JPH0975330A - 医用画像処理装置 - Google Patents

医用画像処理装置

Info

Publication number
JPH0975330A
JPH0975330A JP25825395A JP25825395A JPH0975330A JP H0975330 A JPH0975330 A JP H0975330A JP 25825395 A JP25825395 A JP 25825395A JP 25825395 A JP25825395 A JP 25825395A JP H0975330 A JPH0975330 A JP H0975330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitor
waveform
frame rate
display
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25825395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuji Imamura
和司 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP25825395A priority Critical patent/JPH0975330A/ja
Publication of JPH0975330A publication Critical patent/JPH0975330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 TVカメラおよびモニタのフレームレートに
係わりなく、モニタのフレームレートで生体信号波形が
均等にスクロールしているように表示を行うことが可能
な医用画像処理装置を提供すること。 【構成】 被検者の生体画像を撮影する撮影手段と、前
記被検者の生体信号を記録する記録手段と、前記生体画
像および前記生体信号とを表示する表示手段とを少なく
とも具備し、前記表示手段のフレームレートで表示を更
新する医用画像処理装置であって、前記撮影手段のフレ
ームレートと前記表示手段のフレームレートとを比較す
る比較手段と、前記比較手段が前記表示手段より前記撮
影手段のフレームレートの方が遅いと判断した場合に
は、前記表示手段に表示される前記生体信号を所定量ず
らして表示させる表示制御手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用画像処理装置
に関し、特に、TVカメラで撮影した生体画像と多目的
電気記録装置(以下、「ポリグラフ」と記す。)で記録
される生体信号とを同一の表示装置に表示するための技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の医用画像処理装置では、例えば、
心臓の血管造影X線撮影をする場合、心臓の厳密な動き
を観察するために、TVカメラで動画として撮影した心
臓のX線画像と共に、ポリグラフで記録される心電波形
を同一のTVモニタ(以下、「モニタ」と記す。)に表
示させるのが一般的であった。
【0003】このとき、X線画像は15〜60フレーム
/秒の速度のテレビ(TV)カメラで撮影し、モニタに
表示する。
【0004】一方、心電波形は最新の数秒分が表示領域
の右端を最新データとし、右から左にスクロールするよ
うに前記モニタのフレームレートで表示されていた。
【0005】TVカメラのフレームレートがモニタのフ
レームレートより遅い場合、あるいは、撮影時より遅い
速度でモニタに表示を行うスロー表示の場合には、医用
画像処理装置はモニタに同じ画像を複数フレームづつ表
示する必要があった。
【0006】例えば、TVカメラのフレームレートがモ
ニタのフレームレートより遅く、図6に示すように、X
線画像1枚に対応する心電波形が1波形づつ記録される
場合、TVカメラより遅いフレームレートのモニタに表
示される心電波形は、X線画像と共に数フレームづつ表
示していた。
【0007】スロー表示を行う場合においても同様であ
り、X線画像と共に心電波形を表示速度に応じて数フレ
ームづつ表示していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0009】従来の医用画像処理装置では、TVカメラ
よりモニタのフレームレートの方が速い場合には、複数
枚づつ同じX線画像および心電波形を表示していたた
め、X線画像の心臓の動きが不自然なものになると共
に、心電波形のスクロール速度が不均一かつ断続的とな
り、観察しづらいという問題があった。
【0010】さらには、TVカメラのフレームレートが
モニタのフレームレートの1/2である、すなわち、モ
ニタに2枚づつ同じX線画像および心電波形を表示しな
ければならない場合、従来の医用画像処理装置では、観
察者にはあたかも心電波形が図7に示すように、二重の
心電波形が点滅しながら、均等な速度でスクロールして
いるかのように認識されてしまい、正確な診断の妨げに
なるという問題があった。
【0011】本発明の目的は、TVカメラおよびモニタ
のフレームレートに係わりなく、モニタのフレームレー
トで生体信号波形が均等にスクロールしているように表
示を行うことが可能な医用画像処理装置を提供すること
である。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0014】(1)被検者の生体画像を撮影する撮影手
段と、前記被検者の生体信号を記録する記録手段と、前
記生体画像および前記生体信号とを表示する表示手段と
を少なくとも具備し、前記表示手段のフレームレートで
表示を更新する医用画像処理装置であって、前記撮影手
段のフレームレートと前記表示手段のフレームレートと
を比較する比較手段と、前記比較手段が前記表示手段よ
り前記撮影手段のフレームレートの方が遅いと判断した
場合には、前記表示手段に表示される前記生体信号を所
定量ずらして表示させる表示制御手段とを具備する。
【0015】前述した手段によれば、例えば、心臓の血
管造影X線撮影を撮影手段(TVカメラ)の2倍のフレ
ームレートを持つ表示手段(モニタ)で行う場合、撮影
手段が撮影した心臓のX線画像と共に、記録手段が検出
した心電波形は表示手段のフレームレートで前記表示手
段に表示される。
【0016】このとき、表示制御手段が撮影手段と表示
手段とのフレームレートを比較し、表示手段のフレーム
レートが撮影手段のフレームレートの2倍であることを
検出した場合、前記表示制御手段は撮影手段および記録
手段がそれぞれ記録したX線画像および心電波形を最も
近い表示手段の表示画像の更新時期で表示させる。
【0017】このため、次の表示手段の表示画像の更新
時期では、撮影手段および記録手段のX線画像および心
電波形は更新されていないので、表示制御手段は、X線
画像については前の更新時期と同じX線画像を表示さ
せ、一方、心電波形については前の更新時と同じ心電波
形をモニタの画面上で所定量左に移動させた位置に表示
させる。
【0018】このように、表示制御手段が撮影手段と表
示手段とのフレームレートを比較し、表示手段のフレー
ムレートの方が撮影手段のフレームレートより大きいこ
とが判明した場合には、表示制御手段が更新されていな
い波形データを表示させる位置を所定量移動させること
により、表示手段の表示の更新周期(フレームレート)
で心電波形が更新され、均等にスクロール移動している
ように表示されるので、心電波形の観察が自然に行え
る。
【0019】また、心電波形が同じ位置に2回以上複数
回表示されることがなくなるので、二重の心電波形が点
滅しながら均等な速度でスクロールしているかのように
誤認識されることがなくなり、正確な診断を行うことが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、実施例と
ともに図面を参照して詳細に説明する。
【0021】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0022】図1は本発明の医用画像処理装置の一実施
例の概略構成を示すブロック図であり、101は情報処
理装置、102は高電圧装置、103はX線管装置、1
04は造影剤注入器、105は被検者、106はイメー
ジ・インテンシファイア(蛍光像倍増管)、107はT
Vカメラ(撮影手段)、108はポリグラフ(記録手
段)、109は画像入力手段、110は波形入力手段、
111は遅延用メモリ、112は記録用メモリ、113
は画像用バッファメモリ、114は波形用バッファメモ
リ、115は波形表示制御手段(表示制御手段)、11
6は合成手段、117はモニタ(TVモニタ,表示手
段)である。
【0023】図1において、情報処理装置101には入
力装置としてTVカメラ107とポリグラフ108、出
力装置としてモニタ117および高電圧装置102が接
続されると共に、情報処理装置101は画像入力手段1
09、波形入力手段110、遅延用メモリ111、記録
用メモリ112、画像用バッファメモリ113、波形用
バッファメモリ114、波形表示制御手段115、合成
手段116を有する。
【0024】画像入力手段109は、TVカメラ107
で撮影された画像の電気信号をデジタル画像データに変
換する。
【0025】波形入力回路110は、ポリグラフ108
によって検知・増幅された電気信号(波形データ)をデ
ジタル波形信号に変換し、さらに、この信号をビットマ
ップ信号に変換する。
【0026】遅延用メモリ111は、画像入力手段10
9によりデジタル画像データとして取り込んだTVカメ
ラ107の出力を1フレーム分遅延させる。
【0027】記録用メモリ112は、遅延用メモリ11
1および波形入力手段110から出力される画像データ
および波形データを記憶すると共に、オペレータの指示
により記憶しているデータを出力する。
【0028】画像用バッファメモリ113は、周知の構
成をとり、TVカメラ107のフレームレートで取り込
んだ画像データをモニタ117のフレームレートに変換
するために、一時的にデジタル画像データを記憶してお
くメモリであり、データ書き込み時はTVカメラ107
の水平同期信号および画素クロックによって書き込みア
ドレスを制御し、データ読み出し時は、モニタの水平同
期信号および画素クロックによって読み出しアドレスを
制御することによって、フレームレートの変換を行う。
【0029】波形用バッファメモリ114は、TVカメ
ラ107のフレームレートで取り込んだ波形データをモ
ニタ117のフレームレートに変換するために、一時的
に記憶しておくメモリである。
【0030】波形表示制御手段115は、波形用バッフ
ァメモリ114に記憶される波形データの読み出しアド
レスを制御し、モニタ117に表示する波形データの表
示位置を制御する。
【0031】合成手段116は、画像用バッファメモリ
113および波形用バッファメモリ114から読み出さ
れる画像データおよび波形データから、画像と波形が合
成されたビデオ信号を生成し出力する。
【0032】高電圧装置102は、情報処理装置101
の図示しない出力手段からの信号に基づき、X線管装置
103に所定量のX線を発生させるために必要となる高
電圧を発生させる。
【0033】X線管装置103は、X線を発生させると
共に、そのX線を被検者105に照射させる。
【0034】造影剤注入器104は、被検者105の造
影対象である血管に造影剤を注入するための装置であ
る。
【0035】イメージ・インテンシファイア106は、
被検者105を透過したX線を光学画像である蛍光像に
変換すると共に、その輝度を増幅させる。
【0036】TVカメラ107は、イメージ・インテン
シファイア106で光学画像に変換された透過X線を撮
影し、電気信号に変換する。
【0037】ポリグラフ108は、被検者105に装着
した図示しない電極で検知された電気信号(心電電位)
を増幅し情報処理装置101に出力すると共に、その電
気信号を記録する。
【0038】モニタ117は、合成手段116から出力
されたビデオ信号に基づき、血管造影画像および心電波
形(波形データ)を表示する。
【0039】図2は、波形用バッファメモリ114およ
び波形表示制御手段115の概略回路構成を示すブロッ
ク図であり、201,202はRAM(Random
Acces Memoryの略)、203〜207はデ
ジタルスイッチ、208は書き込み垂直カウンタ、20
9は書き込み水平カウンタ、210は読み出し垂直カウ
ンタ、211は読み出し水平カウンタ、212はCPU
(Central Processing Unit:
中央演算装置)、213はラッチ、214は制御用水平
カウンタ、215はコンパレータ(比較器)である。
【0040】図2において、RAM201,202は2
面の交替バッファとして働き、デジタルスイッチ204
〜207によって選択される垂直カウンタ208,21
0の出力をアドレスとして波形データビットマップ信号
を記憶あるいは出力する。
【0041】デジタルスイッチ203は、コンパレータ
215の出力に基づき、RAM201あるいはRAM2
02に格納されるビットマップ信号の出力を制御する。
【0042】デジタルスイッチ204〜207は、図示
しない切り換え信号に基づき、RAM201,202の
動作、すなわち、入力される画像データを記録するの
か、あるいは、記憶している画像データを出力するのか
を切り替える。
【0043】書き込み垂直カウンタ208は、書き込み
水平カウンタ209と共にRAM201,202の書き
込み時のアドレスを発生させるためのカウンタであり、
カウント値はTVカメラ107の垂直同期信号でクリア
され、水平同期信号でカウントアップする。
【0044】書き込み水平カウンタ209は、前記書き
込み垂直カウンタ208と共にRAM201,202の
書き込み時のアドレスを発生させるためのカウンタであ
り、カウント値はTVカメラ107の垂平同期信号でク
リアされ、画素クロックでカウントアップする。
【0045】読み出し垂直カウンタ210は、読み出し
水平カウンタ211と共にRAM201,202の読み
出し時のアドレスを発生させるためのカウンタであり、
そのカウント値はモニタ117の垂直同期信号でクリア
され、水平同期信号でカウントアップする。
【0046】読み出し水平カウンタ211は、前記読み
出し垂直カウンタ210と共にRAM201,202の
読み出し時のアドレスを発生させるためのカウンタであ
り、そのカウント値はラッチ213の出力値を初期値と
し、モニタ117の画素クロックでカウントアップす
る。
【0047】CPU212は、TVカメラ107および
モニタ117の垂直同期信号からそれぞれのフレームレ
ートを監視し、同じ場合にはラッチ213に対して
「0」を出力し、モニタ117のフレームレートの方が
TVカメラ107より速い場合には、以下に示す数1に
より算出される「ずれ量」を出力する。
【0048】
【数1】
【0049】ラッチ213は、CPU212から出力さ
れる読み出し水平カウンタ211の初期値とする値を一
時的に記憶しておくためのラッチであり、図示しないラ
ッチ信号によってラッチ動作を行う。
【0050】制御用水平カウンタ214は、モニタ11
7の垂直信号によりクリアされると共に、モニタ117
の画素クロックでカウントアップする。
【0051】コンパレータ215は、予め設定された表
示領域に相当する値を記憶する図示しないメモリの値と
前記制御用水平カウンタ214の出力値を比較し、デジ
タルスイッチ203をON/OFFさせるための信号を
出力する。
【0052】図3は、遅延用メモリ111の具体的な回
路構成を示すブロック図であり、301・302はフレ
ームメモリ、303・304はデジタルスイッチであ
る。
【0053】図3において、フレームメモリ301,3
02は、図示しない水平カウンタおよび垂直カウンタの
出力値をアドレスデータとして、また、図示しない切り
換えカウンタの出力をリード・ライトの切り換え信号と
して画像データを格納する、あるいは、格納している画
像データを出力する。
【0054】ただし、図示しない前記垂直カウンタは、
前記水平カウンタと共にフレームメモリ301,302
の書き込みあるいは読み出し時のアドレスを発生させる
ためのカウンタであり、カウント値はTVカメラ107
の垂直同期信号でクリアされ、水平同期信号でカウント
アップする。
【0055】図示しない前記水平カウンタは、前記垂直
カウンタと共にフレームメモリ301,302の書き込
みあるいは読み出し時のアドレスを発生させるためのカ
ウンタであり、カウント値はTVカメラ107の垂平同
期信号でクリアされ、画素クロックでカウントアップす
る。
【0056】前記切り換えカウンタは、フレームメモリ
301,302のリード/ライト切り換えおよびデジタ
ルスイッチ303,304の切り替え用の信号を発生さ
せるための1ビットのカウンタであり、垂直同期信号で
カウントアップすなわち出力の「0」・「1」(あるい
は「H」・「L」)反転動作を行う。
【0057】次に、被検者105の心臓の血管造影画像
と心電図とがモニタ117に表示される手順を図1、
2、3に基づき説明する。
【0058】オペレータによる図示しないキーボードか
らの検査開始が指示されると、まず、高電圧装置102
は情報処理装置からの信号に基づきX線管装置103に
高電圧を印加し、X線を発生させる。
【0059】このX線は、造影剤注入器104によって
撮影対象である血管内に造影剤を注入された被検者10
5を透過し、イメージ・インテンシファイア106で光
学画像に変換・増幅された後、TVカメラ107に撮影
(電気信号に変換)され、画像入力手段109がこの電
気信号をデジタル画像データに変換する。
【0060】一方、被検者105に電極を装着したポリ
グラフ108により得られる心電波形信号は、波形入力
手段110によりビットマップ信号に変換される。
【0061】このビットマップ信号は、画像入力手段1
09で変換されるデジタル画像データに同期して変換さ
れるが、記録用メモリ112に記録されるとき、あるい
は、表示用データとして画像用バッファメモリ113あ
るいは波形用バッファメモリ114に格納されるときに
は、デジタル画像データは遅延用メモリ111でTVカ
メラ107の1フレーム分遅延することになるので、前
記ビットマップ信号は前記デジタル画像データに対して
1フレーム分進んだデータとなる。
【0062】遅延用メモリ111あるいは波形入力手段
110から直接、あるいは、一旦記録用メモリ112に
記録され、撮影終了後に読み出されたデジタル画像デー
タは画像用バッファメモリ113に、ビットマップ信号
は波形用バッファメモリ114にそれぞれ送られる。
【0063】デジタル画像データを受け取った画像用バ
ッファメモリ113は、このデジタル画像データをモニ
タ117のフレームレートで合成手段116に送る。
【0064】一方、ビットマップ信号を受け取った波形
用バッファメモリ114は、このビットマップ信号をモ
ニタ117のフレームレートに変換すると共に、TVカ
メラ107のフレームレートがモニタ117のフレーム
レートより遅い場合には、波形表示制御手段115が読
み出すときにアドレスを制御し、モニタ117のフレー
ムレートに変換すると共に、モニタ117での表示位置
を左に移動させる信号として合成手段116に送る。
【0065】合成手段116は、画像用バッファメモリ
113および波形用バッファメモリ114から送出され
たデジタル画像データおよびビットマップ信号をD/A
変換することにより、X線透視画像と心電波形とが合成
されたビデオ信号に変換し、モニタ117に出力するこ
とにより表示される。
【0066】次に、モニタ117のフレームレートがT
Vカメラ107のフレームレートの3倍である時の本実
施例の医用画像処理装置の動作を説明するためのタイム
チャートを図4に、このときモニタ117に表示される
心電波形を図5に示し、以下、図1〜5に基づき説明す
る。
【0067】まず、時間AでTVカメラ107およびモ
ニタ117の垂直同期信号が同時に入力されたことをC
PU212が検出すると、RAM201,202の2面
交替動作をさせるためにCPU212は図示しない切り
換え信号を出力し、RAM201を書き込みから読み出
しに、一方、RAM202を読み出しから書き込みに切
り替えると共に、ラッチ213をクリアする。
【0068】このとき、RAM202のアドレスデータ
として書き込み垂直カウンタ208および書き込み水平
カウンタ209の値が入力されるので、RAM202に
は波形入力手段110でビットマップ信号に変換された
心電波形のデータがTVカメラ107のフレームレート
で格納される。
【0069】一方、RAM201のアドレスデータとし
ては、読み出し垂直カウンタ210および読み出し水平
カウンタ211の値がアドレスデータとして入力される
ので、RAM201に格納されたN−1番目のビットマ
ップ信号がモニタ117のフレームレートで出力され
る。
【0070】読み出し水平カウンタ211の初期値とし
てラッチ213の値が設定されることになるが、ラッチ
213はクリアされているのでRAM201に格納され
るビットマップ信号が図5aの1フレーム目に示すよう
に、ずれることなく読み出される。
【0071】しかしながら、コンパレータ215が予め
設定された表示領域に対応する水平絶対座標値とRAM
201から読み出されるビットマップ信号の水平絶対座
標値を示す制御用水平カウンタ214の出力値とを比較
し、表示領域外である場合にはデジタルスイッチ203
を「OFF」とし、領域内である場合にはデジタルスイ
ッチ203を「ON」とするので、予め設定された領域
に対応するビットマップ信号のみが合成手段116に送
出され、この結果、モニタ117には図4bの1フレー
ム目の実線に示す心電波形のみが表示される。
【0072】一方、合成手段116に入力される画像デ
ータは遅延用メモリ111で1フレーム分遅れることに
なるので、ビットマップ信号と同じN−1番目のデジタ
ル画像データが合成手段116に送出される。
【0073】次の時間Bでは、CPU212は数1から
算出される「ずれ量」に相当する画素クロック数をラッ
チ213にラッチさせることにより、読み出し水平カウ
ンタ211の初期値はラッチ213にラッチされた値と
なるので、RAM201から読み出されるビットマップ
信号が変換されてモニタ117に描く心電波形の表示絶
対座標値は図4aの2フレーム目に示すように、1フレ
ーム目の表示波形から「ずれ量」分だけ左にずれた位置
に表示されることになる。
【0074】さらには、この読み出したビットマップ信
号に対して前述するように、予め設定された表示領域に
相当する絶対座標値のビットマップ信号のみを合成手段
116に送出することにより、図4bの2フレーム目の
実線に示される範囲のみがモニタ117に表示される。
【0075】時間Cでは、CPU212は数1から算出
される「ずれ量」の2倍に相当する画素クロック数をラ
ッチ213にラッチさせることにより、読み出し水平カ
ウンタ211の初期値はラッチ213にラッチされた値
となるので、RAM201から読み出されるビットマッ
プ信号の表示絶対座標値は図4aの3フレーム目に示す
ように、2フレーム目の表示波形から「ずれ量」分だけ
左にずれた位置、すなわち、1フレーム目の表示波形か
らでは「ずれ量」の2倍左にずれた位置に表示されるこ
とになる。
【0076】時間DすなわちTVカメラ107およびモ
ニタ117の垂直同期信号が再び入力されたときは、C
PU212はRAM202を読み出し用に切り替えて前
述する手順でN番目のデータを読み出すことにより、N
番目のビットマップ信号が図4aの4フレーム目に示す
ように「ずれ量」なしで読み出されると共に、ラッチ2
13の値はクリアされるので、図4bの4フレーム目に
示す心電波形が表示される。
【0077】以降、前述する動作を繰り返すことによ
り、モニタ117に表示される心電波形は図4bの1フ
レーム目から4フレーム目に示すようにモニタのフレー
ムレートで記録されているように右から左へ心電波形が
スクロールしているように表示される。
【0078】以上説明したように、波形用バッファメモ
リ114をRAM201,202からなる2面のバッフ
ァとし、TVカメラ107からモニタ117のフレーム
レートに変換するときに読み出し水平カウンタ211の
初期値を「0」から順次「ずれ量」に相当する画素クロ
ック数分設定して読み出させることにより、同じビット
マップ信号を読み出した表示波形の位置が順次左に移動
するので、モニタ117のフレームレートで表示波形が
左に順次移動することになる。
【0079】この結果、TVカメラ107およびモニタ
117のフレームレートにかかわりなく、モニタ117
のフレームレートで心電波形を均等にスクロールしてい
るように表示でき、視認性も向上する。
【0080】さらには、モニタ117の予め設定した表
示領域以外に表示されることになる心電波形を制御用水
平カウンタ214、コンパレータ215、デジタルスイ
ッチ203で合成手段116に送出させない、すなわ
ち、モニタ117に表示させないことによって、心電波
形そのものをモニタ117上で移動させることによる心
電波形端部の移動を防止でき、視認性がさらに向上す
る。
【0081】以上、本発明の実施例について、生体画像
として心臓の血管造影X線画像を、生体信号として心電
図(心電信号)を用いて説明したが、本発明の医用画像
処理装置は、他の生体画像と生体信号とを観察する場合
においても適用可能なことは言うまでもない。
【0082】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0083】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0084】撮影手段および表示手段のフレームレート
に係わりなく、表示手段のフレームレートで生体信号波
形を均等にスクロールしているように表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医用画像処理装置の一実施例の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】波形用バッファメモリおよび波形表示制御手段
の具体的な回路構成を示すブロック図である。
【図3】遅延用メモリの具体的な回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】モニタのフレームレートがTVカメラのフレー
ムレートの3倍である時の本実施例の医用画像処理装置
の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図5】モニタのフレームレートがTVカメラのフレー
ムレートより速い時の従来の医用画像処理装置のモニタ
に表示される心電波形を示す図である。
【図6】画像および波形を記録するときのそれぞれの対
応を示す図である。
【図7】モニタのフレームレートがTVカメラのフレー
ムレートの2倍である時の従来の医用画像処理装置のモ
ニタに表示される心電波形を示す図である。
【符号の説明】
101…情報処理装置、102…高電圧装置、103…
X線管装置、104…造影剤注入器、105…被検者、
106…イメージ・インテンシファイア(蛍光像倍増
管)、107…TVカメラ(撮影手段)、108…ポリ
グラフ(記録手段)、109…画像入力手段、110…
波形入力手段、111…遅延用メモリ、112…記録用
メモリ、113…画像用バッファメモリ、114…波形
用バッファメモリ、115…波形表示制御手段、116
…合成手段、117…モニタ(TVモニタ)、201,
202…RAM、203〜207…デジタルスイッチ、
208…書き込み垂直カウンタ、209…書き込み水平
カウンタ、210…読み出し垂直カウンタ、211…読
み出し水平カウンタ、212…CPU、213…ラッ
チ、214…制御用水平カウンタ、215…コンパレー
タ、301・302…フレームメモリ、303・304
…デジタルスイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者の生体画像を撮影する撮影手段
    と、前記被検者の生体信号を記録する記録手段と、前記
    生体画像および前記生体信号とを表示する表示手段とを
    少なくとも具備し、前記表示手段のフレームレートで表
    示を更新する医用画像処理装置であって、 前記撮影手段のフレームレートと前記表示手段のフレー
    ムレートとを比較する比較手段と、前記比較手段が前記
    表示手段より前記撮影手段のフレームレートの方が遅い
    と判断した場合には、前記表示手段に表示される前記生
    体信号を所定量ずらして表示させる表示制御手段とを具
    備することを特徴とする医用画像処理装置。
JP25825395A 1995-09-12 1995-09-12 医用画像処理装置 Pending JPH0975330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25825395A JPH0975330A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 医用画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25825395A JPH0975330A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 医用画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0975330A true JPH0975330A (ja) 1997-03-25

Family

ID=17317664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25825395A Pending JPH0975330A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 医用画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0975330A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301984A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Toshiba Corp 検査データ処理装置及び検査システム
JP2012232144A (ja) * 2012-06-25 2012-11-29 Toshiba Corp 検査データ処理装置
JP2016202825A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 フクダ電子株式会社 カテーテル検査システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301984A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Toshiba Corp 検査データ処理装置及び検査システム
JP2012232144A (ja) * 2012-06-25 2012-11-29 Toshiba Corp 検査データ処理装置
JP2016202825A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 フクダ電子株式会社 カテーテル検査システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4612572A (en) X-ray television diagnostic apparatus
EP0066805B1 (en) Subtraction fluoroscopy method and apparatus
JPS6389892A (ja) Crtデイスプレイ装置の制御装置
US4819255A (en) Stereo X-ray fluorography apparatus
JP3435192B2 (ja) X線診断装置
EP0097465B1 (en) Diagnostic x-ray apparatus
JPH0231549B2 (ja)
JPH0975330A (ja) 医用画像処理装置
JPH02915B2 (ja)
JP2658168B2 (ja) 画像入力装置
JP2001258836A (ja) 電子内視鏡装置
US4905264A (en) Method and system for displaying flickerless X-ray dynamic images
US4652921A (en) Image processing apparatus
JPS5940837A (ja) ディジタル・フルオログラフィ
JPH0452142B2 (ja)
JP2539133B2 (ja) 蛍光透視観察装置
JP2902662B2 (ja) 画像フリーズ用信号処理装置
JP2751787B2 (ja) 医療画像表示装置
JP2838522B2 (ja) ディジタル・サブトラクション・アンギオグラフィ装置
JPS5899082A (ja) サブトラクシヨン画像処理装置
JP2531229B2 (ja) X線tvデジタル装置
JP2005012346A (ja) ビデオカメラ装置及びそれに用いられる走査変換回路
JPH10192274A (ja) 超音波診断装置
JPH01297050A (ja) X線透視撮影装置
JP3831570B2 (ja) 電子内視鏡装置