JPH0324610Y2 - - Google Patents

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JPH0324610Y2
JPH0324610Y2 JP1988092174U JP9217488U JPH0324610Y2 JP H0324610 Y2 JPH0324610 Y2 JP H0324610Y2 JP 1988092174 U JP1988092174 U JP 1988092174U JP 9217488 U JP9217488 U JP 9217488U JP H0324610 Y2 JPH0324610 Y2 JP H0324610Y2
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shaft
bearing
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hole
lubricant
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は軸受体に関し、その軸受部への潤滑剤
の供給の容易、確実化を図るものである。
(従来の技術) 第18図に示すように、本体60′に軸通孔6
1′が開口され、この軸通孔61′の内周面の対向
部分が、選択的に軸62′を相対回転自在に支持
する軸受用円弧面63′,64′とされ、軸通孔6
1′の内周面に全周に亘つて高粘度潤滑剤保持用
の凹部65′が形成されている軸受体が従来より
ある。
この従来のものでは、本体60′の軸通孔6
1′の内周面は、そこに挿通される軸62′と僅か
の間隙を有する円周面とされている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のものでは、各軸受用円弧面63′,
64′と軸62′との間隙が軸通孔61′の公差に
よつて形成される程度の僅かなものであるため、
凹部65′に潤滑剤を補給するには、軸62′を挿
脱したり、第18図示のようなグリースニツプル
70′を設ける等する必要があつた。しかし、潤
滑剤補給のために軸62′を抜脱するのは面倒な
ものであり、また、グリースニツプル70′を設
けるのは構造が複雑で、供給路が細いために潤滑
剤供給の確実性にも欠けるものであつた。
また、軸62′は選択された円弧面63′,6
4′の一方に面圧を作用させて相対回転自在に支
持されるため、面圧を受ける側の円弧面は軸6
2′と油膜を介して密接状態となるが、反対側の
円弧面と軸62′との間には軸通孔61′の公差や
摩耗に起因して隙間が生じ易く、この隙間から摩
擦熱によつて粘度の低下した潤滑剤が漏出し、潤
滑剤が消耗し易く、潤滑剤の補給作業をしばしば
行わなければならないという問題がある。
本考案はかかる問題に鑑みなされたもので、潤
滑剤が消耗しにくく、構造簡単にして潤滑剤の補
給作業の容易な軸受体を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案の特徴とするところは、本体60に軸通
孔61が開口され、この軸通孔61の内周面の対
向部分が、選択的に軸62からの面圧を受けると
共にこれを相対回転自在に支持する軸受用円弧面
63,64とされている軸受体において、前記軸
通孔61が一方向に長寸とされると共に、その長
手方向各端の内周面が軸受用円弧面63,64と
され、該円弧面63,64の各々に高粘度潤滑剤
保持用の凹部65が形成され、かつ円弧面63,
64の一方に軸62が相対回転自在に支持された
状態で軸62の外周面と他方の円弧面との間に高
粘度の潤滑剤を当該円弧面に形成された凹部65
に供給するための間隙66が形成されている点に
ある。
(作用) 軸通孔61は一方向に長寸であるため、その長
手方向一端の軸受用円弧面63に軸62が支持さ
れた状態では、長手方向他端の軸受用円弧面64
と軸62との間には大きな間隙66ができ、この
間隙66から潤滑剤をその他方の軸受用円弧面6
4の凹部65に供給できる。また、一方の軸受用
円弧面63の凹部65にも、軸62が他方の円弧
面64に支持される際に同様に潤滑剤を補給でき
る。
また、軸受用円弧面63,64のいずれか一方
が平坦周面の軸62を支持する状態において、軸
62の周面によつて当該円弧面に形成された凹部
65が閉塞されるため、該凹部65内に保持され
た潤滑剤の漏出を防止することできる。一方、軸
62の凹部65を閉塞している周面部には該凹部
65内の潤滑剤が塗布され、これによつて軸3と
軸受用円弧面との潤滑性が確保される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。第15図において、1は機枠、2は多数並設
された綜絖枠で、その内部に、縦設された綜絖3
が多数並設されている。各綜絖3の上下方向中央
部には、経糸が通る目(アイ又はメール)4が備
えられている。
5はドビー機(カム機)で、機枠1上部に装着
されると共に、綜絖枠2の上部と一対のワイヤ6
を介して連結され、綜絖枠2を引上げ可能なもの
である。
7は一対の引張装置で、綜絖枠2の下方に配置
され、綜絖枠2を下方に引張つている。
引張装置7は、第5図に示すように(図中右方
を前方として以下説明する)、左右一対の側板9
と、両側板9の後端上部を連結する連結部材10
等から構成されるハウジング8を有する。この連
結部材10には、上方に突出する突出部11が左
右方向に多数並設されている。
ハウジング8の両側板9間には、レバー13が
左右方向に多数並設されている。これらレバー1
3は長手方向中途部が左右方向の支軸14により
ハウジング8に回動自在に支持されている。各レ
バー13の後端部は、対応する各綜絖枠2とワイ
ヤ15を介して連動連結されている。また、各レ
バー13の前部は、上方に立上る立上り部16と
されている。
なお、18はレバー13のストツパで、両側板
9の後部の下端部間に渡設されている。
ハウジング8の上部には、引張機構19が備え
られている。この引張機構19は、第9図にも示
すように、連結部材10の各突出部11と各レバ
ー13の立上り部16間に夫々弾引状に介装され
るもので、前後一対宛のブラケツト20、軸受体
21、引張コイルバネ22を有する。
すなわち、第9図乃至第11図に示すように、
ブラケツト20は左右一対の側板23を備え、各
側板23は、引掛部24と、支持部25とにより
T型状とされている。
両側板23の引掛部24間には、両者に渡設さ
れる複数のピン26が略上下方向に列設されてい
る。
両側板23の支持部25の間隔は引掛部24の
間隔より大とされており、支持部25は引掛部2
4側に移行するに従つて他方の支持部25側に接
近する傾斜部27を有する。
軸受体21はナイロン製で、第1図乃至第4図
に示すように、その本体60は側面視長円形状で
ある。この本体60には、本体60の長手方向に
沿う一方向に長寸の軸通孔61が開口されてい
る。この軸通孔61の内周面の対向部分が、選択
的に平坦周面の軸62からの面圧を受けると共に
これを相対回転自在に支持する軸受用円弧面6
3,64とされている。
本実施例では、本体60の長手方向一端からそ
の一端側の軸受用円弧面63までの距離d1と、長
手方向他端からその他端側の軸受用円弧面64ま
での距離d2とは異なつたものとされている。そし
て、その距離が小さい方の本体60一端が第1係
合部30とされ、大きい方の本体60他端が第2
係合部31とされている。
そして、前方の軸受体21は、その第1係合部
30あるいは第2係合部31を介して、前記レバ
ー13の係合凹部17に相対回動不能に選択的に
係合される。また、後方の軸受体21は、その第
1係合部30あるいは第2係合部31を介し、前
記突出部11の係合凹部12に相対回動不能に選
択的に係合される。
なお、前方の本体21の外周には、レバー13
に掛合される爪69が、後方の本体21の外周に
は突出部11に掛合される爪69が一体的に形成
されている。
また、各軸受用円弧面63,64にはそれぞれ
高粘度潤滑剤保持用の凹部65が円弧に沿つて溝
状に形成されている。
軸通孔61に挿通される軸62は、本実施例で
は、内外二重軸28,29により形成され、内軸
28の外周の軸方向突条36とブツシユ29の内
周孔33の軸方向溝とが係合することで、両軸2
8,29は相対回転不能とされている。
また、外軸29は、軸受体21の軸受用円弧面
63,64に直接相対回転自在に支持され、その
外周は平坦周面に形成されている。
そして、内軸28は、前記ブラケツト20の両
側板23の通孔36に挿通され、この通孔36に
形成された軸方向凹部34と内軸28の突条36
とが係合することで、軸62とブラケツト20と
の相対回転が規制される。なお、内軸28の両端
はかしめられ、ブラケツト20の通孔36からの
抜け止めがなされている。
コイルバネ22は、両ブラケツト20の間に複
数備えられ、前端は前方のブラケツト20のピン
26に後端は後方のブラケツト20のピン26に
それぞれ係止片37を介して係脱自在に掛止され
ている。これにより、レバー13を軸14まわり
に第5図中矢印方向に回動するよう付勢してい
る。
上記引張機構19のコイルバネ22による張力
は、第9図、第12図乃至第14図に示す引張力
調節装置38により調節される。
調節装置38はトグル機構50により構成され
るもので、左右側板40の各一端を固定部材41
とボルト42を介して連結したフレーム38を有
する。
その固定部材41には、第1リンク44が支軸
43中心に揺動自在に支持されている。
また、その左右側板40の各他端の間には、回
動部材45が前後動自在に配置され、左右側板4
0に長孔48とボルト46とを介して支持されて
いる。
その可動部材45には第2リンク50が、長孔
48に挿通された支軸47中心に揺動自在に支持
されている。
第2リンク50は左右一対の側板49を有し、
この側板49の間に第1リンク44が配置され、
両リンク44,50は支軸51により相対回転自
在に連結されている。なお、第2リンク50には
操作レバー53が取付けられている。
また、固定部材41と可動部材45からはそれ
ぞれ螺軸54が前後方に延設されている。この各
螺軸54にそれぞれ係合具55が前後方向移動自
在に外嵌され、蝶ボルト50によりその移動が規
制可能とされている。
各係合具55の下部には、下方及び長手方向に
開口する外嵌部57が形成され、引張機構19の
綜絖枠2の引張力調整時には、その外嵌部57が
ブラケツト20の引掛部24に上方から嵌脱自在
に外嵌されて、外嵌部57のブラケツト29に対
するバネ22の伸長方向に対する相対移動は、外
嵌部57とブラケツト20の傾斜部27との接当
により阻止される。
これにより、操作レバー53を押し下げれば、
両ブラケツト20をバネ力に抗して前後に離間さ
せることができる。
上記ドビー機5により、所定の綜絖枠2を引上
げて、綜絖枠2の綜絖3の目4を通る経糸を引上
げて、他の経糸との間に、緯糸が通る開口を形成
した際には、上記綜絖枠2とワイヤ6を介して連
結されたレバー13が支軸14廻りに第5図の仮
想線で示すように回動する。
そして、ドビー機5による綜絖枠2の引上げが
解除されると、この綜絖枠2と対応する引張機構
19のバネ22の弾引力によつて、レバー13が
原位置に復帰して、綜絖枠2が原位置に復帰す
る。
そして、綜絖枠によつて引上げる経糸の数を変
更したような場合には、引張機構による張力を最
適なものとするために、その張力調節が行われ
る。
その張力調節は、前後両軸受体21が、共に、
第6図及び第7図示のように、それぞれの第1係
合部30を介してそれぞれの係合凹部12,17
に係合する第1体勢と、どちらか一方の軸受体2
1は第1係合部30を介し、他方の軸受体21は
第8図示のように第2係合部31を介して係合凹
部12,17と係合する第2体勢と、両軸受体2
1が、共に、それぞれの第2係合部31を介して
それぞれの係合凹部12,17に係合する第3体
勢とに変更されることによりなされる。
すなわち、第1体勢では前後ブラケツト20の
間隔が最も小さくなることからコイルバネ22の
張力は最も弱く、第2体勢となるとその間隔が大
きくなることから張力は大きくなり、第3体勢で
は最も張力が大きくなる。
なお、第1〜第3の各体勢に変更する際には、
調整装置38により、両ブラケツト20を前後に
離間させ、軸受体21を係合凹部12,17から
離脱させる。
上記構成によれば、レバー13の揺動の際に、
軸受体21の軸受用円弧面63,64と軸62と
が相対摺動するが、潤滑剤保持用凹部65に高粘
度潤滑剤を保持させておくことで、その相対摺動
の円滑化が図られる。
そして、その潤滑剤保持用凹部65への潤滑剤
の補給は、一方の軸受用円弧面に軸62が支持さ
れた状態では、他方の軸受用円弧面と軸62との
間に間隙66ができるので、この間隙66から容
易かつ確実に補給することができる。
なお、上記実施例では本考案を引張装置7の軸
受部に適用したものを示したが、これに限定され
るものではない。
(考案の効果) 本考案による軸受体によれば、軸通孔が一方向
に長寸とされると共に、その長手方向各端の内周
面が軸受用円弧面とされ、一方の軸受用円弧面で
軸を支持している際に、他方の軸受用円弧面と軸
との間に、当該円弧面に形成された高粘度潤滑剤
保持用の凹部に高粘度潤滑剤を供給するための間
隙が形成されているので、該間隙から、潤滑剤保
持用凹部に潤滑剤を供給でき、その供給を容易か
つ確実に行うことができる。また、軸通孔の長手
方向各端の軸受用円弧面のいずれか一方が常用さ
れる平坦周面の軸を支持する状態において、軸の
周面によつて当該円弧面に形成された凹部が閉塞
されるので、該凹部内に保持された潤滑剤の漏出
による消耗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第17図は本考案の実施例に係り、
第1図は軸受体の側面図、第2図は同平面図、第
3図は同平断面図、第4図は同正断面図、第5図
は引張装置の側断面図、第6図は同要部側断面
図、第7図は同要部側断面図、第8図は同異なつ
た状態での要部側断面図、第9図は張力調節装置
の側面図、第10図は第9図のA−A線断面図、
第11図は第9図のB−B線断面図、第12図は
張力調節装置の側断面図、第13図は同平断面
図、第14図は同斜視図、第15図は織機の概略
構成説明図、第16図は引張装置の部分平面図、
第17図はブラケツトの部分側面図、第18図は
従来例に係る軸受体の構成説明図である。 21……軸受体、60……本体、61……軸通
孔、62……軸、63,64……軸受用円弧面、
65……潤滑剤保持用凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体60に軸通孔61が開口され、この軸通孔
    61の内周面の対向部分が、選択的に軸62から
    の面圧を受けると共にこれを相対回転自在に支持
    する軸受用円弧面63,64とされている軸受体
    において、 前記軸通孔61が一方向に長寸とされると共
    に、その長手方向各端の内周面が軸受用円弧面6
    3,64とされ、該円弧面63,64の各々に高
    粘度潤滑剤保持用の凹部65が形成され、かつ円
    弧面63,64の一方に軸62が相対回転自在に
    支持された状態で軸62の外周面と他方の円弧面
    との間に高粘度の潤滑剤を当該円弧面に形成され
    た凹部65に供給するための間隙66が形成され
    ていることを特徴とする軸受体。
JP1988092174U 1988-07-11 1988-07-11 Expired JPH0324610Y2 (ja)

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JPH0214382U JPH0214382U (ja) 1990-01-29
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