JP2509132B2 - 地下たび及びその製造方法 - Google Patents

地下たび及びその製造方法

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木、建築の現場や農
作業、その他種々用途に使用可能な地下たびとその製法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の地下足袋は、布地を縫合して得た
アッパーと、ゴム乃至合成樹脂からなる地下たび底と
を、貼付け式或いは縫付け式によって固着して製造して
きた。貼付け式による固着とは、アルミ足型にアッパー
を釣り込み、アッパー周縁及び底部に接着剤を塗布し、
一方未加硫の地下たび底ゴムの接着面を溶剤にて処理
し、糊状として、両者を貼り付けた後加硫成形する製造
方法である。また縫付け式による固着とは、主としてア
ルミ足型にアッパ−を釣り込んだ上、予め加硫(プレ
ス)成形してある地下たび底を接着剤で貼付けると共
に、ミシン等で縫付ける製造方法、或いは縫着したアッ
パーを釣り込み作業せず、又接着剤を使用せずプレス加
硫済みの地下たび底ゴムを縫着のみで取付ける製造方法
である(近年は人手不足やコストの関係で前者の製造方
法が多い)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、貼付け
式による製造方法では、確かに強固な固着状態を得るこ
とはできるものの、未加硫の状態で接着させる必要があ
るため、土踏まずの部分をアーチ状に湾曲成形するよう
な成形加工をすることができなかった。また、縫付け式
による製造方法では、地下たび底を土踏まず部分がアー
チ状に湾曲するように自在に種々形状に加硫成形するこ
とができるが、加硫したゴム底とアッパー側とが強固に
接着しにくいためさらにミシン縫いで補強するものの、
爪先側などの端部の接着が剥がれやすかった。
【0004】そこで本発明者は、上記課題と共に爪先側
の地下たび底と踵側の地下たび底では求められる形状や
接着強度が異なる点に着目し、履き心地が良くて作業し
やすいと共に、特に地下たび底の縁端部とアッパーが剥
がれやすい爪先側を強固に接着可能で耐久性に優れた地
下たびを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の地下たびは、地下たび底の前方部を切除し
た形状でかつ土踏まず部を上方に湾曲した形状として加
硫成形された後方底部がアッパー底部に接着され、地下
たび底の前方部に合わさる形状の未加硫ゴム状態の前方
底部がアッパー底部に接着され、この底部が加硫成形さ
れてなる構成を特徴とするものである。
【0006】また本発明は、地下たび底の前方部を切除
した形状の後方底部を土踏まず部が上方に湾曲した形状
に予め加硫成形した上でアッパー底部に接着し、地下た
び底の前方部に合わさる形状の未加硫ゴム状態の前方底
部をアッパー底部に接着し、その上で加硫成形するよう
にした地下たびの製造方法も特徴とするものである。
【0007】上記後方底部と前方底部との接続は、土踏
まず部と足指近くの踏付け部との間において縁部が重合
状態で接着され、一体化するのが好ましい。
【0008】
【作用】前方底部とアッパーは、未加硫化ゴム面を接着
剤で接着の上加硫成形してあり、端部は若干上部に立上
げ、接着面を多くして剥がれにくくし、しかも土踏まず
部をアーチ状に湾曲形成出来て、フィット感を増し、足
形の相違に係わらず着用擦れや違和感を感じさせない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を図面によっ
て説明する。本発明における地下たびは、布地で縫製さ
れたアッパー1を中底2の下面に吊り込み、この吊り込
まれたアッパー1底の後部に、地下たび底の前方部を図
1のI−I線から切除した形状で、かつ土踏まず部を上
方に湾曲したアーチ状に加硫成形してなる後方底部3を
縫い付け式によって固着し、アッパー1底の前部に、地
下たび底の前方部に合致し、かつ周縁部を若干上方に立
上げ、接着面を多くした形状となるように後方部を図1
のI−I線から切除した形状の未加硫ゴムからなる前方
底部4を貼付け式によって接着し、加硫して製造するも
のである。
【0010】後方底部3は、未加硫ゴムを加硫しながら
プレス成型して土踏まず部を上方に湾曲成形することが
でき、この加硫成形してなる後方底部3の周縁部をアッ
パー1の周縁部に縫着する。この縫着前に接着剤を介し
て接着すればより強固な固着状態になり好ましい。さら
に踵周縁部を立ち上がり可能に形成してこの端部を立ち
上げ縫合すれば、さらにより強固となって好ましい。
【0011】前方底部4は、この上面をガソリン等の溶
剤で処理して糊状にし、この上面とアッパー1底及び中
底2に塗布された接着剤を介して接着すると共に、先に
縫合接着してある後方底部3との継ぎ目部を接着し、そ
の後加硫してさらに強固な接着状態にする。この加硫
は、地下たび底全体を加熱してもよく、或いは前方部分
のみを加硫してもよい。
【0012】また、上記後方底部3と前方底部4の継ぎ
目の接着に関しては、土踏まず部と足指近くの踏付け部
との間で行われるようにし、図2乃至図4に示すよう
に、互いの継ぎ目端縁部が食い違い段状になるように成
形してこの継ぎ目部を接着剤で接着することができ、両
継ぎ目側端縁部のどちらかを中底2側とし、どちらかを
外側として接着することも可能であるが、前方底部4の
継ぎ目端縁部が外側となるようにして接着する方が好ま
しい。
【0013】継ぎ目I−Iは図2に示すように土踏まず
部よりも前方の平坦部において形成するのが好ましい
が、図3に示すように土踏まず部の前部の湾曲途中にお
いて形成させてもよく、この場合は、後方底部3の継ぎ
目付近の肉厚を該部よりも後方部分の肉厚よりも若干厚
く形成するのが好ましい。
【0014】なお、後方底部3及び前方底部4の下面に
形成する滑り止め乃至補強用の凹凸形状は、任意形状と
することができる。
【0015】本発明の地下たびは上記のような構成であ
るので、後方底部3の土踏まず部を上方に湾曲形成して
フィット感を増し、足形の相違に係わらず着用擦れや違
和感を感じさせないと共に、特に剥がれやすい爪先側の
端縁部を上方に立上げ強固な接着状態で維持できる。
【0016】
【発明の効果】上記のようにして、本発明の地下たび
は、端縁部の剥離現象が生じやすい爪先側底ゴム端縁を
立上り形成でき、強固に接着させ長期の使用や激しい作
業にも耐えられると共に、土踏まず部を湾曲成形してフ
ィット感を良くして着用感に優れ、足形の相違に係わら
ず着用擦れや違和感を感じさせない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる地下たびの底面図で
ある。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明の別の実施例に係わる地下たびの縦断面
図である。
【図4】本発明のさらに別の実施例に係わる地下たびの
縦断面図である。
【符号の説明】
1 アッパー 2 中底 3 後方底部 4 前方底部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下たび底の前方部を切除した形状でか
    土踏まず部上方に湾曲した形状として加硫成形され
    後方底部がアッパー底部に接着され、地下たび底の前
    方部に合わさる形状の未加硫ゴム状態の前方底部がアッ
    パー底部に接着され、この底部が加硫成形されてなる
    下たび。
  2. 【請求項2】 地下たび底の前方部を切除した形状の後
    方底部を土踏まず部が上方に湾曲した形状に予め加硫成
    形した上でアッパー底部に接着し、地下たび底の前方部
    に合わさる形状の未加硫ゴム状態の前方底部をアッパー
    底部に接着し、その上で加硫成形するようにした地下た
    びの製造方法。
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