JPH03246816A - 自己融着性絶縁電線 - Google Patents

自己融着性絶縁電線

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JPH03246816A
JPH03246816A JP4289190A JP4289190A JPH03246816A JP H03246816 A JPH03246816 A JP H03246816A JP 4289190 A JP4289190 A JP 4289190A JP 4289190 A JP4289190 A JP 4289190A JP H03246816 A JPH03246816 A JP H03246816A
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JP
Japan
Prior art keywords
self
resin
molecular weight
bonding
insulation layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4289190A
Other languages
English (en)
Inventor
Bunichi Sano
佐野 文一
Toshiki Maezono
利樹 前園
Atsushi Higashiura
厚 東浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
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  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、自己融着性絶縁電線に関し、特にモータ・ト
ランス等の電気機器に使用する耐熱性に優れた自己融着
性絶縁電線に関する。
[従来の技術とその課題] 近年、自己融着性絶縁電線は、コイル巻工程後の固着(
コイル加工)が加熱もしくは溶剤塗布により簡単に行う
ことができるため、小型トランス、小型モーター等に広
く使用されている。しかして、自己融着性絶縁電線の用
途は、小型トランス、小型モーター等だけでなく、汎用
モータ、コンプレッサモータ等の機器にも拡大される傾
向にある。
しかしながら、従来の自己融着性絶縁電線は、比較的低
温で融着させるために自己融着層にフェノキシ樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂等の軟化温度
の低い熱可塑性樹脂を使用している。これらの熱可塑性
樹脂のみで形成された自己融着層は、100℃程度の温
度で軟化するので、固着されていたコイルがばらける等
の問題を生じる。このため、従来の自己融着性絶縁電線
は、高温で回転、振動等の機械的負荷のかかる機器には
使用することができなかった。したがって、従来の自己
融着性絶縁電線の用途は、使用する熱可塑性樹脂の耐熱
温度を超えない温度で作動する機器に限定されていた。
この問題に対して最も有効であると思われるものとして
、熱硬化性樹脂を自己融着層の材料として使用した半硬
化焼き付は方法により作製された自己融着性絶縁電線が
ある。この自己融着性絶縁電線は、熱硬化性樹脂の架橋
反応をできるだけ抑制しつつ自己融着層を半硬化状態で
形成し、その後、コイル加工時の加熱により自己融着層
を完全に硬化し、同時に自己融着層を融着させてなるも
のである。しかしながら、この自己融着性絶縁電線の製
造方法においては、自己融着層を半硬化状態にすること
が困難である。また、この方法における半硬化状態の自
己融着層は可撓性が悪い。さらに、半硬化状態の自己融
着層は保管中に架橋反応が進行して下層との密着性を低
下させる等の欠点を持つ。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、耐熱
性、可撓性、および下層との密着性に優れた自己融着性
絶縁電線を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、平均分子量10000以上のポリヒドロキシ
ポリエーテル樹脂単独もしくは該ポリヒドロキシポリエ
ーテル樹脂と分子量10000以下のエポキシ樹脂の混
合物100重量部に対して、下記一般式Iで示される末
端アミンオリゴマを2ないし50重量部を配合した組成
物からなる融着性絶縁層を導体上に他の絶縁物層を介し
て設けてなることを特徴とする自己融着性絶縁電線であ
る。
一般式I (式中、Ar、、Ar2は芳香族残基、R8R2は水素
、アルキル基、アルコキシ基、または水酸基、nは0な
いし8の整数である。)ここで、平均分子ff1100
00以上のポリヒドロキシポリエーテル樹脂は、下記一
般式n 、=mで表されるものである。一般式■のよう
な構造を有する市販品としては、PKHH(米国UCC
社製、商品名) 、YP50 (東部化成社製、商品名
)等が挙げられ、一般式■のような構造を有する市販品
としては、PKHMIO,PKHM30 (米国UCC
社製、商品名) 、H157,H2SO(大日本インキ
社製、商品名)等が挙げられる。なお、ポリヒドロキシ
ポリエーテル樹脂の平均分子量が10000未満である
と、得られる自己融着性絶縁電線の可撓性が低下するた
めである。
一般式■ (式中、nは正の整数である。) 一般式■ CH2OOHH (式中、m、pは正の整数、Rは芳香族もしくは脂肪族
残基である。) 分子量10000以下のエポキシ樹脂は、自己融着層の
軟化温度を調節するためのものである。
また、このエポキシ樹脂のポリヒドロキシポリエーテル
樹脂への配合量は、得られる自己融着性絶縁電線の可撓
性を低下させないように設定する必要がある。好ましい
配合量は、ポリヒドロキシポリエーテル樹脂100重量
部に対して3ないし20重量部である。
末端アミンオリゴマには、市販品としてベストレックス
5M20 (住人化学社製、商品名)等が挙げられる。
また、ポリヒドロキシポリエーテル樹脂単独またはポリ
ヒドロキシポリエーテルとエポキシ樹脂の混合物100
重量部への末端アミンオリゴマの配合量は、2ないし5
0重量部か好ましい。これは、配合量か2重量部未満で
あると自己融着層を形成する際の架橋反応か乏しくなり
、配合量が50重量部を超えると得られる自己融着性絶
縁電線の可撓性が低下したり、自己融着層と下層の絶縁
層との密着性が低下するからである。
さらに、上記配合原料に対して、自己融着性絶縁電線の
特性を損なわない質的、量的範囲内で、少量のフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹
脂、安定化ポリイソシアネート、有機チタン化合物を加
えてもよい。
[作用コ 本発明の自己融着性絶縁電線は、自己融着層にポリヒド
ロキシポリエーテル樹脂単独またはポリヒドロキシポリ
エーテル樹脂とエポキシ樹脂の混合物に末端アミンオリ
ゴマを配合した組成物を使用している。
末端アミンオリゴマにより組成物の架橋反応を促進させ
て耐熱性を向上させている。また、エポキシ樹脂を配合
することにより組成物の軟化温度の調節を可能にしてい
る。さらに、末端アミンオリゴマの配合量を規定するこ
とによりポリヒドロキシポリエーテル樹脂の持つ可撓性
を充分に発揮させることができ、しかも下層の絶縁層と
の密着性を向上させることができる。
[実施例] 以下、本発明の自己融着性絶縁電線の実施例を具体的に
説明する。
実施例1 第1図は本発明の自己融着性絶縁電線の断面図である。
図中10は直径0.5+amの銅線である。
銅線10上にポリエステルイミドワニス(口触スケネク
タディ社製、商品名アイソミツド)を塗布し、これを3
80℃で焼き付けて厚さ25μmの絶縁層12を形成し
た。
次に、ポリヒドロキシポリエーテル樹脂(東部化成社製
、商品名YP50)100重量部と、末端アミンオリゴ
マ(住人化学社製、商品名ベストレックス5M20)2
0重量部をクレゾールおよびソルベントナフサの混合溶
液中に溶解して、濃度20%の溶液を調製した。しかし
て得た樹脂溶液を絶縁層を設けた銅線上に塗布し、炉長
3mm温度300℃の焼付炉内を15m/分の速度で通
し焼付けた。この操作を3回繰り返して絶縁層上に厚さ
12μmの自己融着層14を形成した。このようにして
本発明の自己融着性絶縁電線を作製した。
得られた自己融着性絶縁電線の自己融着層の密着強度お
よび可撓性を調べた。その結果を下記第1表に示した。
また、下記第1表には自己融着層を形成する組成物の配
合物およびその配合量を併記した。なお、密着強度は、
得られた自己融着性絶縁電線で直径5 mmのヘリカル
コイルを作製し、これを180℃で30分間加熱して融
着させ、このコイルについてASTM  D2519に
基づいて常温および150℃で測定した。可撓性は、得
られた自己融着性絶縁電線を1倍径に巻き付けて被膜に
亀裂の発生の有無を目視で判断した。
実施例2〜5 実施例1と同様にして直径0.5mmの銅線上に厚さ2
5μmの絶縁層を形成した。次に、下記第1表に示した
配合物および配合量の組成物を用いて実施例1と同様に
して厚さ12μmの自己融着層を形成して本発明の自己
融着性絶縁電線を作製した。
得られた自己融着性絶縁電線の自己融着層の密着強度お
よび可撓性を実施例1と同様にして調べた。その結果を
下記第1表に併記した。
比較例1〜3 実施例1と同様にして直径0.5mmの銅線上に厚さ2
5μmの絶縁層を形成した。次に、下記第1表に示した
配合物および配合量の組成物を用いて実施例1と同様に
して厚さ12μmの自己融着層を形成して従来の自己融
着性絶縁電線を作製した。
得られた自己融着性絶縁電線の自己融着層の密着強度お
よび可撓性を実施例1と同様にして調べた。その結果を
下記第1表に併記した。
参考例 直径0.5鰭の銅線上にポリエステルイミド塗料を塗布
し、これを380℃で焼き付けて厚さ25μmの絶縁層
を形成した。
次に、得られた絶縁電線をヘリカルコイルに加工した。
このヘリカルコイルにエポキシフェノール系コイル含浸
ワニス(口触スケネクタディ社製、商品名アイツボキシ
433)を含浸させ、150℃で3時間硬化させた。
得られたヘリカルコイルの密着強度をASTMD251
9に基づいて常温および150℃で測定した。その結果
を下記第1表に併記する。
*1:東部化成社製、商品名Y P 5.0*2:米国
UCC社製、商品名PKHH*3:米国UCC社製、商
品名PKHMIO*4:油化シェルエポキシ社製、商品
名EPON009 *5:住人化学社製、商品名ベストレックスSM0 零6二大日本インキ社製、商品名プライオーフェン50
10 *7;松本製薬工業社製、商品名TC200第1表から
明らかなように、本発明の自己融着性絶縁電線(実施例
1〜5)は、常温ではもちろん高温下(150℃)にお
いても高い密着強度を示し、しかも可撓性に優れたもの
であった。これに対して、本発明の範囲に満たない量の
末端アミンオリゴマを含む組成物または末端アミンオリ
ゴマを含まない組成物で自己融着層を形成した従来の自
己融着性絶縁電線(比較例1,3)は、高温下(150
℃)における密着強度が著しく低いものであった。また
、本発明の範囲を超える量の末端アミンオリゴマを含む
組成物で自己融着層を形成した従来の自己融着性絶縁電
線(比較例2)は、常温における密着強度が低く、しか
も可撓性が悪いものであった。
[発明の効果コ 以上説明した如く、本発明の自己融着性絶縁電線は、優
れた耐熱性、可撓性、および下層との密着性を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自己融着性絶縁電線の断面図である。 10・・・銅線、12・・・絶縁層、14・・自己融着
層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  平均分子量10000以上のポリヒドロキシポリエー
    テル樹脂単独もしくは該ポリヒドロキシポリエーテル樹
    脂と分子量10000以下のエポキシ樹脂の混合物10
    0重量部に対して、下記一般式 I で示される末端アミ
    ンオリゴマを2ないし50重量部を配合した組成物から
    なる融着性絶縁層を導体上に他の絶縁物層を介して設け
    てなることを特徴とする自己融着性絶縁電線。 一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Ar_1、Ar_2は芳香族残基、R_1、R
    _2は水素、アルキル基、アルコキシ基、または水酸基
    、nは0ないし8の整数である。)
JP4289190A 1990-02-23 1990-02-23 自己融着性絶縁電線 Pending JPH03246816A (ja)

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