JP3092788U - マットレス用トップカバー - Google Patents

マットレス用トップカバー

Info

Publication number
JP3092788U
JP3092788U JP2002005851U JP2002005851U JP3092788U JP 3092788 U JP3092788 U JP 3092788U JP 2002005851 U JP2002005851 U JP 2002005851U JP 2002005851 U JP2002005851 U JP 2002005851U JP 3092788 U JP3092788 U JP 3092788U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mattress
top cover
opening
cover
fastener
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002005851U
Other languages
English (en)
Inventor
茂治 西澤
Original Assignee
株式会社プリオール
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社プリオール filed Critical 株式会社プリオール
Priority to JP2002005851U priority Critical patent/JP3092788U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3092788U publication Critical patent/JP3092788U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Bedding Items (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寝心地が良い上にマットレスを衛生的に維持
することが簡単なマットレス用トップカバーを提供す
る。 【解決手段】 表面にパイルを有する布帛51の裏面に
透湿性樹脂フィルムがラミネートされて成るシートが、
布帛51側の面を外側にして袋状に形成され、袋の開口
部からマットレス20を収容してマットレスの上面21
を覆うように形成されていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、介護用に特に適したマットレス用トップカバーに関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、ウレタンフォーム等が積層されて成るマットレスを、包み込んで使用す るマットレス用カバーが知られている。これは、綿繊維、或いは綿とポリエステ ルの混紡繊維からなるので柔軟性、吸湿性があり、手触りが良く、洗濯もできる ので便利である。 しかしながら、汗や尿等の液体は、マットレス用カバーを通過してマットレス を形成するウレタンフォームに吸収されてしまう。体液等で汚れたマットレスは 、細菌等が繁殖しやすく不衛生で、寝たきりの使用者の床ずれをかえって助長さ せてしまう。 また、このように汚れてしまったマットレスは家庭で容易に洗濯ができないの で業者に依頼するしかなく、クリーニング代等、維持費が高額になってしまう。
【0003】 そこで、本考案はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的と するところは、寝心地が良い上にマットレスを衛生的に維持することが簡単なマ ットレス用トップカバーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために次の構成を備える。 すなわち、本考案は、表面にパイルを有する布帛の裏面に透湿性樹脂フィルム がラミネートされて成るシートが、布帛側の面を外側にして袋状に形成され、該 袋の開口部からマットレスを収容してマットレスの上面を覆うように形成されて いることを特徴とする。
【0005】 透湿性樹脂フィルムがラミネートされたシートによってマットレス用トップカ バーを形成することにより、身体から発散される水蒸気は速やかに放出できるの で蒸れたりベタついたりすることがない。さらに、尿や汗等の液体成分はマット レス内に浸透することがないので、常に衛生的で快適なマットレスを維持するこ とができ、床ずれの予防に効果的である。
【0006】 また、前記透湿性樹脂フィルムが、無孔質のポリウレタン樹脂フィルムである ことを特徴とし、これにより良好な防水性と透湿性を有することができる。 また、本考案は、前記布帛は、綿繊維、ポリエステル繊維、あるいは綿とポリ エステルの混紡繊維から成ることを特徴とする。これにより、吸湿性があり、手 触りの良いマットレス用トップカバーを提供することができる。
【0007】 また、本考案のマットレス用トップカバーは、マットレス全体を包み込むよう 袋状に形成され、開口部に設けられたファスナーの開閉によって前記開口部の開 閉が行なわれることを特徴とする。これにより簡単にマットレスに装着できる。
【0008】 また、マットレスの側面を巡るよう配設されたファスナーと係着可能なファス ナーが開口部の縁部全周にわたって配設され、両者のファスナーが係着されるこ とにより、マットレスに装着されることを特徴とする。ファスナーを係着するこ とにより、マットレスに簡単に固定され、使用の際にずれたりしないマットレス 用トップカバーを提供することができる。
【0009】 また、マットレスを収容してマットレスの下面を覆うように袋状に形成され、 開口部の縁部全周にわたってファスナーが設けられたマットレス用ボトムカバー の前記ファスナーと係着可能なファスナーが、開口部の縁部全周にわたって配設 され、マットレスを上面側から覆いながら、該ファスナーをマットレスの下面側 から覆うマットレス用ボトムカバーのファスナーと係着させることによりマット レスを収容することを特徴とする。 使用の際には、マットレスを、前記マットレス用トップカバーにより、上面側 から包み、前記マットレス用ボトムカバーにより下面側から包んで、両者のファ スナーを係着させてマットレスの全体を包み込むことができる。
【0010】 このような構成からなるマットレス用カバーは、マットレス全体の汚れを防ぐ ことができる上に、特に汚れやすいマットレス用トップカバーのみを簡単にマッ トレスから取り外し、交換することもできるので衛生的である。 また、本考案のマットレス用トップカバーは、開口部の縁部全周にわたってゴ ムが縫い込まれて収縮部が形成されていることを特徴とする。これによると、マ ットレスに対して簡単に脱着ができ、装着した際には外れ難いマットレス用トッ プカバーを提供することができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案にかかる好適な実施の形態を添付図面と共に詳細に説明する。 図1は本考案によるマットレス用トップカバーとマットレスの概略図であり、 図2は、図1に示したマットレス用トップカバーをマットレスに装着した際の概 略図である。図3は本考案によるマットレス用トップカバー、ボトムカバー及び マットレスの概略図であり、図4は図3に示したマットレス用トップカバーとボ トムカバーをマットレスに装着した際の概略図である。図5は、シートの断面の 概略図である。
【0012】 まず図5を用いてシート50について説明する。 布帛51を形成する繊維は、特に限定されないが、綿繊維、ポリエステル繊維 、或いは綿とポリエステルの混紡繊維が好ましい。その中でも特に、綿が80% 〜90%でポリエステルが10〜20%の混紡繊維が好適である。これにより、 発汗にたいする吸湿性や手触りの良さを付与することができる。
【0013】 布帛51はこのような繊維から成り、片面51aにパイルが形成されたもので ある。片面パイルのものであれば編物、織物等の形態に制限はないが、シンカー パイル編機で編成されたパイル編地が好適である。 また、パイルの高さは、2.5mm〜3.5mm程度が良く、特に3.2mm 程度であると良好な柔軟性が付与され、寝心地も良く好適である。その他のパイ ル形状には特に制限はない。
【0014】 布帛51のパイルが設けられていない裏面51bに、従来公知の透湿性ポリウ レタン樹脂フィルムをラミネートしてシート50を形成する。透湿性ポリウレタ ン樹脂フィルムとしては、水は通過しないが水蒸気は通過する微細孔を有するも のと、無孔質のものがある。無孔質のものとは、従来公知の親水性を有するポリ ウレタン樹脂から成るもので、優れた透湿性を有し、無孔質であるため、液体を 浸透させない高い防水性を有する。
【0015】 次に、無孔質透湿性ポリウレタン樹脂を用いる場合について説明する。無孔質 透湿性ポリウレタン樹脂は、ウレタン樹脂を主成分とする接着剤を介して布帛5 1にラミネートされる。接着剤としては、透湿性を有するものが好ましい。 無孔質透湿性ポリウレタン樹脂を使用した際のシート50の製造方法としては 、まず離型紙上に、透湿性を有し無孔質フィルムを形成可能なポリウレタン樹脂 を塗布乾燥し、次いでこの上に接着剤を塗布して布帛51と貼り合わせて乾燥を 行い、その後、離型紙を剥離することでシート50が製造される。
【0016】 製造されたシート50は、接着剤からなる接着層52の厚さが10〜15μm で、無孔質透湿性ポリウレタン樹脂から成る表皮層53の厚さが10〜15μm に形成され、2つの層を合わせた厚さは20〜25μmであると好適である。
【0017】 このように形成されるシート50を縫着し、マットレス20を収容してその上 面21側を覆うように、図1に示されるような袋状にして、マットレス用トップ カバー10を形成する。この際、シート50の表皮層53側を、袋の内側となる よう形成する。また、マットレス用トップカバー10は、マットレス20をある 程度余裕を持って収容可能な大きさに形成すると良い。これによりマットレス2 0に対して簡単に脱着することができる。 また、マットレスに装着した際に、マットレスの上面21は勿論のことマット レス20の側面全体を覆うように形成しても良いし、側面の上部側の一部を覆う ように形成しても良い(図2参照)。
【0018】 また、マットレス用トップカバー10の開口部の縁部全周にわたってファスナ ー12を付設しても良い。このようなマットレス用トップカバー10は、マット レス側にファスナー12と係着可能なファスナーを配設することにより、マット レス20に固定することができる。マットレス側のファスナーは、マットレスの 側面を巡るよう設けると良い。 或いは、図3に示されるボトムカバー30と共に使用できる。 ボトムカバー30は、マットレス20を収容してマットレスの下面22を覆う ように、袋状に形成され、開口部の縁部全周にわたってファスナー31が配設さ れているものである。材質としては合成繊維が適し、静電気の発生、帯電を防ぐ ものが良い。
【0019】 マットレス用トップカバー10とボトムカバー30を、マットレスの上面21 側、下面22側からそれぞれ被せ、互いのファスナーを係着させることでマット レス20全体を包み込んで使用する(図4参照)。 マットレス用トップカバー10とボトムカバー30から成るマットレス用カバ ーは、マットレス20全体を汚れから守ることができる。さらにこの構成による と、普段汚れやすいマットレス用トップカバー10は、ボトムカバー30とは別 に、マットレス20から簡単に取り外し、洗濯することができるので便利である 。また、使用の際にはマットレスからズレたり、外れてしまうことがない。
【0020】 このようなマットレス用トップカバー10は、布帛に起因する吸湿性によって 汗等が吸湿されベタつくことがない。また、パイルの柔軟性によって良好な寝心 地を提供できる。さらに、透湿性を有するので、身体から発散される水蒸気を良 好に放出することができ、ムレやベタツキを起こすことがない。その上、防水性 を有しているので、汗や尿等の水分がマットレスに移ることがなく、常にマット レスを清潔に保つことができる。 また、家庭用の洗濯機で洗えるので便利である。
【0021】 以上、本考案につき好適な実施例を挙げて種々説明してきたが、本考案はこの 実施例に限定されるものではなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変 を施し得るのは勿論のことである。 例えば、図6に示されるように開口部13がマットレス20の下面22側に位 置するように形成してもよい。 また、マットレス用トップカバー10の開口部の縁部全周にわたって、ゴムを 縫い込むことにより収縮部11を形成しても良い(図1、図6参照)。マットレ ス用トップカバー10は、収縮部11を設けることによって、脱着が簡単にでき 、使用の際にはマットレス20からズレたり、外れたりすることがなくなる。
【0022】 さらに、マットレス用トップカバーは、マットレス全体を包み込むような袋状 に形成しても良い。この場合、マットレスの出し入れをするための開口部を設け 、開口部に設けたファスナーの開閉によって開口部の開閉が行なわれるよう形成 すると好適である。具体的には、マットレスの側面に相当する位置に開口部を設 けるとよい。 また、布帛の裏面にラミネートする透湿性樹脂フィルムとしては、ポリウレタ ン樹脂フィルムに限定されない。
【0023】
【考案の効果】
本考案のマットレス用トップカバーによれば、防水性、透湿性があるので寝心 地が良い上にマットレスを清潔に保つことができ、マットレスの維持管理が簡単 で床ずれ等の予防にも好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るマットレス用トップカバーとマッ
トレスの概略図である。
【図2】図1に示したマットレス用トップカバーをマッ
トレスに装着した際の概略図である。
【図3】マットレス用トップカバー、マットレス用ボト
ムカバー及びマットレスの概略図である。
【図4】図3に示したマットレス用トップカバーとマッ
トレス用ボトムカバーをマットレスに装着した際の概略
図である。
【図5】シートの断面の概略図である。
【図6】本考案に係るマットレス用トップカバーの概略
図である。
【符号の説明】
10 マットレス用トップカバー 11 収縮部 12 ファスナー 13 開口部 20 マットレス 21 上面 22 下面 30 ボトムカバー 31 ファスナー 50 シート 51 布帛 52 接着層 53 表皮層

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にパイルを有する布帛の裏面に透湿
    性樹脂フィルムがラミネートされて成るシートが、布帛
    側の面を外側にして袋状に形成され、該袋の開口部から
    マットレスを収容してマットレスの上面を覆うように形
    成されていることを特徴とするマットレス用トップカバ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記透湿性樹脂フィルムが、無孔質のポ
    リウレタン樹脂フィルムであることを特徴とする請求項
    1記載のマットレス用トップカバー。
  3. 【請求項3】 前記布帛は、綿繊維、ポリエステル繊
    維、あるいは綿とポリエステルの混紡繊維から成ること
    を特徴とする請求項1または2記載のマットレス用トッ
    プカバー。
  4. 【請求項4】 マットレス全体を包み込むよう袋状に形
    成され、 開口部に設けられたファスナーの開閉によって前記開口
    部の開閉が行なわれることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載のマットレス用トップカバー。
  5. 【請求項5】 マットレスの側面を巡るよう配設された
    ファスナーと係着可能なファスナーが開口部の縁部全周
    にわたって配設され、 両者のファスナーが係着されることにより、マットレス
    に装着されることを特徴とする請求項1、2または3記
    載のマットレス用トップカバー。
  6. 【請求項6】 マットレスを収容してマットレスの下面
    を覆うように袋状に形成され、開口部の縁部全周にわた
    ってファスナーが設けられたマットレス用ボトムカバー
    の前記ファスナーと係着可能なファスナーが、開口部の
    縁部全周にわたって配設され、 マットレスを上面側から覆いながら、該ファスナーをマ
    ットレスの下面側から覆うマットレス用ボトムカバーの
    ファスナーと係着させることによりマットレスを収容す
    ることを特徴とする請求項1、2または3記載のマット
    レス用トップカバー。
  7. 【請求項7】 開口部の縁部全周にわたってゴムが縫い
    込まれて収縮部が形成されていることを特徴とする請求
    項1、2または3記載のマットレス用トップカバー。
JP2002005851U 2002-09-17 2002-09-17 マットレス用トップカバー Expired - Lifetime JP3092788U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005851U JP3092788U (ja) 2002-09-17 2002-09-17 マットレス用トップカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005851U JP3092788U (ja) 2002-09-17 2002-09-17 マットレス用トップカバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3092788U true JP3092788U (ja) 2003-03-28

Family

ID=43246838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002005851U Expired - Lifetime JP3092788U (ja) 2002-09-17 2002-09-17 マットレス用トップカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3092788U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7120952B1 (en) Incontinence protective device
US6859962B2 (en) Quick change bed sheet set
US4809375A (en) Mattress with removable mattress cover
CA2645694C (en) Mattress cover
US6651278B2 (en) Quick change bedsheet set
CA2574087C (en) Mattress with removable top
US6028241A (en) Patient underpad
US6233762B1 (en) Method and device to prevent bed soiling
JPS5950331B2 (ja) 看護用具
KR20120039807A (ko) 의료용 매트리스 커버시트
JP3092788U (ja) マットレス用トップカバー
CA2152135A1 (en) Breathable absorbent pad
IL282107A (en) Washable textile composition for liquid absorption
JP3186629U (ja) 下側寝具用防水シーツ
JPS625150Y2 (ja)
WO2021210569A1 (ja) 防水シート
JP3069790U (ja) 寝具カバ―
JP3226235U (ja) 防水シーツ
JP3017588U (ja) 寝装具
JPH0450829B2 (ja)
CA2553942A1 (en) Wheelchair sanitary cover protection set
JPS625152Y2 (ja)
JPH0313245Y2 (ja)
JP3029925U (ja) 布団カバー及び布団
JP3962141B2 (ja) 乳幼児用マット