JPS5847845Y2 - 靴 - Google Patents

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JPS5847845Y2
JPS5847845Y2 JP6184881U JP6184881U JPS5847845Y2 JP S5847845 Y2 JPS5847845 Y2 JP S5847845Y2 JP 6184881 U JP6184881 U JP 6184881U JP 6184881 U JP6184881 U JP 6184881U JP S5847845 Y2 JPS5847845 Y2 JP S5847845Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoe body
sewing
shoe
zipper
opening
Prior art date
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Expired
Application number
JP6184881U
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English (en)
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JPS57172502U (ja
Inventor
英明 吉田
Original Assignee
アキレス株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by アキレス株式会社 filed Critical アキレス株式会社
Priority to JP6184881U priority Critical patent/JPS5847845Y2/ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はファスナー取付部に防水性能を備えた縫着構造
を有する靴に関する。
従来、靴本体の胛部や胴部に開閉自在なファスナーを取
り付け、その開閉により靴本体への足の挿脱を容易にす
るとともに、履用時ファスナーを閉塞しておけば靴本体
を足にぴったりとフィツトさせ履心地を良いものとした
靴があったが、これを降雨時に履用すると靴本体は防水
性を有するものであっても、ファスナー取付部から雨水
が浸入し履いた足を湿らせ履心地を悪くするばかりでな
く水分による足の疾患を招く虞れがあった。
この雨水は、ファスナーがコイル部を有するためこのコ
イル部の間隙から浸入するのであろうと考えられ、これ
を避けるため、ファスナーのコイル部を支持する左右の
ファスナー布にまたがり木陰はシートを縫着や接着によ
り取り付けこれを靴本体の内側から該左右のファスナー
布を縫代として縫着により取り付けたが、コイル部から
浸入する雨水は木陰はシートにより防がれるが、靴本体
に縫着した縫糸を縫通した縫い孔からの浸水は避けよう
がなく、従来と同様に足を湿らせる結果となった。
ことにオートパイブーツにファスナーを適用すると、オ
ートバイ乗用の際の風圧が加わり、雨水はその縫い孔か
ら更に激しく浸入し、不具合を生じるものであった。
本考案は上述のような従来の欠点を解消したファスナー
取付部に防水性能を備えた縫着構造を有する靴に係るも
のである。
本考案を図面により詳細に説明すると、防水性靴本体1
の開口部2の内面にファスナー布10が縫着されており
、そのファスナー布10と靴本体1とを縫着する縫糸3
は該靴本体1の外面に形成された溝条5内に縫着糸目7
と縫い孔8を形成しており、該縫着糸目7と縫い孔8は
該溝条5を覆う塗膜9により埋没している防水性能を備
えた縫着構造を有する靴に関するものである。
本考案において靴本体1としては、合成樹脂やゴム等の
射出成形やスラッシュ成形等により防水性能よく一体に
成形された靴や、ビニル等の合成樹脂シートやゴム引布
等の防水布を裁断して各裁断片を高周波ウエルダー等に
よる熱融着や、接着剤による接着等により防水性胛被と
して構成した靴等一般に防水靴として知られる靴を適用
できる。
この靴本体1は短靴形状や長靴形状や半長靴形状等、い
ずれの形態をなすものでも適用可能である。
ファスナー布10は、靴本体1に設けた開口部2の内面
に縫着によって取り付けられるが、この縫着のための縫
糸3の縫着糸目7と縫い孔8を形成するべき溝条5は、
それ放談開口部2の靴本体1外面周辺に形成しておくの
が好ましい。
溝条5の溝幅は縫着糸目7を収容し得、かつ縫製作業に
困難とならない程度の幅を有し、その深さはは該縫着糸
目7を収容し得る程度がよい。
溝条5は靴本体1の表面から陥没させて構成してもよい
が、逆にその表面から土手状の平行する2条の突起11
を形成し、この突起11間を溝条5として構成してもよ
く、これらを併合して、2条の突起11を形成した上で
更にその間を陥没させて溝条5を構成してもよい。
この溝条5は、靴本体1が熱可塑性である場合は溝条5
構成し得る型を設けた高周波ウエルダー等の装置で靴本
体1の所定部位を加熱押圧して溝条5形状を賦形するの
がよい。
また、靴本体1がゴムの場合は、これの加硫前に、溝条
5を構成し得る型を設けたプレス機等で押圧して溝条5
形状を賦形し、この後加硫するようにする。
上記のように高周波ウエルダー等で加熱押圧し又はプレ
ス機等で押圧し溝条5を構成する際、それらの装置に開
口部2形戊のための切断刃を組み込んでおき、その溝条
5賦形工程と同時に該切断刃で靴本体1の所定個所を切
断し開口部2を構成するようにしてもよい。
溝条5内に処理されて縫着糸目7とその縫い孔8を覆っ
てそれらを埋没させる塗膜9は、靴本体1に接着性を有
する高分子材料からなる塗料又は糊料から構成される。
例えば靴本体1がポリ塩化ビニルを主成分とする場合は
、同樹脂あるいは、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体等
からなる塗料又は糊料が適用されるとよく、また、靴本
体1がゴム製であればゴム系塗料又は糊料が適用される
とよい。
塗膜9は、無色透明とすれば内部の糸目7を透視し得る
構成とすることができるが、有色としてもよく、あるい
は不透明としてもよい。
溝条5を模様形状に形成すれば、靴本体1に溝条5によ
る模様を付与し得る。
塗膜9は処理時は流動性をもち、その処理した塗料又は
糊料を糸目7の繊維内や縫い孔8に浸入させることがで
き、これらとの間に強い接着構造を生む。
塗膜9の−L面9′は、溝条5を靴本体1より陥没させ
た場合は、その靴本体1の表面1′と同−面又はそれ以
下に、溝条5を2条の平行とする突起11によって形成
した場合は、その突起11の高さと同−面又はそれ以下
にすることができ、この場合は、塗膜9が出っ張らない
ので、他物との接触を受けにくいのでこれの剥離を避は
得る。
ファスナー布10を内面に取り付は外面の周辺に溝条5
を形成するようになした開口部2は、その靴本体1にお
ける設置部位として、該靴本体1が短靴である場合は胛
部12であり、半長靴や長靴の場合は、胛部12や胴部
15あるいは胛部12と胴部15にかける範囲である。
この開口部2は履口部4まで開口しているものでもよく
、あるいは、履口部4まで至らす胛部12や胴部13の
中間に位置しているものでもよい。
この開口部2の開口形状は、一般に細長状をなし、その
細長状開口部2の延びる方向としては、一般に靴に対し
て足を上下に挿脱させることから靴本体1の上下方向へ
設定されるのが好ましい。
勿論、開口形状は細長状のみに留まらず適宜形状を採用
し得、また、開口部2の延びる方向も上下方向でなくて
もよい。
ファスナー6の靴本体1への取り付けは、ファスナー6
のコイル部16の両側に並行したファスナー布10を靴
本体1の開口部2の内面に縫着するようにするが、この
取り付けをより強固とするため、このファスナー布10
を接着代として接着剤や高周波ウエルダー等による熱融
着を併用してもよい。
熱融着によるファスナー布10の取付手段を併用する場
合は、熱可塑性合或樹脂糊をファスナー布10の表面に
塗布又は内部に含浸させておき、靴本体1の内面が熱可
塑性の場合はそのまま、熱可塑性でない場合は同様の合
或樹脂糊を靴本体1の内面に処理して両者を高周波ウエ
ルダー等により加熱融着する。
ファスナー布10に合成樹脂やゴムを表面に塗布又は内
部に含浸しておけばファスナー布10からの浸水を防止
し得る。
また、ファスナー6としては、閉塞時それ自体で防水機
能をもつ、防水性ファスナーを使用することもできる。
ファスナー6の更に内側に防水性の水除はシー1〜17
を取り付けてもよい。
この水除はシート17はファスナー6の取り付けのため
の縫着により同時に靴本体1に取り付けることができる
この水除はシート17を前記の熱融着可能な材料で構威
し、靴本体1に熱融着してもよい。
このように水除はシート17を熱融着したり、前記のよ
うにファスナー布10を縫着に加えて熱融着をするよう
な場合、これらの熱融着の際、その熱融着を行う高周波
ウエルダー等の装置により同時にその靴本体1の外面を
加熱押圧して溝条5を賦形するようにしてもよい。
ファスナー布10を靴本体1に縫着した縫糸3の縫着糸
目7と縫い孔8は該靴本体1の外面に設けた溝条5内に
位置させる。
前記水除はシート17をもファスナー布10を縫着する
縫糸3で同時に縫着する前記例の他に、この水除はシー
ト17を別の縫糸で靴本体1に縫着してもよいが、この
場合は、ファスナー布10を縫着した縫糸3と同様に靴
本体1の外面に設けた別の溝条5′内に別の縫糸3′の
その縫着糸目と縫い孔を位置させるように縫製を行なう
その場合にも、前記と同様にその溝条5′内に形成され
た水除はシート17を縫着した縫い糸3′の縫着糸目や
縫い孔も、塗膜9により覆って埋設させるようにする。
靴本体1はその内面に靴下状等の内装材13を設けるこ
とができる。
この内装材13は靴本体1の内面全面にあるいは水除は
シート17を取り付けた場合はこの水除はシート17の
拡開可能にひだ状等に折り畳まれた部分を除く靴本体1
の内面全面に、該靴本体1の開口部2の開口可能な範囲
で接着させてもよいが、履口部4のみ、あるいはそれに
加えて底面部等、部分的に接着させるようにしてもよい
この内装材13の素材としては、織布や編布等一般に靴
の内装材として用いられるもめを適用できる。
内装材13を靴本体1の履口部4で接合した場合は、そ
の履口部4端縁をバインダーテープ14等で被覆すると
よい。
本考案によれば、靴本体が防水性であり、その間口部を
内側から覆うファスナーをその靴本体に縫着した縫糸は
、該靴本体の外面に形成された溝条内にその縫着糸目と
縫い孔を形成し、これらを溝条を覆う塗膜により埋没し
ているので、靴本体の外面には縫い孔が露出していない
ので、降雨時でも水が靴内部に浸入する不都合はなく、
その縫い孔を埋設した塗膜は、溝条内に埋められている
ので、長期履用に伴なう靴本体の繰り返し屈曲にも拘ら
ず他物と接触しにくくなっているから該塗膜の剥落はな
く、更に、その溝条の下面は縫着糸目の縫い孔が存在し
て塗膜との接着面積を大としているので、塗膜は更によ
る溝条に接着し剥落の虞れはないから、この部分からの
雨水等水の浸入はなく、この靴を履いてオートバイに乗
っても足を湿らせることがなく、足の疾患をひき起す虞
れもなく、履き心地をよいものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のl実施測高の斜視図、第2図は第1図
A部の一部分欠截した拡大図、第3図は第1図のB−B
線上拡大一部断面図、第4図は他の実施測高の拡大一部
断面図である。 1・・・・・・靴本体、2・・・・・・開口部、3・・
・・・・縫糸、5・・・・・・溝条、6・・・・・・フ
ァスナー、7・・・・・・縫着糸目、8・・・・・・縫
い孔、9・・・・・・塗膜、10・・・・・・ファスナ
ー布。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防水性靴本体の開口部の内面にファスナー布が縫着され
    ており、そのファスナー布と靴本体とを縫着する縫糸は
    該靴本体の外面に形成された溝条内に縫着糸目と縫い孔
    を形成しており、該縫着糸目と縫い孔は該溝条を覆う塗
    膜により埋設している防水性能を備えた縫着構造を有す
    る靴。
JP6184881U 1981-04-28 1981-04-28 Expired JPS5847845Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6184881U JPS5847845Y2 (ja) 1981-04-28 1981-04-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6184881U JPS5847845Y2 (ja) 1981-04-28 1981-04-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57172502U JPS57172502U (ja) 1982-10-30
JPS5847845Y2 true JPS5847845Y2 (ja) 1983-11-01

Family

ID=29858061

Family Applications (1)

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JP6184881U Expired JPS5847845Y2 (ja) 1981-04-28 1981-04-28

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