JPH0450829B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0450829B2
JPH0450829B2 JP2101477A JP10147790A JPH0450829B2 JP H0450829 B2 JPH0450829 B2 JP H0450829B2 JP 2101477 A JP2101477 A JP 2101477A JP 10147790 A JP10147790 A JP 10147790A JP H0450829 B2 JPH0450829 B2 JP H0450829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
wood pulp
woven fabric
pad
rayon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2101477A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03297465A (ja
Inventor
Tsutomu Morizaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MORISAKI KOGEI KK
Original Assignee
MORISAKI KOGEI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MORISAKI KOGEI KK filed Critical MORISAKI KOGEI KK
Priority to JP2101477A priority Critical patent/JPH03297465A/ja
Publication of JPH03297465A publication Critical patent/JPH03297465A/ja
Publication of JPH0450829B2 publication Critical patent/JPH0450829B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、床擦れを防止するための褥瘡防止用
パツドに関する。
〔従来の技術〕
病気や怪我の治療などのために長い間寝た状態
にある人にとつて、床擦れは切実な問題である。
この床擦れを防止するために、ベツド、マツ
ト、シーツ等に種々の工夫を加えたものが提案さ
れている。たとえば、実開昭63−1523号公報に
は、周囲に側壁部を形成した箱状部材の空間内に
多数のクツシヨン体を縦横に配設し、この多数の
クツシヨン体を柔軟性を異ならせた複数の群で構
成し、仰臥時の体圧分布に対応させ、体圧のより
高い部分をより柔軟に構成したクツシヨン材が開
示されている。また、実開昭63−120623号公報に
は、凹凸のあるスポンジ等からなる内部空気層形
成部材と、同部材を被覆するカバーとを備えて、
カバーの少なくとも上面を、パイルループと同ル
ープ起毛してなる編組織を有するニツトとしたク
ツシヨン材が開示されている。
このようなクツシヨンを使用することにより、
仰臥時の体圧が適当に分散されて、床擦れの症状
を緩和することができるとされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のような従来のクツシヨンにお
いては、クツシヨン材の主要部分に発泡合成樹脂
を使用しているが、この発泡合成樹脂は通気性が
良くないために、寝床内の湿度が高くなつて寝心
地が悪くなるという問題があつた。また、たとえ
ば、おむつから尿が洩れたとき、発泡合成樹脂が
尿を吸収するが、同発泡合成樹脂に大きい体圧が
加わると吸収した尿が外に滲み出て、不快な気持
ちになるという問題があつた。
本発明が解決しようとする課題は、褥瘡防止用
パツドに、仰臥時の体圧分散機能を持たせるとと
もに、通気性、吸水性及び保水性を持たせ、寝具
に対して水分を透過させないようにすることにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の褥瘡防止用パツドは、ポリアミド合成
繊維の織布と、レーヨンの不織布と、木材パルプ
と、レーヨンの不織布をこの順で積層したパツド
である。
〔作用〕
本発明のパツドにおいては、木材パルプがクツ
シヨンの役を果たし、仰臥時の体圧を適当に分散
させて、身体の一部に局部的な圧力がかからない
ようにする。2層目のレーヨンの不織布は、通気
性とともに吸水性がすぐれ、発汗による水分やお
むつから漏れた尿を吸収し、この水分はさらに下
方の木材パルプに吸収される。木材パルプは発泡
合成樹脂に比して保水性が高く、いつたん吸収し
た水分は体圧程度の外力で外に滲み出ることはな
い。そして、最下層のレーヨンの不織布は、木材
パルプが吸収した水分が寝具敷物に透過するのを
防ぐ。1層目のポリアミド合成繊維の織布は、寝
ている人に良い感触を与える。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例に係る褥瘡防止用パツ
ドを示す斜視図であり、第2図は第1図の−
線矢視断面である。
本実施例のパツド1は、ポリアミド合成繊維で
あるナイロン(商品名、以下たんにナイロンとい
う)の織布2と、レーヨンの不織布3と、木材の
パルプ4と、レーヨンの不織布5を積層し、周囲
を適宜の布6で縁取りしたものである。なお、図
中破線は縫目を示す。
1層目のナンロンの織布2は、ナイロン繊維の
網目織りの織布である。ナイロン繊維は、繊維自
体は吸水性はなく、濡れた場合でも速く乾燥する
ので、肌に直接触れる最上層に用いるのに適して
いる。また、耐久性に優れていて、長期間の使用
に耐える。その織り方は、網目織りに限定される
ものではないが、比較的目の粗い織り方とするほ
うが感触の点から好ましい。
2層目のレーヨンの不織布3は、吸水性に優れ
ていて、発汗による水分やおむつから漏れた尿を
吸収する。吸水性をより大きくするために、吸水
性ポリマーを含ませることが好ましい。不織布3
の厚さは、重量にして20〜50g/m2程度が適当で
ある。
3層目の木材パルプ4は、繊維間に多数の小さ
な空隙を有し、弾力性に富んでおり、人が仰臥し
たときの体圧を分散させるのに適している。この
木材パルプ4は吸水性が高く、レーヨンの不織布
3が吸収した水分を吸収する。さらに、木材パル
プ4は保水性も高いので、発汗による水分やおむ
つから漏れた尿等の少量の水ならば、これを吸水
した状態で体圧がかかつたとしても、いつたん吸
収した水分が外に滲み出ることはない。木材パル
プ4の厚さは、3〜5mm程度で充分である。な
お、パルプ4の外側が使用中に傷むのを防ぐた
め、および、寝具敷物に過度の水分の透過を防ぐ
ために、最下層にレーヨンの不織布5を取り付け
る。このレーヨンの不織布5は、2層目のレーヨ
ンの不織布3と同質のものであり、この不織布5
にも、吸水性をより大きくするために、吸水性ポ
リマーを含ませることが好ましい。
パツド1の寸法は、ベツドのマツトや敷蒲団の
大きさより小さくよく、仰臥したときの身体全体
の大きさより若干大きい程度、たとえば、幅400
〜600mm、長さ1000〜1500mm程度で充分である。
このパツド1を、ナイロンの織布2側を上面に
してベツドのマツトや敷蒲団の上に敷いて使用す
る。
〔発明の効果〕
本発明の褥瘡防止用パツドは、以下のような効
果を奏する。
木材パルプがクツシヨンの役目をして仰臥し
たときの体圧を分散し、床擦れを防止する。
木材パルプは吸水性、保水性に優れ、発汗に
よる水分やおむつから漏れた尿等を吸収し、し
かも、通常の使用状態では、いつたん吸収した
水分が外に滲み出ることがない。
レーヨンの不織布及びナイロン系合成樹脂の
織布が木材パルプの上層にあつて仰臥した人と
木材パルプとを遮断しているので、木材パルプ
が水分を吸収しているときでも、パツドの上面
は乾燥した状態にあり、不快感を生じさせな
い。
本パツドを使用することにより、寝具敷物を
汚すことがなくなり、異臭等が残ることもなく
なる。
ベツドのマツトや敷蒲団の上に敷いて使用す
るパツドであるので、使用時のセツトや取替え
が簡単である。
本パツドは洗濯が可能であり、常に清潔感を
保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る褥瘡防止用パツ
ドを示す斜視図であり、第2図は第1図の−
線矢視断面図である。 1……パツド、2……ナイロンの織布、3,5
……レーヨンの不織布、4……木材パルプ、6…
…縁取りの布。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリアミド合成繊維の織布と、レーヨンの不
    織布と、木材パルプと、レーヨンの不織布をこの
    順で積層したことを特徴とする褥瘡防止用パツ
    ド。
JP2101477A 1990-04-16 1990-04-16 褥瘡防止用パッド Granted JPH03297465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2101477A JPH03297465A (ja) 1990-04-16 1990-04-16 褥瘡防止用パッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2101477A JPH03297465A (ja) 1990-04-16 1990-04-16 褥瘡防止用パッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03297465A JPH03297465A (ja) 1991-12-27
JPH0450829B2 true JPH0450829B2 (ja) 1992-08-17

Family

ID=14301811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2101477A Granted JPH03297465A (ja) 1990-04-16 1990-04-16 褥瘡防止用パッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03297465A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011065592A1 (ja) 2009-11-30 2011-06-03 Jfeスチール株式会社 軸受鋼
WO2011065593A1 (ja) 2009-11-30 2011-06-03 Jfeスチール株式会社 軸受用造塊材および軸受用鋼の製造方法
WO2012029212A1 (ja) 2010-08-31 2012-03-08 Jfeスチール株式会社 転動疲労寿命特性に優れた軸受鋼、軸受用造塊材並びにそれらの製造方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011065592A1 (ja) 2009-11-30 2011-06-03 Jfeスチール株式会社 軸受鋼
WO2011065593A1 (ja) 2009-11-30 2011-06-03 Jfeスチール株式会社 軸受用造塊材および軸受用鋼の製造方法
WO2012029212A1 (ja) 2010-08-31 2012-03-08 Jfeスチール株式会社 転動疲労寿命特性に優れた軸受鋼、軸受用造塊材並びにそれらの製造方法

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Publication number Publication date
JPH03297465A (ja) 1991-12-27

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