JPH03239514A - 反応射出成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、複数の作業用成形型をループ状の搬送路に沿
って移送しながら反応射出成形を行うとともに、交換ユ
ニットに収容されている交換用成形型とこの作業用成形
型とを効率的に交換可能に構成する反応射出成形装置に
関する。

［従来の技術］ 例えば、自動車用車体を構成する内装体として、しぼ模
様が形成された表皮材に、発砲樹脂が一体的に設けられ
た樹脂製成形品が用いられている。

この場合、前記成形品を得るためには、成形型に表皮材
を配置する工程と、この成形型を型締めする工程と、発
砲樹脂を注入する工程と、この発砲樹脂を硬化させる工
程と、成形品を取り出す工程等が必要である。このため
、成形作業の効率化が達成されないという問題が、従来
から指摘されている。

そこで、この種の成形作業に必要な工程を選択的に行う
複数のステーションを設けるとともに、これらのステー
ションを搬送手段によりループ状に連結し、各ステーシ
ョン間に複数の成形型を順次ローテーション移動させて
、成形品を得る装置が考えられる。これによって、効率
的な成形作業が遂行されるという利点が得られる。

ところで、通常、多種類の成形品を得る場合が多く、成
形作業時にはこの成形品の種類に応じて多数の成形型が
用意され、実際に作業に使用される成形型と使用済みの
成形型との交換作業が行われている。このため、前記装
置にも、実際に作業を行っている成形型と同数の交換用
成形型を所定の収容位置に配置しておく必要がある。

この場合、前記装置における成形型交換作業は、作業用
成形型を交換用ステーションから順次取り出して一旦こ
の交換用ステーションに干渉しない位置に待機させ、次
に交換用成形型をこの交換用ステーションから順次所定
のステーションに移送した後に、前記作業用成形型を収
容位置に配置させることにより、遂行される。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このように作業用成形型を一旦待機位置
に移送した後、収容位置に送り込むため、作業手順が複
雑となって成形型交換作業を効率的に行うことができな
い。

しかも、前記待機位置を設けるために、成形型交換用ス
ペースが相当に拡大してしまう。

本発明は、この種の問題を解決するものであり、所望の
成形型同士を容易に且つ効率的に交換することができる
とともに、交換用スペースを可及的に狭小にすることを
可能にする反応射出成形装置を提供することを目的とす
る。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するために、複数の作業用成形
型をループ状の搬送路に沿って移送しながら反応射出成
形を行う作業用ユニットと、この作業用成形型と同数の
交換用成形型をループ状の搬送路に沿って移送自在な交
換ユニットとを備え、成形型交換時に、連結路によりこ
れらのユニットを一体的に含むループ状搬送路を懲戒す
る。

［作用コ 上記の本発明に係る反応射出成形装置おいては、作業用
ユニットと交換用ユニットとを一体的に含むループ状搬
送路に沿って、作業用成形型と交換用成形型とが交換さ
れるため、成形型交換用の専用スペースが不要となると
ともに、成形型交換作業の効率化が容易に達成される。

［実施例］ 本発明に係る反応射出成形装置について実施例を挙げ、
添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。

第１図において、参照符号１０は、本実施例に係る反応
射出成形装置を示す。この装置１０は、作業ユニット１
２と交換ユニット１４と連結路１６とを基本的に備えて
いる。

この作業ユニット１２は、複数の作業用成形型１８ａ乃
至１８Ｃの開閉、表皮材の取り付は並びに成形品の取り
出し作業を行う第１ステーシヨン２０と、発泡樹脂液の
注入を行う第２ステーシヨン２２と、この発泡樹脂の硬
化待機を行う第３および第４ステーシヨン２４．２６と
を備える。これら第１ステーシヨン２０乃至第４ステー
シヨン２６は、第１搬送路２８ａ乃至第４搬送路２８ｄ
によりループ状に連結されて作業用成形型１８ａ乃至１
８Ｃが順次移送される。

第１搬送路２８ａは、シリンダ３０を介して進退自在な
台車３２を備えるとともに、第２および第４搬送路２８
ｂ、２８ｄは、モータ３６ａ、３６ｂを取着した可動台
３３ａ、３３ｂを有し、これらのモータ３６ａ、３６ｂ
にラック３９ａ、３９ｂに噛合する図示しないピニオン
が連結される。第３搬送路２８Ｃは、モータ４０の駆動
作用下にチェーン４２を介して回転される複数の搬送ロ
ーラ４４を備える。

第１図および第２図に示すように、交換ユニット１４は
、第１待機ステーション５０ａ乃至第４待機ステーショ
ン５０ｄを備え、これらが第１搬送路５２ａ乃至第４搬
送路５２ｄによりループ状に連結されて交換用成形型５
４ａ乃至５４ｃが順次移送される。

第１および第３搬送路５２ａ、５２ｃは、連結路１６と
一体的に駆動されるものであり、モータ５６ａ、５６ｂ
の駆動作用下にチェーン５８ａ、５８ｂを介して回転さ
れる複数の搬送ローラ６０ａ、・６０ｂを備える一方、
この連結路１６は、これらチェーン５８ａ、５８ｂに係
合する複数の搬送ローラ６２ａ、６２ｂを備える。

第２および第４搬送路５２ｂ、５２ｄは、第１待機ステ
ーション５０ａ乃至第４待機ステーション５０ｄに配置
される昇降台６３を備えるとともに、モータ６４ａ、６
４ｂの駆動作用下にチェーン６６ａ、６６ｂを介して回
転される複数の搬送ローラ６８ａ、６８ｂが設けられる
。

第３図に示すように、昇降台６３は、シリンダ７０に係
合しており、この昇降台６３の下降端で搬送ローラ６８
ａ、６８ｂが搬送ローラ６０ａ、６０ｂ、６２ａ、６２
ｂの下方に位置する一方、その上昇端でこの搬送ローラ
６０ａ１６０ｂ、６２ａ、６２ｂの上方に位置する。昇
降台６３の両外方には、搬送ローラ６０ａ、６０ｂ、６
２ａ、６２ｂに対応して補助ローラ７１が配設される。

第１待機ステーション５０ａ乃至第４待機ステーション
５０ｄには、交換用成形型５４ａ乃至５４ｃおよび作業
用成形型１８ａ乃至１８Ｃを位置決め固定すべく複数の
係止部材７２が、シリンダ７４を介して昇降自在に配設
される（第２図および第３図参照〉。

次に、上記のように構成される実施例に係る反応射出成
形装置の動作を説明する。

作業ユニット１２において、第１ステーシヨン２０で作
業用成形型１８ａが型開きされて合成樹脂製の表皮材が
配置され、この作業用成形型１．８　ａの型締め作業が
行われた後に、シリンダ３０の作用下に作業用成形型１
８ａが、第１搬送路２８ａに沿って第２ステーシヨン２
２に搬送される。

ここで、作業用成形型１８ａに溶融発泡樹脂が注入され
た後、モータ３６ａの作用下に可動台３８ａを介して作
業用成形型１８ａが、第３ステーシヨン２４に移送され
る。さらに、モータ４０を介して第４ステーシヨン２６
に搬送されて発泡樹脂が硬化した後、可動台３８ｂによ
り作業用成形型１８ａが、第１ステーシヨン２０に搬送
されて成形品の取り出し作業が行われる。

この間、作業ユニット１２では、他の作業用成形型１８
ｂ、１８Ｃにおいて、同様の作業が行われている。

次に、作業用成形型１８ａ乃至１８Ｃと交換用成形型５
４ａ乃至５４ｃとを入れ換える作業について説明する。

これを、概略的に第４図に示す。図において、作業用成
形型１８ａ乃至１８Ｃが第１ステーシヨン２０、第４ス
テーシヨン２６および第３ステーシヨン２４に配置され
る一方、交換用成形型５４ａ乃至５４Ｃが第１待機ステ
ーション５０ａ１第４待機ステーション５０ｄおよび第
３待機ステーション５０Ｃに配置される。

そこで、前述したように、作業用成形型１８ａ乃至１８
ｃが順次矢印方向に搬送される一方、交換用成形型５４
ａが、モータ５６ａの作用下に搬送ローラ６０ａを介し
て第２待機ステーション５０ｂに移送され、係止部材７
２により保持される。この係止部材７２は、シリンダ７
４の作用下に昇降して作業用成形型１８３等の移動に干
渉することがない。

作業用成形型１８ａは、連結路１６を構成する搬送ロー
ラ６２ａを介し第１待機ステーション５０ａに送られる
一方、第２交換用成形型５４ｂが、搬送ローラ６２ｂを
介して第３ステーシヨン２４に、さらに、第３交換用成
形型５４Ｃが、第４待機ステーション５．Ｏｄに搬送さ
れる。

第２待機ステーション５０ｂで、シリンダ７０の作用下
に第１交換用戊形型５４ａが昇降台６３と一体的に上昇
された後、モータ６４ａを介し第２搬送路５２ｂに沿っ
て第３待機ステーション５０Ｃに至り、ここで、シリン
ダ７０の作用下に下降される。

このように、作業用成形型１８ａ乃至１８ｃが、順次交
換ユニット１４に移送されるとともに、交換用成形型５
４ａ乃至５４Ｃが、作業ユニット１２に送り込まれ、型
交換作業が遂行される。

なお、交換用成形型５４ａ乃至５４Ｃ並びに作業用成形
型１８ａ乃至１８Ｃは、作業ユニット１２並びに交換ユ
ニット１４内で夫々所定の位置に配置される。

この場合、第４図に示すように、作業ユニット１２と交
換ユニット１４とで、実質的に型交換用ループ８０が形
成され、このループ８０に沿って作業用成形型１８ａ乃
至１８Ｃおよび交換ユニット１４が移動する。したがっ
て、従来のように、型交換用の専用スペースが不要とな
り、装置ｌＯが専有するスペースを可及的に狭小にする
ことができるという効果がある。しかも、ループ８０に
沿って型交換を行えばよく、この型交換作業が一挙に簡
素化し且つ効率化するに至る。

なお、この装置１０では、作業ユニット１２並びに交換
ユニット１４を、複数組み込むことができる。これを、
第５図乃至第７図に示す。

第５図では、作業ユニット１２に二台の交換ユニッ）１
４ａ、１４．ｂが並設されており、これらを一体として
型交換用ループ９０が形成される。このため、交換ユニ
ッ）１４ａ、１４ｂに収容されているそれぞれの交換用
成形型を、選択的に作業ユニット１２の作業用成形型と
容易に且つ効率的に交換することができる。

第６図では、作業ユニット１２の両側に交換ユニッ）１
４ａ、１４ｂが並設され、この作業ユニット１２と交換
ユニッ）１４ａおよび作業ユニット１２と交換ユニッ）
１４ｂとで、型交換用ループ９２ａ、９２ｂが形成され
る。これによって、より一層多種類の成形品を、効率的
に得ることが可能になる。

さらに、第７図では、交換ユニット１４の両側に作業ユ
ニッ）１２ａ、１２ｂが並設され、この交換ユニット１
４と作業ユニッ）１２ａおよび作業二二ッ）１２ｂとで
、型交換用ループ９４ａ、９４ｂが形成される。

［発明の効果］ 以上のように、本発明に係る反応射出成形装置では、作
業用成形型と交換用成形型との交換作業を、作業ユニッ
トと交換ユニットとを一体的に含む型交換用ループ状搬
送路に沿って移動させることにより行うため、この交換
作業を容易に且つ効率的に遂行することができる。しか
も、型交換用の専用スペースが不要となり、スペースの
有効利用が図られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る反応射出成形装置の概略平面図、 第２図は前記装置を構成する交換ユニットの平面説明図
、 第３図は前記交換ユニットの一部正面図、第４図は前記
装置の動作説明図、 第５図乃至第７図は前記装置の種々の組合せ状態の説明
図である。 ０・・・装置 ２・・・作業ユニット ４・・・交換ユニット ６・・・連結路 ８ａ〜１８Ｃ・・・作業用成形型 ０〜２６・・・ステーション ８ａ〜２８ｄ・・・搬送路 ０・・・モータ Ｏａ〜５０ｄ・・・待機ステーション ５２２〜５２ｄ・・・搬送路 ５４ａ〜５４ｄ・・・交換用成形型 ６３・・・昇降台

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ループ状に連結された複数のステーションに、複
   数の作業用成形型を順次搬送しながら各作業用成形型に
   より反応射出成形工程を行う作業ユニットと、 前記ステーションと同数の待機ステーションをループ状
   に連結するとともに、前記作業用成形型と同数の交換用
   成形型を、前記待機ステーションに順次搬送可能な交換
   ユニットと、 前記作業用成形型と交換用成形型とを、それぞれ交換ユ
   ニットと作業ユニットとに入れ換えるべく、前記作業ユ
   ニットと交換ユニットとを一体的に含むループ状搬送路
   を形成する連結路と、 を備えることを特徴とする反応射出成形装置。