとナイロントリコット
とがこの順番に積層されているような複合防寒素材や,
トリコット又はメリヤスの単体等を貼り合わせた複合体
より成るような厚さが厚い素材を使用できるから、履き
心地の良い植毛靴を製造することができる。 胛被材の前胛部に固定されるモカ材は、胛被材の前
胛部に縫製を一切用いること無く加硫タイプのゴム系の
接着剤によって接着されているだけであるから、胛被材
とモカ材との間から植毛靴の内部に水が浸入することが
ない。 外観を向上せしめるためにモカ材の周囲に沿って飾
りステッチが設けられているが、この飾りステッチは胛
被材に貼着される前のモカ材に既に設けられているもの
で、この飾りステッチを形成する糸は胛被材を貫通しな
いから、外観はモカ部を有する従来の植毛靴と同様であ
るが、胛被材の前胛部のモカ材固定部から靴内部への水
の浸入が無い。 胛被材のモカ材が固定される前胛部には未加硫ゴム
シートが露出した部分を設け、モカ材の爪先側の裏面で
あって胛被材の前胛部に固定される部分は露出している
未加硫ゴムシートであるから、これら未加硫ゴムシート
同士を加硫タイプのゴム系の接着剤によって接着し、し
かる後に全体を加硫するので、これら未加硫ゴムシート
同士の接着力は非常に強く、胛被材からモカ材が離脱す
ることが無い。 モカ材は上述した如く胛被材に強力に接着されるに
も拘らず、履口側の裏面には裏布が貼着されていて外観
が良好であるばかりか、履き心地も良好である。 胛被材として履口部に相当する部分に予め履口テー
プでパイピングしてあるものを使用すれば、胛被材の履
口部に相当する部分が履口テープでパイピングしてある
外観が良好な植毛靴を後工程を必要とせずに一挙に完成
できる。 靴形状体を形成した後に胛被全体にフロツクを電気
植毛する作業が不要となるので植毛靴製造の作業性が優
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するのに使用する胛被材の形
状を示す平面図である。
【図2】本発明方法を実施するのに使用するモカ材の形
状を示す平面図である。
【図3】図2に示したモカ材を打ち抜く前の素材の状態
を示す斜視図である。
【図4】図2のモカ材の背面図である。
【図5】図1に示した胛被材に図2,4に示したモカ材
を貼着した胛被材の平面図である。
【図6】本発明方法により製造されたモカ部から水洩れ
しない植毛靴を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 胛被材 1a 植毛 1b 未加硫ゴムシートが露出した部分 1c 履口テープ 2 モカ材 2a 植毛 2b 未加硫ゴムシート 2c 裏布 2d 飾りステッチ 3 靴底 4 飾りベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A43D 21/00 A43B 7/12 A43B 23/02 109 C08C 19/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め裏布の外面に植毛(1a)されている未
    加硫ゴムシートが貼着されており略U字状の所定形状に
    裁断されている胛被材(1)の前胛部のモカ部が設けられ
    る部分に未加硫ゴムシートが露出した部分(1b)を設け、
    表面全面が植毛(2a)されており且つ裏面は履口側のみに
    裏布(2c)が貼着されていて且つ周囲に沿って飾りステッ
    チ(2d)が設けられている未加硫ゴムシート(2b)から成る
    モカ材(2)の爪先側の裏面に露出している未加硫ゴムシ
    ート(2b)を前記胛被材(1)の前胛部の未加硫ゴムシート
    が露出した部分(1b)に加硫タイプのゴム系の接着剤によ
    り貼着しておいてから、このモカ材(2)付き胛被材(1)
    の胛後部となる突き合わせ部を突き合わせて胛被を形成
    し、この胛被を靴金型に吊り込んで靴底(3)を貼り付け
    て靴形状体を形成して後、常法により加硫することを特
    徴とするモカ部から水洩れしない植毛靴の製造方法。
  2. 【請求項2】 胛被材(1)として、履口部に相当する部
    分に予め履口テープ(2)でパイピングしてあるものを使
    用する請求項1に記載のモカ部から水洩れしない植毛靴
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 胛被材(1)として、前胛部のモカ部が設
    けられる部分に設ける未加硫ゴムシートが露出した部分
    (1b)となる部分を未加硫ゴムシートの表面に静電電着に
    より植毛(1a)する際にマスキングしておいて植毛されな
    いようにして形成した胛被材(1)を使用する請求項1又
    は2に記載のモカ部から水洩れしない植毛靴の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 胛被材(1)として、前胛部のモカ部が設
    けられる部分に設ける未加硫ゴムシートが露出した部分
    (1b)となる部分を表面全面に植毛(1a)された未加硫ゴム
    シートからスカイビングして植毛(1a)を除去して形成し
    た胛被材(1)を使用する請求項1又は2に記載のモカ部
    から水洩れしない植毛靴の製造方法。
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