JPH03242135A - Ｘ線診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被検体にＸ線を照射しその透過Ｘ線像を撮像
して被検体の血管造影像や透視像を表示するＸ線診断装
置に関し、特に血管造影像と透視像とを同一画面に重ね
合わせて表示するロードマツピング時において血管造影
像がよく視認できるＸ線診断装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種のＸ線診断装置は、第６図に示すように、
被検体にＸ線を放射するＸ線管１と、上記被検体を透過
したＸ線像を光学像に変換したものを入射して電気信号
に変換する撮像系としてのカメラ２と、このカメラ２か
らの画像信号を入力して画像処理する演算回路３と、こ
の演算回路３からの画像信号を入力し画像として表示す
る表示装置４とを備え、上記カメラ２で得た被検体の血
管造影像と透視像とを表示装置４の同一画面に重ね合わ
せて表示しうるようになっていた。なお、第６図におい
て、符号５は上記Ｘ線管１のＸ線出力を制御するための
Ｘ線制御回路を示し、符号６はこのＸ線制御回路５及び
演算回路３に対しＸ線曝射信号Ｓ１を送出するＸ、＠曝
射スイッチを示し、符号７は上記演算回路３に対し血管
造影像作成信号Ｓ２を送出する血管造影像作成スイッチ
を示している。

そして、このようなＸ線診断装置の動作について、第７
図を参照して説明する。まず、第６図に示すＸ線曝射ス
イッチ６の操作により、第７図（ａ）に示すように、時
刻ｔ１でＸ線陽射信号Ｓ４が出力され、このＸ線陽射信
号Ｓ１は、Ｘ線制御回路５及び演算回路３へ人力される
。すると、上記時刻し□てロードマツピングを開始し、
上記Ｘ線制御回路５でＸ線の出力条件を設定してＸ線出
力信号Ｓ３をＸ線管１へ送出し、該Ｘ線管１から図示省
略の被検体へＸ線を放射する。このときの上記Ｘ線管１
の管電流は、第７図（ｄ）に示すように時刻ｔ１で立ち
上がって略一定となり、そのＸ線出力は、同図（ｅ）に
示すように時刻ｔ□で立ち上がって略一定となる。上記
Ｘ線管１から放射されたＸ線は被検体を透過して例えば
イメージインテンシファイアで光学像に変換され、これ
をカメラ２で撮像した透視像の映像信号Ｓ４が演算回路
３へ送出され内部のメモリに記憶される（時刻ｔｘ）、
次に、造影剤を被検体へ注入し、第６図に示す血管造影
像作成スイッチ７の操作により、第７図（ｂ）に示すよ
うに、時刻ｔ２で血管造影像作成信号Ｓ２が出力され、
この血管造影像作成信号Ｓ２は。

演算回路３へ人力される。この演算回路３では、上記時
刻ｔ２のタイミングで得た画像から血管造影像を作成し
く時刻ｔ２〜ｔ３）、上記メモリから読み出した透視像
と重ね合わせる処理を行い、その映像信号Ｓ５を表示装
置４へ送出する。これにより、上記表示装置４の画面に
は、血管造影像と透視像とが重ね合わせて表示される。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このような従来のＸ線診断装置においては、第
７図（ｄ）に示すように、Ｘ線管１の管電流は時刻ｔ、
で立ち上がった後一定値とされていることから、同図（
ｅ）に示すように、そのＸ線出力も一定値とされていた
。また、カメラ２の絞り口径も、第７図（ｃ）に示すよ
うに、ある一定の大きさとされていた。従って、上記時
刻ｔ□でロードマツピングを開始し、時刻ｔ２〜ｔ３の
間で血管造影像を作成したときは、上記一定のＸ線出力
及び一定の大きさの絞り口径のままで撮像することとな
り、得られる血管造影像のコントラストが低下するもの
であった。このことから、上記血管造影像と透視像とを
重ね合わせて表示すると、血管造影像が十分に視認でき
ず、血管像がよく観察できないことがあった。従って、
画像診断が良好に行えないことがあった。

そこで、本発明は、このような問題点を解決し、血管造
影像と透視像とを同一画面に重ね合わせて表示するロー
ドマツピング時において血管造影像がよく視認できるＸ
線診断装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明によるＸ線診断装置
は、被検体にＸ線を放射するＸ線管と、上記被検体を透
過したＸ線像を光学像に変換したものを入射して電気信
号に変換する撮像系と、この撮像系からの画像信号を入
力して画像処理する演算回路と、この演算回路からの画
像信号を入力し画像として表示する表示装置とを備え、
上記撮像系で得た被検体の血管造影像と透視像とを表示
装置の同一画面に重ね合わせて表示しうるＸ線診断装置
において、上記Ｘ線管の制御回路部には、血管造影像作
成時に所定のタイミングで管電流値を増加させる制御手
段を設け、上記撮像系には、血管造影像作成時に所定の
タイミングでカメラの絞り口径を小さくする制御手段を
設けたものである。

〔作　用〕

このように構成されたＸ線診断装置は、Ｘ線管の制御回
路部に設けられた管電流値制御手段により、血管造影像
作成時に所定のタイミングで上記Ｘ線管の管電流値を増
加させると共に、撮像系に設けられたカメラの絞り口径
制御手段により、血管造影像作成時に所定のタイミング
で上記カメラの絞り口径を小さくするように動作する。

これにより、ロードマツピング時において、血管造影像
の作成時にはＸ線管のＸ線出力が大きくなると共に、カ
メラの絞り口径が小さくなるので、上記血管造影像のコ
ントラストを向上することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明によるＸ線診断装置の実施例を示すブロ
ック図である。このＸ線診断装置は、被検体にＸ線を照
射しその透過Ｘ線像を撮像して被検体の血管造影像や透
視像を表示すると共に、上記血管造影像と透視像とを同
一画面に重ね合わせて表示しうるちゆで１図に示すよう
に、Ｘ線管１と、カメラ２と、演算回路３と、表示装置
４とを備えている。

上記Ｘ線管１は、図示省略の被検体にＸ線を放射するも
ので、Ｘ線制御回路５から送出されるＸ線出力信号Ｓ、
によりＸ線の出力条件が設定されるようになっている。

カメラ２は、上記被検体を透過したＸ線像を例えばイメ
ージインテンシファイアで光学像に変換したものを入射
して電気信号に変換する撮像系となるもので、例えばＴ
Ｖカメラから成る。演算回路３は、上記カメラ２から出
力される映像信号Ｓ４を入力して画像処理するもので、
画像間の加減算を行う回路や多数の画像を記憶するフレ
ームメモリなどを有している。そして１表示装置４は、
上記演算回路３から出力された映像信号Ｓ、を入力し画
像として表示するもので、例えばＴＶモニタから成る。

なお、第１図において、符号６は上記Ｘ線制御回路５及
び演算回路３に対しＸ線曝射信号Ｓ１を送呂するＸ線曝
射スイッチを示し、符号７は上記演算回路３に対し血管
造影像作成信号Ｓ２を送出する血管造影像作成スイッチ
を示している。

ここで、本発明においては、上記Ｘ線制御回路５に、血
管造影像作成時に所定のタイミングでＸ線管１の管電流
値を増加させる手段が設けられると共に、上記カメラ２
には、血管造影像作成時に所定のタイミングで該カメラ
２の絞り口径を小さくする手段が設けられている。なお
、この場合、Ｘ線曝射スイッチ６からは、カメラ２に対
してもＸ線曝射信号Ｓ１が入力するようになっている。

また、血管造影像作成スイッチ７からは、Ｘ線制御回路
５及びカメラ２に対しても血管造影像作成信号Ｓ２が入
力するようになっている。

そして、上記Ｘ線制御回路５内の管電流値制御手段は、
第２図に示すように、Ｘ線曝射信号Ｓ１と血管造影像作
成信号Ｓ２との論理積をとって管電流値切換信号Ｓ６を
出力するＡＮＤゲート８と、このＡＮＤゲート８からの
管電流値切換信号Ｓ。

を入力してＸ線管１の管電流値を切り換えるためのＸ線
出力信号Ｓ、を出力する管電流値切換回路９とから成る
。また、上記カメラ２内の絞り口径制御手段は、第３図
に示すように、Ｘ線陽射信号Ｓ１と血管造影像作成信号
Ｓ２との論理積をとって絞り口径切換信号Ｓ７を出力す
るＡＮＤゲート１０と、このＡＮＤゲート１０からの絞
り口径切換信号Ｓ７を入力して該カメラ２の絞り口径を
切り換えるための駆動信号Ｓ、を絞り装置の駆動部１２
へ送出する絞り口径切換回路１１とから成る。

次に、このように構成されたＸ線診断装置の動作につい
て、第４図を参照して説明する。第４図は被検体の血管
に造影剤を注入後の血管造影像と透視像とを重ね合わせ
て表示するロードマツピング時の動作を示すタイミング
線図である。まず、第１図に示すＸ線曝射スイッチ６の
操作により。

第４図（ａ）に示すように、時刻ｔ１でＸ線曝射信号Ｓ
１が出力され、このＸ線曝射信号Ｓ１は、Ｘ線制御回路
５及びカメラ２並びに演算回路３へそれぞれ入力する。

すると、上記時刻ｔ□でロードマツピングを開始し、上
記Ｘ線制御回路５でＸ線の出力条件を設定してＸ線出力
信号Ｓ３をＸ線管１へ送出し、該Ｘ線管１から図示省略
の被検体へＸ線を放射する。このときの上記Ｘ線管１の
管電流は、第４図（ｄ）に示すように時刻ｔ１で立ち上
がって略一定となり、そのＸ線出力は、同図（ｅ）に示
すように時刻ｔ□で立ち上がって略一定となる。

上記Ｘ線管１から放射されたＸ線は被検体を透過して例
えばイメージインテンシファイアで光学像に変換され、
これをカメラ２で撮像した透視像の映像信号Ｓ４が演算
回路３へ送出され内部のメモリに記憶される（時刻ｔ□
）。

次に、第１図に示す血管造影像作成スイッチ７の操作に
より、第４図（ｂ）に示すように１時刻ｔ２で血管造影
像作成信号Ｓ２が出力され、この血管造影像作成信号Ｓ
２は、演算回路３及びカメラ２並びにＸ線制御回路５へ
それぞれ入力する。これにより、第２図し；示すＸ線制
御回路５のＡＮＤゲート８は、前記Ｘｇ曝射信号Ｓ、と
上記血管造影像作成４３号Ｓ２との論理積をとって管電
流値切換信号Ｓ６を出力し、この管電流値切換信号ＳＧ
を入力して管電流値切挽回路９はＸ線出力信号Ｓ３を送
出する。すると、このＸ線出力信号Ｓ、はＸ線管１へ人
力し、第４図（ｄ）に示すように、その管電流値を血管
造影像作成信号Ｓ２の期間だけ一定量増加させ、これに
より、同図（ｅ）に示すように、Ｘ線出力がその期間だ
け大きくされる。また、第３図に示すカメラ２のＡＮＤ
ゲート１０は、上記時刻ｔ２のタイミングでＸ線曝射信
号Ｓ１と血管造影像作成信−号Ｓ２との論理積をとって
絞り口径切換信号Ｓ７を出力し、この絞り口径切換信号
Ｓ７を入力して絞り口径切換回路１１は絞り口径を切り
換えるための駆動信号Ｓ６を出力する。すると、この駆
動信号Ｓ、Ｉは駆動部１２へ入力し、第４図（ｃ）に示
すように、カメラ２の絞り口径を血管造影像作成信号Ｓ
２の期間だけ適宜小さくする。

このような状態で、カメラ２で撮像した映像信号Ｓ４は
演算回路３へ送出され、この演算回路３では、上記時刻
ｔ２のタイミングで得た画像から血管造影像が作成され
る（時刻ｔ２〜ｔａ）。なお、」１記血管造影像が作成
された後は、第４図（ｂ）に示すように、血管造影像作
成信号Ｓ２がオフとなるので、第２図に示す管電流値切
換信号Ｓ６及び第３図に示す絞り口径切換信号Ｓ７はそ
れぞれオフとなり、第４図（ｄ）に示すように管電流は
元の値へ戻り、同図（ｃ）に示すようにカメラ２の絞り
口径も元の値へ戻る。そして、上記演算回路３では、上
記のように作成された血管造影像と内部のメモリから読
み出した透視像とを重ね合わせる処理を行い、その映像
信号Ｓ、を表示装置４へ送出する。これにより、上記表
示装置４の画面には。

血管造影像と透視像とが重ね合わせて表示される。

この場合は、第４図に示すように、血管造影像作成時に
ＸＩｓ管１のＸ線出力が大きくなると共に、カメラ２の
絞り口径が小さくなるので、得られる血管造影像のコン
トラストが向上する。

第５図は本発明のｘ４＠診断装置の動作を説明するため
の他のタイミング線図である。この第５図は、被検体の
血管に造影剤を注入したライブ像（血管造影像）及び造
影剤の入っていないマスク像の間でサブトラクション処
理した血管像と透視像とを重ね合わせて表示するロード
マツピング時の動作を示すタイミング線図である。この
場合は、時刻ｔ２のタイミングの血管造影像作成信号Ｓ
２により得た画像（マスク像）と、時刻ｔ４のタイミン
グの血管造影像作成信号Ｓ２により得た画像（ライブ像
）との間でサブトラクション処理して血管像を得ること
以外は、総て第４図と同様の動作となる。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように構成されたので、Ｘ線管１のＸ線
制御回路部５に設けられた管電流値制御手段（８，９）
により、血管造影像作成時に所定のタイミングで上記Ｘ
線管ｌの管電流値を増加させると共に、撮像系に設けら
れたカメラ２の絞り口径制御手段（１０，１１）により
、血管造影像作成時に所定のタイミングで上記カメラ２
の絞り口径を小さくすることができる。これにより、ロ
ードマツピング時において、血管造影像の作成時には、
Ｘ線管１のＸ線出力を大きくできると共に、カメラ２の
絞り口径を小さくすることができる。従って、上記血管
造影像のコントラストを向上させることができる。この
ことから、ロードマツピング時において血管造影像と透
視像とを同一画面に重ね合わせて表示しても、その血管
造影像を十分に視認することができ、血管像をよく観察
することができる。従って、良好な画像診断が行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるＸ線診断装置の実施例を示すブロ
ック図、第２図はＸ線制御回路内の管電流値制御手段の
構成を示すブロック図、第３図はカメラ内の絞り口径制
御手段の構成を示すブロック図、第４図は本発明のＸ線
診断装置の動作を説明するためのタイミング線図、第５
図は同じく動作を説明するための他のタイミング線図、
第６図は従来のＸ線診断装置を示すブロック図、第７図
はその動作を説明するためのタイミング線図である。 １・・・Ｘ線管、　２・・・カメラ、　３・・・演算回
路。 ４・・・表示装置、　５・・・Ｘ線制御回路、　８，１
０・・・ＡＮＤゲート、　９・・・管電流値切挽回路、
　　１１・・・絞り口径切換回路、　Ｓｌ・・・Ｘ線曝
射信号、Ｓ２・・・血管造影像作成信号、　Ｓ６・・・
管電流値切換信号、　Ｓ７・・・絞り口径切換信号。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被検体にＸ線を放射するＸ線管と、上記被検体を透過し
   たＸ線像を光学像に変換したものを入射して電気信号に
   変換する撮像系と、この撮像系からの画像信号を入力し
   て画像処理する演算回路と、この演算回路からの画像信
   号を入力し画像として表示する表示装置とを備え、上記
   撮像系で得た被検体の血管造影像と透視像とを表示装置
   の同一画面に重ね合わせて表示しうるＸ線診断装置にお
   いて、上記Ｘ線管の制御回路部には、血管造影像作成時
   に所定のタイミングで管電流値を増加させる制御手段を
   設け、上記撮像系には、血管造影像作成時に所定のタイ
   ミングでカメラの絞り口径を小さくする制御手段を設け
   たことを特徴とするＸ線診断装置。