JPH0325104Y2 - - Google Patents

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JPH0325104Y2
JPH0325104Y2 JP1984157507U JP15750784U JPH0325104Y2 JP H0325104 Y2 JPH0325104 Y2 JP H0325104Y2 JP 1984157507 U JP1984157507 U JP 1984157507U JP 15750784 U JP15750784 U JP 15750784U JP H0325104 Y2 JPH0325104 Y2 JP H0325104Y2
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expansion valve
refrigerant
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orifice
case
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は冷凍機用の自動膨張弁に関するもので
ある。
(従来技術) 例えば、従来のカーエアコン用の冷凍サイクル
は第2図に示すように、圧縮機101、コンデン
サ102、レシーバ103、膨張弁104及びエ
バポレータ105を順次配管接続して構成され、
同サイクル内を冷媒が循環流通することにより冷
房するもので、圧縮機101の駆動は、走行エン
ジンからVベルトにより、電磁クラツチ106を
介して動力を伝達することにより行なう。
また、冷房能力の制御は、エバポレータ105
の吹出空気温度をサーモスタツト107で検出
し、電磁クラツチ106のON,OFFによつてお
こなつている。
さらに、封入冷媒量は圧縮機101の定常回転
状態におけるレシーバ103からの流出冷媒に気
相が含まれていない状態を適量としている。
また、第4図は上記膨張弁104の一例を示す
もので、第4図に示したものは内部均圧式の膨張
弁である。膨張弁は、駆動部(パワーエレメン
ト)と絞り機構(バルブ)で構成されている。パ
ワーエレメントは、感熱キラピラリ311、ふた
302、ダイアフラム303、ストツパ304、
で構成されており、感熱キヤピラリ311内に
は、通常、冷凍、冷蔵装置と同じ冷媒が、飽和蒸
気として封入されている。
バルブは、ボール305と溶着されたロツド3
10が、スプリング受306とストツパ304の
間に設けられており、シート部3aとボール30
5にて流量制御部を構成している。308はスプ
リング、309は調節ねじである。
また、307は、弁出口側空間3bの圧力をダ
イアフラム303と本体301で構成する空間3
cに導入するイコライザである。なお、図中の矢
印は、冷媒の流れ方向を示している。
この種構造の膨張弁の開度は、主にパワーエレ
メントで発生する力(ダイアフラム303に加わ
る差圧力)とスプリング308の反力によつて決
定される。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記した従来のものは以下の如き欠点
がある。サーモスタツト107がON,OFFを繰
返している通常運転状態に於て、サーモスタツト
107がOFFで、圧縮機停止時にも、室内フア
ン109は運転し続けているため、エバポレータ
105内冷媒は、この室内フアン109により供
給された室内空気で加熱されて蒸発し続け、エバ
ポレータ105出口付近では過熱ガス状態とな
る。従つて膨張弁104は微量ではあるが開弁状
態となり、レシーバ103、膨張弁104間にあ
つた液冷媒はエバポレータ105に流入し続け、
膨張弁104入口部の冷媒に気泡を発生する。
この現象は、エバポレータ105内冷媒の温度
と室内空気温度とが、ほぼ等しくなるまで継続
し、気泡は大きく成長する。そして、圧縮機再起
動時に、この気相冷媒が膨張弁104を通過する
と、第3図a−bに示すように通過音が生じる。
この通過音は、液相冷媒だけが膨張弁104に供
給された場合(第3図b〜c)よりも相当大き
く、(通常10dB程度)使用者に不快感を与える
という問題点を有している。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ケース内に自動膨張弁を内蔵したカ
プセル形自動膨張弁において、前記ケース内周面
と前記膨張弁本体外周との間に膨張弁への冷媒流
入路に連なる環状空間を形成すると共に前記膨張
弁のオリフイス部下流側に周囲を前記環状空間に
より膨張弁本体隔壁を隔てて囲繞された空間を設
け、同隔壁を隔てて両空間部において膨張弁への
流入冷媒と膨張弁のオリフイス部通過後の冷媒と
を熱交換させ、前記流入冷媒を冷却するようにし
たことを特徴とするものである。
(作用) 上記のように流入冷媒とオリフイス部通過後の
冷媒とを熱交換させることにより、流入冷媒中に
発生した気泡を冷却して凝縮させることができる
ため、膨張弁における冷媒通過音の原因となる気
相冷媒の流入を防止することができる。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。これは所謂カプセル形自動膨張弁と呼ばれる
もので、ケース401内に自動膨張弁300を内
蔵したものである。
ケース401は第2図に示したレシーバ103
からの冷媒配管継手4a、エバポレータ105の
入口への冷媒配管継手4b、エバポレータ105
の出口からの冷媒配管継手4c、圧縮機101へ
の冷媒配管継手4dの4つの配管継手を有してい
る。
ケース401内に内蔵された自動膨張弁300
の構成は、基本的には第4図に示した従来のもの
と同様で、301は膨張弁本体、302はふた、
303はダイヤフラム、304はストツパ、30
5は弁、307はイコライザ、308はスプリン
グ、309は調節ねじ、310はロツド、311
は感熱キヤピラリであるが、本例においてはイコ
ライザ307が空間4kの圧力で導入するように
なつている。
また、ケース401と膨張弁本体301との間
には冷媒配管継手4aからの流入冷媒が導入され
る空間4eが形成され、同空間4eから入口孔4
fを経てオリフイス4gに入り減圧されて空間4
hに出るようになつており、このオリフイス4g
通過後の冷媒と空間4eに流入する冷媒とが熱交
換されるようになつている。
なお、空間4k内の圧力はエバポレータ出口の
圧力であるので、この膨張弁300は外部均圧式
として動作する。
そして、上部膨張弁300の本体301は上下
2本の多孔スリーブ404と上下3ケ所のφリン
グ403とを介してケース401に直接接触しな
いように防振支持されている。
なお、402はキヤツプである。
冷媒は配管継手4aから流入し、空間4eに入
り、入口孔4fを経てオリフイス4gに入り空間
4hに出る。そして配管継手4bからエバポレー
タ105へ流入し蒸発した後、配管継手4c,4
dを経て圧縮機101へ至る。
流入冷媒に気相冷媒が含まれていた場合、オリ
フイス4gを通過する時、気相冷媒と液相冷媒
の、音速、流速、密度等の違いにより膨張弁本体
301は激しく振動するが、本例では空間4eに
流入した冷媒とオリフイス4gを通過した空間4
hの冷媒とを熱交換させ、オリフイス4gへの気
相冷媒の流入を防止して気相冷媒流動を防止する
ようにしている。
すなわち、空間4h内の冷媒の温度は通常0℃
近くであり、空間4e、入口孔4fに流入する冷
媒は通常60℃近いため、空間4e内の冷媒は、空間
4h内の冷媒により冷却作用を受ける。
前述の如きメカニズムで発生する気相冷媒の状
態は、冷房負荷条件により変化し、最も大きな騒
音を発生するのは、空間4e、入口孔4f近傍等の
オリフイス4g入口部に1cm3前後の気泡冷媒が存
在し、圧縮機再起動直後の冷媒流速の小さな状態
で生ずる所謂スラグフローであるが本例では、圧
縮機運転から再起動に至る間も空間4h内の冷媒
と空間4e、入口孔4f間の冷媒には温度差を有
しているため、空間4e、入口孔4f内の冷媒は
冷却作用を受けて過冷却液となつており、圧縮機
再起動時にもオリフイス4gへの気泡流入が無
い。
(効果) 以上に述べたように本考案によると、気泡冷媒
の流入が防止されるため、膨張弁から発生してい
た騒音は、その発生メカニズムを失い定常騒音の
みとなり、気相冷媒流入に起因する流動音の発生
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は従来の冷凍サイクルの一例を示す冷媒回路
図、第3図は膨張弁を通過する冷媒により発生す
る通過音の状況を示す図、第4図は従来の膨張弁
の一例を示す断面図である。 4e……空間、4f……入口孔、4g……オリ
フイス、4h……空間、300……自動膨張弁、
301…膨張弁本体、401……ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース内に自動膨張弁を内蔵したカプセル形自
    動膨張弁において、前記ケース内周面と前記膨張
    弁本体外周との間に膨張弁への冷媒流入路に連な
    る環状空間を形成すると共に前記膨張弁のオリフ
    イス部下流側に周囲を前記環状空間により膨張弁
    本体隔壁を隔てて囲繞された空間を設け、同隔壁
    を隔てて両空間部において膨張弁への流入冷媒と
    膨張弁のオリフイス部通過後の冷媒とを熱交換さ
    せ、前記流入冷媒を冷却するようにしたことを特
    徴とする膨張弁。
JP1984157507U 1984-10-18 1984-10-18 Expired JPH0325104Y2 (ja)

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JPS6171871U JPS6171871U (ja) 1986-05-16
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JPS5514343A (en) * 1978-07-17 1980-01-31 Ube Ind Ltd Flow period adjustment valve
JPS5849168B2 (ja) * 1976-11-05 1983-11-02 三菱レイヨン株式会社 対向ベルト式連続製板方法

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