JPH03244664A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JPH03244664A
JPH03244664A JP2043535A JP4353590A JPH03244664A JP H03244664 A JPH03244664 A JP H03244664A JP 2043535 A JP2043535 A JP 2043535A JP 4353590 A JP4353590 A JP 4353590A JP H03244664 A JPH03244664 A JP H03244664A
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実裕 山本
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0373Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement containing additives, e.g. fillers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は難燃性樹脂組成物に関し、さらに詳しくは造粒
性、色調に優れた難燃性樹脂組成物に関する。
発明の技術的背景 電気、電子部品の集積化に伴ない有機材料に要求される
特性、特に耐熱性、難燃性などが極めて高いレベルにな
りつつある。有機材料は電気・電子部品の中でプリント
基板、半導体パッケージなどとして利用されている。周
知のように電気・電子部品は通電によって作動し、この
際発熱を伴なう。電子機器の使用環境の多様化、あるい
は回路の高集積化により、プリント基板や半導体パッケ
ージ自体が極めて高い温度でしかも連続的に使用される
ようになり、有機材料自体に高い耐熱性、難燃性が要求
されるようになってきた。
このような耐熱性あるいは難燃性有機材料としては、熱
可塑性樹脂、有機ハロゲン化合物およびアンチモン化合
物とからなる難燃性樹脂組成物が使用されている。しか
しながら、上記のような熱可塑性樹脂、有機ハロゲン化
合物およびアンチモン化合物とからなる難燃性樹脂組成
物においては、造粒時のストランド発泡、あるいはペレ
ットの着色などがしばしば起こるという問題があった。
本発明者らは、上記のような問題点に鑑み鋭意検討した
ところ、熱可塑性樹脂、有機ハロゲン化合物およびアン
チモン化合物とからなる樹脂組成物に、さらに含リン化
合物を添加することにより、造粒性、ペレットの色相と
もに大幅に改良され、しかも耐熱性あるいは難燃性とい
った特性が損なわれることがない優れた樹脂組成物が得
られることを見い出だして本発明を完成するに至った。
発明の目的 本発明は造粒性、ペレットの色相ともに大幅に改良され
、しかも耐熱性あるいは難燃性といった特性が損なわれ
ることがない優れた難燃性樹脂組成物を提供することを
目的としている。
発明の概要 本発明に係る難燃性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂、有機
ハロゲン化合物、アンチモン化合物および含リン化合物
とからなることを特徴としている。
本発明に係る難燃性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂、有機
ハロゲン化合物、アンチモン化合物および含リン化合物
とからなるので造粒性、ペレットの色相ともに大幅に改
良され、しかも耐熱性あるいは難燃性といった特性が損
なわれることがない。
発明の詳細な説明 以下、本発明に係る難燃性樹脂組成物について具体的に
説明する。
熱可塑性樹脂 本発明において熱可塑性樹脂として用いられる高分子と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、
ポリメチルペンテンなどのボレオレフィン系樹脂や、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トなどのポリエステル系樹脂、あるいはポリスチレンや
アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体など
のポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフェニ
レンエーテル系樹脂などがあげられ、これらの熱可塑性
樹脂は単独であるいは組み合わせて使用することができ
る。
上記のポリオレフィン系樹脂は、少なくとも式%式%[
] (式[I]中、RはHまたは炭素数1〜20のアルキル
基である。) で表されるα−オレフィンを1成分とする重合体であっ
て、具体的にはポリエチレン、エチレン・1−ブテン共
重合体、エチレン・3−メチル−!−ブテン共重合体、
エチレン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレ
ン・l−ヘキセン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重
合体、エチレン・アクリル酸共重合体およびその金属塩
、ポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合体、プ
ロピレン・l−ブテン共重合体、ポリl−ブテン、1−
ブテン・エチレン共重合体、l−ブテン・プロピレン共
重合体、1−ブテン・4−メチル−1−ペンテン共重合
体、ポリ4−メチル−1−ペンテン、ポリ3−メチル−
1−ブテンなどが挙げられ、特にポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペン
テン等が好ましい。またこれらのポリオレフィン系樹脂
は1種単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用す
ることもできる。
また上記のポリエステル系樹脂は、下記一般式[1]で
表わされる構造の繰返し単位を有する重合体である。
2 (式[11]中、R、Rは脂肪族、脂環族もしくは芳香
族の炭化水素またはその誘導体、Sは正の整数を示す。
) このようなポリエステル系樹脂としては、例えばイソフ
タル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、4.
4’−ジフェノキシエタンジカルボン酸、アジピン酸、
セパチン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等のジカルボ
ン酸と、エチレングリコール、トリメチレングリコール
、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタツール、ビスフェノールA1
ヒドロキノン、レゾルシン等のジオールとのポリエステ
ルがあげられ、特にポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート等が好ましい。またこれらのポ
リエステル系樹脂は1種単独で、あるいは2種以上を組
み合わせて使用することもできる。
また上記のポリスチレン系樹脂は下記一般式[[[]で
示される繰り返し単位を有する重合体である。
(式[11[]中、tは正の整数である。)このような
ポリスチレン系樹脂としては、スチレンモノマー自体の
重合体、すなわちポリスチレンばかりではなく、スチレ
ンモノマーと他のモノマー、例えばアクリロニトリル、
アクリル酸エステル、エチレン、無水フタル酸等との共
重合体も利用することができ、このような共重合体とし
ては例えばスチレン・アクリロニトリル共重合体、スチ
レン・アクリロニトリル・ブタジェン共重合体、スチレ
ン・エチレン・アクリロニトリル共重合体、スチレン・
無水マレイン酸共重合体などをあげることができる。ま
たこれらポリスチレン系樹脂は1種単独で、あるいは2
種以上を組み合わせて使用することもできる。
また上記のポリアミド系樹脂は、次の一般式[rV]ま
たは一般式[V]で示される繰り返し単位を有するポリ
アミド系樹脂である。
[IV] (例えばε−カブラクタムより製造されるナイロン6)
、アミノカルボン酸の重縮合体(例えばωアミノウンデ
カン酸より製造されるナイロン11、ω−アミノドデカ
ン酸より製造されるナイロン12)、ジカルボン酸類と
ジアミン類との重縮合体(例えばアジピン酸とへキサメ
チレンジアミンより製造されるナイロン6.6、セバシ
ン酸とへキサメチレンジアミンより製造されるナイロン
6.10、ドデカンニ酸とへキサメチレンジアミンより
製造されるナイロン6.12)等があげられる。これら
のポリアミド系樹脂は1種単独で、または2種以上を混
合して使用することができる。
また上記のポリ(フェニレンエーテル)系樹脂は、下記
式[V1]で表される構造を有している。
(式[IV]  [V]中、UおよびVは正の整数であ
り、R、R、R5はそれぞれ脂肪族、脂環族4 または芳香族の炭化水素またはその誘導体を示す)この
ようなポリアミド系樹脂として、具体的には、環状アミ
ドであるラクタム類の開環重合体6         
8   9 (式[VI]中、R、R7,R、Rはそれぞれ独立に、
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、
シアノ基、ニトロ基、アミノ基、フェノキシ基またはス
ルホン基であり、Wは正の整数である。) 上記−数式[VI]で表されるポリ(フェニレンエーテ
ル)系樹脂として具体的には、ポリ−1,4−フェニレ
ンエーテル、ポリ−2,6−ジメチル−14フエニレン
エーテル、ポリ−2,6−ダニチル−14−フェニレン
エーテル、ポリ−2,6−ジプロビルー1.4フエニレ
ンエーテル、ポリ−2−メチル−6−イソプロビル−1
,4−フエニレンエーテル、ポリ−2,6−シメトキシ
ー1.4−フェニレンエーテル、ポリ−26ジクロロメ
チルー1.4−フェニレンエーテル、ポリ−2,6−ジ
フェニル−1,4−フェニレンエーテル、ポリ−2,6
−シニトリルー1.4−フェニレンエーテル、ポリ−2
,6−ジクロル−1,4−フェニレンエーテル、ポリ−
2,5−ジメチル−14−フェニレンエーテルなどが挙
げられる。これらは1種単独で、または2種以上を混合
して使用することができる。
上記の熱可塑性樹脂は、押出、射出、ブロー、スタンピ
ング等の成形が可能となる分子量分布を有することが好
ましい。
また本発明は、特にポリエステル、ポリアミド等の重縮
合系ポリマー組成物を用いる場合における造粒時の分解
、発泡、着色防止に効果が著しい。
有機ハロゲン化合物 本発明の難燃性樹脂組成物に使用される有機ハロゲン化
合物としては、例えば特開昭53−317552号公報
に開示されている臭素化架橋芳香族重合体の他に、臭素
化ポリスチレン、臭素化ポリフェニレンエーテル、臭素
化SMA樹脂、臭素化エポキシ樹脂、臭素化フェノキシ
樹脂、デカブロモジフェニルエーテル、デカブロモビフ
ェニル、臭素化ポリカーボネートなどをあげることがで
きる。
臭素化架橋芳香族重合体としては、具体的には、例えば
松永化学■製…−370FK■などを使用することがで
き、臭素化ポリスチレンとしては、日産フェロ有機化学
■製パイロチエツク1i8PBなどを使用することがで
き、また臭素化ポリフェニレンエーテルとしては、グレ
ートレーク社製P064Pなどを使用することができる
。これら有機ハロゲン化合物は、1種単独で、または2
種以上を混合して使用することができる。
これら有機ハロゲン化合物は、臭素含量が15〜87%
であることが好ましい。
上記の有機ハロゲン化合物は、前記熱可塑性樹脂100
重量部に対して、ハロゲン原子に換算して1〜40重量
部、好ましくは10〜30重量部の量で添加される。
アンチモン化合物 本発明の難燃性樹脂組成物において難燃助剤として使用
されるアンチモン化合物としては、三酸化アンチモン、
五酸化アンチモン、酒石酸アンチモン、アンチモン酸ナ
トリウムなど公知のアンチモン化合物をあげることがで
きる。またこれらアンチモン化合物は1種単独で、ある
いは2種以上を混合して使用することができる。
上記アンチモン化合物は、前記熱可塑性樹脂100重量
部に対して、アンチモン原子に換算して1〜30重量部
、好ましくは3〜20重量部の量で添加される。
含リン化合物 本発明に係る難燃性樹脂組成物は、前記の熱可塑性樹脂
、有機ハロゲン化合物およびアンチモン化合物に加え、
さらに含リン化合物が添加されている。含リン化合−物
を添加することによって、得られる樹脂組成物の造粒性
は向上し、また該樹脂組成物を用いた成形体の色相も改
善される。さらに樹脂自体が元来有している耐熱性、難
燃性などの特性が損なわれることはない。
このような含リン化合物としては、種々の含リン化合物
をあげることができ、例えばリン酸塩、有機リン酸塩、
リン酸塩と有機リン酸塩との混合物、含リン無機酸と有
機酸との混酸から合成される金属塩等を例示することが
でき、これらは1種単独でまたは2種以上を組合せて使
用することができる。
ここでリン酸塩としては、リン酸、亜リン酸、次亜リン
酸のL t、Na5K、Mg5Ca、S r。
ZnSA1等の塩を例示することができ、これらは1種
単独または2種以上を混合して用いることができる。
このようなリン酸塩のさらに具体的な例としては、リン
酸−ナトリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸三ナトリ
ウム、亜リン酸−ナトリウム、亜リン酸二ナトリウム、
次亜リン酸ナトリウム等のナトリウム塩; リン酸−カリウム、リン酸二カリウム、リン酸三カリウ
ム、亜リン酸−カリウム、亜リン酸二カリウム、次亜リ
ン酸カリウム等のカリウム塩ニリン酸−リチウム、リン
酸二リチウム、リン酸三リチウム、亜リン酸−リチウム
、亜リン酸二リチウム、次亜リン酸リチウム等のリチウ
ム塩;リン酸二水素バリウム、リン酸水素バリウム、リ
ン酸三バリウム、次亜リン酸バリウム等のバリウム塩; リン酸−水素マグネシウム、リン酸水素マグネシウム、
リン酸三マグネシウム、次亜リン酸マグネシウム等のマ
グネシウム塩ニ リン酸二水素カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン
酸三カルシウム、次亜リン酸カルシウム等のカルシウム
塩; リン酸亜鉛、亜リン酸亜鉛、次亜リン酸亜鉛等の亜鉛塩
; リン酸アルミニウム、亜リン酸アルミニウム、次亜リン
酸アルミニウム等のアルミニウム塩を例示することがで
きる。
また、有機リン酸塩としては、アルキル(亜)リン酸エ
ステルまたはアルキルエーテル(亜)リン酸エステルの
L I SN aq Ks Mgz CasS r、Z
n、A1等の塩を例示することができ、これらは1種単
独または2種以上を混合して用いることができる。
上記のアルキルリン酸エステルの金属塩としては、PO
(OR)(OH) 2で表わされるモノアルキルエステ
ルの金属塩あるいは、 PO(OR) 20Hで表わされるジアルキルエステル
の金属塩等を挙げることができる。
ここで、PO(OR)(OH) 2で表わされるモノア
ルキルエステルの金属塩のさらに具体的な例としては、
リン酸エチルリチウム、リン酸ブチルナトリウム、リン
酸2−エチルヘキシルバリウム、リン酸オクチルカリウ
ム、リン酸ヘキシルカルシウム、リン酸ドデシルマグネ
シウム等を挙げることができ、またPO(OR) 20
Hで表わされるジアルキルエステルの金属塩のさらに具
体的な例としては、リン酸ジエチルナトリウム、リン酸
ジブチルカリウム、リン酸ジ(2−エチルヘキシル)バ
リウム、リン酸ジオクチルマグネシウム、リン酸ジヘキ
シルカルシウム、リン酸ジドデシルリチウム等を挙げる
ことができる。
またアルキル亜リン酸エステルの金属塩としては、P 
(OR)(OH)2で表わされるモノアルキルエステル
の金屑塩、 あるいは、P(OR)20Hで表わされるジアルキルエ
ステルの金属塩等を挙げることができる。
ここで、P (OR)(OH) 2で表わされるモノア
ルキルエステルの金属塩のさらに具体的な例としては、
亜リン酸エチルナトリウム、亜リン酸ブチルカルシウム
、亜リン酸(2−エチルヘキシル)バリウム、亜リン酸
ジオクチルカリウム、亜リン酸デシルマグネシウム等を
挙げることができる。
P(OR)20Hで表わされるジアルキルエステルの金
属塩のさらに具体的な例としては、亜リン酸ジエチルナ
トリウム、亜リン酸ジブチルカルシウム、亜リン酸ジヘ
キシルバリウム、亜リン酸ジオクチルマグネシウム、亜
リン酸ジ(2−エチルヘキシル)バリウム、亜リン酸ジ
ドデシルカリウム等を挙げることができる。
さらに本発明においては、含リン化合物として、含リン
無機酸と有機酸との混酸から合成される金属塩も用いる
ことができる。
本発明において、使用できる含リン無機酸としては、次
亜リン酸、亜リン酸、リン酸を挙げることができ、また
有機酸としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、カプリル
酸、カプリン酸、2−エチルへキソイン酸、ラウリン酸
、ステアリン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシ
ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リルイン酸、
チオグリコール酸、メルカプトプロピオン酸、ラウリル
メルカプトプロピオン酸、安息香酸、バラターシャリプ
チル安息香酸、ジメチル安息香酸、アミノ安息香酸、サ
リチル酸、アミノ酢酸、グルタミン酸、シュウ酸、コハ
ク酸、アジピン酸、フタル酸、マレイン酸、チオジプロ
ピオン酸、フマル酸、マロン酸、リンゴ酸、酒石酸、ク
エン酸等が挙げられる。
含リン無機酸と有機酸との比率は有機酸が0.1〜50
重量%である。また、含リン無機酸または有機酸はそれ
ぞれ1種単独で、または2N以上を組み合わせて使用す
ることもできる。
このような含リン無機酸と有機酸との混酸から金属塩を
合成する際に用いる金属または金属化合物としては、N
a % K % M g % Ca % S r s 
B a sZ n SA I s Z r等の金属また
は金属化合物が挙げられ、これらは1種単独でまたは2
種以上を組合せて使用することができる。このような金
属塩における酸と金属とのモル比は、酸1モルに対して
、金属1〜3モルであり、塩基性塩となってもさしつか
えない。
上記の含リン化合物は、前記熱可塑性樹脂100重量部
に対して、0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5
重量部の量で添加される。
その他の添加物 また本発明の難燃性樹脂組成物には前記4成分すなわち
熱可塑性樹脂、有機ハロゲン化合物、アンチモン化合物
および含リン化合物に加えて繊維補強剤を添加すること
ができる。繊維補強剤を添加することにより得られる樹
脂組成物の耐熱性、難燃性、剛性引張強度、曲げ強度、
衝撃強度等がさらに改良されることがある。このような
繊維補強剤としては、ガラス繊維、チタン酸カリウム繊
維、金属被覆ガラス繊維、セラミックス繊維、ウオラス
トナイト、炭素繊維、金属炭化物繊維、金属硬化物繊維
等の無機繊維補強剤が用いられる。
またこのような繊維補強剤の表面をシラン系化合物、例
えばビニルトリエトキシシラン、2−アミノプロピルト
リエトキシシラン、2−グリシドキシプロビルトリメト
キシシラン等で処理しておいてもよい。これらの中では
、耐熱性の点から無機繊維補強剤が好ましく、とくにガ
ラス繊維が補強効果に最も優れるので好ましい。
上記の繊維補強剤は、前記熱可塑性樹脂100重量部に
対して0.5〜300重量部、好ましくは10〜150
重量部の量で添加される。
また本発明の難燃性樹脂組成物には、本発明の目的を損
なわない範囲で前記成分に加えて、耐熱安定剤、耐候安
定剤、可塑剤、増粘剤、帯電防止剤、離型剤、顔料、染
料、無機あるいは有機充填剤、核剤、カーボンブラック
、タルク、クレー、マイカ等の無機化合物等の種々公短
の配合剤を添加しておいてもよい。
さらに本発明の難燃性樹脂組成物には、他の各種重合体
、例えばフッ素樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂
、ポリフェニレンスルフィド、液晶ポリマー等を配合し
てもよい。
製造方法 本発明の難燃性樹脂組成物の製法としては、公知の方法
が適用でき、 熱可塑性樹脂、 有機ハロゲン化合物、 アンチモン化合物 および 含リン化合物 ならびに 所望により添加される他の成分を例えばヘンシェルミキ
サー マーブレンダー リボンブレンダー、タンブラー
プレンダー等で混合する方法、あるいは混合後、−軸押
出機、多軸押出機、ニダー、バンバリーミキサ−等で溶
融混線後、造粒あるいは粉砕する方法を採用すればよい
発明の効果 本発明の難燃性樹脂組成物は、従来の難燃性樹脂組成物
に比べて、造粒時に発生するストランド発泡を大幅に抑
制することができ、またペレットの色調も良好である。
しかも耐熱性あるいは難燃性といった特性が損なわれる
ことはない。
実施例 以下、本発明を実施例によって説明するが、本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。
なお本発明における各種物性値の測定方法を次に示す。
(1)造粒性 二軸押出機により12kg/時間の速度で造粒を行った
際のストランドの発泡状態を目視で判定する。
(2)ペレット色調 同上のストランドをカッターでペレタイズした後のペレ
ット色を目視で判定する。
(3)難燃性 UL規格(UL−94)に準拠して測定した。
また以下の実施例、比較例および表1中において、熱可
塑性樹脂であるポリアミドA−D。
PET。
有機ハロゲン化合物である臭素化ポリスチレン、臭素化
架橋芳香族重合体; アンチモン化合物である三酸化アンチモン、アンチモン
酸ナトリウムおよび。
含リン化合物A−Dは下記に示す化合物または商品を使
用した。二軸押出機は池貝鉄工■製PCM−45を使用
した。
熱可塑性樹脂 ポリアミドA ジカルボン酸成分(テレフタル酸60モル%とアジピン
酸40モル%)とジアミン成分(ヘキサメチレンジアミ
ン)から成り、融点(Tm)が326℃、極限粘度[η
]が1.13(30℃、濃硫酸中で測定)のポリアミド
樹脂 ポリアミドB ナイロン66  東し■製 CM 3H] N■ポリア
ミドC ナイロン46  オランダDSM社製5TANYLポリ
アミドD ジカルボン酸成分(テレフタル酸70モル%とイソフタ
ル酸30モル%)とジアミン成分(ヘキサメチレンジア
ミン)から成り、融点が324℃、極限粘度[η]が0
. 99 (3[1℃、濃硫酸中で測定)のポリアミド
樹脂 PET ポリエチレンテレフタレート IV=0.65有機ハロ
ゲン化合物 臭素化ポリスチレン 日産フェロ有機化学■製 パイロチエツク68 PB■
(B+含量68.5%) 臭素化架橋芳香族重合体 マナック■製 EBR−370FK■(Br含量65,
6%)アンチモン化合物 三酸化アンチモン 日本精鉱■製 パトックスC■ アンチモン酸ナトリウム 量産化学工業■製 サンエポックNA−1075■含リ
ン化合物 Aニリン酸2ナトリウム Bニリン酸水素バリウム Cニジ(2−エチルヘキシル)−リン酸ナトリウム D:日産フェロ有機化学■製 UV−チーツク AM−595■ (主成分リン酸2ナトリウム(74%)、他にリン酸ア
ルキル・バリウム塩を含有)その他の添加物 ガラス繊維(GF) 旭ファイバーグラス■製 03 MA 486 A実施
例1 ポリアミドA100重量部に対して、有機ハロゲン化合
物としてパイロチエツク68 PBを411重量部臭素
原子に換算して28重量部)、アンチモン化合物として
三酸化アンチモンを12重量部(アンチモン原子に換算
して10重量部)、含リン化合物としてリン酸水素バリ
ウム1.0重量部、およびガラス繊維を66重量部の割
合でシリンダー温度を330℃に設定した二軸押出機を
用い、混練してペレットを作成した。ガラス繊維以外は
、全量元フィードでガラス繊維のみサイドフィードとし
た。
次に得られたペレットを射出成形し、UL燃焼試験片(
1/32インチ)を作成した。
試験結果を表1に示す。
比較例1 含リン化合物を用いなかった以外は実施例1と同様の操
作を行った。
結果を表1に示す。
各成分を表1に示す化合物に代え、表中記載の量で用い
た以外は実施例1と同様の操作を行った。
結果を表1に示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂、有機ハロゲン化合物、アンチモン
    化合物および含リン化合物とからなることを特徴とする
    難燃性樹脂組成物。
  2. (2)前記熱可塑性樹脂100重量部に対して、前記有
    機ハロゲン化合物が、ハロゲン原子に換算して1〜40
    重量部、 前記アンチモン化合物が、アンチモン原子に換算して1
    〜30重量部、 前記含リン化合物が0.1〜10重量部 の量で含まれていることを特徴とする請求項第1項に記
    載の難燃性樹脂組成物。
  3. (3)前記熱可塑性樹脂が、下記の群(a)から選ばれ
    る少なくとも1種の樹脂であり、前記有機ハロゲン化合
    物が、下記の群(b)から選ばれる少なくとも1種の化
    合物であり、前記アンチモン化合物が下記の群(c)か
    ら選ばれる少なくとも1種の化合物であり、かつ前記含
    リン化合物が下記の群(d)から選ばれる少なくとも1
    種の化合物であることを特徴とする請求項第1項または
    第2項のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物。 (a)ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポ
    リメチルペンテン、ポリスチレン、アクリロニトリル・
    ブタジエン・スチレン共重合体、ポリアミド、ポリブチ
    レンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポ
    リフェニレンエーテル (b)臭素化架橋芳香族重合体、臭素化ポリスチレン、
    臭素化ポリフェニレンエーテル、臭素化スチレン−無水
    マレイン酸共重合体樹脂、臭素化エポキシ樹脂、臭素化
    フェノキシ樹脂、デカブロモジフェニルエーテル、デカ
    ブロモビフェニル、臭素化ポリカーボネート (c)三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、酒石酸ア
    ンチモン、アンチモン酸ナトリウム (d)リン酸塩、有機リン酸塩、リン酸塩と有機リン酸
    塩との混合物、含リン無機酸と有機酸との混酸から合成
    される金属塩
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