JPH037226Y2 - - Google Patents

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JPH037226Y2
JPH037226Y2 JP7560985U JP7560985U JPH037226Y2 JP H037226 Y2 JPH037226 Y2 JP H037226Y2 JP 7560985 U JP7560985 U JP 7560985U JP 7560985 U JP7560985 U JP 7560985U JP H037226 Y2 JPH037226 Y2 JP H037226Y2
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mounting
mounting hole
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clip
rear pillar
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両の内装材の取付構造、特に車体パ
ネルのロツクピラー部、ルーフサイドレール部、
リヤピラー部を覆う内装材に関するものである。
(従来の技術) この種の従来の車両用内装材の取付構造として
トヨタのソアラ車の取付構造を第7図を参照して
説明する。第7図は車室内を示し、1はロツクピ
ラー、2はルーフサイドレール、3はリヤピラー
を示す。これらの表面は個々に分割された内装材
により覆われている。すなわちロツクピラー1の
車室内表面をロツクピラートリム4により覆い、
ルーフサイドレール2の車室内表面をルーフサイ
ドトリム5により覆い、リヤピラー3の車室内表
面をリヤピラートリム6により覆うようにしてい
る。これらのトリム4,5,6は第8図に示すよ
うにその裏面に鉄板を折り曲げて作成した取付ク
リツプ7が固着してあり、ロツクピラー1、ルー
フサイドレール2、リヤピラー3の所定位置に設
けた取付孔8にクリツプ7を掛合させることによ
り取付けている。(昭和56年2月発行「トヨタソ
アラ修理書」参照) (考案が解決しようとする問題点) ところでこのような従来の内装材の取付構造で
は内装材を車体パネルのロツクピラー、ルーフサ
イドレール、リヤピラーのそれぞれに分割して設
ける構成としていたが、部品数が多いため重量コ
ストおよび取付工数が増大し、また内装材同志の
合わせ部分が増えるので〓間があきやすく見栄え
がよくない等の問題点があつた。これらの問題点
を解決するには一枚の内装材により広範囲の車体
パネルを覆うことも考えられるが、この場合内装
材と車体パネルとにかなり熱膨張差があるため取
付クリツプが剪断されたり、内装材が浮き上がつ
たり、内装材の分岐部に大きなずれが生じて見栄
えが悪くなる虞があつた。
(問題点を解決する手段) 本考案の目的はこのような従来の問題点を解決
した車両の内装材の取付構造を得ることであり、
この目的を達成するため本考案の車両の内装材の
取付構造は車体パネルのロツクピラー部、ルーフ
サイドレール部、リヤピラー部を覆う一体の内装
材と、この内装材に設けた取付クリツプと、この
取付クリツプとを嵌合させるよう前記車体パネル
に設けた取付孔とを具え、前記リヤピラー部のル
ーフガーニツシユとの接合部に最も近い部分に設
けた前記取付孔を前記取付クリツプをガタなく取
付けられるものとし、この取付孔以外のルーフサ
イドレール部およびリヤピラー部に設けた前記取
付孔をルーフサイド部およびリヤピラー部の長手
方向に所定量の遊〓を持つて前記取付クリツプを
保持し得るものとし、前記ロツクピラー部のルー
フサイド部に最も近い部分に設けた前記取付孔を
前記ロツクピラー部の長手方向および幅方向に所
定量の遊〓を持つて前記取付クリツプを保持し得
るものとし、この取付孔以外の前記ロツクピラー
部の取付孔を前記ロツクピラー部の長手方向に遊
〓を持つて前記取付クリツプを保持し得るものと
したことを特徴とするものである。
(作用) この構成によれば車体パネルと内装材との熱膨
張差によるずれが最も目立ちやすいリヤピラー部
とルーフサイドレール部とルーフリヤガーニツシ
ユ部との接合部におけるずれが最少にでき、また
ルーフサイドレール部からロツクピラー部への分
岐部におけるずれも極力目立たないようにして吸
収でき、その他の部分のずれも取付クリツプと取
付孔との間の長手方向の遊〓により吸収され取付
クリツプに熱膨張による剪断力が加わることが防
止できる。
(実施例) 以下に図面を参照して本考案の車両の内装材の
取付構造を詳述する。
第1図は本考案の一実施例を示す図である。第
1図は車室内を示す。ロツクピラー11、ルーフ
サイドレール12、リヤピラー13の車室内表面
は前述の従来例のルーフサイドレールトリム、リ
ヤピラートリム、ロツクピラートリムを一体化し
て1部品化した樹脂射出成形による内装材である
リヤピラートリム14により覆つている。ルーフ
サイドレール12とリヤピラー13との境界部に
はリヤルーフガーニツシユ15が接合してあり、
このリヤルーフガーニツシユ15の接合部に最も
近い位置のリヤピラー13にはリヤピラートリム
14の取付け基準位置を設定する取付孔16を設
ける。なおリヤピラートリム14のリヤルーフガ
ーニツシユ15に対応する部分はリヤルーフガー
ニツシユ15の形状に合わせた凹形状としリヤル
ーフガーニツシユ15上に重ね合わせるようにす
る。またロツクピラー11のルーフサイドレール
12に最も近い部分には丸穴状の取付孔17を設
け、取付孔16,17以外の取付孔18はロツク
ピラー11、ルーフサイドレール12、リヤピラ
ー13の長手方向に長い長孔とする。
第2図は取付孔16,18へのリヤピラートリ
ム14の取付けを示す図である。リヤピラートリ
ム14の取付孔16,18に対応する位置には第
2図に示すように鉄板を折り曲げて作成した取付
クリツプ19を固着する。取付孔16,18は取
付クリツプ19の厚さ方向にばね力を生じるもの
とし、取付孔16,18はいずれも取付クリツプ
19をガタなく保持し得るようこの方向において
取付クリツプ19の厚さよりやや狭く設定する。
取付孔16はリヤピラートリム14の取付け基準
位置を定めるものなので、取付孔16の幅方向の
寸法は取付クリツプ19の取付孔16への挿入を
妨げず、かつ大きな遊びが生じない程度の寸法と
する。例えば取付クリツプ19の幅が10mmの場合
取付孔16の幅方向の寸法は11mm程度に設定す
る。取付孔18およびこれに対応して設けた取付
クリツプ19はその幅方向をロツクピラー11、
ルーフサイドレール12、およびリヤピラー13
の長手方向と一致させ、熱膨張によりロツクピラ
ー11、ルーフサイドレール12、およびリヤピ
ラー13が変形した際のずれを吸収し得るよう取
付孔18の幅方向の寸法を取付クリツプ19の幅
に対して充分な遊びを持つた寸法に設定する。例
えば取付クリツプ19の幅が10mmの場合取付孔1
8は16mm程度に設定する。
第3,4図に示すようにリヤピラートリム14
の取付孔17に対応する位置には樹脂クリツプ2
0を掛止するための掛止部21を設け、この掛止
部21のスリツト22より樹脂クリツプ20を挿
入し掛合孔23に所定の遊びを持つて樹脂クリツ
プ20を保持する。この遊びは掛合孔23を含む
平面の縦方向及び横方向に同じ程度の遊びとす
る。例えば樹脂クリツプ20の取付部20aの径
を5mmとした場合には掛合孔28の径を8mm程度
に設定する。
次に第5,6図を参照してこの実施例の取付構
造の作用を説明する。
リヤピラートリム14の材質をポリプロピレン
として、線膨張係数α=10×10-5とすると、第5
図に示した基準位置となる取付孔16からリヤピ
ラートリム14のルーフサイドレール側前端まで
の距離L=500mmの場合温度が20℃から80℃に上
昇した時のリヤピラートリム14の伸長量ΔL=
α×(80−20)×L=(10×10-5)×60×500=3mm
の伸びとなる。同様の伸びがリヤピラートリム1
4のロツクピラー上の部分にも生じる。取付クリ
ツプ19の幅10mmに対して取付孔18の幅を16mm
にした場合には±3mmのばらつきが吸収できるの
でこれによりリヤピラートリム14のロツクピラ
ー上の部分、ルーフサイドレール上の部分、およ
びリヤピラー上の部分の長手方向の伸長及び収縮
によるずれは吸収できる。またリヤピラートリム
14のルーフサイドレール上の部分からロツクピ
ラー上の部分への分岐部における変形は取付孔1
7に取付けた樹脂クリツプ20とこれをリヤピラ
ートリム14に取付けるための掛合孔23との間
の遊びにより吸収する。なお第6図中のL1,L2
L3の距離は例えば200mmに設定する。リヤピラー
トリム14のルーフサイドレール上の部分の前端
の部分の移動量ΔLが3mmであり、ロツクピラー
の取付孔17のすぐ下の取付孔19の車体前後方
向への移動量を0にさせる場合には取付孔17で
は±1.5mmのずれが吸収できればよいことになる。
このため第4図に示した樹脂クリツプ20の取付
部20aの径を5mmにした場合掛合孔23の径を
8mmに設定すれば±1.5mmの遊びが形成され取付
孔17にリヤピラートリム14の変形が吸収され
る。
このようにしてこの取付構造では一個の内装材
であるリヤピラートリム14によりロツクピラ
ー、ルーフサイドレール、およびリヤピラーを覆
うようにしたにもかかわらずリヤピラートリム1
4の各端部の外観を損なうことなく熱膨張により
取付部に加わる剪断力を吸収することができる。
(効果) 以上詳述したように本考案の車両の内装材の取
付構造は車体パネルのロツクピラー部、ルーフサ
イドレール部、リヤピラー部を覆う一体の内装材
と、この内装材に設けた取付クリツプと、この取
付クリツプを嵌合させるよう前記車体パネルに設
けた取付孔とを具え、前記リヤピラー部のリヤル
ーフガーニツシユとの接合部に最も近い部分に設
けた前記取付孔を前記取付クリツプをガタなく取
付けられるものとし、この取付孔以外のルーフサ
イドレール部およびリヤピラー部に設けた前記取
付孔をルーフサイドレール部およびリヤピラー部
の長手方向に所定量の遊〓を持つて前記取付クリ
ツプを保持し得るものとし、前記ロツクピラー部
のルーフサイドレール部に最も近い部分に設けた
前記取付孔を前記ロツクピラー部の長手方向およ
び幅方向に所定量の遊〓を持つて前記取付クリツ
プを保持し得るものとし、この取付孔以外の前記
ロツクピラー部の取付孔を前記ロツクピラー部の
長手方向に遊〓を持つて前記取付クリツプを保持
し得るものとした構成としたため、ロツクピラ
ー、ルーフサイドレール、リヤピラーの表面が一
体の内装材により覆われ、内装材のリヤピラーの
リヤルーフガーニツシユとの接合部を覆う部材に
ずれが生じず、また内装材のルーフサイドレール
からロツクピラーへの分岐部のずれも目立たず、
かつロツクピラー、ルーフサイドレール、リヤピ
ラー上の端部において側方へのずれが生じないた
め、熱により内装材が伸縮しても内装材の外観が
損なわれることがないとともに取付クリツプの破
損が防止でき、また従来の内装材のようにつぎ目
がないため外観がよく、さらに構造が簡単なため
軽量化およびコストの低減が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車両の内装材の取付構造の一
実施例を示す正面図、第2図は第1図の内装材の
ルーフガーニツシユに最も近い取付部の構成を示
す一部切欠き斜視図、第3図は第1図の内装材の
ロツクピラー最上部の取付部の構成を示す一部切
欠き斜視図、第4図は第3図の取付部の一部切欠
き断面図、第5図は第1図の取付構造の作用を説
明するための図、第6図は第5図のA部拡大図、
第7図は従来の車両の内装材の取付構造の一例を
示す正面図、第8図は第7図の取付構造の取付部
の構成を示す一部切欠き斜視図である。 1,11……ロツクピラー、2,12……ルー
フサイドレール、3,13……リヤピラー、4…
…ロツクピラートリム、5……ルーフサイドトリ
ム、6,14……リヤピラートリム、7……クリ
ツプ、8……取付孔、15……リヤルーフガーニ
ツシユ、16,17,18……取付孔、19……
取付クリツプ、20……樹脂クリツプ、20a…
…取付部、21……掛止部、22……スリツト、
23……掛合孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体パネルのロツクピラー部、ルーフサイドレ
    ール部、リヤピラー部を覆う一体の内装材と、こ
    の内装材に設けた取付クリツプと、この取付クリ
    ツプを嵌合させるよう前記車体パネルに設けた取
    付孔とを具え、前記リヤピラー部のリヤルーフガ
    ーニツシユとの接合部に最も近い部分に設けた前
    記取付孔を前記取付クリツプをガタなく取付けら
    れるものとし、この取付孔以外のルーフサイドレ
    ール部およびリヤピラー部に設けた前記取付孔を
    ルーフサイド部およびリヤピラー部の長手方向に
    所定量の遊〓を持つて前記取付クリツプを保持し
    得るものとし、前記ロツクピラー部のルーフサイ
    ド部に最も近い部分に設けた前記取付孔を前記ロ
    ツクピラー部の長手方向および幅方向に所定量の
    遊〓を持つて前記取付クリツプを保持し得るもの
    とし、この取付孔以外の前記ロツクピラー部の取
    付孔を前記ロツクピラー部の長手方向に遊〓を持
    つて前記取付クリツプを保持し得るものとしたこ
    とを特徴とする車両の内装材の取付構造。
JP7560985U 1985-05-21 1985-05-21 Expired JPH037226Y2 (ja)

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JP2519435Y2 (ja) * 1988-03-31 1996-12-04 日産自動車株式会社 自動車用ガーニッシュモールディング

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