JPH03249265A - 架橋された耐熱性繊維および不織布 - Google Patents
架橋された耐熱性繊維および不織布Info
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- JPH03249265A JPH03249265A JP4366190A JP4366190A JPH03249265A JP H03249265 A JPH03249265 A JP H03249265A JP 4366190 A JP4366190 A JP 4366190A JP 4366190 A JP4366190 A JP 4366190A JP H03249265 A JPH03249265 A JP H03249265A
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Landscapes
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- Artificial Filaments (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の利用分野)
本発明は高強力で、高温下における長時間の耐酸性、耐
アルカリ性に優れた繊維および不織布であって、特にシ
ンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを紫外線も
しくは放射線により分子間架橋して得られる繊維および
不織布に関する。
アルカリ性に優れた繊維および不織布であって、特にシ
ンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを紫外線も
しくは放射線により分子間架橋して得られる繊維および
不織布に関する。
(従来の技術)
シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン(以下S
BDと略記する)はフィルムやその他の成型体にしてこ
れを紫外線や放射線で分子間を架橋して剛性を高めたり
、発泡させることが知られており、耐熱性、耐アルカリ
性も良好なためこの性質を利用してホース、チューブ、
体操用マット等に使用されている。丈な溶融紡糸して繊
維とすることも試みられているが(特開昭48−331
19、特公昭51−33207 >これに利用されるS
BDは融点が150℃以上のポリマーに限られ、しかも
特殊な安定剤を添加しなければならない、これは融点が
150℃以下のSBDは溶融紡糸しても得られる繊維の
強度が低いためである。また安定剤を添加するのは、融
点が150℃以上のSBDは溶融紡糸時の温度に加熱さ
れると容易に環化および架橋するため溶融流動性が悪く
なり紡糸が続けられなくなるからである。
BDと略記する)はフィルムやその他の成型体にしてこ
れを紫外線や放射線で分子間を架橋して剛性を高めたり
、発泡させることが知られており、耐熱性、耐アルカリ
性も良好なためこの性質を利用してホース、チューブ、
体操用マット等に使用されている。丈な溶融紡糸して繊
維とすることも試みられているが(特開昭48−331
19、特公昭51−33207 >これに利用されるS
BDは融点が150℃以上のポリマーに限られ、しかも
特殊な安定剤を添加しなければならない、これは融点が
150℃以下のSBDは溶融紡糸しても得られる繊維の
強度が低いためである。また安定剤を添加するのは、融
点が150℃以上のSBDは溶融紡糸時の温度に加熱さ
れると容易に環化および架橋するため溶融流動性が悪く
なり紡糸が続けられなくなるからである。
(発明が解決しようとする課題)
本発明はこのようなSBDを繊維化して紫外線もしくは
放射線を照射して耐熱性、耐薬品性を向上させた繊維お
よび不織布を得ることを目的とする。
放射線を照射して耐熱性、耐薬品性を向上させた繊維お
よび不織布を得ることを目的とする。
(課題を解決する手段)
本発明者らは、SBDは200℃以上になると熱架橋が
著しいことから融点が150℃未満のポリマーを選ぶと
溶融紡糸時の温度では架橋が起こりにくいことを見い出
し本発明に至った6さらにSBD単独よりもポリプロピ
レンと鞘芯型に複合紡糸すると紡糸性が良好であること
、このうち鞘芯型複合繊維は特に不織布用として適して
いることを知った。
著しいことから融点が150℃未満のポリマーを選ぶと
溶融紡糸時の温度では架橋が起こりにくいことを見い出
し本発明に至った6さらにSBD単独よりもポリプロピ
レンと鞘芯型に複合紡糸すると紡糸性が良好であること
、このうち鞘芯型複合繊維は特に不織布用として適して
いることを知った。
本発明はこのようなSBD繊維を紡糸、さらに紫外線や
放射線によりSBD成分を分子間架橋させたものであっ
て第1の発明は、融点(Tm℃)が75≦Tm〈150
であるシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを
溶融紡糸してなる繊維であって該シンジオタクチック−
1,2−ポリブタジエン成分は紫外線もしくは放射線照
射によって分子間架橋されていることを特徴とする耐熱
性繊維、である。
放射線によりSBD成分を分子間架橋させたものであっ
て第1の発明は、融点(Tm℃)が75≦Tm〈150
であるシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを
溶融紡糸してなる繊維であって該シンジオタクチック−
1,2−ポリブタジエン成分は紫外線もしくは放射線照
射によって分子間架橋されていることを特徴とする耐熱
性繊維、である。
本発明に用いるSBDは融点が75℃以上、150℃未
満、好ましくは75°C以上、120°C未満である。
満、好ましくは75°C以上、120°C未満である。
融点が75℃未満のものは紡糸時の糸切れがひどく繊維
にすることが困難であり、融点が150℃以上のものは
紡糸時の溶融温度で熱架橋しやすく粘度が上昇するため
やはり繊維化しに<<、得られた繊維もゴム弾性が著し
いためその後の取り扱い例えばカード通過性が悪いため
である。また、SBDの結晶化度は15〜50%、1.
2結合が90%以上、メルトインデックス(Ml、 J
I 5K7210に準じて測定する。測定温度190
℃、加重2169g)は20〜150g/10分が好ま
しい。
にすることが困難であり、融点が150℃以上のものは
紡糸時の溶融温度で熱架橋しやすく粘度が上昇するため
やはり繊維化しに<<、得られた繊維もゴム弾性が著し
いためその後の取り扱い例えばカード通過性が悪いため
である。また、SBDの結晶化度は15〜50%、1.
2結合が90%以上、メルトインデックス(Ml、 J
I 5K7210に準じて測定する。測定温度190
℃、加重2169g)は20〜150g/10分が好ま
しい。
本発明は上記SBD単一繊維のほかに、SBDとポリプ
ロピレンとを組合わせた複合繊維でも目的を達成できる
。複合繊維は特に鞘成分と芯成分とが同心型に配置され
た鞘芯型複合繊維が好tしい。
ロピレンとを組合わせた複合繊維でも目的を達成できる
。複合繊維は特に鞘成分と芯成分とが同心型に配置され
た鞘芯型複合繊維が好tしい。
これは紡糸、延伸工程で自然捲縮の発現が少なく不織布
にするためのカード通過性が良好なためである。
にするためのカード通過性が良好なためである。
ポリプロピレンはプロピレンのホモポリマー共重合体又
は三元共重合体であるが、融点は170℃未満、Mlは
SBDと同様20〜150g/10分が好ましい。
は三元共重合体であるが、融点は170℃未満、Mlは
SBDと同様20〜150g/10分が好ましい。
SBDとポリプロピレンとの組み合わせはSBDは融点
80〜110℃、M 140〜120g/10分、ポリ
プロピレンは融点150〜165℃、M130〜70g
/10分のものがよい6詑た、両者の融点差は20℃以
上あることが不織布形成時の熱接着#l維として奸才し
い。
80〜110℃、M 140〜120g/10分、ポリ
プロピレンは融点150〜165℃、M130〜70g
/10分のものがよい6詑た、両者の融点差は20℃以
上あることが不織布形成時の熱接着#l維として奸才し
い。
このような複合繊維は本発明の第2の発明として示され
る。すなわち、融点(Tff1℃)が75≦Tm<15
0であるシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン
を鞘成分、ポリプロピレンを芯成分とする鞘芯型複合繊
維であって、該鞘成分は紫外線若しくは放射線によって
分子間架橋されていることを特徴とする耐熱性繊維であ
る。
る。すなわち、融点(Tff1℃)が75≦Tm<15
0であるシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン
を鞘成分、ポリプロピレンを芯成分とする鞘芯型複合繊
維であって、該鞘成分は紫外線若しくは放射線によって
分子間架橋されていることを特徴とする耐熱性繊維であ
る。
さらに本発明は上記SBD繊維を含む不織布であって、
SBD成分を紫外線もしくは放射線照射によって分子間
架橋してなる耐熱性不織布に関する。 即ち第3の発明
は、融点(TmT:)が75≦Tm<150であるシン
ジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを溶融紡糸し
た繊維を30重量%以上含む不織布であって該不織布は
溶融して繊維相互間を接着しており、且つ該シンジオタ
チック−1,2−ポリブタジエン成分は紫外線もしくは
放射線によって分子間架橋されていることを特徴とする
不織布、である。さらに第4の発明は、融点(7m℃)
が75≦Tll1〈150であるシンジオタクチック−
1,2−ポリブタジエンを鞘成分、ポリプロピレンを芯
成分とする鞘芯型複合繊維を30重量%以上含む不織布
であって該繊維表面の鞘成分が溶融して繊維相互間を接
着しており、且つ該鞘成分は紫外線若しくは放射線照射
によって分子間架橋されていることを特徴とする不織布
、である。
SBD成分を紫外線もしくは放射線照射によって分子間
架橋してなる耐熱性不織布に関する。 即ち第3の発明
は、融点(TmT:)が75≦Tm<150であるシン
ジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを溶融紡糸し
た繊維を30重量%以上含む不織布であって該不織布は
溶融して繊維相互間を接着しており、且つ該シンジオタ
チック−1,2−ポリブタジエン成分は紫外線もしくは
放射線によって分子間架橋されていることを特徴とする
不織布、である。さらに第4の発明は、融点(7m℃)
が75≦Tll1〈150であるシンジオタクチック−
1,2−ポリブタジエンを鞘成分、ポリプロピレンを芯
成分とする鞘芯型複合繊維を30重量%以上含む不織布
であって該繊維表面の鞘成分が溶融して繊維相互間を接
着しており、且つ該鞘成分は紫外線若しくは放射線照射
によって分子間架橋されていることを特徴とする不織布
、である。
上記第3、第4の発明の不織布においてSBD繊維は3
0重量%以上含むことが必要で不織布をこれによって熱
接着され不織布として十分な強力を保つことができる。
0重量%以上含むことが必要で不織布をこれによって熱
接着され不織布として十分な強力を保つことができる。
架橋反応は不織布を熱接着して形成した後に紫外線もし
くは放射線照射を行う。
くは放射線照射を行う。
SBDが架橋すると軟化点、融点が上昇し熱接着が困難
になるからである。
になるからである。
架橋されたSBD繊維は剛直性が増大し熱切断温度(0
℃)で表される融点、軟化点が上昇し耐熱性および高温
下における耐薬品性が向上する。さらにSBD繊維およ
び不織布を一定形状に固定して架橋すると折り目等の形
状が固定され、加熱なしで成型することができる。その
後に伸縮等の機械的変形を加えても変形解除後は元の形
に回復する。
℃)で表される融点、軟化点が上昇し耐熱性および高温
下における耐薬品性が向上する。さらにSBD繊維およ
び不織布を一定形状に固定して架橋すると折り目等の形
状が固定され、加熱なしで成型することができる。その
後に伸縮等の機械的変形を加えても変形解除後は元の形
に回復する。
但し芯成分にポリプロピレンを用いた複合繊維はγ線照
射によってポリプロピレンが解重合反応をおこすため、
架橋反応は紫外線を用いるのがよい。
射によってポリプロピレンが解重合反応をおこすため、
架橋反応は紫外線を用いるのがよい。
(発明の作用)
本発明の架橋SBD繊維による耐熱性繊維および耐熱性
不織布はSBDを通常手段で紡糸し簡単な架橋化処理を
施すことにより得られる。その特性である耐熱性は元の
繊維の2倍以上にもなる。
不織布はSBDを通常手段で紡糸し簡単な架橋化処理を
施すことにより得られる。その特性である耐熱性は元の
繊維の2倍以上にもなる。
(実施例)
以下実施例により本発明を説明する。
実施例1〜3
融点90℃、M I 45g/10分の1.2−5BD
(JSR−RBT−871日本合成ゴム株式会社製
)を紡糸温度180℃で口金孔数700のノズルがら吐
出量240g/’j−mで溶融紡糸し、60℃の温水中
で3.6倍に延伸して冷却したスタッファボックスで機
械捲縮を付与した後50℃のネットコンベア式熱風貫通
型乾煉機で乾燥した。これを切断して繊維長51+u+
のステーブルファイバーを得な。
(JSR−RBT−871日本合成ゴム株式会社製
)を紡糸温度180℃で口金孔数700のノズルがら吐
出量240g/’j−mで溶融紡糸し、60℃の温水中
で3.6倍に延伸して冷却したスタッファボックスで機
械捲縮を付与した後50℃のネットコンベア式熱風貫通
型乾煉機で乾燥した。これを切断して繊維長51+u+
のステーブルファイバーを得な。
このステーブルに紫外線照射、γ線照射を次のように施
した。
した。
(イ)紫外線照射
紫外線照射機UV−8oo (商品名、ウシオ電気株式
会社製)を用いて発光長100 m*+、soo w、
距離200 +uで送気しつつ所定時間ずつ照射した。
会社製)を用いて発光長100 m*+、soo w、
距離200 +uで送気しつつ所定時間ずつ照射した。
(ロ)放射線照射(γ線照射)
Co60を線源とし水を介してステンレス容器中の試料
を4 、36MR/hの割で所定時間γ線を照射した。
を4 、36MR/hの割で所定時間γ線を照射した。
以上の実施例について架橋前および架橋処理後の繊維の
強伸度等を表−1に示す。
強伸度等を表−1に示す。
表−1において繊維切断温度はJISL−1015,7
−162の熱収量温度測定法に準じて測定し、ll1g
/テニールの加重をかけた繊維が雰囲気温度を1℃/分
の割合で昇温させなとき軟化によって切断される温度(
e”c)で表す。
−162の熱収量温度測定法に準じて測定し、ll1g
/テニールの加重をかけた繊維が雰囲気温度を1℃/分
の割合で昇温させなとき軟化によって切断される温度(
e”c)で表す。
実施例4〜6
鞘成分として実施例1に用いたものと同じSBDを、芯
成分として融点160℃、M I 45g/10分のポ
リプロピレンを用いて、複合比1:1で鞘芯型複合繊維
を紡糸した。実施例と同様にして延伸、機械捲縮付与、
乾燥を行った後切断して51龍のステーブルファイバー
を得な。
成分として融点160℃、M I 45g/10分のポ
リプロピレンを用いて、複合比1:1で鞘芯型複合繊維
を紡糸した。実施例と同様にして延伸、機械捲縮付与、
乾燥を行った後切断して51龍のステーブルファイバー
を得な。
このステーブルファイバーに実施例1と同様にして紫外
線もしくは放射線照射を施した。
線もしくは放射線照射を施した。
以上の実施例について架橋前および架橋処理後の繊維の
強伸度等を表−1に示す。
強伸度等を表−1に示す。
以下余白
実施例7〜11
実施例1における紫外線照射6時間後の繊維(原繊維)
をPH約13のセメント上澄液中に密封して各温度で5
時間保った後の強伸度を測定した。
をPH約13のセメント上澄液中に密封して各温度で5
時間保った後の強伸度を測定した。
結果を表−2に示す。
表−2
実施例12〜14、比較例1
実施例5の複合繊維と、別に用意したポリプロピレン繊
M(実施例5の芯成分と同一のポリマーを用いて紡糸し
た3デニールのポリプロピレン単一繊維、繊維長51a
m)とを混綿し、カードウェブを熱風貫通型熱加工機で
110℃1分間の熱処理をした。この結果鞘成分のSB
Dが溶融し、厚さ21目付40g/Tr?の不織布を得
た。この不織布に実施例1と同様の紫外線を照射しSB
D成分を架橋させた。各照射時間毎の強伸度を表−3に
示す。
M(実施例5の芯成分と同一のポリマーを用いて紡糸し
た3デニールのポリプロピレン単一繊維、繊維長51a
m)とを混綿し、カードウェブを熱風貫通型熱加工機で
110℃1分間の熱処理をした。この結果鞘成分のSB
Dが溶融し、厚さ21目付40g/Tr?の不織布を得
た。この不織布に実施例1と同様の紫外線を照射しSB
D成分を架橋させた。各照射時間毎の強伸度を表−3に
示す。
不織布強力は中50m+1の不織布つかみ巾100mm
、引張速度300mm/分で引っ張り試験し、下記の式
で算出される裂断長で表す。不織布方向はカードから出
るウェブ方向がたて、ウェブの巾方向がよこである。
、引張速度300mm/分で引っ張り試験し、下記の式
で算出される裂断長で表す。不織布方向はカードから出
るウェブ方向がたて、ウェブの巾方向がよこである。
以下余白
表−3
(発明の効果)
本発明の耐熱性繊維および不織布は高耐熱性を示してい
る。特に耐熱アルカリ性は長時間曝せれても強度低下が
ない。このような不織布は化学工業用材料としてフィル
ター等に適用すれば苛酷な条件にも耐えることができる
製品が得られる。
る。特に耐熱アルカリ性は長時間曝せれても強度低下が
ない。このような不織布は化学工業用材料としてフィル
ター等に適用すれば苛酷な条件にも耐えることができる
製品が得られる。
Claims (4)
- (1)融点(Tm℃)が75≦Tm<150であるシン
ジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを溶融紡糸し
てなる繊維であって該シンジオタクチック−1,2−ポ
リブタジエン成分は紫外線若しくは放射線照射によって
分子間架橋されていることを特徴とする耐熱性繊維。 - (2)融点(Tm℃)が75≦Tm<150であるシン
ジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを鞘成分、ポ
リプロピレンを芯成分とする鞘芯型複合繊維であって、
該鞘成分は紫外線もしくは放射線によって分子間架橋さ
れていることを特徴とする耐熱性繊維。 - (3)融点(Tm℃)が75≦Tm<150であるシン
ジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを溶融紡糸し
た繊維を30重量%以上含む不織布であって該不織布は
溶融して繊維相互間を接着しており、且つ該シンジオタ
チック−1,2−ポリブタジエン成分は葉外線もしくは
放射線によって分子間架橋されていることを特徴とする
不織布。 - (4)融点(Tm℃)が75≦Tm<150であるシン
ジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを鞘成分、ポ
リプロピレンを芯成分とする鞘芯型複合繊維を30重量
%以上含む不織布であって該繊維表面の鞘成分が溶融し
て繊維相互間を接着しており、且つ該鞘成分は紫外線も
しくは放射線照射によって分子間架橋されていることを
特徴とする不織布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4366190A JP2521171B2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 架橋された耐熱性繊維および不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4366190A JP2521171B2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 架橋された耐熱性繊維および不織布 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|---|
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1990
- 1990-02-22 JP JP4366190A patent/JP2521171B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO1996021759A1 (fr) * | 1995-01-09 | 1996-07-18 | Kanebo, Ltd. | Fibres associees et structure de fibres les contenant |
CN113618954A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-11-09 | 天津工业大学 | 一种i纤维植入装置及i纤维植入设备 |
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