JPH03246949A - 薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタおよびその製造方法Info
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- JPH03246949A JPH03246949A JP2044749A JP4474990A JPH03246949A JP H03246949 A JPH03246949 A JP H03246949A JP 2044749 A JP2044749 A JP 2044749A JP 4474990 A JP4474990 A JP 4474990A JP H03246949 A JPH03246949 A JP H03246949A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、薄膜トランジスタ(TFT:ThinFil
m Transistor)およびその製造方法に関
する。
m Transistor)およびその製造方法に関
する。
[従来の技術]
液晶テレビ等に使用される液晶表示装置としては、単純
マトリクス型がある。しかし、高コントラスト及び高時
分割駆動を実現するには、単純マトリクス型では限界が
ある。そこで、走査電極と信号電極のマトリクス交点部
の各画素ごとにスイッチ素子と必要に応じてキャパシタ
素子を付加・集積し、コントラストや応答速度などの表
示性能の向上を図るようにしたアクティブマトリクス型
が用いられるようになってきている。特に、3端子のス
イッチ素子の中でも薄膜トランジスタ(以下、適宜TP
Tと略記する)を用いたものは低電圧で動作可能であり
、C−MOS ICとの適合性が優れていること、ま
た周辺回路を同一の基板上に組み込める可能性があるこ
となどから、将来バリスタやMIMなどの2端子の非線
形素子をしのぎ主流になると考えられている。また、T
PTの基本構造にはスタガー型とその積層構造を逆にし
た逆スタガー型およびコプラナー型とその積層構造を逆
にした逆スタガ−型の4つの構造が知られている。従来
この種の薄膜トランジスタの製造方法として、例えば第
2図(A)〜(F)によるものが知られている。この第
2図(A)〜(F)は逆スタガー型薄膜トランジスタに
ついて示したものである。第2図(A)において、1は
ガラス基板であり、ガラス基板l上に先ず、スパッタ法
、あるいは蒸着法等により、例えばクロム(Cr)から
なる導電層を堆積し、パターニングしてゲート電極2を
形成する。
マトリクス型がある。しかし、高コントラスト及び高時
分割駆動を実現するには、単純マトリクス型では限界が
ある。そこで、走査電極と信号電極のマトリクス交点部
の各画素ごとにスイッチ素子と必要に応じてキャパシタ
素子を付加・集積し、コントラストや応答速度などの表
示性能の向上を図るようにしたアクティブマトリクス型
が用いられるようになってきている。特に、3端子のス
イッチ素子の中でも薄膜トランジスタ(以下、適宜TP
Tと略記する)を用いたものは低電圧で動作可能であり
、C−MOS ICとの適合性が優れていること、ま
た周辺回路を同一の基板上に組み込める可能性があるこ
となどから、将来バリスタやMIMなどの2端子の非線
形素子をしのぎ主流になると考えられている。また、T
PTの基本構造にはスタガー型とその積層構造を逆にし
た逆スタガー型およびコプラナー型とその積層構造を逆
にした逆スタガ−型の4つの構造が知られている。従来
この種の薄膜トランジスタの製造方法として、例えば第
2図(A)〜(F)によるものが知られている。この第
2図(A)〜(F)は逆スタガー型薄膜トランジスタに
ついて示したものである。第2図(A)において、1は
ガラス基板であり、ガラス基板l上に先ず、スパッタ法
、あるいは蒸着法等により、例えばクロム(Cr)から
なる導電層を堆積し、パターニングしてゲート電極2を
形成する。
次いで、第2図(B)に示すように、例えばプラズマC
VD法によりゲート電極2を被覆するための窒化シリコ
ン(S i Nx)からなり膜厚が2000〜3000
人のゲート絶縁膜3を堆積する。
VD法によりゲート電極2を被覆するための窒化シリコ
ン(S i Nx)からなり膜厚が2000〜3000
人のゲート絶縁膜3を堆積する。
次いで、第2図(C)に示すように、ゲート絶縁膜3上
にスパッタ法等によりアモルファスシリコン(a−3i
)4を成膜し、その上にスパッタ法等により、リン(P
)又は砒素(A s )をドーピングしたn”−3i層
5を堆積する。
にスパッタ法等によりアモルファスシリコン(a−3i
)4を成膜し、その上にスパッタ法等により、リン(P
)又は砒素(A s )をドーピングしたn”−3i層
5を堆積する。
次いで、第2図(D)に示すように、例えばプラズマエ
ツチングを用いたパターニング方法によってa−3i4
およびn”−3i層5をパターニングして前記ゲート電
極2と対向する位置に半導体層6およびコンタクト層7
を形成する。
ツチングを用いたパターニング方法によってa−3i4
およびn”−3i層5をパターニングして前記ゲート電
極2と対向する位置に半導体層6およびコンタクト層7
を形成する。
次いで、第2図(E)に示すように、スパッタ法により
、例えばAflからなる導電層8を堆積した後、同図(
F)に示すように加工精度のよいプラズマエツチングを
用いたパターニング方法によって導電層8をパターニン
グしてゲート電極9およびドレイン電極10を形成する
と共に、コンタクト層7の一部をエツチングしてチャン
ネル部を形成して薄膜トランジスタを完成する。
、例えばAflからなる導電層8を堆積した後、同図(
F)に示すように加工精度のよいプラズマエツチングを
用いたパターニング方法によって導電層8をパターニン
グしてゲート電極9およびドレイン電極10を形成する
と共に、コンタクト層7の一部をエツチングしてチャン
ネル部を形成して薄膜トランジスタを完成する。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、このような従来の薄膜トランジスタを有する
液晶表示装置にあっては、高コントラストを得るために
はトランジスタの0N11流を大きくする(すなわち、
トランジスタのONとOFFとの電流差を大きくする)
必要がある。ON電流を大きくするにはゲート電極2と
半導体層6との間のゲート絶縁膜3を薄くしゲート電極
2から半導体層6に印加される電界を強めるようにすれ
ばよいが、ゲート絶縁膜3を薄くするとゲート電極2と
ソース電極9、ドレイン電極10とがショートする確率
が高くなるという不具合が生じる。
液晶表示装置にあっては、高コントラストを得るために
はトランジスタの0N11流を大きくする(すなわち、
トランジスタのONとOFFとの電流差を大きくする)
必要がある。ON電流を大きくするにはゲート電極2と
半導体層6との間のゲート絶縁膜3を薄くしゲート電極
2から半導体層6に印加される電界を強めるようにすれ
ばよいが、ゲート絶縁膜3を薄くするとゲート電極2と
ソース電極9、ドレイン電極10とがショートする確率
が高くなるという不具合が生じる。
また、第3図に示すようにゲート電極2とガラス基板1
との間にゲート電極2の膜厚分の段差がある場合にはこ
の段差の部分でゲート絶縁膜3にクラックが発生し易く
ゲート電極とドレイン電極間あるいはゲート電極とソー
ス間電極の層間ショート11を引き起こし易いという問
題点があった。
との間にゲート電極2の膜厚分の段差がある場合にはこ
の段差の部分でゲート絶縁膜3にクラックが発生し易く
ゲート電極とドレイン電極間あるいはゲート電極とソー
ス間電極の層間ショート11を引き起こし易いという問
題点があった。
本発明の目的は、ゲート電極とソース、ドレイン電極と
の層間ショートを発生させることなく、0NIi流を大
きくして、特性を向上させることができる簿膜トランジ
スタおよびその製造方法を提供することにある。
の層間ショートを発生させることなく、0NIi流を大
きくして、特性を向上させることができる簿膜トランジ
スタおよびその製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明による薄膜トランジスタは上記目的達成のため、
絶縁基板上に導電性の突起部を有するゲート電極と、こ
のゲート電極を覆い、その上面が前記突起部の上面とほ
ぼ同一となる第1の絶縁膜と、この第1の絶縁膜の上に
形成される第2の絶縁膜と、この第2の絶縁膜の上に形
成される半導体層、ソース電極及びドレイン電極とを備
えたものである。
絶縁基板上に導電性の突起部を有するゲート電極と、こ
のゲート電極を覆い、その上面が前記突起部の上面とほ
ぼ同一となる第1の絶縁膜と、この第1の絶縁膜の上に
形成される第2の絶縁膜と、この第2の絶縁膜の上に形
成される半導体層、ソース電極及びドレイン電極とを備
えたものである。
また、本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、絶縁基
板上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極上
に所定の形状の導電性の突起部を形成する工程と、前記
突起部が形成されたゲート電極および前記絶縁基板上に
第1の絶縁膜を塗布する工程と、前記絶縁物をエッチバ
ックしてその上面を前記突起部の上面とほぼ同一にする
工程と、エッチバック後の前記突起部および前記第1の
絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記突起部
と対向する位置の前記第1の絶縁膜上に半導体層とソー
ス、ドレイン電極を形成する工程とからなっている。
板上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極上
に所定の形状の導電性の突起部を形成する工程と、前記
突起部が形成されたゲート電極および前記絶縁基板上に
第1の絶縁膜を塗布する工程と、前記絶縁物をエッチバ
ックしてその上面を前記突起部の上面とほぼ同一にする
工程と、エッチバック後の前記突起部および前記第1の
絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記突起部
と対向する位置の前記第1の絶縁膜上に半導体層とソー
ス、ドレイン電極を形成する工程とからなっている。
[作用]
上記したように、本発明の薄膜トランジスタによれば、
導電性の突起部を有するゲート電極を、その上面が前記
突起部の上面とほぼ同一となる第1の絶縁膜で覆って平
坦化し、この第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜(ゲート
絶縁膜)を形成し、この上に半導体層、ソース及びドレ
イン電極を形成したものである。前記第1の絶縁膜を平
坦化しているので、前記突起部と半導体層との間の第2
の絶縁膜(ゲート絶縁膜)を従来よりも薄くできる。そ
の結果、ON電流を大きくとることができ薄膜トランジ
スタの特性を向上させることができる。
導電性の突起部を有するゲート電極を、その上面が前記
突起部の上面とほぼ同一となる第1の絶縁膜で覆って平
坦化し、この第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜(ゲート
絶縁膜)を形成し、この上に半導体層、ソース及びドレ
イン電極を形成したものである。前記第1の絶縁膜を平
坦化しているので、前記突起部と半導体層との間の第2
の絶縁膜(ゲート絶縁膜)を従来よりも薄くできる。そ
の結果、ON電流を大きくとることができ薄膜トランジ
スタの特性を向上させることができる。
また、本発明の薄膜トランジスタの製造方法によれば、
前記突起部が形成されたゲート電極を形成した後、絶縁
基板上に第1の絶縁膜を塗布して平坦化し、この第1の
絶縁膜をエッチバックして前記突起部の上面と前記第1
の絶縁膜の上面とを同一とした後、第2の絶縁膜(ゲー
ト絶縁)を形成し、更に半導体層、ソース及びドレイン
電極を形成している。前記第1の絶縁膜を平坦化し、そ
の上に第2の絶縁膜(ゲート絶縁膜)を形成しているの
で、この第2の絶縁膜に段差がない。したがって、ゲー
ト電極とソース・ドレイン電極との層間距離を充分に確
保され層間ショートが発生する確率を低減させて歩留り
の低下を防止できる。
前記突起部が形成されたゲート電極を形成した後、絶縁
基板上に第1の絶縁膜を塗布して平坦化し、この第1の
絶縁膜をエッチバックして前記突起部の上面と前記第1
の絶縁膜の上面とを同一とした後、第2の絶縁膜(ゲー
ト絶縁)を形成し、更に半導体層、ソース及びドレイン
電極を形成している。前記第1の絶縁膜を平坦化し、そ
の上に第2の絶縁膜(ゲート絶縁膜)を形成しているの
で、この第2の絶縁膜に段差がない。したがって、ゲー
ト電極とソース・ドレイン電極との層間距離を充分に確
保され層間ショートが発生する確率を低減させて歩留り
の低下を防止できる。
[実施例]
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1図には本発明に係る逆スタガー型薄膜トランジスタ
の製造方法の一実施例が示されている。
の製造方法の一実施例が示されている。
この実施例では、絶縁基板としてのガラス基板21上に
先ずスパッタ法等により、例えばCrからなる導電層を
堆積し、パターニングしてゲート電極(導電層)22を
形成する。
先ずスパッタ法等により、例えばCrからなる導電層を
堆積し、パターニングしてゲート電極(導電層)22を
形成する。
次いで、第1図(B)に示すように、CVD法によりゲ
ート電極22上に例えばタンタル(Ta)からなる導電
層を堆積し、パターニングしてゲート電極22上に凸状
の突起部23を形成する。ゲート電極22上にゲート電
極22と一体となって形成された突起部23は後述する
半導体層28の直下の半導体層28と対向する位置に形
成される。
ート電極22上に例えばタンタル(Ta)からなる導電
層を堆積し、パターニングしてゲート電極22上に凸状
の突起部23を形成する。ゲート電極22上にゲート電
極22と一体となって形成された突起部23は後述する
半導体層28の直下の半導体層28と対向する位置に形
成される。
なお、エツチングの選択比をとり易くするためにゲート
電極22とその突起部23には異なる金属を用いている
が、同種の金属であってもよい。
電極22とその突起部23には異なる金属を用いている
が、同種の金属であってもよい。
次いで、第1図(C)に示すようにガラス基板21、ゲ
ート電極22およびその突起部23上にスピンオンガラ
ス(SOG)24等所定の絶縁物を塗付後焼成して平坦
化させる。なお、所定の絶縁物として例えばフォトレジ
ストやポリイミドなどの有機絶縁物を用いるようにして
もよい。
ート電極22およびその突起部23上にスピンオンガラ
ス(SOG)24等所定の絶縁物を塗付後焼成して平坦
化させる。なお、所定の絶縁物として例えばフォトレジ
ストやポリイミドなどの有機絶縁物を用いるようにして
もよい。
次いで、第1図(D)に示すように焼成した5OG24
をフレオン(CF4)+○ヨガスのプラズマによりエッ
チバックしてゲート電極22の突起部23の表面を露出
させる。
をフレオン(CF4)+○ヨガスのプラズマによりエッ
チバックしてゲート電極22の突起部23の表面を露出
させる。
次いで、第1図(E)に示すように、例えばCVD法に
よりゲート電極22の突起部23の表面および5OG2
4上に窒化シリコン(S i N)がらなり膜厚が50
0〜1000人のゲート絶縁膜25を堆積する。この場
合、ゲート電極22およびその突起部23の段差部は5
OG24により平坦化されており、従ってゲート絶縁膜
25は5OG24上に均一の厚さに堆積される。また、
ゲート絶縁膜25の膜厚も従来のものに比べ約1/3〜
1./6程度に薄く堆積する。
よりゲート電極22の突起部23の表面および5OG2
4上に窒化シリコン(S i N)がらなり膜厚が50
0〜1000人のゲート絶縁膜25を堆積する。この場
合、ゲート電極22およびその突起部23の段差部は5
OG24により平坦化されており、従ってゲート絶縁膜
25は5OG24上に均一の厚さに堆積される。また、
ゲート絶縁膜25の膜厚も従来のものに比べ約1/3〜
1./6程度に薄く堆積する。
次いで、第1図(F)に示すように、ゲート絶縁膜25
上にスパッタ法等によりアモルファスシリコン(a−3
i)26を成膜し、その上にCVD法等により、リン(
P)又は砒素(As)をドーピングしたn”−3i層2
7を堆積する。
上にスパッタ法等によりアモルファスシリコン(a−3
i)26を成膜し、その上にCVD法等により、リン(
P)又は砒素(As)をドーピングしたn”−3i層2
7を堆積する。
次いで、第1図(G)に示すように、例えばプラズマエ
ツチングを用いたパターニング方法によってa−3i層
26およびn”−3i層27をパターニングして前記ゲ
ート電極22と対向する位置に半導体層28およびコン
タクト層29を形成する。
ツチングを用いたパターニング方法によってa−3i層
26およびn”−3i層27をパターニングして前記ゲ
ート電極22と対向する位置に半導体層28およびコン
タクト層29を形成する。
次いで、第1図(H)に示すように、スパッタ法等によ
り、例えばAQからなる導電層30を堆積した後、同図
(I)に示すように加工精度のよいプラズマエツチング
を用いたパターニング方法によって導電層30をパター
ニングしてソース電極31およびドレイン電極32を形
成すると共に、n”−8i層27の一部をエツチングし
てチャンネル部を形成して薄膜トランジスタを完成する
。
り、例えばAQからなる導電層30を堆積した後、同図
(I)に示すように加工精度のよいプラズマエツチング
を用いたパターニング方法によって導電層30をパター
ニングしてソース電極31およびドレイン電極32を形
成すると共に、n”−8i層27の一部をエツチングし
てチャンネル部を形成して薄膜トランジスタを完成する
。
以上説明したように、本実施例ではゲート電極22上に
突起部23を形成し、突起部23をゲート電極の一部と
し、ガラス基板21上に5OG24を塗付して平坦化す
るようにしているので、突出部23と半導体層28との
間のゲート絶縁膜25を大幅に薄く(従来のものに比べ
膜厚を1/3以下に薄く)することができ、ON電流の
大きな薄膜トランジスタを実現することができる。この
場合、ゲート電極22及び突起部23とソース電極31
、ドレイン電極32とはゲート絶縁膜25に5OG24
を加えた二層の絶縁膜で絶縁されているからゲート電極
22とソース、ドレイン電極31.32の距離は従来の
もの以上に十分に確保されることとなり、層間ショート
が発生する確率を低減させることができる。さらに、ゲ
ート電極22とガラス基板21との段差は5OG24に
より平坦化されるためゲート絶縁膜25の段差部もなく
なり、クラック等の発生を未然に防いで層間ショートの
発生をより一層低減させることが可能になる。
突起部23を形成し、突起部23をゲート電極の一部と
し、ガラス基板21上に5OG24を塗付して平坦化す
るようにしているので、突出部23と半導体層28との
間のゲート絶縁膜25を大幅に薄く(従来のものに比べ
膜厚を1/3以下に薄く)することができ、ON電流の
大きな薄膜トランジスタを実現することができる。この
場合、ゲート電極22及び突起部23とソース電極31
、ドレイン電極32とはゲート絶縁膜25に5OG24
を加えた二層の絶縁膜で絶縁されているからゲート電極
22とソース、ドレイン電極31.32の距離は従来の
もの以上に十分に確保されることとなり、層間ショート
が発生する確率を低減させることができる。さらに、ゲ
ート電極22とガラス基板21との段差は5OG24に
より平坦化されるためゲート絶縁膜25の段差部もなく
なり、クラック等の発生を未然に防いで層間ショートの
発生をより一層低減させることが可能になる。
なお、上記実施例におけるゲート電極やその突起部、塗
付する絶縁物やゲート絶縁膜の材質は一例であって、各
々同一もしくは類似の性質を有する他の材料を用いるこ
とができることはいうまでもない。
付する絶縁物やゲート絶縁膜の材質は一例であって、各
々同一もしくは類似の性質を有する他の材料を用いるこ
とができることはいうまでもない。
また、上記実施例では逆スタガー型薄膜トランジスタの
ゲート電極に適用した例であるが、これには限定されず
、ゲート電極と半導体層とが絶縁膜を介して対向する構
造のもの(例えば、逆コプラナー型薄膜トランジスタ等
)には全てに適用可能である。
ゲート電極に適用した例であるが、これには限定されず
、ゲート電極と半導体層とが絶縁膜を介して対向する構
造のもの(例えば、逆コプラナー型薄膜トランジスタ等
)には全てに適用可能である。
[発明の効果]
上記したように、本発明の薄膜トランジスタによれば、
導電性の突起部を有するゲート電極を、その上面が前記
突起部の上面とほぼ同一となる第1の絶縁膜で覆って平
坦化し、この第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜(ゲート
絶縁膜)を形成し、この上に半導体層、ソース及びドレ
イン電極を形成したものである。前記第1の絶縁膜を平
坦化しているので、前記突起部と半導体層との間の第2
の絶縁膜(ゲート絶縁膜)を従来よりも薄くできる。そ
の結果、ON電流を大きくとることができ薄膜トランジ
スタの特性を向上させることができる。
導電性の突起部を有するゲート電極を、その上面が前記
突起部の上面とほぼ同一となる第1の絶縁膜で覆って平
坦化し、この第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜(ゲート
絶縁膜)を形成し、この上に半導体層、ソース及びドレ
イン電極を形成したものである。前記第1の絶縁膜を平
坦化しているので、前記突起部と半導体層との間の第2
の絶縁膜(ゲート絶縁膜)を従来よりも薄くできる。そ
の結果、ON電流を大きくとることができ薄膜トランジ
スタの特性を向上させることができる。
また、本発明の薄膜トランジスタの製造方法によれば、
前記突起部が形成されたゲート電極を形成した後、絶縁
基板上に第1の絶縁膜を塗布して平坦化し、この第1の
絶縁膜をエッチバックして前記突起部の上面と前記第1
の絶縁膜の上面とを同一とした後、第2の絶縁膜(ゲー
ト絶縁)を形成し、更に半導体層、ソース及びドレイン
電極を形成している。前記第1の絶縁膜を平坦化し、そ
の上に第2の絶縁膜(ゲート絶縁膜)を形成しているの
で、この第2の絶縁膜に段差がない。したかって、ゲー
ト電極とソース・ビレ1ン電極との層間距離を充分に確
保され層間ショートが発生する確率を低減させて歩留り
の低下を防止できる。
前記突起部が形成されたゲート電極を形成した後、絶縁
基板上に第1の絶縁膜を塗布して平坦化し、この第1の
絶縁膜をエッチバックして前記突起部の上面と前記第1
の絶縁膜の上面とを同一とした後、第2の絶縁膜(ゲー
ト絶縁)を形成し、更に半導体層、ソース及びドレイン
電極を形成している。前記第1の絶縁膜を平坦化し、そ
の上に第2の絶縁膜(ゲート絶縁膜)を形成しているの
で、この第2の絶縁膜に段差がない。したかって、ゲー
ト電極とソース・ビレ1ン電極との層間距離を充分に確
保され層間ショートが発生する確率を低減させて歩留り
の低下を防止できる。
第1図(A)〜(I)は本発明に係る逆スタガー型薄膜
トランジスタの製造方法の一実施例を工程順に示す断面
図、 第2図(A)〜(F)は従来の逆スタガー型薄膜トラン
ジスタの製造方法の一例を工程順に示す断面図、 第3図は従来の問題点を説明するための逆スタガー型薄
膜トランジスタトランジスタの断面図である。 21・・・・ガラス基板、22・・・・ゲート電極、2
3・・・・突起部、24・・・・スピンオンガラス、2
5・・・・ゲート絶縁膜、28・・・・半導体層、29
・・・・コンタクト層、31・・・・ソース電極、32
・・・・ドレイン電極。
トランジスタの製造方法の一実施例を工程順に示す断面
図、 第2図(A)〜(F)は従来の逆スタガー型薄膜トラン
ジスタの製造方法の一例を工程順に示す断面図、 第3図は従来の問題点を説明するための逆スタガー型薄
膜トランジスタトランジスタの断面図である。 21・・・・ガラス基板、22・・・・ゲート電極、2
3・・・・突起部、24・・・・スピンオンガラス、2
5・・・・ゲート絶縁膜、28・・・・半導体層、29
・・・・コンタクト層、31・・・・ソース電極、32
・・・・ドレイン電極。
Claims (2)
- (1)絶縁基板上に導電性の突起部を有するゲート電極
と、このゲート電極を覆い、その上面が前記突起部の上
面とほぼ同一となる第1の絶縁膜と、この第1の絶縁膜
の上に形成される第2の絶縁膜と、この第2の絶縁膜の
上に形成される半導体層、ソース電極及びドレイン電極
とを備えたことを特徴とする薄膜トランジスタ。 - (2)絶縁基板上にゲート電極を形成する工程と、前記
ゲート電極上に所定の形状の導電性の突起部を形成する
工程と、前記突起部が形成されたゲート電極および前記
絶縁基板上に第1の絶縁膜を塗布する工程と、前記絶縁
物をエッチバックしてその上面を前記突起部の上面とほ
ぼ同一にする工程と、エッチバック後の前記突起部およ
び前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と
、前記突起部と対向する位置の前記第2の絶縁膜上に半
導体層とソース、ドレイン電極を形成する工程とを含む
ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4474990A JP2879765B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4474990A JP2879765B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03246949A true JPH03246949A (ja) | 1991-11-05 |
JP2879765B2 JP2879765B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=12700097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4474990A Expired - Lifetime JP2879765B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2879765B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5728604A (en) * | 1993-08-19 | 1998-03-17 | Goldstar Electron Co., Ltd. | Method for making thin film transistors |
US7973905B2 (en) | 1996-11-26 | 2011-07-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Liquid crystal displays using organic insulating material and manufacturing methods thereof |
JP2012191185A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-10-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置および半導体装置の作製方法 |
-
1990
- 1990-02-26 JP JP4474990A patent/JP2879765B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5728604A (en) * | 1993-08-19 | 1998-03-17 | Goldstar Electron Co., Ltd. | Method for making thin film transistors |
US7973905B2 (en) | 1996-11-26 | 2011-07-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Liquid crystal displays using organic insulating material and manufacturing methods thereof |
JP2012191185A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-10-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置および半導体装置の作製方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2879765B2 (ja) | 1999-04-05 |
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