JPH055403Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH055403Y2 JPH055403Y2 JP1984014965U JP1496584U JPH055403Y2 JP H055403 Y2 JPH055403 Y2 JP H055403Y2 JP 1984014965 U JP1984014965 U JP 1984014965U JP 1496584 U JP1496584 U JP 1496584U JP H055403 Y2 JPH055403 Y2 JP H055403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaporator
- refrigerant
- expansion valve
- compressor
- refrigerant pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 43
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 18
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 claims description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 239000012774 insulation material Substances 0.000 description 1
- 239000013526 supercooled liquid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は冷凍サイクル、特にカークーラに好適
な冷凍サイクルに関する。
な冷凍サイクルに関する。
第１図に従来のカークーラの冷凍サイクルの１
例が示され、圧縮機１、凝縮器２、レシーバ３、
膨張弁４、蒸発器５をこの順に冷媒配管６で接続
することによつて閉回路を構成し、この閉回路内
に冷媒を循環流通させる。圧縮機１は車両走行用
エンジンからベルトにより、電磁クラツチ７を
介して駆動される。そして、蒸発器５の吹出空気
温度をサーモスタツト８で検出し、この信号によ
り電磁クラツチ７をON，OFFし、圧縮機１の起
動、停止を繰返すことによつて冷房能力を制御し
ている。９は室内空気を蒸発器５に送給する室内
送風機、１０は外気を凝縮器２に送給する送風機
である。
例が示され、圧縮機１、凝縮器２、レシーバ３、
膨張弁４、蒸発器５をこの順に冷媒配管６で接続
することによつて閉回路を構成し、この閉回路内
に冷媒を循環流通させる。圧縮機１は車両走行用
エンジンからベルトにより、電磁クラツチ７を
介して駆動される。そして、蒸発器５の吹出空気
温度をサーモスタツト８で検出し、この信号によ
り電磁クラツチ７をON，OFFし、圧縮機１の起
動、停止を繰返すことによつて冷房能力を制御し
ている。９は室内空気を蒸発器５に送給する室内
送風機、１０は外気を凝縮器２に送給する送風機
である。
上記従来の装置においては、サーモスタツト８
がON，OFFを繰返している通常運転状態におい
て、サーモスタツト８がOFFとなり圧縮機１が
停止している時にも、室内送風機９は運転を続け
ているため、蒸発器５内の冷媒は室内送風機９に
よつて送給される室内空気によつて加熱され、蒸
発器５内の冷媒温度が室内空気の温度とほぼ等し
くなるまで蒸発を継続する。そのため、レシーバ
３と膨張弁４との間にあつた液冷媒は蒸発器５に
流入し続け、膨張弁４の入口部の冷媒に気泡を生
じる。そして、圧縮機１を再起動した時に、この
気液混合冷媒が膨張弁４を通過すると、第２図の
ａ〜ｂに示すように通過音が生じる。この通過音
は液冷媒だけ膨張弁４に供給された場合に比して
10dB程度大きくなり、使用者に不快感を与える
という問題があつた。
がON，OFFを繰返している通常運転状態におい
て、サーモスタツト８がOFFとなり圧縮機１が
停止している時にも、室内送風機９は運転を続け
ているため、蒸発器５内の冷媒は室内送風機９に
よつて送給される室内空気によつて加熱され、蒸
発器５内の冷媒温度が室内空気の温度とほぼ等し
くなるまで蒸発を継続する。そのため、レシーバ
３と膨張弁４との間にあつた液冷媒は蒸発器５に
流入し続け、膨張弁４の入口部の冷媒に気泡を生
じる。そして、圧縮機１を再起動した時に、この
気液混合冷媒が膨張弁４を通過すると、第２図の
ａ〜ｂに示すように通過音が生じる。この通過音
は液冷媒だけ膨張弁４に供給された場合に比して
10dB程度大きくなり、使用者に不快感を与える
という問題があつた。
本考案は上記問題点に対処するために提案され
たもので、その要旨とするところは圧縮機、凝縮
器、レシーバ、膨張弁、蒸発器を冷媒配管でこの
順に接続した冷媒回路を備え、前記蒸発器の吹出
空気温度を検出するサーモスタツトにより前記圧
縮機が停止、再起動し、圧縮機停止時においても
前記蒸発器に空気を送給する室内送風機の運転を
続けるようにしてなる冷凍サイクルにおいて、前
記レシーバから出口配管に接続される前記膨張弁
入口直前の液冷媒配管と前記蒸発器出口側のガス
冷媒配管とを互に熱交換可能に結合したことを特
徴とする冷凍サイクルにある。
たもので、その要旨とするところは圧縮機、凝縮
器、レシーバ、膨張弁、蒸発器を冷媒配管でこの
順に接続した冷媒回路を備え、前記蒸発器の吹出
空気温度を検出するサーモスタツトにより前記圧
縮機が停止、再起動し、圧縮機停止時においても
前記蒸発器に空気を送給する室内送風機の運転を
続けるようにしてなる冷凍サイクルにおいて、前
記レシーバから出口配管に接続される前記膨張弁
入口直前の液冷媒配管と前記蒸発器出口側のガス
冷媒配管とを互に熱交換可能に結合したことを特
徴とする冷凍サイクルにある。
本考案においては上記構成を具えているため、
圧縮機の１時停止時において膨張弁の入口側の液
冷媒配管内に気泡の発生を防止することができ
る。従つて、圧縮機の再起動時に気液混合冷媒が
膨張弁を通過することがないので、この気液混合
冷媒が膨張弁を通過する際に生ずる騒音を防止で
きる。そして構造は極めて簡単で安価に製造しう
るとともに故障も少いという利点がある。
圧縮機の１時停止時において膨張弁の入口側の液
冷媒配管内に気泡の発生を防止することができ
る。従つて、圧縮機の再起動時に気液混合冷媒が
膨張弁を通過することがないので、この気液混合
冷媒が膨張弁を通過する際に生ずる騒音を防止で
きる。そして構造は極めて簡単で安価に製造しう
るとともに故障も少いという利点がある。
第３図及び第４図に本考案の１実施例が示さ
れ、第３図は冷媒系統図、第４図は要部拡大断面
図である。
れ、第３図は冷媒系統図、第４図は要部拡大断面
図である。
第３図に示されるように、膨張弁４入口側の液
冷媒配管２１と蒸発器５出口側のガス冷媒配管２
２とが互いに熱交換可能に結合されている。他の
構成は第１図に示すものと同様であり、対応する
部材には同じ符号が付されている。第４図は明ら
かなように、膨張弁４入口側の液冷媒配管２１と
蒸発器５出口側のガス冷媒配管２２とはその外周
の一部が長手方向に所定長さに亘りろう付けされ
て互に充分な熱交換ができるように結合されてい
る。２３は液冷媒配管２１とガス冷媒配管２２が
ろう付けされたフランジで、圧縮機１の吸入管２
４及びレシーバ３の出口管２５とがろう付けされ
たフランジ２６とガスケツト２７を介してボルト
２８により締付けられ、液冷媒配管２１と出口管
２５並びにガス冷媒配管２２と吸入管２４とが気
密に連接されている。２９，３０は断熱材、３１
はクーラケースである。ガス冷媒配管２２は、圧
縮機１の運転中は蒸発器５とほぼ等しい温度とな
つており、圧縮機１の停止後も比較的長時間その
温度を保つている。
冷媒配管２１と蒸発器５出口側のガス冷媒配管２
２とが互いに熱交換可能に結合されている。他の
構成は第１図に示すものと同様であり、対応する
部材には同じ符号が付されている。第４図は明ら
かなように、膨張弁４入口側の液冷媒配管２１と
蒸発器５出口側のガス冷媒配管２２とはその外周
の一部が長手方向に所定長さに亘りろう付けされ
て互に充分な熱交換ができるように結合されてい
る。２３は液冷媒配管２１とガス冷媒配管２２が
ろう付けされたフランジで、圧縮機１の吸入管２
４及びレシーバ３の出口管２５とがろう付けされ
たフランジ２６とガスケツト２７を介してボルト
２８により締付けられ、液冷媒配管２１と出口管
２５並びにガス冷媒配管２２と吸入管２４とが気
密に連接されている。２９，３０は断熱材、３１
はクーラケースである。ガス冷媒配管２２は、圧
縮機１の運転中は蒸発器５とほぼ等しい温度とな
つており、圧縮機１の停止後も比較的長時間その
温度を保つている。
圧縮機１の停止後しばらくの間は液冷媒配管２
１内の冷媒は蒸発器５内に流入し続けるため気泡
を発生するが、この液管冷媒配管２１は低温とな
つているガス冷媒配管２２との熱伝達により冷却
されレシーバ３及び出口管２５よりも低温とな
る。液冷媒配管２１内圧力はレシーバ３及び出口
管２５内の圧力とほぼ等しいため、液冷媒配管２
１内は常に過冷却液で満されており気泡は発生し
ない。
１内の冷媒は蒸発器５内に流入し続けるため気泡
を発生するが、この液管冷媒配管２１は低温とな
つているガス冷媒配管２２との熱伝達により冷却
されレシーバ３及び出口管２５よりも低温とな
る。液冷媒配管２１内圧力はレシーバ３及び出口
管２５内の圧力とほぼ等しいため、液冷媒配管２
１内は常に過冷却液で満されており気泡は発生し
ない。
従つて膨張弁４の入口側液冷媒配管２１内の冷
媒は気泡を発生しないため、圧縮機１の再起動時
における騒音発生を防止できる。
媒は気泡を発生しないため、圧縮機１の再起動時
における騒音発生を防止できる。
第１図は従来のカークーラの冷凍サイクルの１
例を示す冷媒系路図、第２図は同上における圧縮
機の再起動時における騒音発生状況を示す線図、
第３図及び第４図は本考案の１実施例を示し、第
３図は冷媒系統図、第４図は要部拡大断面図であ
る。 圧縮機……１、凝縮器……２、膨張弁……４、
蒸発器……５、液冷媒配管……２１、ガス冷媒配
管……２２。
例を示す冷媒系路図、第２図は同上における圧縮
機の再起動時における騒音発生状況を示す線図、
第３図及び第４図は本考案の１実施例を示し、第
３図は冷媒系統図、第４図は要部拡大断面図であ
る。 圧縮機……１、凝縮器……２、膨張弁……４、
蒸発器……５、液冷媒配管……２１、ガス冷媒配
管……２２。
Claims (1)
- 圧縮機，凝縮器，レシーバ，膨張弁，蒸発器を
冷媒配管でこの順に接続した冷媒回路を備え、前
記蒸発器の吹出空気温度を検出するサーモスタツ
トにより前記圧縮機が停止，再起動し，圧縮機停
止時においても前記蒸発器に空気を送給する室内
送風機の運転を続けるようにしてなる冷凍サイク
ルにおいて、前記レシーバからの出口配管に接続
される前記膨張弁入口直前の液冷媒配管と前記蒸
発器出口側のガス冷媒配管とを互に熱交換可能に
結合したことを特徴とする冷凍サイクル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1496584U JPS60128273U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | 冷凍サイクル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1496584U JPS60128273U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | 冷凍サイクル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60128273U JPS60128273U (ja) | 1985-08-28 |
| JPH055403Y2 true JPH055403Y2 (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=30500369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1496584U Granted JPS60128273U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | 冷凍サイクル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60128273U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5121338A (ja) * | 1974-08-14 | 1976-02-20 | Hitachi Ltd | Separeetogatareiboki |
| JPS5475647A (en) * | 1977-11-28 | 1979-06-16 | Japan Storage Battery Co Ltd | Air conditioner for automobile |
-
1984
- 1984-02-07 JP JP1496584U patent/JPS60128273U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5121338A (ja) * | 1974-08-14 | 1976-02-20 | Hitachi Ltd | Separeetogatareiboki |
| JPS5475647A (en) * | 1977-11-28 | 1979-06-16 | Japan Storage Battery Co Ltd | Air conditioner for automobile |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60128273U (ja) | 1985-08-28 |
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