JPH03242115A - 寝床用シート状物 - Google Patents

寝床用シート状物

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JPH03242115A
JPH03242115A JP1290078A JP29007889A JPH03242115A JP H03242115 A JPH03242115 A JP H03242115A JP 1290078 A JP1290078 A JP 1290078A JP 29007889 A JP29007889 A JP 29007889A JP H03242115 A JPH03242115 A JP H03242115A
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sheet
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sec
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Hideko Suzuki
鈴木 英子
Eriko Asakura
朝倉 えり子
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は寝床用シート状物に関する。詳しくは、クツシ
ョン性が高く就寝や仰臥などによる人体への圧迫を低く
保ち、夏季には、大なる通気効果にて発汗によるべとつ
きを防止し、且つ敷ぶとんの高湿化を防ぎ、就寝者が快
適に過せる下敷や上敷マット又は上掛けふとんとして用
いられる軽量な寝具であり、断熱効果の大きい静止空気
を大量に含む構造を持ち、冬期には保温効果の大なるマ
ットや掛けふとんとして用いることのできる夏冬両用寝
具に関する。
〈従来の技術〉 従来、寝床用下敷マットは、軟質ポリウレタンフォーム
芯材を布帛で覆いキルテイング加工等で一体化したもの
が周知である。
そして、実開昭61−11365号公報や実開昭58−
188020号公報等には通気性を有するマットが開示
されている。
また、実開昭55−43404号公報、特開昭63−3
815号公報には、夏季用上敷として通気性を有するキ
ルテイングパッドや蚊屋状布帛を積層したシーツが開示
されている。
しかし、クツション性の高いものは通気効果が少ない、
通気性大なるものはへクリなどでクツション効果や耐久
性に欠けるなど、人体荷重による回復性が良好で且つ通
気効果の大なるマットは現存しない。
また、夏季には通気効果を、冬季には保温効果を保つ掛
けふとんは例を見ないものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 現在、各種マットが存在するにもかかわらず、高いクツ
ション性を有し、且つ通気効果に優れた寝床用マットや
パッド等が現存しない。
そこで本発明は、従来のマットを持つ問題点を解消し、
高いクツション性と通気効果を兼ね備えたシート状物を
提供することを目的とする。
また、夏季には通気効果で就寝者を清涼に保ち、冬季に
は保温効果の高い内掛けふとんとして用いる事のできる
掛ふとんを提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、ハニカム状立体編物が1層または複数層積層
されたものであって、1分後及び360時間後の荷重回
復率がそれぞれ70%以上、通気性力150 cc/c
ffl/secであることを特徴とする寝床用シート状
物である。
本発明で言うハニカム状立体編物とは、ダブルラッセル
機やダブル丸編機等にて公知の方法で編成される表裏二
層の編地と該編地に間隔をもたせて連結する連結系にて
構成される立体型の編物で、表裏の編地の厚さ方向にハ
ニカム状の貫通穴を有する編地である。該編地は、5枚
以上の筬装備のダブルラッセル機やダブル丸編機等にて
得られる。
本発明で言う荷重回復率とは、中10cmX長さ10c
mの1層又は積層した立体編物に3kgの荷重をかけた
後、1分後の瞬間回復率及び360時間継続継続後の厚
み回復率の事である。該回復率は下式にて求められ、本
発明では該率が1分後、360時間後、いずれも70%
以上であることが要件である。
To:荷重前の立体編物の厚み T、:荷重1分後の立体編物の厚み T2:荷重360時間後の立体編物の厚み本発明のシー
ト状物は通気性が150 cc/ctl/sec以上で
あることが要件である。150 cc/cnl/sec
に満たない場合充分な通気効果が得られず就寝者の発汗
や不怒蒸せつを蒸散させられず、快適に過ごす事ができ
ない。
該通気性は、好ましくは立体編物間隔を常に微風が通過
できる2 00 cc/ cnl / sec以上で、
更に好ましくは300cc/cffl/sec以上であ
る。
そして該通気性はJIS−L 1026の通気度試験法
によりフラジール型通気度試験機にて測定される。
次に、本発明のシート状物の厚みは4m以上であること
が好ましく、該厚みとは、3kg荷重前の厚みのことで
、圧縮弾性試験機(前出製作所製)にて初荷重20gに
て測定した数値によって表わされる。また前述の荷重回
復率を求める場合の厚みも同じ試験機にて測定した値で
ある。
次に、本発明のシート状物は、体積分率50%以下の布
帛で覆われたものが、通気効果、耐久性の点から好まし
く、より好ましくは40%以下、更に好ましくは5〜2
0%である。
体積分率とは充填率のことで、下式によって求めた。
ここで言う布帛とはメツシュ状編地又はガーゼ状織物の
ことである。素材は立体編物同様、天然繊維、再生繊維
、半合成繊維、合成繊維など任意であるが、摩耗耐久性
や洗濯耐久性の高い綿、麻、ポリエステル、ポリエステ
ル混編、混繊などが好ましい。
該布帛にて立体編物を被覆する方法として、布帛を袋状
に縫合しファスナ一部などの開閉口よりシート状物を挿
入する表裏編地を被覆する方法、該布帛を立体編物の表
面編地と重ね合わせ縁布で縫合する、又は立体編地と該
布帛をスナップやファスナーで固定する表面被覆方法等
が挙げられる。
上掛けふとんとして用いる場合は袋状にする方法が好ま
しく、下敷や上敷マットにする場合は使用者の好みによ
ってシート状物のみを下層に積層できる表面被覆方法が
好ましいが、用途によって任意の方法を採れば良い。
又、立体編物を用いたシート状物を重ね合せるにはシー
ト状物端にスナップ又は金具等をつけ、積層後のずれが
ないように保つ事が好ましい。
本発明のシート状物における立体編物を構成する素材は
、綿、毛、絹、麻などの天然繊維、キュプラ、レーヨン
などの再生繊維や半合成繊維、ポリエステルやポリアミ
ド、ポリアクリロニトリルなどの合成繊維や無機繊維な
ど任意であるが、連結糸はモノフィラメントが好ましい
。そして、荷重回復率70%以上、通気性150cc以
上を得るには、該連結糸の断面積が10cm平方内面積
の0.5〜40%が好ましく、通気効果を大きく保ち高
い荷重回復力を得られる1〜20%の面積がより好まし
い。該断面積は10c+fl内の連結糸本数と周知の方
法により求めた連結糸の見掛けの太さより求める。
本発明の寝床用シート状物の一例を、第1図に示す。こ
れは、立体編物1に縁布2を縫いつけて立体編物の裁ち
端を処理したものである。他の態様として、立体編物を
ヒートカッターや超音波ミシンなどで加熱裁断及び熱融
着による裁ち端処理を行ったものを、1層又は積層した
ものもあげられる。
〈実施例〉 実施例1 ポリエステル75dを表裏編地にポリアミド180d、
モノフィラメントを連結糸とし、ダブルラッセル機にて
編成された立体編物(日付220g/ポ、厚み5mm、
ハニカムコア最大サイズ8num。
連結糸総断面積2%)を巾1m、長さ180cmに裁断
し、ポリエステル綿混の縁布を縫合しシート状物とした
このシート状物を2枚を下層とし、ポリエステル100
%トリコットメツシュ(目イ寸68g/m、厚み0.8
mm)体積分率6.2%で表面を覆い立体編物と縁布で
縫合したシート状物1枚を上層としスナップ止めしたマ
ットを作製した。
28°C60%微風の恒温恒温室内にこのマットを敷き
、パジャマを着用させた被験者を仰臥させ、タオルケッ
トを上掛けとしてIHr就寝した処、背面が涼しく発汗
を惑じずクツション性も良好という使用感を得られた。
該マットの荷重回復率は1背後98%、360時間後は
93%、通気性420cc/cal/sec 、厚み1
5.5mmであった。
また、仰臥1時間後の体圧を制定したところ、28mm
1gで皮膚の発赤もなかった。尚、体圧は、帝国臓器製
薬■製のRB体圧計にて仙骨部を測定した。
実施例2 実施例1の縁布つき立体編物2層をガーゼ状綿織物(目
付50 g/rrf、厚み0 、3tra)体積分率1
0.5%のファスナー開口部をもつ袋で覆い上掛けふと
んを作製した。
該上掛けふとんの荷重回復率は1背後98%、360時
間時間後%、通気性405 cc/cil/sec、厚
み10mmであった。
市販敷ふとん上にタオルケットを敷きパジャマを着用さ
せた被験者を仰臥させ、該上掛けふとんを掛け1(1r
就寝した処、背面の発汗はあったが胸部は涼しく上掛ふ
とんも軽く気持ち良かったという使用感を得た。
就寝環境は実施例1と同一である。
比較例1 実施例1と同様の方法で縁布を織合した立体編物を、ス
ナップ止めで3層重ねにし、シート状物とした。このシ
ート状物を綿100%平織シーツ(目付170 g/ポ
、厚み0.2mm、体積分率54%)で覆いマットとし
た。
このマットの荷重回復率は1背後98%、360時間後
93%と実施例1と変らなかったが、通気性はI Qc
c/c+11/secであった・実施例1と同様28°
C60%R11微風の恒温恒温室内に該マットを敷き同
一条件で1)lr就寝させた処、背面特に背中、心や肩
甲骨下部や腋下部に汗が出て不快で、寝苦しくてじっと
仰臥していられず片背面を浮かすなどしたとの着用感等
を得た。
また、立体編物を覆った布帛の充填密度が高く柔軟性が
低いという物性の影響で、仰臥IHr後の仙骨部体圧は
35mmHgと、同一の立体編物を覆った実施例1より
大きく不良であった。
〈発明の効果〉 本発明の寝床用シート状物は、高いクツション性と大き
な通気効果を有する為、夏季には清涼感の大なる快適な
寝具として優れた機能性を示す。
また、軽量でコンパクトになる為取扱い易く、耐洗濯性
も高いという高性能の寝具として用いることができる。
そして、人体の毛細血管の細動脈血流圧が32nyml
1gでこれ以上の体圧を長期にかけるとうっ血し床ずれ
の原因になると言われているが、本シート状物は積層枚
数を自在に変化でき就寝者の体型骨格に適した枚数にで
き、通気効果で就寝者をドライで清潔に保てる床ずれ予
防マントになる優れた特性を有する。
そして、厚みと空隙に静止空気を保持するので掛毛布や
掛けふとんの間に積層できる冬用内掛けふとんや上敷マ
ットとしても有効であるという、従来の寝具にない特長
を有する寝具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による立体編物を用いた寝床用シート
状物の一例を示す横断・概念図である。 1 ハニカム状立体曙物 2 縁布 3−被覆布帛 4−ハニカム状コア 5 連結糸 6 表面編地 7−裏面編地 8 被覆布帛メツシュ間隙 9−縫合糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハニカム状立体編物が1層または複数層積層され
    たものであって、1分後及び360時間後の荷重回復率
    がそれぞれ70%以上、通気性が150cc/cm^2
    /sec以上であることを特徴とする寝床用シート状物
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