JPH032427Y2 - - Google Patents

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JPH032427Y2
JPH032427Y2 JP10903685U JP10903685U JPH032427Y2 JP H032427 Y2 JPH032427 Y2 JP H032427Y2 JP 10903685 U JP10903685 U JP 10903685U JP 10903685 U JP10903685 U JP 10903685U JP H032427 Y2 JPH032427 Y2 JP H032427Y2
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roof panel
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roof
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両の車室内に設けられるヘツドライ
ニングの取付部の構造に関する。
(従来技術とその問題点) 車両の車室内の天井部分には、該天井部の装飾
を目的としてヘツドライニングが装設される。
従来のかかるヘツドライニングの取付部の構造
として、実開昭57−3074号において従来例として
示されたものがある。
第3図及び第4図は、該従来例を示すものであ
り、第3図に示す車両1のA−A線部分における
断面図である第4図に示される如く、ルーフパネ
ル2の外側にルーフパネルアウタ3が、またこれ
の内側にルーフパネルインナ4が各々配設され、
該アウタ3及びインナ4は、ルーフパネル2の端
部に各々の基端部3a,4aを接合し、またアウ
タ3及びインナ4の各端末部3b,4bは、重ね
合わせて接合してエツジ状とし、ドア開口部等を
構成する。
しかして、ヘツドライニング5は、前記ルーフ
パネル2及びルーフパネルインナ4の車室内面側
に貼設されるものであり、薄肉シート状をなし、
該ライニング5の裏面側には、車両の幅方向(図
中左右方向)に連続する袋状部分51が所定間隔
で設けられており、該袋状部分51内にヘツドラ
イニング5に剛性を付与してシワ等を生じること
なく張設するためのワイヤー6が嵌挿され、該ワ
イヤー6の端部が、ルーフパネルインナ4の所定
位置に形成された取付孔7に係合されている。
また、ヘツドライニング5の車両側面側の端部
52部分には、前記袋状部分51は形成されてお
らず、該端部52を、前記ルーフパネルアウタ3
及びインナ4の下方接合端末部8に嵌合、係止さ
れる断面U字形のオープニングトリム9の一方の
片9aと前記端末部8の内壁間に挟入し、これに
よりヘツドライニング端部52の端末52aを支
持し、該端末52aにはフツク10をあらかじめ
縫着等しておき、これを前記パネル端末部8に係
止させて保持し、下方から前記オープニングトリ
ム9を嵌合して、ヘツドライニング端末部52a
とパネル端末部8を意匠的に隠している。
しかしながら、かかる従来構造では、ヘツドラ
イニング5の端末52aを前記の如くパネル端末
部8に係止する構成となつているため、該ヘツド
ライニング5の端部52とルーフパネルインナ4
との間に比較的大きな空間部Sが生じ、車室内の
有効スペースを最大限に活用せんとする見地から
は、該空間部Sは大きな無駄となる。
また、ヘツドライニング5は、その材質等から
して、車両幅方向の長さが季節的に変化し、また
製作時にも裁断上若干の寸法誤差が生じる可能性
があるが、上記従来例の如く、端末52aをパネ
ル端末部8に係止するのみでは、かかる寸法上の
ばらつきを吸収して該ヘツドライニングの張設度
を一定にすることは不可能であり、幅方向の所定
長さよりも長い場合にはシワ、タルミを生じ、ま
た短い場合には強く張りすぎるため、耐久性の悪
影響を及ぼす等の問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、かかる従来の問題点に鑑み、無駄な
スペースを可及的に減少させ、かつ張設度合を一
定にすることができるヘツドライニングの取付部
の構造を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案においては、
長さ方向に伸縮可能な弾性体の該長さ方向の一端
を板状の固着部に、また他端を基板の一面に係止
用クリツプが突設された係合部に連結してなる調
整部材の前記固着部をヘツドライニングの車両側
面側の端部に溶着等の手段により固定するととも
に、ルーフパネルアウタとルーフパネルインナと
のパネル下部の端末部よりも所定寸法分だけ上方
位置において、該ルーフパネルインナの所定位置
に形成された取付孔に前記係合部の係止用クリツ
プを前記弾性体の伸縮力を利用して嵌挿、固定
し、ルーフサイドガーニツシユにより前記ヘツド
ライニング端部よりも下方部分を覆つてなるヘツ
ドライニングの取付部の構造を特徴とする。
(実施例) 以下、本考案の好適な実施例を図面により説明
する。なお、上記第3図及び第4図に示した従来
例におけると同一要素には同一符号を付して説明
を省略する。
第1図乃び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本実施例に係る調整部材11を示すもの
である。
該調整部材11は、弾性体12と、固着部13
と、係合部14とからなり、弾性体12は、本実
施例では波形状をなす一対の帯板15,15から
構成されている。
また、固着部13は、薄肉板状をなし、係合部
14は、基板16の長さ方向両端に各々リブ17
が一体に突設されるとともに、該基板16の前記
リブ17側に係止用クリツプ18が突出形成され
てなる。
係止用クリツプ18は、第1図及び第2図に示
す如く、断面略錨形をなして、基板16の幅方向
に所定幅分だけ連続形成されており、一対の弾性
脚19,19の各先端に係止用段部20が各々形
成されてなる。
しかして、前記弾性体12の長さ方向の一端1
2aを前記固着部13に、また他端12bを係合
部14の基板16に一体に連結することにより、
弾性体12の伸縮力を利用して調整部材11は、
長さ方向に伸縮可能となつている。
なお、調整部材11を構成する前記弾性体1
2、固着部13及び係合部14は、本実施例では
すべて合成樹脂材等の可撓性を有する弾性体にて
成形されている。
しかして、本実施例においては、ヘツドライニ
ング5の取付にあたつて、第2図に示す如く、ま
ず該ヘツドライニング5の車両側面側の端部52
に所定個数の調整部材11の固着部13を、車両
前後方向に沿つて所定間隔で配設するとともに、
該端部52に固着部13を所定幅だけ重合させ、
溶着等の適宜手段にてあらかじめ固定しておく。
一方、調整部材11の前記各配設位置に対応し
た部分のルーフパネルインナ4にも、該ルーフパ
ネルインナ4とルーフパネルアウタ3との下方端
末部8よりも所定寸法分だけ上方位置において図
示の如くあらかじめ取付孔21が各々形成されて
いる。
よつて、ヘツドライニング5側にその固着部が
固定された各調整部材11の位置が前記各取付孔
21に対応する位置にくるようにヘツドライニン
グ5を配設し、各ワイヤ6をルーフパネルインナ
4に係合させるとともに、各取付孔21に係合部
14の係止用クリツプ18を、弾性体12の伸縮
力を利用して対応位置に合致させて嵌挿し、該ク
リツプ18の係止用段部20を取付孔21の開口
端縁に抜け止め的に係止させることにより、ヘツ
ドライニング5の端部52を係止部材11及び固
定材12を介してルーフパネルインナ4に固定し
ていく。
しかる後に、ルーフサイドガーニツシユ22に
より前記ヘツドライニング5の端部52よりも下
方部分を意匠的に覆つて取付を完了する。
なお、該ルーフサイドガーニツシユ22は本実
施例では、U字形断面を有し、かつ内部に突起2
3aを設けたフランジ処理部23が、パネル端末
部8に嵌合、係止して該端末部8を覆い、該フラ
ンジ処理部23から一体に延設された本体部24
の上端24aが、固着部13との接合部より若干
上方のヘツドライニング端部52の車室内側表面
に弾性的に当接されてなる。
しかして、上記構成からなる本実施例において
は、ヘツドライニング端部52を従来の如くパネ
ル端末部8よりも所定寸法分だけ上方位置におい
てルーフパネルインナ4に調整部材11を介して
固定するようにしているので、該ヘツドライニン
グ5とルーフパネルインナ4との間の空間部S
は、必然的に従来例に比較して小さくすることが
でき、その分だけ車室内の有効スペースを拡大す
ることができる。
また、ヘツドライニング5の取付けにあたつて
は、該ヘツドライニング端部52に固定した調整
部材11の弾性体12の伸縮性を利用して係合部
14のルーフパネルインナ4への固定を行う構成
のため、ヘツドライニング5の製作上の寸法誤差
があつても、該誤差を吸収してその張設度合を常
に一定に設定することが可能となる。
さらに、季節的な温度、湿度条件の変化等によ
り該ヘツドライニング5が伸縮しても、該伸縮は
ごくわずかであるため、弾性体12の伸縮能力の
範囲内で自動的に吸収することができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば弾性体12の形状等は、長さ方向
に弾性的に伸縮性を有するものであればよく、要
すれば金属製のジグザグ状ばねもしくはコイル状
のばね等であつてもよい。
さらに、係止用クリツプ18の形状、ルーフサ
イドガーニツシユ22のフランジ処理部23の形
状等も、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変形例が可能であることは言うまでもない。
(考案の効果) 上述した如く、本考案に係るヘツドライニング
の取付部の構造においては、季節的な環境条件の
変化や製作上の寸法誤差を吸収して、該ヘツドラ
イニングの張設度合を一定の範囲に調整すること
が自動的に可能となる。
さらに、ヘツドライニングとルーフパネルイン
ナとの間の無駄な空間を減少させて、車室内の有
効スペースを拡大することができる極めて有用な
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本実施例に係る調整部材の構成を示す斜
視図、第2図は本実施例に係るヘツドライニング
の取付態様を示す説明図、第3図は車両の要部斜
視図、第4図は従来のヘツドライニングの取付部
の構造を示す、第3図のA−A線断面図である。 2……ルーフパネル、3……ルーフパネルアウ
タ、4……ルーフパネルインナ、5……ヘツドラ
イニング、52……ヘツドライニング端部、8…
…パネル端末部、11……調整部材、12……弾
性体、13……固着部、14……係合部、16…
…基板、18……係止用クリツプ、21……取付
孔、22……ルーフサイドガーニツシユ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長さ方向に伸縮可能な弾性体の該長さ方向の一
    端を板状の固着部に、また他端を基板の一面に係
    止用クリツプが突設された係合部に連結してなる
    調整部材の前記固着部をヘツドライニングの車両
    側面側の端部に溶着等の手段により固定するとと
    もに、ルーフパネルアウタとルーフパネルインナ
    とのパネル下部の端末部よりも所定寸法分だけ上
    方位置において、該ルーフパネルインナの所定位
    置に形成された取付孔に前記係合部の係止用クリ
    ツプを前記弾性体の伸縮力を利用して嵌挿、固定
    し、ルーフサイドガーニツシユにより前記ヘツド
    ライニング端部よりも下方部分を覆つてなること
    を特徴とするヘツドライニングの取付部の構造。
JP10903685U 1985-07-17 1985-07-17 Expired JPH032427Y2 (ja)

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JP10903685U JPH032427Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

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JPS6216541U JPS6216541U (ja) 1987-01-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE3727871A1 (de) * 1987-08-21 1989-03-02 Loehr & Bromkamp Gmbh Dichtungsmanschette
JPH0650656Y2 (ja) * 1988-07-13 1994-12-21 エヌティエヌ株式会社 等速自在継手用ブーツの装着部構造
DE59005259D1 (de) * 1989-10-31 1994-05-11 Gkn Automotive Ag Faltenbalg.

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JPS6216541U (ja) 1987-01-31

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