JPH06125943A - 立体ネット敷布 - Google Patents

立体ネット敷布

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JPH06125943A
JPH06125943A JP4278619A JP27861992A JPH06125943A JP H06125943 A JPH06125943 A JP H06125943A JP 4278619 A JP4278619 A JP 4278619A JP 27861992 A JP27861992 A JP 27861992A JP H06125943 A JPH06125943 A JP H06125943A
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JP
Japan
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dimensional net
sheet
pressure
cloth
thickness
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JP4278619A
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JPH074400B2 (ja
Inventor
Yoshifumi Takao
嘉文 高尾
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JEKUSU KK
JIEKUSU KK
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JEKUSU KK
JIEKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 合成繊維で編成された立体ネット敷布で上面
と下面が2m/m 〜 10m/mの網目で構成され、敷布の
断面が10m/m〜20m/mの直立合成繊維からなる立体
ネット敷布。 【効果】 人体の体重圧を立体ネット敷布全体に分散さ
せ、局部的に体圧がかからないため人体の血行をよく
し、褥瘡を防止し治癒することができる。また通気性も
よく排尿便の処理もしやすいので衛生的な介護用品であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病人とくに寝たきりの
病人、老人などの褥瘡を防止し、用便に不自由な人々の
排泄物の漏れをふとん本体に浸透させず、また本人の身
体を濡らさない立体ネット敷布に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】寝たき
りという状態にあっては、身体特に背中および臀部に体
圧がかかり、血行が悪く局部的に圧力の大きい部位に褥
瘡を生じるという大きな問題がある。さらに、自分で用
便ができない病人や老人にあっては排尿、排便の処理が
大きな問題である。このため褥瘡防止の当て物や紙オム
ツ、シーツなどのいろいろな介護用品が使用される。し
かしながら、長期間の寝たきりの姿勢によって部分的に
また全体的に褥瘡が生じ、その上排泄物の水分や湿りが
寝装品や寝具類に移行し、本人も不快感をともない、後
始末については介護人をなやませるという問題がある。
そしてこの汚れによって褥瘡に加えてさらに皮膚炎、か
ぶれ、湿疹、かゆみといった症状を併発しやすいという
問題がある。
【0003】そこで、褥瘡を防止する局部的な当て物
や、排泄物の漏れを防止する紙オムツや吸収シートなど
を使用しているが、この場合、寝たきりの病人、老人に
対する寝装品の数も多くなり、しかもあまり効果的では
なく、介護人の手間がかえって多くなるという問題があ
る。本発明は、上記問題を解決できる立体ネット敷布を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とするところは、上面と下面が網目構
造で、その上面と下面との間に合成繊維を直立させ、通
気性と移水性がよく一定の厚みのある立体ネット敷布と
することにある。そして網目の大きさを、一辺の長さが
2m/m〜10m/mとされることもある。また敷布の厚さ
を10m/m〜20m/mとされることもある。さらに、立
体ネットの圧縮強度を80g/cm2〜500g/cm2とされ
ることもある。なおさらに、立体ネット敷布の下面およ
び左右両横方向に位置するように、防水布を取りはずし
可能な状態に粘着されることもある。
【0005】
【作用】寝たきりの人にあっては、排尿排便も寝たまま
行われるので、ほとんどが紙オムツを着用して寝た姿勢
でいるのが現状である。この場合、長期間身体を横たえ
ているため、下敷のふとんやマットが身体の一部を圧迫
する結果となり血行が悪くなり、また身体の通気性も悪
くなる。このため身体と下敷のふとんやマットの間に本
発明の立体ネット敷布を用いることによって、体圧の分
散と通気性を極めて良好にすることができる。つまり、
上面と下面の間に合成繊維を直立させているため、この
直立上合成繊維全体が体圧を受けて体圧を分散させるこ
とが出来る構造である。ちょうど野球のボールをネット
全体で受ける理論と同じである。しかも上面と下面が網
目構造であるため、直立繊維の隙間とあいまって極めて
通気性がよい。また立体ネット敷布の下に防水布をとり
つける構造であるので、排尿が漏れた場合も敷きぶとん
やマットにまで通らない上に、立体ネット敷布と防水布
の間に吸収性シートを介在させてもよい。これによっ
て、水分によるむれを防ぎ、体圧を分散して血行をよく
する。さらに入浴に際しては、防水布で人体と立体ネッ
ト敷布をくるんで風呂場まで運び、身体を入浴させると
共に敷布、防水布も洗浄し、取り替えて装着することが
できるので、非常に衛生的である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。第1図において、本発明の立体ネット敷布(A)
と防水シート(B)を組み合わせたもので、立体ネット
敷布(A)は上面の網目(1)と下面の網目(1´・・・
図示せず)、および周辺を縁取り(3)し、四隅には持
手穴(4)を構成する。第2図は第1図aa´線の切欠
端図面で直立合成繊維の状態をあらわす。また第3図は
第2図の1つの網目を取り出し直立合成繊維(2)を説
明したものである。
【0007】立体ネット敷布(A)は、小さな網目で上
面下面とも構成され、厚さ1〜2cmの敷布であるが、そ
の縦断面は短い直立合成繊維である。このため敷布が弾
力性と柔軟性を生じ、通気性を有する。
【0008】防水シート(B)はマジックテープ、ホッ
クなどの係止具を適宜必要箇所にとりつけ(図示せ
ず)、着脱自在にしてあるため必要がない時はとりはず
すことができる。敷きぶとんなどの汚れ防止には防水シ
ート(B)を取りつける。また入浴など場所を移動させ
るときは、立体ネット敷布(A)の四隅にある持手穴
(4)を使用して運ぶと簡単で便利な上、他のものを汚
すこともない。このまま浴槽内につけ、人体を洗ったり
温めたりし、また引き上げて立体ネット敷布(A)も洗
い替え衛生的に身体を保つことができる。
【0009】
【発明の効果】上記のような構造の立体ネット敷布
(A)では、人体の体重圧がかかると網目(1)と直立
合成繊維(2)によって、体重圧を部分的に受けて一部
が凹むということがなく、立体ネット敷布(A)全体で
体圧を分散して全体で受ける。このため人体の一部のみ
に圧力がかかって血行を不良にすることがない。血行が
良行となるため長期寝たきりであっても褥瘡は生じない
し、また反対に褥瘡のある人がこの立体ネット敷布
(A)を使用すると治癒した多くの例がある。そして、
洗浄にあたっても汚れが落ちやすいため水洗いでよく乾
燥も早い。また防水シート(B)の活用によって排尿排
便のもれ防止となり、全体に通気性がよく介護用にも簡
便である。その上、防水シート上のアルミやセラミック
に人体の体温が当り、これによって遠赤外線が人体にか
えり、床擦れ防止により一層の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面斜視図である。
【図2】図1のaa´線による1部切欠図。
【図3】図2の1つの網目を取り出し立方体の斜視図で
ある。
【符号の説明】
A・・・立体ネット敷布、 B・・・防水シート 1・・・網目、 2・・・立体合成繊維、 3・・・縁取り 4・・・取手穴。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面と下面が網目構造で、その上面と下面
    の間に合成繊維を直立させ、通気性と移水性がよく、一
    定の厚みのある立体ネット敷布。
  2. 【請求項2】上面及び下面を構成する網目一辺の長さを
    2m/m〜10m/mとした請求項1記載の立体ネット敷
    布。
  3. 【請求項3】上面と下面から構成される敷布の厚さを1
    0m/m〜20m/mとした請求項1又は2記載の立体ネッ
    ト敷布
  4. 【請求項4】立体ネットの圧縮強度を80g/cm2〜50
    0g/cm2とした請求項1乃至3の何れかに記載の立体ネ
    ット敷布。
  5. 【請求項5】立体ネット敷布の下面及び左右両横方向に
    位置するように、防水布を取りはずし可能な状態に貼着
    し、この防水布の上面にアルミ粉体またはセラミック粉
    体を塗着または蒸着した防水布付とした請求項1〜4の
    何れか記載の立体ネット敷布。
JP4278619A 1992-10-16 1992-10-16 立体ネット敷布 Expired - Lifetime JPH074400B2 (ja)

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KR20170002135U (ko) * 2015-12-08 2017-06-16 전철 사계절용으로 사용할 수 있는 방수요

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