JPS5811201Y2 - スラツシユチユウガタアンゼンサギヨウグツ - Google Patents

スラツシユチユウガタアンゼンサギヨウグツ

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JPS5811201Y2
JPS5811201Y2 JP1975133481U JP13348175U JPS5811201Y2 JP S5811201 Y2 JPS5811201 Y2 JP S5811201Y2 JP 1975133481 U JP1975133481 U JP 1975133481U JP 13348175 U JP13348175 U JP 13348175U JP S5811201 Y2 JPS5811201 Y2 JP S5811201Y2
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JP
Japan
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shoe
reinforcing sheet
rigid
toe
slash
Prior art date
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Application number
JP1975133481U
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English (en)
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JPS5247947U (ja
Inventor
典英 阿部
上丕 白倉
Original Assignee
東洋ゴム工業株式会社
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Publication date
Application filed by 東洋ゴム工業株式会社 filed Critical 東洋ゴム工業株式会社
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、剛性先芯等の安全性補強材から形成された
内側靴とプラスチゾルからなる継ぎ目のないスラッシュ
注型外皮との組み合わせにて形成するスラッシュ注型安
全作業靴に関するもので、従来の安全靴の局部的応力集
中要因を避け、良好な履用感と継ぎ目のない高度の防水
性並びに不体裁な外観の改良を自差したものである。
従来の安全作業靴は、主として革を素材に作成されたも
の、または、ゴム状物質を素材にした物の2種に大別さ
れるが、革を素材にした物は、革自体の吸水性による水
漏れおよび革を縫製する場合の縫目からの水漏れ、また
は、底の圧着部が履き用時に水漏れを生起する事もあり
、雨天および湿地での作業には不向きな点が多く、シば
しばクレームの対象とされて来た。
一方、総ゴム系およびキャンパスタイブのゴム系の安全
作業靴においても、安全性保持のため金属類、硬質材料
類、織布類等の多種類の材料が複雑に使用されるため、
貼り合わせ部・接合部分の使用過程における剥離による
水漏れがしばしば問題とされて来た。
しかるに、このような欠陥を問題としながらも、この課
題の完全な解決は放置されていた。
因って、これらの問題を解消するため、継ぎ目のないス
ラッシュ成形が考えられるが、ビニルスキン内に金属先
芯や硬質のプラスチック先芯のような堅い先芯を組み入
れて同時成形する事は、ビニルプラスチゾルに対する熱
伝導を中間で阻害するため、一定の厚さが得られないこ
と、また、金型内にセットされた先芯が、型抜き工程で
、ビニルスキン内に一体に成形された状態では取り出す
事が出来ない等、スラッシュ製法による安全作業靴の作
成は不可能とされていたものである。
そこで、考案者らは、まず、安全作業靴として必要な各
種の補強体を備えた内側靴を作製し、これを、プラスチ
ゾルからなる継ぎ目のないスラッシュ注型外皮内に挿入
し、圧着によって、スラッシュ注型外皮を備えた水漏れ
の虞れのない安全作業靴を形成する事によって、従来の
問題点を解決したものである。
このスラッシュ注型外皮の形成は、電気鋳造法によるス
ラッシュ注型用金型に、ペースト状ポリ塩化ビニル等の
プラスチゾルを注入し、たとえば、塩化ビニルの場合、
190〜200℃の高熱で短時間(約90秒程度)加熱
し、金型の内側に、用途に適切な厚さくたとえば、約2
〜4mm厚)の半ゲル化層を形成せしめ、金型を冷却後
、反転倒立して、未ゲル化のプラスチゾルを排出する。
完全に排出された後、再び180〜200℃の高熱で(
たとえば、約16分程度)加熱し、半ゲル化層を完全ゲ
ル化する。
次に、金型を約60℃に冷却し、注型されたスラッシュ
注型外皮を金型から抜き出す事によって作成されるもの
である。
次に、実施の一例を示す例示の図面に従って、この考案
のスラッシュ注型外皮を有する安全作業靴の成形経過に
ついて詳述する。
第1図は、この考案の一例を示すビニルスラッシュ注型
外皮を有するブーツ型の場合の安全作業靴SSの側面図
、第2図は、第1図の安全作業靴の内装部分を構成する
内側靴の外観斜視図、第3図は、同じく内側靴の一例を
示す要部の断面図である。
図において、1はビニルプラスチゾルからなる継ぎ目の
ないスラッシュ注型外皮で、2はゴム状弾性体からなる
外底で、この外皮の側周面は、甲被と連続状態にて、ス
ラッシュ注型外皮1にて被覆されている。
1 a、1 b、I C,1dは縫製革靴の縫合部のよ
うな補強的段部と装飾的縫目の状態を模様化した、段形
・縫目模様で、靴の外周はすべて一体構造からなる水密
状態に形成されているものである。
この段形・縫目模様1 a、1 b、I C,1dは、
スラッシュ注型用金型に形成されているもので、必要に
応じて色々な模様を形成する事が出来るものである。
1aは爪先部の、1bは月形パッチ部と、1Cはハト白
部の、1dは底部の段形・縫目模様である。
また、例示の外底2は、別に成形されたゴム底の例であ
り、甲被を形成しているスラッシュ注型外皮1によって
、外底2の側面が被覆一体的に接合されている。
但し、外底はゴム底、プラスチック底等、その形状材質
は適切なものが、用途および要望により適宜に選定使用
されうるものである。
3は遮水片で、内側に形成される内側靴のハト目裏地に
縫合によって取り付けられ、且つ、組み合わせ工程にて
、スラッシュ注型外皮の端縁とハト目裏地と共に縫合・
接合される。
4は内側靴とスラッシュ注型外皮とを組み合わせた後に
、その層目端部を縫合被覆するバイアステープ、5は靴
紐6を通すハト白部で、本実施例では、D環ホックを取
り付けたものである。
この安全作業靴は、前記のとおり、金属または金属のよ
うな容易に変形しない、堅い剛性先芯を内蔵した内側靴
の外装に継ぎ目のないスラッシュ注型外皮を形成したも
のであり、その内側靴の実施の一例としてブーツ型を取
り上げ、第2図、第3図の例示の図面に基づいて説明す
る。
第2図は、内側靴ISの外観を示したもので、第3図は
、第2図の内部の構成を示す要部を断面図にて示したも
のである。
図において、7は靴の内周部を囲繞形成している裏布で
、主としてメリヤスが使用され、底部と甲部、胴部は縫
合されて靴型に形成される。
8は裏布の胴部の縫合部、3は遮水片で、主に織布にゴ
ム状物質やプラスチック等の弾性高分子物質の防水材料
を被覆したもので、9はハト目裏地で、織布に、ゴム状
物質またはプラスチック等の弾性高分子物質をコーチン
グしたもので、裏布7とハト目裏地9とは縫目10にて
縫合され、また、ハト目裏地9に遮水片3が縫目11に
よって縫合されている(第2図参照)。
12は靴の最後部を補強する後甲部補強材の月形補強部
で、ゴム状物質またはプラスチックのシートが用いられ
、裏布7に強力に添着される。
13は中底、14は中継手帳りで、それぞれ、ゴム状物
質またはプラスチックシートが用いられ、15はシャン
クで、剛性板が用いられる。
これらの底部補強材は、裏布7と一体縫製接着される。
この底部補強材は、−例を示したもので、用途に応じて
構成内容は適宜に取捨選択される。
従って、底部は、中底のみに補強されうる場合もありう
る。
この例示の内側靴ISの形成は、裏布7と、ハト目裏地
9、遮水片3、月形補強部12、中底13、中継手帳り
14、シャンク15等が縫合あるいは接着されたソック
ス状の内装体を、所要のサイズの靴型にかぶせ、裏布7
の前甲部と中底13の中央付近より爪先郡全体に、使用
される構成材料によって適応する接着糊を塗布し、爪先
補強シート16(略称A)(ゴム状シート又はプラスチ
ックシートと織布との積層体)および金属先芯の端縁下
部付近に剛性先芯補強シート17(略称B)(先芯と密
着支持性の大なる、ゴム状シートと特殊織布の積層体ま
たはプラスチックシートと織布の積層体)を順次接着し
裏布7、中底13とよく密着させ、次に、金属または容
易に変形しない剛性先芯18に、本例では金属先芯を使
用、金属は鉄、非鉄金属が使用されうるが、一般的な鉄
を用いた。
因って、さび止めを施し、且つ金属接着用糊を塗布した
金属先芯を爪先部よりかぶせ密着させる。
次に、剛性先芯先端部補強シート19(使用素材は略称
Bと同じ)を、上記の剛性先芯18の上端部にかぶせ接
着し、中表補強シート20(使用素材は略称Aと同じ)
にて剛性先芯18を完全に被覆接着させ、さらに、縫目
21にて、中表補強シート20上から裏布7と縫合接着
させる。
最後に、爪先中芯22を接着させる。上記のように、補
強層にて被覆された足甲保護用の剛性先芯を裏布に添接
固定して足型に一体成形して内側靴ISを形成し、靴型
から抜き取り内側靴ISとするものである。
なお、上記補強シートは好ましいものであるが、場合に
よっては、積層体に限定する事なく、ゴム状シート又は
プラスチックシートのみ、あるいは、繊維材を配合した
シート等が使用され、裏布および剛性先芯に接着、融着
、縫合等を適宜に、使用材質に応じて取捨選択または組
み合わせて補強層が形成される。
この内側靴とスラッシュ注型外皮1との組み合わせ手段
は、外皮に塩化ビニル使用の場合は、内側靴の底面およ
び月型補強部12に塩化ビニル用接着剤を塗布し、スラ
ッシュ注型外皮に挿入し、正確な位置決めを行ない、底
面および田形袖強部部分をかるく圧着し、適当な乾燥後
充分な圧着を行なって完全な密着状態とする。
なお、スラッシュ注型外皮1の内側甲部分と内側靴IS
の甲部分の接着は行なわない。
これは、履用時に、剛性先芯18の端縁部の甲部分に、
局部的に屈曲運動が集中し、スラッシュ注型外皮の一部
に無理な応力が掛かるのを分散させるためである。
このように、スラッシュ注型外皮に内側靴を挿入組み合
わせ、履口部分における内側靴と上端縁とスラッシュ注
型外皮の上端縁をバイアステープ4にて被覆縫合し、靴
と足とを固定する靴紐6を通すD環ホックをハト白部5
に取り付けて、例示のブーツ型の安全作業靴としたもの
である。
スラッシュ注型外皮には、必要に応じて、ウレタン塗料
等の塗装を施す。
上記説明のとおり、この考案は、足甲保護用の剛性先芯
を補強層にて被覆して裏布に添接し、底部および後甲部
も裏布に補強されており、相当なかたさの保形性を有す
るものであり、その他用途に応じて必要な部品を設けて
足型に一体成形した内側靴を、スラッシュ注型外皮内に
挿入組み合わせた安全作業靴である。
すなわち、上記のとおり、挿入される内側部は、剛性先
芯等の安全性部品にて充分補強された相当なかたさの保
形性を有する内側靴であるため、継目のないスラッシュ
注型外皮の袋状内に、容易に密接挿入する事が出来、必
要個所を接着剤にて接着して、継目のないスラッシュ注
型外皮にて一体的に被覆されているものである。
従って、非常に安全性強度の高いスラッシュ注型安全作
業靴であり、また、一般に安全作業靴に見られるような
無理な応力が働かず、裏布は外皮に拘束されず、自由性
にすぐれており、良好な履用感の得られるものである。
さらに靴としての外観も非常に美麗な商品価値の高いも
のであって、また、従来のような水漏れ、接着部・張り
合わせ部の剥離による水漏れ等のおそれは全くなく、安
全性と耐久性にすぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施の一例を示すブーツ型のスラ
ッシュ注型安全作業靴の側面図、第2図は、第1図の内
側靴の外観斜視図、第3図は、第2図の内側靴の要部の
断面図である。 IS・・・・・・内側靴、1・・・・・・スラッシュ注
型外皮、7・・・・・・裏布、12・・・・・・月形補
強部、13・・・・・・中底、18・・・・・・剛性先
芯、16・・・・・・爪先補強シート、17・・・・・
・剛性先芯補強シート、19・・・・・・剛性先芯先端
部補強シート、20・・・・・・中表補強シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 裏布7の下面に中底13を固定し、裏布7の爪先部に、
    爪先補強シート16を貼着し、その下端部を折り曲げて
    中底13に接着し、この爪先補強シート16上に、金属
    または容易に変形しない剛性先芯18を貼着し、上端部
    を剛性先芯補強シート17と剛性先芯先端部補強シート
    19によって挟持固定し、下端部を底面に折り曲げ状態
    として底面に強固に接着し、この全体を甲裏補強シート
    20で包むように被覆固定し、踵部には月形補強部12
    を設け、必要に応じて中底下面に中底補強材を設けて、
    安全作業靴機能を発揮する内側靴を形成し、別に製作さ
    れたスラッシュ注型外皮内に挿入し、中底下部および月
    型補強部を外皮に接着した事を特徴とするスラッシュ注
    型安全作業靴。
JP1975133481U 1975-09-29 1975-09-29 スラツシユチユウガタアンゼンサギヨウグツ Expired JPS5811201Y2 (ja)

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JPS5247947U JPS5247947U (ja) 1977-04-05
JPS5811201Y2 true JPS5811201Y2 (ja) 1983-03-02

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103478980A (zh) * 2012-08-30 2014-01-01 芜湖风雪橡胶有限公司 一种雪地胶靴
JP2020142029A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 大同石油株式会社 安全長靴

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940660A (ja) * 1972-08-24 1974-04-16
JPS504440U (ja) * 1973-05-10 1975-01-17

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JP2020142029A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 大同石油株式会社 安全長靴

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