JPH03240736A - クジン由来細胞賦活物質 - Google Patents

クジン由来細胞賦活物質

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JPH03240736A
JPH03240736A JP2037018A JP3701890A JPH03240736A JP H03240736 A JPH03240736 A JP H03240736A JP 2037018 A JP2037018 A JP 2037018A JP 3701890 A JP3701890 A JP 3701890A JP H03240736 A JPH03240736 A JP H03240736A
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Yoshitaka Ando
安藤 義隆
Yukinaga Nishibe
西部 幸修
Norihisa Kawai
徳久 河合
Yutaka Ando
裕 安藤
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的) 本発明は、新規な細胞賦活物質(因子)の開発に関する
具体的には、マメ科植物(leguminosasel
のクジンfsophora angusutifoli
a 5ieb、 et Zucc、lから抽出された水
溶性の成分による、細胞賦活作用物質に関する。
「産業上の利用分野」 本発明によるクジン由来の細胞賦活物質は1例えば2組
織培養、医薬品、医薬部外品、化粧品(人及びその他の
動物用)、加工食品(健康食品。
食品添加物)分野に用いることができる。又、動物用飼
料等にも添加して利用することも出来る。
「従来の技術」 クジン(苦参)は、古い書物「風土記」の中に多く記さ
れ、薬用として正倉院に保存されている一つであり、又
、「延喜式」典薬寮によると、諸国より多量の苦参が1
日本に貢進されたと記載されている。
更に、広用薬用植物大辞典には、クジンとも称して、漢
方で健胃、利尿、解熱、鎮痛及び駆除薬とすると開示さ
れており、古くから、解熱、利尿、温補の薬物として用
いられている。
苦参の薬理作用に関しては、例えば、山原らによれば、
クジン中に含まれるアルカロイド成分が、ストレス潰瘍
ラットに対して、潰瘍の発生を予防する効果を報告して
いる【文献所在:生薬の抗潰瘍作用に関する研究(第一
報)、生薬の抗潰瘍作用、生薬、28.33〜37.t
974]。
しかし、未だ、その他の作用については、十分研究され
ていないのが現状であり、特に、クジンから得られた抽
出物については、細胞賦活作用に関する研究は、他に見
当たらない。
「発明が解決しようとする課題」 動物細胞(細胞賦活物質)の増殖能についてみると、血
清培地を用いた場合において、細胞を低密度で培養する
と、細胞が死滅することが多く。
更に、無血清培地で行なうと、より顕著に細胞の死滅減
少を起こす為、細胞が非常に少ない状態からで6増殖し
てくるような物質が望ましい。
そこで1本発明者らは、動物細胞を低密度から増殖を可
能とする因子を得る目的で、又、広く自然界を検索(ス
クリーニング)する中で、生薬であるクジンの抽出物か
ら、強い細胞賦活作用を有することを見い出すに至った
[発明の構成1 本発明による細胞賦活物質は、マメ科の植物クジンから
得られた、分子量が700−1100にある、水溶性成
分をもって構成される。
「課題を解決するための手段」 斯かる実状において、本発明者らは、更に鋭意研究を行
った結果、以下に詳記する如く、細胞生着率と、そのコ
ロニー形成能促進作用に関する試験をもとに、クジンか
ら新規細lli!賦活物質を、簡易な手段で得ることに
成功したわけである。
すなわち、クジン(乾燥物)1部に対して、5〜lO部
の水を加えて、4℃にて1時々撹拌しながら数日間8!
漬を行った後、ろ過してろ液を取りこのろ液を減圧下に
おいて、10分の1〜20分の1になるまで濃縮を行い
、濃縮液に対して、有11ifi媒(エタノール又はメ
タノール等、ポリオール系の溶媒)の濃度が約60%に
なるように添加後、遠心分離し、沈殿物を分取する。
次に、この沈殿物を水に溶解して、ゲルろ過を行ない、
特定するKav値に流出するフラクションを得る。更に
、これを凍結乾燥して1本発明によるクジン由来細胞賦
活物質を得る。
尚1本発明によるクジン由来細胞賦活物質は、マメ科植
物のクジン(生薬名:苦参、別名をクジンとも言う)を
出発原料となし、抽出、精製することによって製造でき
るが、精製前の抽出液(粗液、又は濃縮液、エキス)の
状態で用いることも出来る。更に、その際の出発原料は
1組織培養法によって得られた、クジンを用いることも
でき、又、上記原料を抽出する際には、水の単独抽出も
で十分行なえるが、抽出液の腐敗を防止する為に、粗液
、又は濃縮液、エキスの状態で用いる際には、例えば、
水性低級有機溶媒を用いることが良い。
以下1本発明を更に具体的に示す為に、実施例等をもっ
て詳記する。
[実施例1] クジン(乾燥41り 1部に対して、5〜10部の水を
加えて、4℃にて、時々撹拌しながら3日間浸漬を行う
、浸漬後、ろ過してろ液をとり、ろ液を減圧下において
、10分の1〜20分の1になるまで濃縮を行い、この
濃縮液に対してエタノールの濃度が60%になるように
添加した後、遠心分離し、沈殿物を分取する。
次に、この沈殿物を水で溶解した後、セフ1デフクスG
−25メデイウムを充填したカラム(25X60cm)
によって、ゲルろ過を行い(第1図1.Kav値で0.
65〜0.85に流出するフラクションを得る。
更に、これを凍結乾燥して、クジン由来細胞賦活物質を
得る。尚、その取置は、約5gである。
尚、ここで得られたクジン由来細胞賦活物質をもとに、
以下に開示する如く、理化学的データ及び生物学的デー
タをもってfi&’認した。
[11理化学的特性に関するデータ (a)分子量測定 クジン由来細胞賦活物質の分子量は、以下の試験法をも
って推定するとき、700−ttooにあることが確認
された(第2図)。
(測定法の概要) ポリエチレングリコール1000及び4000を標準品
として、セファデックスG−25フアイン(ファルマシ
ア社製)で分画して、分子量を推定する。
(b)ペーパークロマトグラム(東ン羊ろ紙隘50使用
)による測定 展開格媒として、エタノール二本= (2: 3)を使
用した場合、クロマトグラム上のRf値は。
0.50〜0.60にあることが確認された。
尚、n−ブタノールに溶解したニンヒドリンを噴霧し、
100℃に加熱すると紫色に呈色する。
又、展開溶媒を変えて、エタノール二本=(41)を使
用した場合は、原点にとどまり、Rf値は確認されなか
った。
(cl 添媒に対するtδ解性試験 水及び60%エタノール水lδl夜には5涜であるが、
80%以上のエタノール本漬ン夜ではfl清である。又
、無水エタノール、n−ブタノール、酢酸エチル、クロ
ロホルム、石油エーテル、エーテルには不添である。
(d)その他の反応試験 ■モーリッジ1反応 水に溶解した液に、+5%a5%
ミーナフトールし、硫酸を加える時、赤紫色を呈する。
■ニンヒドリン反応三水に溶解した液に、ニンヒドリン
試?夜を加え、水浴中で3分間加熱する時紫色を呈する
〔2]生物学的特性に関するデータ (a)細胞生着率の促進作用 モルモットの初代繊維芽細胞、更にマウスの初代腹腔マ
クロファージは、無血清のMEM中では、培養器に生着
せず死滅する。
これに対して、クラン由来細胞賦活物質は、無血清の培
地において、細胞の生着性(率)を促進し、死滅するこ
とを防止することがFii認出来る。
又、クラン由来細胞賦活物質を添加することにより、細
胞が生着し、1週間以上生存することが確認された。
(b)コロニー形成からみた促進作用 第1表(次表)は、10〜1000個のモルモットの初
代培11線維芽細胞を、直径6.0cmのベトリ皿(培
養源 MEM+5%FBS <牛胎児血清〉)に播種し
、2週間後のコロニー数を測定した成績結果である。
モルモットの初代培養線維芽細胞を用いて、コロニー形
成数(能)を求めてみると、クラン由来細胞賦活物質の
添加は、有意にコロニー数が増加し、無添加に比べると
、約5倍以上の増加が確認された。
この促進作用は、線維芽細胞に限らず、上皮細胞等にお
いても、同等に確認された。
「第1表」コロニー形成数〈能)促進作用「発明の効果
」 本発明によるクランから得られた細胞賦活物質は、水溶
性成分であって、その分子量が700〜1100にある
更に、本発明のクラン由来細胞賦活物質に関する作用、
効果についてまとめてみると、次の如く述べることがで
きる。
■細胞の生着率を促進し、細胞の死滅を防止することが
できる。
■又、第1表に示した如く、細胞のコロニー形成率を促
進(増殖)することができる。
よって、その利用分野は、例えば、組織培養促進剤とし
ての利用、あるいは医薬品、化粧品等においては、潰瘍
部、又は外傷部の再生治癒の促進剤として、あるいは、
細胞賦活剤として用いるが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による実施例1の製造工程中に得られ
たクラン由来細胞賦活物質のゲルろ過による漬出図であ
る。 第2図は1本発明の実施例1によって得られたクラン由
来細胞賦活物質の分子量測定に当って、標準物質を用い
て作成した、分子量とKav値による検1綿である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) マメ科植物のクジンから得られた、水溶性の成分であっ
    て、その分子量が、700〜1100にあることを特徴
    とするクジン由来細胞賦活物質。
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