JP3459639B2 - 防水ブーツの製造方法 - Google Patents

防水ブーツの製造方法

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    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B23/00Uppers; Boot legs; Stiffeners; Other single parts of footwear
    • A43B23/02Uppers; Boot legs
    • A43B23/04Uppers made of one piece; Uppers with inserted gussets
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43CFASTENINGS OR ATTACHMENTS OF FOOTWEAR; LACES IN GENERAL
    • A43C11/00Other fastenings specially adapted for shoes
    • A43C11/12Slide or glide fastenings

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒部側面にスライ
ドファスナを備えて履脱容易に形成された塩化ビニル製
長靴やゴム製長靴などの防水ブーツと、その簡易な製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】長靴など一般にブーツと総称される履物
は、筒部が長尺であるために履いたり脱いだりし難いも
のが多い。ところが、履脱動作を容易にするべく筒部を
大径に形成すると、着用者両脚の脹ら脛等との間に広い
隙間ができてしまうので、履き心地を損なったり、着用
中に不用意に脱げ易くなって安全性を損なう不都合が生
じる。そのため、従来から筒部の側面垂直方向にスライ
ドファスナを設けたブーツが提案されている。こうした
ブーツでは、スライダを引き下げてファスナ部分を開放
すれば履脱動作が容易になる一方、スライダを引き上げ
てファスナ部分を閉じると筒部が脹ら脛にフィットして
良好な履き心地等が得られるのである。
【0003】ブーツの筒部側面にスライドファスナを用
いた場合、とくに農作業や土木作業、水産加工作業とい
った水の多い環境で使用されるゴム製長靴等では、防水
性の確保が課題となる。そこで、特開昭60-111602号や
特開昭61-48304号では、スライドファスナを両脚のかか
と内側付近において筒部外側から垂直方向に貼着し、該
スライドファスナのエレメントと平行かつ位置をずらし
て筒部に切開部を形成したゴム製防水靴等が提案されて
いる。
【0004】ところが、これら防水靴では、切開された
筒部端縁付近がスライドファスナ部分に裏当てされてい
るだけなので、両者が常に密着状態にある場合はともか
く、スライドファスナのエレメント隙間や左右テープ部
から漏れた水が靴内に侵入し易いという欠点があった。
【0005】そこで、特開昭61-48305号や特開平6-2337
01号では、スライドファスナを設けて履脱動作を容易に
しながらも、切開された筒部端縁より襠部を延設してよ
り完全な防水性確保を図った防水靴等が提案されてい
る。革製や布製のブーツであれば、切開した筒部両端縁
から襠部を延設し、該襠部をスライドファスナ内側に折
り込んで設けることは縫着により簡単に実現できるので
あるが、ゴム製靴や塩化ビニル製靴の場合には縫着した
際の針孔から水が侵入するので、襠部を設けることは容
易ではない。前記特開昭61-48305号等では、スライドフ
ァスナと襠部とを一体にしたファスナーユニットを用い
ること等によって、ゴム製長靴においても履脱容易性と
防水性を実現し、該製品は市場において好評を博してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭61-48305号で提案された防水靴では、襠部としての
余剰防水シートをスライドファスナに裏当てして予めフ
ァスナーユニットを形成し、該ファスナーユニットを筒
部の外側に貼着する構造であるため、製造工程において
は常にスライドファスナが露出した状態にある。したが
って、防水靴をゴム製とした場合、成形した靴に対して
スライドファスナ部分を被覆保護することなく仕上げの
エナメル塗装を施そうとすれば、スライドファスナのエ
レメント隙間等からエナメルが浸透し、襠部等のゴムが
溶けて密着してしまい、仕上不良となる不都合があっ
た。
【0007】また、前記特開平6-233701号で提案された
作業用ゴム長靴においても同様な不都合があったし、さ
らに襠部に相当するゴム張り補助シートが筒部の外側に
露出した構造であるために完成品の外観を損ねるほか、
筒部の上縁を被覆するための縁取りテープを縫着し難い
といった不都合もあった。
【0008】本発明は、前記従来の防水ブーツの欠点に
鑑み、良好な着用感や履脱容易性、防水性を確保しなが
らも、外観が美しく、成形加工が容易なスライドファス
ナ付き防水ブーツと、その製造方法の提供を目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記所期の課題解決のた
めに、本発明では、まず防水ブーツを、筒部上縁から靴
底方向に至る切開部を備えたブーツ本体と、1枚の防水
シート材を略逆円錐形状に湾曲形成した襠部と、左右テ
ープ部に防水シート材を備えたファスナ部材と、該ファ
スナ部材より大きい防水シート材からなるカバー部材と
から構成し、各々外方に折り返された襠部の左右両端部
を切開部より筒部外面に露出させ、該露出部分を覆うよ
うに筒部に貼着されたファスナ部材をさらに覆うように
カバー部材を貼着して、該カバー部材に対して前記ファ
スナ部材のスライダ操作位置に対応するスリット孔を設
けることにより形成した。
【0010】このように、本発明に係る防水ブーツで
は、防水シート材を湾曲形成した襠部が防水シール性を
確保するように筒部の切開部から延設されているので、
着用時等にスライドファスナにおけるエレメント隙間か
ら浸水した水は襠部において遮断されてブーツ本体内に
浸み入ることがなく、完全な防水ブーツが提供されるの
である。
【0011】カバー部材におけるスリット孔は、防水ブ
ーツの材料として塩化ビニル樹脂を用いる場合や、ゴム
製であってもエナメル塗装を施さない防水ブーツの場合
には、予めスリット孔を設けたカバー部材を筒部に対し
て貼着固定すればよい。一方、表面仕上げにエナメル塗
装が行われるゴム製防水ブーツの場合には、後述のよう
に、エナメル塗装処理工程や加硫処理工程を終えた最終
仕上段階においてカバー部材に対してスリット孔を切開
形成することで、エナメルが襠部内等に浸入することを
防止できる利点が得られる。いずれの場合も、スリット
孔を幅広の開口ではなく単に切開形成することにより、
カバー部材の存在によってスライダが完全に露出するこ
とが防止された、いわゆる隠しファスナとして機能させ
ることができる。
【0012】請求項2に記載した発明では、上記防水ブ
ーツの簡易な製造方法を提供するものである。すなわ
ち、ブーツ本体における筒部の上部から靴底方向に切開
部を設け、1枚の防水シート材を略逆円錐形状に屈曲し
てなる襠部を前記切開部に裏当てし、裏当てした襠部の
左右両端部を各々前記切開部より筒部外面に露出させて
外方に折り返し、該折り返した襠部左右両端部を覆いな
がら筒部外面に跨るように、左右テープ部に防水シート
材を備えたファスナ部材を貼着し、次いで該ファスナ部
材を覆いながら筒部外面に跨るように防水シート材から
なるカバー部材を貼着し、前記ファスナ部材のスライダ
操作位置に対応するようにカバー部材のスリット孔を位
置させる前記防水ブーツの製造方法である。
【0013】そして、請求項3に記載した発明では、前
記防水ブーツの製造方法における防水シート材としてゴ
ムシートを用い、カバー部材を貼着した後に加硫処理を
行うことによって、防水ブーツをゴム製とした場合に好
適な製造方法を提供するものである。
【0014】そしてまた、請求項4に記載した発明で
は、前記防水ブーツの製造方法における防水シート材と
してゴムシートを用い、カバー部材を貼着した後にエナ
メル塗装処理と加硫処理とを行うこととして、エナメル
塗装処理後にカバー部材に対してスリット孔を切開形成
することを特徴とする防水ブーツの製造方法を提供する
ものである。スライドファスナ部分をカバー部材が完全
に覆っている状態でブーツ全体をエナメル中に漬け、そ
の後カバー部材を切開してスライドファスナを露出させ
て開閉可能にするので、一般的なゴム長靴と同じエナメ
ル塗装処理工程を利用できるとともに、スライドファス
ナのエレメント隙間からエナメルが浸透し、襠部内に滞
留して不良品化することを防止できるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を詳
細に説明する。図1は本発明に係るゴム製防水ブーツの
一例を示した側面図、図2は同防水ブーツの斜視図、図
3は同防水ブーツにおけるスライドファスナを開放した
状態の斜視図である。これらの図に示された例の防水ブ
ーツは、靴先が二股になった指股付と俗称される足袋タ
イプのブーツの左足用である。本発明に係る防水ブーツ
は、靴先が丸い一般的な先丸タイプのブーツ以外に前記
足袋タイプのブーツや靴先内に鉄製又は樹脂製カップを
備えた安全靴タイプのブーツにおいても同様に適用でき
る。また、スライドファスナ35を設ける位置は、脚の外
側に設けることとしてもよいが、スライダを障害物に引
っ掛けたり当てて破損したりするおそれを少なくする観
点や外観的観点から、図示されるように内股側に設ける
ことが望ましい。
【0016】防水ブーツの材料としては、織布等を裏貼
りした塩化ビニル樹脂やゴムが好適に用いられる。例え
ば、ナイロン糸や綿糸を用いて靴下状に織成又は編成さ
れた布生地を足金型に被せ、ラテックス塗布や貼付によ
り表面にゴム皮膜を形成するといった常法により、図4
に示されるブーツ本体1の原型が成形される。
【0017】ブーツ本体1における筒部11には、その上
部から靴底方向に略垂直に延びる切開部12が形成され
る。図4において、切開部12は、製造上の便宜から筒部
11上端縁に余裕を残して形成されているが、最終完成品
においては切開部12の上端が筒部11の上端縁となるよう
に、筒部の上部が切断除去されることになる。
【0018】図5は、襠部の展開図(a)と湾曲状態図
(b)である。襠部2は、略逆台形状をした1枚の防水
シート材を略逆円錐形状に湾曲形成し、左右両端部21a,
21bを細幅で外方に折り返してなるものである。防水シ
ート材としてゴムシートを用いる場合、ブーツ本体1と
同じく織布等が裏貼りされたものを用いるのが望まし
く、左右両端部21a,21bの外面側にゴム面が露出するよ
うに配置する。折り返された左右両端部21a,21bが戻ら
ないように、摂氏約110度程度のアイロンで押圧して形
を整えるとよい。
【0019】整形された襠部2は、ブーツ本体1の筒部
11内に挿入されて切開部12に裏当てされる。裏当てされ
た襠部2は、左右両端部21a,21bが各々ブーツ本体1内
側から切開部12内に挿入され、筒部11の外面に露出した
左右両端部21a,21bの内面側と筒部11の外面側とが接着
固定される。襠部2の左右両端部21a,21bを切開部12か
ら露出させた状態を図6に示す。
【0020】図7は、ファスナ部材の正面図である。本
例のファスナ部材3は、汎用のスライドファスナに対し
て、綿布である左右テープ部33a,33bから外方に突出す
るように細幅テープ状の防水シート材34a,34bを縫着し
てなるものである。防水シート材34a,34bとしては薄肉
のゴムシートが好適に用いられるが、左右テープ部33a,
33bをラテックス中に含浸させることによって、左右テ
ープ部33a,33bと防水シート材34a,34bとを一体成形する
ことにしてもよい。
【0021】図8は、カバー部材の正面図である。カバ
ー部材4も、前記ファスナ部材3と同様な防水シート材
を用いて、ファスナ部材3を覆う程度の大きさに形成さ
れる。カバー部材4の略中央には上下方向にスリット孔
41が設けられる。このスリット孔41は、前記ファスナ部
材3におけるスライダ31の操作位置に対応して設けられ
るものである。予めブーツ本体1に対して貼着固定する
前に設けておいてもよいが、後述するように、表面仕上
にエナメル塗装処理を行う場合には最終工程で切開形成
することになる。スリット孔41の開口横幅は任意に設定
すればよい。
【0022】図9は各部材の配置関係を示した部分分解
平面図、図10は各部材を貼着固定した状態の部分平面図
である。これらの図に示されるように、各々外方に折り
返された状態でブーツ本体1の切開部12より筒部11外面
に露出した襠部2の左右両端部21a,21bには、該左右両
端部21a,21bを覆うようにファスナ部材3が貼着固定さ
れる。ファスナ部材3の貼着固定位置は、襠部2の左右
両端部21a,21b上であってもよいが、より強固な一体化
を図るためには、左右両端部21a,21bと筒部11とに跨る
ように貼着固定するとよい。そして、ファスナ部材3の
外面には、該ファスナ部材3を完全に覆いながら、ファ
スナ部材3とブーツ本体1の筒部11に跨るようにカバー
部材4が貼着固定される。カバー部材4に設けられたス
リット孔41よりスライダ31を上下動させることによっ
て、スライドファスナ35が開閉される。
【0023】図11は本発明に係る前記防水ブーツの製造
方法の工程手順を示したフローチャートであり、図12は
主要工程の解説図である。先ず、常法により足金型Kを
用いてブーツ本体1を成形し(S1)、該ブーツ本体1の
筒部11に対して上部から靴底方向に至る切開部12を設け
る(S2)。一方、1枚の防水シート材を略逆台形状にカ
ットし(Sa1)、略逆円錐形状に湾曲して襠部2を形成
する(Sa2)。該襠部2をブーツ本体1における切開部1
1に裏当てし、その左右両端部21a,21bを前記切開部12か
らブーツ本体1の筒部11外面に露出させて各々外方向に
折り返す(S3)。折り返した襠部2の左右両端部21a,21
bは、各々の内側を筒部11の外面と接着剤で貼着固定す
る(S4)。
【0024】次いで、ブーツ本体1の筒部11外面に露出
している襠部2の左右両端部21a,21bを覆うように、フ
ァスナ部材3を接着剤で貼着固定する(S5)。ファスナ
部材3は、例えば前述のようにスライドファスナ35のテ
ープ部に対して防水シート材を外方に突出するように縫
着して形成する(Sb1)。さらに該ファスナ部材3を覆
いながら筒部11の外面に跨るようにカバー部材4を接着
剤で貼着する(S6)。カバー部材4は、防水シート材を
カットして形成され(Sc1)、スリット孔41が前記ファ
スナ部材3におけるスライダ31操作位置に対応するよう
に貼着固定される。
【0025】塩化ビニル製の防水ブーツとした場合に
は、足金型Kからブーツ本体1を取り外し、スライドフ
ァスナ35の上端付近までの余分な上部を切断し(S7)、
露出した筒部11の上端部を縁部材5で覆うことにより防
水ブーツが完成する。縁部材に代えて、図13に示される
ような面ファスナ(図示されていない)を用いて開閉・
貼着位置調節可能に形成された締結バンド6を延設して
もよい。
【0026】防水シート材としてゴムシートを用いるゴ
ム製ブーツの場合は、さらに加硫処理を施す必要があ
る。図14及び図15は、いずれも防水ブーツをゴム製とし
た場合の最終工程手順を示したフローチャートである。
防水ブーツに対してエナメル塗装処理を施さない場合に
は、図14に示されるように、筒部11の上端部を縁部材5
で覆った成形完成状態で加硫処理のみを行う(S9)。こ
の場合、カバー部材4におけるスリット孔41は、加硫処
理後にファスナエレメント相当位置を切開することによ
り形成してもよいし、予めスリット孔41を設けておいた
カバー部材4を貼着固定して加硫処理を行うことにして
もよい。
【0027】一方、ゴム製防水ブーツをエナメル塗装仕
上とする場合には、エナメル塗装処理を施した(S8')後
に加硫処理を行う(S9)。エナメル塗装処理(S8')と
加硫処理(S9)の順序を逆に行うことも可能であるが、
エナメル塗装処理(S8')後に加硫処理(S9)を行うこ
とによって加硫処理中においてエナメル塗装面の乾燥を
行えるため、作業効率を高めることができる。加硫処理
(S9)後にカバー部材4に対してスリット孔41を切開形
成し(S10)、スライドファスナ35におけるスライダ31
操作を可能にすることによりゴム製防水ブーツが完成す
る。なお、スリット孔41の切開形成工程(S10)は、加
硫処理(S9)の前処理として行うことにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る防水ブーツは、脚の脹ら脛
にピッタリフィットして良好な履き心地と安全性を確保
しながらも、スライドファスナによって履いたり脱いだ
りといった動作が簡単に行える完全防水ブーツである。
また、各部材を順次同一箇所に貼着していく構造である
ために、ブーツ本体に厚手のゴムシートを用いた場合に
もスライドファスナその他に無理な負荷がかかりにくく
耐久性が高い。さらに、スライドファスナを靴底に近い
低位置にまで延設することができるので、従来以上に履
きやすいスライドファスナ付き防水ブーツを提供でき
る。
【0029】そして、とくにゴム製防水ブーツの場合、
本発明に係る防水ブーツの製造方法によれば、従来のス
ライドファスナ付き防水ブーツでは見られなかった隠し
ファスナと、美しいエナメル塗装仕上げを簡単な製造工
程で実現することができるので、外観の美しい防水ブー
ツを低コストで製造できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴム製防水ブーツの一例を示した
側面図である。
【図2】図1の例の防水ブーツの斜視図である。
【図3】図1の例の防水ブーツにおけるスライドファス
ナを開放した状態の斜視図である。
【図4】ブーツ本体の側面図である。
【図5】襠部の展開図(a)と湾曲状態図(b)であ
る。
【図6】襠部の左右両端部をブーツ本体の切開部から露
出させた状態の側面図である。
【図7】ファスナ部材の正面図である。
【図8】カバー部材の正面図である。
【図9】図1の例における防水ブーツの各部材の配置関
係を示した部分分解平面図である。
【図10】図1の例における防水ブーツの各部材を貼着
固定した状態の部分平面図である。
【図11】本発明に係る防水ブーツの製造方法の工程手
順を示したフローチャートである。
【図12】本発明に係る防水ブーツの製造方法の主要工
程の解説図である。
【図13】防水ブーツ上端において縁部材に代えて締結
バンドを用いた例の側面図である。
【図14】ゴム製防水ブーツの場合の最終工程手順を示
したフローチャートである。
【図15】ゴム製防水ブーツにエナメル塗装処理を行う
場合の最終工程手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 ブーツ本体 2 襠部 3 ファスナ部材 4 カバー部材 5 縁部材 6 締結バンド 11 筒部 12 切開部 31 スライダ 32 エレメント 33a,33b テープ部 34a,34b 防水シート材 35 スライドファスナ 41 スリット孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A43B 1/00 - 23/30 A43C 11/12 B29D 31/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーツ本体における筒部上部から靴底方
    向に切開部を設け、1枚の防水シート材を略逆円錐形状
    に屈曲形成した襠部を前記切開部に裏当てし、裏当てし
    た襠部の左右両端部を各々前記切開部よりブーツ本体の
    筒部外面に露出させて外方に折り返し、該折り返した襠
    部左右両端部を覆いながら筒部外面に跨るように、左右
    テープ部に防水シート材を備えたファスナ部材を貼着
    し、次いで該ファスナ部材を覆いながら筒部外面に跨る
    ように防水シート材からなるカバー部材を貼着した後に
    加硫処理を行い、前記ファスナ部材のスライダ操作位置
    に対応するようにカバー部材のスリット孔を位置させる
    ようにした、筒部において上下方向に開閉可能なスライ
    ドファスナを備えた防水ブーツの製造方法。
  2. 【請求項2】 ブーツ本体における筒部上部から靴底方
    向に切開部を設け、1枚の防水シート材を略逆円錐形状
    に屈曲形成した襠部を前記切開部に裏当てし、裏当てし
    た襠部の左右両端部を各々前記切開部よりブーツ本体の
    筒部外面に露出させて外方に折り返し、該折り返した襠
    部左右両端部を覆いながら筒部外面に跨るように、左右
    テープ部に防水シート材を備えたファスナ部材を貼着
    し、次いで該ファスナ部材を覆いながら筒部外面に跨る
    ように防水シート材からなるカバー部材を貼着した後に
    エナメル塗装処理と加硫処理を行うこととして、前記フ
    ァスナ部材のスライダ操作位置に対応してカバー部材の
    スリット孔を位置させるようにエナメル塗装処理後にカ
    バー部材に対してスリット孔を切開形成することを特徴
    とする、筒部において上下方向に開閉可能なスライドフ
    ァスナを備えた防水ブーツの製造方法。
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