JPH03251012A

JPH03251012A - 絶縁スペーサ

Info

Publication number: JPH03251012A
Application number: JP4595290A
Authority: JP
Inventors: Kazuya Use; 鵜瀬　一也; Hirokuni Aoyanagi; 青柳　浩邦; Hiroshi Murase; 洋村瀬
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-02-28
Filing date: 1990-02-28
Publication date: 1991-11-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は絶縁スペーサに係り、特にＳＦ、ガスのような
絶縁性能の優れたガスを絶縁媒体とするガス絶縁開閉装
置や管路気中送電装置などに使用される絶縁スペーサに
関する。

（従来の技術）ガス絶縁開閉装置や管路気中送電装置では、高電圧導体
を接地された金属容器内に絶縁支持して収納するため絶
縁スペーサが数多く使用されている。

この絶縁スペーサは１例えば特公昭５４−４４１０６号
公報及び特開昭５５−１５５５１２号公報で知られてい
るようにエポキシ樹脂などの熱硬化性合成樹脂からなる
絶縁スペーサ本体で高電圧導体を絶縁支持し、金属容器
の連結フランジに取り付けられる。

更に、絶縁ガスは不平等電界で絶縁性能が低下する傾向
にあるため、この対策として高電圧導体の周りに接地シ
ールドが一体に埋め込まれ、この電位は図示していない
取り付はボルト孔を兼用する接地用金具を介して確保し
ているのが普通である。

従来の絶縁スペーサ５は、第２図に示すように接地され
た金属容器３内に絶縁支持して高電圧導体１を収納する
ものである。そして、金属容器３内には絶縁ガス２が封
入されている。高電圧導体１相互を接合する導電部材６
は、絶縁スペーサ本体４と一体に注形されている。更に
、絶縁スベ−サ本体４に一体に注形された導電性リング
７が埋設されている。この導電性リング７は、常時接地
され金属容器３と絶縁スペーサ５との結合部の電界を緩
和し、絶縁性能の向上に寄与している。そして、金属容
器３に設けられた連結フランジ１０間は絶縁スペーサの
フランジ部分すなわちネジ付金具１１と連結フランジ１
０を貫通するようにスタッド１２の両端側をナツト９に
よってボルト締めされている。また、絶縁スペーサ本体
４に設けたパツキン溝にＯリングのようなバッキング８
を収めて、連結フランジ１０間の気密を保持している。

更に、絶縁スペーサ５の外周にはコロナ検出及び電圧の
検出のための電極１３が設けられている１通常この電極
１３は、銅またはアルミ性の導電テープで構成されてい
る。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、このような従来の絶縁スペーサにおいて
は、次のような不都合な点がある。すなわち、ガス絶縁
開閉装置の保守点検の一環として絶縁スペーサを利用し
てコロナ及び電圧の検出等を行なっている。しかし、コ
ロナ及び検電用の測定端子が細い棒状のもののため、絶
縁スペーサ外周に取り付けである導電テープが損傷ある
いは切断することがある。そのため、検出感度が低下し
たり絶縁スペーサの外観不良になり信頼性が低下するこ
とになる。

本発明は、以上の欠点を解消するために提案されたもの
であり、絶縁スペーサによるコロナ及び電圧の検出用の
電極を損傷及び切断することない信頼性の高い絶縁スペ
ーサを提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は前記の問題点を解決するため、コロナ及び電圧
の検出等用の電極を金具が埋め込まれている導電性の固
体材料で形成し、絶縁スペーサの外周に埋め込んだこと
を特徴とするものである。

（作用）本発明によれば、絶縁スペーサの構造形状を変更するこ
となく、コロナ及び電圧の検出用の電極を保守点検のた
めに損傷あるいは切断することなく検出感度の低下を防
止する。

（実施例）以下本発明の一実施例を第１図を参照して説明する。第
１図において第２図と同等部分であり、かつ同等機能を
有する部分には、同一符号をつけである。

すなわち、高電圧導体１は、絶縁ガス２が封入され接地
された金属容器３内に絶縁スペーサ５を介して絶縁支持
されている。

絶縁スペーサ５は、高電圧導体１相互を接合する導電部
材６が絶縁スペーサ本体４と一体に注形されている。さ
らに、絶縁スペーサ本体４に一体に注形された導電性リ
ング７が埋設されている。

この導電性リング７は、常時接地され金属容器３と絶縁
スペーサ５との結合部の電界を緩和し、絶縁性能の向上
に寄与している。そして、金属容器３に設けられた連結
フランジ１０間は絶縁スペーサ５のフランジ部分すなわ
ちネジ付金具１１と連結フランジ１０を貫通するように
スタッド１２の両端側をナツト９によってボルト締めさ
れている。また、絶縁スペーサ本体４に設けたパツキン
溝に０リングのようなバッキング８を収めて、連結フラ
ンジ１０間の気密を保持している。さらに、絶縁スペー
サ５の外周にはコロナ検出及び電圧の検出電極用の溝を
設けこの溝に例えば、カーボンプラスチック材料のよう
な導電性固体材料２０が固着されている。この導電性固
体材料２０には、金具２１が埋め込まれている。

以上のように構成された本実施例による絶縁スペーサで
は、コロナ及び電圧の検出等電極を金具２１入りの導電
性固体材料２０で構成しているため、外部衝撃に強くか
つテープのようにはがれることがなくなる。

これにより、保守点検の際の衝撃等による損傷や切断等
ない機械的強度に優れた信頼性のある絶縁スペーサを提
供できる。

上記実施例においては、単相絶縁スペーサに適用した例
について述べたが、三相絶縁スペーサに適用しても同様
な効果が得られることは明らがである。

〔発明の効果〕

以上に述べた様に、本発明によれば、絶縁スペーサのコ
ロナ及び電圧の検出電極を金具入りの導電性固体材料に
することにより、保守点検等による外部衝撃やはがれ等
のない信頼性の高い絶縁スペーサを提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す絶縁スペーサの断面図
、第２図は従来の絶縁スペーサを示す断面図である。１・・・高電圧導体、　　　２・・・絶縁ガス、３・・
・金−属容器、　　　　４・・・絶縁スペーサ本体、５
・・・絶縁スペーサ、　　６・・・導電部材、７・・・
導電性リング、　　８・・・バッキング、９・・・ナツ
ト、　　　　　１０・・・連結フランジ、１１・・・ネ
ジ付金具、１２・・・スタッド。１３・・・電極、　　　　　　２０・・・導電性面体材
料、２１・・・金具。

Claims

【特許請求の範囲】

内部に絶縁ガスを封入した金属容器内に高電圧導体を挿
通し、この高電圧導体を前記金属容器から絶縁支持する
ために用いられるコーン形の絶縁スペーサにおいて、コ
ロナ及び電圧等を検出するために設けてある電極を前記
絶縁スペーサ外周に埋め込み前記電極を金具が埋め込ま
れた導電姓固体材料で形成したことを特徴とする絶縁ス
ペーサ。