JP3777200B2 - 成形装置および供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、成形装置および供給装置に関し、特に搬送手段により複数の成形品を所定の搬送ピッチで保持搬送して成形を行う成形装置および供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば合成樹脂製の容器などを成形する成形装置として、搬送手段により、成形機台上に設けた複数の処理ステーションに成形品を搬送して成形を行うものが知られている。
【0003】
このような成形装置の一つとして、例えば成形機台の上方に搬送手段である回転板を回転可能に配置し、この回転板の下面に成形品を所定のピッチで保持させた状態で、回転板の回転駆動により成形品を複数の処理ステーションに間欠搬送して一サイクルの成形を行う成形装置がある。
【0004】
このような成形装置においては、通常、処理ステーションの一つに射出成形ステーションを備え、この射出成形ステーションでプリフォームを射出成形し、このプリフォームに対し他の処理ステーションで成形処理を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の成形装置にあっては、射出成形ステーションで複数のプリフォームを所定の搬送ピッチで射出成形することにより、そのまま所定の搬送ピッチを維持したままプリフォームを他の処理ステーションに間欠搬送して他の処理ステーションで成形処理を行うことができるが、他の成形装置で成形した成形品を取り込んで成形処理を行なおうとする場合には、その成形品を回転板に対し、その回転板における搬送ピッチに適合したピッチで供給する必要が生じてくる。
【0006】
例えば、容器の把手あるいは容器のネック部に取り付けられるネックピース等の成形品を成形装置に取り込んでインサート成形を行うような場合にその必要性が生じるものである。
【0007】
本発明は、前記従来の問題点に着目してなされたもので、その目的は、外部から成形品を取り込んで成形を行う場合に、その複数の成形品を搬送手段における所定の搬送ピッチに整列させて供給することができる成形装置および供給装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の発明は、搬送手段により複数の成形品を所定の搬送ピッチで保持搬送して成形を行う成形装置において、
前記搬送手段に対して複数の成形品を供給する供給手段を備え、
前記供給手段は、
外部から複数の成形品を搬入する搬入手段と、
前記搬入手段から受け取った複数の成形品を前記搬送ピッチに整列する整列手段と、
を備え
前記整列手段は、前記搬入手段により搬入された所定個数の個々の成形品と対向して配設された複数の整列保持手段と、
前記整列保持手段を成形品の搬入位置と、成形品の搬入位置より退避する位置との間を進退動させて成形品を保持可能にする整列進退動手段と、
前記成形品を保持した複数の整列保持手段の間隔を、前記搬送ピッチに整列する整列機構と、
を備えることを特徴としている。
【0009】
第2の発明は、請求項1において、
前記供給手段は、前記整列手段により搬送ピッチに整列された複数の成形品を受け取って前記搬送手段に受け渡す受渡手段を備えることを特徴としている。
【0010】
第3の発明は、請求項1において、
前記搬入手段は、ブロー成形された中間の成形品を正立状態で前記整列手段へと移送する供給コンベアと、
前記供給コンベア上に設けられ、供給コンベアにより搬送された成形品を供給コンベア上で待機させ、所定個数毎に前記整列手段に対して送り出す個数選別手段と、
を備えることを特徴としている。
【0011】
【0012】
の発明は、請求項において、
前記供給手段は、前記整列手段により搬送ピッチに整列された複数の成形品を受け取って前記搬送手段に受け渡す受渡手段を備え
前記整列手段は、前記整列保持手段を前記搬送ピッチに整列した状態で、成形品の保持位置と、前記受渡手段との間を昇降させる整列昇降手段と、
を備えることを特徴としている。
【0013】
の発明は、請求項において、
前記搬入手段は、所定個数の成形品を間隔をあけずに整列手段へと搬入し、
前記整列手段は、前記整列機構により前記整列保持部材の間隔を搬入時における成形品の搬入ピッチから前記搬送ピッチに変換して整列可能とされていることを特徴としている。
【0014】
の発明は、請求項において、
前記整列機構は、ガイドロッドに取り付けられた固定部材および前記ガイドロッドに沿ってスライド可能にされた複数のスライド部材と、
前記固定部材に対し複数のスライド部材を搬入ピッチ位置および搬送ピッチ位置で停止させる第1および第2のストッパと、
前記スライド部材を、搬入ピッチ位置と搬送ピッチ位置との間でスライド移動させる整列駆動手段とを備え、
前記固定部材およびスライド部材にそれぞれ前記成形品を保持する整列保持手段が取り付けられることを特徴としている。
【0015】
の発明は、請求項1〜6のいずれかにおいて、
前記整列保持手段は、成形品の側壁へ吸着する吸着手段で構成されていることを特徴としている。
【0016】
の発明は、請求項2において、
前記受渡手段は、前記整列手段により前記搬送ピッチに整列された複数の成形品を受け取って保持する受渡保持手段と、
前記受渡保持手段を受取位置と搬送手段の成形品搬送位置との間で水平移動させる受渡水平移動手段と、
を備えることを特徴としている。
【0017】
の発明は請求項において、
前記受渡手段は、前記搬送手段に設けた搬送保持部材に成形品を受け渡す位置と、前記搬送保持部材から退避する位置との間で、前記受渡保持手段を昇降させる受渡昇降手段を備えることを特徴としている。
【0018】
【0019】
【0020】
10の発明は、ブロー成形された中間の成形品を成形装置に供給する供給装置において、
前記前記成形品を正立状態で搬送する供給コンベアと、
前記供給コンベアにより搬送された成形品を供給コンベア上で待機させ、所定個数毎に成形装置側に送り出す個数選別手段とを備え、
前記個数選別手段は、
前記供給コンベア上における成形品取込み領域に対して送り出された成形品が前記成形品取込み領域から取込まれるまで成型品取込み領域に成形品が搬入されるのを防止して成形品を待機させ、前記成形品取込み領域の成形品が取込まれた後に成形品を前記成形品取込み領域に搬入させる第1の開閉手段と、
前記第1の開閉手段に対して成形装置に供給する所定個数の成形品を送り込んで個数選別を行う第2の開閉手段とを備えることを特徴としている。
【0021】
11の発明は、請求項10において、
前記供給コンベアの搬送方向の端部に、搬入された所定個数の成形品を成形装置における搬送ピッチに変換する整列手段を備えることを特徴としている。
【0022】
【作用】
前記構成の第1の発明にあっては、成形品の供給手段を搬入手段と整列手段とで構成し、搬入手段により外部から複数の成形品を搬入し、その搬入された複数の成形品を、整列手段により、搬送手段における成形品の搬送ピッチに整列することで、外部から搬入された成形品を搬送手段における所定の搬送ピッチに適合したピッチで確実に供給することができる。さらに、整列手段において、複数の整列保持手段を整列進退動手段により前進させて成形品を保持させ、整列機構により前記整列保持手段の間隔を搬送手段の搬送ピッチに整列することで、確実に複数の成形品を保持した状態で、成形品を搬送ピッチの間隔に整列することができる。
【0023】
第2の発明にあっては、供給手段に、整列手段により整列された複数の成形品を受け取って搬送手段に受け渡す受渡手段を設けることで、整列手段を整列機能のみの簡略な構成とすることができ、しかも、受渡昇降手段により整列状態のまま確実に成形品を搬送手段に受け渡すことができる。
【0024】
第3の発明にあっては、搬入手段を供給コンベアと個数選別手段とで構成し、供給コンベアによりブロー成形された中間の成形品を正立状態で整列手段へと移送し、個数選別手段により供給コンベアにより搬送された成形品を供給コンベア上で待機させ、所定個数毎に整列手段に対して送り出すことで、成形品を正立状態のまま、所定個数ずつ正立手段に対して送り出すことができ、整列手段においては、その所定個数の成形品を順次整列して搬送手段の搬送ピッチに適合したピッチで搬送手段に対して供給することができる。
【0025】
【0026】
の発明にあっては、整列手段を整列昇降手段により成形品の保持位置から受渡手段まで上昇させ、その位置で受渡手段が整列手段より成形品を受け取ることで、受渡手段を昇降させることなく成形品の受取を行い、受渡手段は成形品の受取位置から搬送手段の間を往復するだけで済むため、成形品の受渡を効率良く行うことができる。
【0027】
の発明にあっては、搬入手段により所定個数の成形品を間隔を開けずに整列手段へと搬入することにより、搬入効率を向上させることができ、しかも、所定個数の成形品を密着状態の一定ピッチで整列手段へと搬入することができる。
【0028】
また、整列手段においては、前記成形品の密着状態の一定の搬入ピッチから搬送手段における搬送ピッチに変換すればよく、成形品の保持およびピッチ変換を容易かつ確実に行うことができる。
【0029】
の発明にあっては、第1および第2のストッパにより、整列保持手段を有する固定部材およびスライド部材の間隔を搬入ピッチおよび搬送ピッチに対応して停止させることができ、簡略な構造で搬入ピッチから搬送ピッチへのピッチ変換を行うことができる。
【0030】
の発明にあっては、整列保持手段を成形品の側壁へ吸着する吸着手段で構成することにより、簡単な構造にして短時間で成形品の保持を行うことができる。
【0031】
の発明にあっては、受渡手段において、受渡保持手段により所定の搬送ピッチに整列された複数の成形品を受け取って保持し、受渡水平移動手段により受取位置から搬送手段の成形品搬送位置まで水平移動させ、搬送手段に成形品を受け渡すことで、単純な動作で効率良く成形品の受け渡しを行うことができる。
【0032】
の発明にあっては、受渡手段に、搬送手段の搬送保持部材に対する成形品受渡位置と、搬送保持部材から退避する位置との間で受渡保持手段を昇降させる受渡昇降手段を設けることで、搬送手段の搬送保持部材から受渡保持手段を退避させることができ、搬送保持部材と干渉させることなく受渡保持手段を駆動させることができる。
【0033】
【0034】
【0035】
10の発明にあっては、ブロー成形された中間の成形品を成形する成形装置に対し、所定個数の成形品を正立状態で、順次供給することができ、しかも、第1の開閉手段によって供給コンベア上における成形品取込領域に成形品がある間次の所定個数の成形品が成形品取込領域に搬入されるのを防止して、確実に所定個数毎成形品を成形品取込領域へと搬入させることができ、さらに第2の開閉手段によって確実に所定個数の成形品を選別することができる。
【0036】
11の発明にあっては、供給コンベアの搬送方向の端部に搬入された所定個数の成形品を成形装置における搬送ピッチに変換する整列手段を設けることにより、確実に個数選別された成形品を搬送ピッチに変換して成形装置に供給することができる。
【0037】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0038】
図1〜図10は、本発明の一実施例にかかるブロー成形装置を示す図である。
【0039】
このブロー成形装置は、耐熱容器を成形するためのもので、より詳細には、第1の成形品として中間成形品を成形機に搬入して、第2の成形品として耐熱容器を成形して取り出すものである。
【0040】
このブロー成形機は、図1および図2に示すように、成形機台10上に立設したタイロッド12の上端を上部固定板14によって連結固定し、この上部固定板14の下方で上部基盤16がタイロッド12に対しスライド可能に支持され、この上部基盤16の下面中央に接続された昇降駆動手段である駆動シリンダ18によって上部基盤16が昇降可能にされている。
【0041】
この上部基盤16の下面側に回転搬送手段としての回転板20が、上部基盤16上に取付けた回転アクチュエータ22によって所定角度(120度)毎に間欠的に回転可能に設けられている。
【0042】
従って、回転板20は、上部基盤16の昇降に伴って昇降し、かつ、上部基盤16の下面で回転するようになっている。
【0043】
回転板20の下面には、割型で構成された複数(本実施例では4個)のネック型24,24を開閉可能に支持する分割板から構成されたネック型支持板26,26が中心から120度の間隔をおいて3箇所に配設され、この複数のネック型24,24にネック部が支持された状態で複数(本実施例では4個)の成形品、例えば第1の成形品である容器形状の中間成形品28または熱処理後の中間成形品(図示せず)あるいは第2の成形品である合成樹脂製の容器30(図2参照)が回転板20の回転に伴って120度間隔毎に間欠駆動し、3箇所の位置で停止できるようにされている。
【0044】
また、ネック型24,24に保持された成形品の回転板20による回転搬送軌跡に沿って、その停止位置にそれぞれ取出ステーション32、熱処理ステーション34およびブロー成形ステーション36等の処理ステーションが配設され、耐熱容器を成形し得るようになっている。
【0045】
取出ステーション32は、受取ステーション兼用にされたもので、予め他の機械によりブロー成形した中間成形品28をネック型24,24にて受取り、かつ、このネック型24,24によって受け取られた中間成形品28が熱処理ステーション34およびブロー成形ステーション36を経て成形された合成樹脂製の容器30が搬送されてきた際に、ネック型24,24から合成樹脂製の容器30を外部に取り出すもので、上部基盤16上には、ネック型支持板26,26を開いてネック型24,24を型開きするための型開き機構(図示せず)が設けられるようになっている。
【0046】
また、この取出ステーション32位置には、図1〜図3に示すように、中間容器28の供給手段38と、合成樹脂製の容器30の取出手段40とが配設され、取出手段40により容器30が取り出されたネック型24,24に対し、供給手段38により中間成形品28を供給するようにしている。
【0047】
具体的には、取出ステーション32位置の成形機台10の側面42に、成形機台10の内方に窪むほぼコ字状の凹部44を形成し、この凹部44位置の成形機台10の側面42に対し、支持フレーム46をヒンジ48,48を介して回転可能に取付け、この支持フレーム46に供給手段38および取出手段40が設けられるようになっている。
【0048】
また、供給手段38は、支持フレーム46における取出ステーション32の側方位置に設けられ、取出手段40は供給手段38と取出ステーション32との間に設けられ、成形機台10の側面42に形成した凹部44内に配設される状態となっている。
【0049】
このように、取出手段40を形成機台10の凹部44内に配設することにより、供給手段38のみが成形機台10の側方に突出する状態として、取出手段40の成形機台10の側方への突出を防止し、ブロー成形装置の小型化を図るようにしている。また、供給手段38および取出手段40は、支持フレーム46に取付けられているため、支持フレーム46をヒンジ48,48を中心に回転させることで、凹部44部分を空きスペースにしてメンテナンス作業等を容易に行えるようにしている。
【0050】
供給手段38は、図6〜図10にも示すように、外部から複数の中間成形品28を搬入する搬入手段50と、搬入手段50から受け取った複数(本実施例では4個)の中間成形品28を回転板20においてネック型24,24が中間成形品28を保持して搬送する所定の搬送ピッチに整列する整列手段52と、整列手段52により所定の搬送ピッチに整列された4個の中間成形品28を受け取って回転搬送板20に設けられたネック型24,24に受け渡す受渡手段54とから構成されている。
【0051】
搬入手段50は、図6に示すように、中間成形品28を正立状態で整列手段52へと移送する供給コンベア56と、この供給コンベア56上に設けられ、供給コンベア56により搬送された中間成形品28を供給コンベア56上で待機させ、所定個数(4個)毎に整列手段52に対して送り出す個数選別手段58とを備えている。
【0052】
供給コンベア56は、図1〜図3に示すように、その搬送面60が成形機台10の上面とほぼ同じ高さで、取出ステーション32におけるネック型24,24の配列方向とその搬送方向が平行に位置された状態で支持フレーム46に取付けられ、その搬送面60上で複数の中間成形品28を順次整列手段52側へ移送して供給するようになっている。また、この供給コンベア56は、常時その搬送方向に回転駆動され連続して中間成形品28を搬送できるようになっている。
【0053】
個数選別手段58は、図1,図6に示すように、第1の開閉手段62と、第2の開閉手段64とを備え、これら第1の開閉手段62および第2の開閉手段64により所定個数(4個)の中間成形品28を間隔をあけずに整列手段52側に供給するようになっている。
【0054】
第1の開閉手段62は、閉状態で供給コンベア56上における成形品取込領域66に対して送り出された中間成形品28が成形品取込領域66から整列手段52に取り込まれるまで成形品取込領域66に中間成形品28が搬入されるのを防止して中間成形品28を待機させ、成形品取込領域66の中間成形品28が整列手段52に取り込まれた後に開状態として、次の4個の中間成形品28を間隔をあけずに成形品取込領域66に搬入させるもので、一対の開閉部材62a,62aを一対のシリンダ62b,62bにて開閉させるようにしている。
【0055】
第2の開閉手段64は、第1の開閉手段62に対して成形装置に供給する所定個数(4個)の中間成形品28を送り込んで個数選別を行うもので、一対の開閉部材64a,64aを一対のシリンダ64b,64bにて開閉させるようにしている。
【0056】
なお、これら第1の開閉手段62および第2の開閉手段64は、所定位置の中間成形品28の有無を検出する検出センサ等を用いて開閉制御が行われるようになっている。
【0057】
例えば、第1の開閉手段62を閉じ、第2の開閉手段64を開いた状態で供給コンベア56上の複数の中間成形品28がその搬送方向に従って順次連続搬送され、第1の開閉手段62の位置で中間成形品28の移動が規制され、その状態で順次供給コンベア56上で搬送された中間成形品28が順次搬送方向前方側の中間成形品28に当接して間隔をあけない状態とされ、第1の開閉手段62と第2の開閉手段64との間に所定個数(4個)の中間成形品28が供給された状態で第2の開閉手段64を閉じる。
【0058】
この状態で第2の開閉手段64位置から後方の中間成形品28は第2の開閉手段64によって移動が規制され、搬送されてきた中間成形品28は順次前方の中間成形品28に当接して間隔をあけない状態で1列に並んで行くこととなる。
【0059】
次に、第2の開閉手段64を閉じたまま、成形品取込領域66に中間成形品28が存在しないことを確認して第1の開閉手段62を開くと間隔をあけない状態で並べられた4個の中間成形品28が成形品取込領域66へと搬入されていくこととなる。
【0060】
そして、前述と同様に第1の開閉手段62および第2の開閉手段64の開閉を繰り返せば所定個数(4個)毎に中間成形品28が成形品取込領域66へと搬入されることとなる。
【0061】
なお、第1の開閉手段62と第2の開閉手段64との間隔は選別すべき個数の中間成形品28を待機させるだけの距離に設定されている。
【0062】
整列手段52は、図7〜図9に示すように、搬入手段50により搬入された所定個数(4個)の個々の中間成形品28と対向して配設された複数(4個)の整列保持手段68と、整列保持手段68を中間成形品28の搬入位置と中間成形品28の搬入位置より退避する位置との間を進退動させて中間成形品28を保持可能にする整列進退動手段70と、中間成形品28を保持した複数の整列保持手段68の間隔を回転板20における中間成形品28の搬送ピッチに整列する整列機構72と、整列保持手段68を前記搬送ピッチに整列した状態で、中間成形品28の保持位置と受渡手段54との間を昇降させる整列昇降手段74とから構成されている。
【0063】
整列保持手段68は、中間成形品28の側壁へ吸着する一対の吸着手段である保持部材としての吸着保持部材76,76を上下方向に備え、それぞれ整列機構72に取付けられた状態となっている。
【0064】
整列進退動手段70は、整列機構72を前後方向に進退動可能に支持するレール78と、このレール78に沿って整列機構72を進退動させる進退駆動シリンダ80とから構成され、この進退駆動シリンダ80を駆動させて整列機構72をレール78に沿って進退動させることにより、整列保持手段68を吸着位置と退避位置との間で進退動させるようにしている。
【0065】
整列機構72は、図8および図9に示すように、回転板20における中間成形品28の配列方向と平行に配設された一対のガイドロッド82,82と、このガイドロッド82,82に取付け固定された固定部材84およびガイドロッド82,82に沿ってスライド可能にされた複数(3個)のスライド部材86a,86b,86cと、固定部材84に対し各スライド部材86a,86b,86cを搬入手段50による中間成形品28の密着状態にある搬入ピッチ位置および回転板20における中間成形品28の搬送ピッチ位置で停止させる第1および第2のストッパ88,90と、スライド部材86a,86b,86cを前記搬入ピッチ位置と搬送ピッチ位置との間でスライド移動させる整列駆動手段としての整列駆動シリンダ92とから構成されてる。
【0066】
固定部材84は、搬入手段50によって搬入される搬入方向一番前の位置の中間成形品28と対応した位置でガイドロッド82,82に固定された状態となっている。
【0067】
スライド部材86a,86b,86cは、固定部材84の取付け位置よりも中間成形品28の搬入方向後方側にそれぞれスライド可能にガイドロッド82,82に取付けられている。
【0068】
第1のストッパ88は、固定部材84に対しそれぞれのスライド部材86a,86b,86cを中間成形品28の搬入ピッチ位置で停止させるもので、中間成形品28の搬入ピッチ位置で停止させる長さに設定された筒状のカラー部材から構成され、この筒状のカラー部材をそれぞれ固定部材84とスライド部材86a間およびスライド部材86a,86b,86c間のガイドロッド82,82に装着されている。
【0069】
第2のストッパ90は、固定部材84に対し、スライド部材86a,86b,86cを回転板20における中間成形品28の搬送ピッチ位置で停止させるもので、スライド部材86a,86b,86cを搬送ピッチ位置で停止させる長さの連結ロッドで構成され、この連結ロッドにより、固定部材84とスライド部材86a、スライド部材86aとスライド部材86b、スライド部材86bとスライド部材86cとを連結するようにしている。この連結ロッドはそれぞれ一方の部材に対して固定され、他方の部材に対してスライド可能にされるとともに、各スライド部材86a,86b,86cが搬送ピッチ位置に到達した時点でスライド側の端部が各部材に係合して停止できるようになっている。また、第2のストッパ90を構成する各連結ロッドには、コイルスプリング94が装着され、各スライド部材86a,86b,86cがスライド移動する際に固定部材84とスライド部材86aおよび各スライド部材86a,86b,86cの間隔が均等になるようにされている。
【0070】
整列駆動シリンダ92は、中間成形品28の搬入方向最後方位置のスライド部材86cと連結され、この最後方位置のスライド部材86cをスライド移動させることにより、各スライド部材86a,86b,86cを第1のストッパ88および第2のストッパ90を介し搬入ピッチ位置および搬送ピッチ位置で停止させるようにしている。
【0071】
そして、このような固定部材84およびこの固定部材84に対し搬入ピッチ位置および搬送ピッチ位置で停止可能にされたスライド部材86a,86b,86cのそれぞれに整列保持手段68を取付けることにより、整列保持手段68を回転板20における中間成形品28の配列方向と平行な状態で中間成形品28を搬入ピッチ位置から搬送ピッチ位置へとピッチ変換を行うようにしている。
【0072】
整列昇降手段74は、整列機構72を上下方向でスライド可能に支持するレール96と、整列機構72をレール96に沿って昇降駆動させる昇降駆動シリンダ98とから構成され、整列保持手段68を整列機構72により搬入ピッチから搬送ピッチへと変換して整列させた状態で、昇降駆動シリンダ98を駆動させ、中間成形品28の搬入保持位置から受渡手段54による受取位置Aまで整列保持手段68を上昇させて中間成形品28を持ち上げるようになっている。
【0073】
受渡手段54は、図2,図10に示すように、整列機構72により搬送ピッチに整列された複数の中間成形品28を受け取って取出ステーション32位置における回転板20のネック型24,24に受け渡すもので、整列機構72により搬送ピッチに整列された複数の中間成形品28を受け取って保持する複数(4つ)の受渡保持手段100と、この受渡保持手段100を整列手段52からの受取位置Aと、回転板20のネック型24,24の下方位置におけるネック型24,24からの退避位置Bとの間で水平移動させる受渡水平移動手段102と、ネック型24,24からの退避位置Bとネック型24,24に中間成形品28を受け渡す供給取出位置Cとの間で受渡保持手段100を昇降させる受渡昇降手段104とから構成されている。
【0074】
受渡保持手段100は、図10に示すように、回転板20における中間成形品28の配列方向と平行に配設された一対のスライドロッド106a,106bと、このスライドロッド106a,106bに対し搬送ピッチ間隔で複数(4つ)配設され、各スライドロッド106a,106bに対し別々に固定された一対の保持部材であるチャック部材108a,108bと、スライドロッド106a,106bの対向位置に形成されたラック110a,110bに噛合させた歯車112と、一方のスライドロッド106aと連結されて、このスライドロッド106aをスライド移動させるシリンダ114とから構成されている。
【0075】
そして、このシリンダ114の駆動によりスライドロッド106aをスライド移動させると、ラック110a,110bおよび歯車112を介し、スライドロッド106a,106bが反対方向にスライド移動し、このスライドロッド106a,106bに別々に取付けられた一対のチャック部材108a,108bが近接、離反方向に移動して中間成形品28のネック部の保持または保持解除が行われるようになっている。
【0076】
受渡水平移動手段102は、取出ステーション32に対し進退方向にスライド可能に受渡保持手段100を支持するレール116,116と、受渡保持手段100をレール116に沿って進退移動させる水平移動シリンダ118とから構成され、この水平移動シリンダ118の駆動により受渡保持手段100を受取位置Aから取出ステーション32におけるネック型24,24からの退避位置Bまで水平移動させるようになっている。
【0077】
受渡昇降手段104は、図2に示すように、受渡保持手段100を上下方向でスライド可能に保持するレール120と、このレール120に沿って受渡保持手段100を昇降させる昇降駆動シリンダ122とから構成され、取出ステーション32位置においてネック型24,24からの退避位置Bから供給、取出位置Cまでの間で受渡保持手段100を昇降可能にしている。
【0078】
このように供給手段38において、搬入手段50が外部から複数の成形品を間隔をあけずに搬入することで、中間成形品28の搬入効率を向上させることができる。
【0079】
また、中間成形品28を間隔を開けずに所定個数毎選別して搬入した後、その所定個数の中間成形品28を回転板20における搬送ピッチに変換整列することで、所定の搬入ピッチを維持して搬入された中間成形品28を所定個数毎回転板20における搬送ピッチに変換して受け渡すことで、搬入ピッチから搬送ピッチへのピッチ変換が容易かつ確実に行えることとなる。
【0080】
さらに、受渡手段54は受渡水平移動手段102により受渡保持手段100を水平移動させることで取出ステーション32への中間成形品28の搬送を行うことができ、簡単な構造で効率良く受け渡しを行うことができる。
【0081】
取出手段40は、図4および図5に示すように、回転板20により取出ステーション32に搬送されてきた容器30をネック型24,24から取り出して取出コンベア123に搬送移行させるもので、回転板20により取出ステーション32に搬送された4個の容器30に対向配置される複数の取出保持手段124と、この取出保持手段124を前後進させて容器30を保持可能にさせる前後進手段126と、取出保持手段124を容器30の供給取出位置Cと供給手段からの退避位置である取出コンベア123への移行位置Bとの間で移動可能にする昇降移動手段128とから構成されている。
【0082】
取出コンベア123は、成形機台10に形成した凹部44内で、取出ステーション32の直下位置の成形機台10に取付固定されている。また、この取出コンベア123は、取出ステーション32におけるネック型24,24の配列方向と、その搬送方向を平行に位置させた状態で配設され、その一端が凹部44内から成形機台10の内部を貫通して側方に突出する状態とされている。
【0083】
取出保持手段124は、回転板20における容器30の配列方向と平行に配設された一対のスライドロッド130a,130bと、このスライドロッド130a,130bに対し搬送ピッチ間隔で複数(4つ)配設され、各スライドロッド130a,130bに対し別々に固定された一対の保持部材であるチャック部材132a,132bと、スライドロッド130a,130bの対向位置に形成されたラック134a,134bに噛合させた歯車136と、一方のスライドロッド130aと連結されてこのスライドロッド130aをスライド移動させるシリンダ138とから構成される。
【0084】
そして、このシリンダ138の駆動によりスライドロッド130aをスライド移動させると、ラック134a,134bおよび歯車136を介しスライドロッド130a,130bが反対方向にスライド移動し、このスライドロッド130a,130bに別々に取付けられた一対のチャック部材132a,132bが近接、離反方向に移動して容器30のネック部の保持または保持解除が行われるようになっている。
【0085】
前後進手段126は、容器30に対し前後進方向にスライド可能に取出保持手段124を支持するレール140,140と、取出保持手段124をレール140,140に沿って前後進させる前後進駆動シリンダ142とから構成され、この前後進駆動シリンダ142の駆動により取出保持手段124を前進させて容器30の保持を可能にすると共に、取出保持手段124により容器30を取出コンベア123上に移行させた後は、取出コンベア123による容器30の搬送位置から後退させて退避させるようになっている。従って、容器30を取出コンベア123上に載置した直後に取出保持手段124を退避させることで、ただちに取出コンベア123による容器30の搬送取出が可能となる。
【0086】
昇降移動手段128は、取出保持手段124を上下方向でスライド可能に保持するレール144と、このレール144に沿って取出保持手段124を昇降させる昇降移動シリンダ146とから構成され、取出保持手段124を供給取出位置Cから取出コンベア123への移行位置Dとの間で昇降可能とし、供給手段38が供給動作を行っている間、取出保持手段124を下降させ、供給手段38と干渉しないように退避させておくようにしている。
【0087】
このように、取出手段40を供給手段38から退避させることで、供給手段38と取出手段40とを同一の取出ステーション32に設けているにもかかわらず、供給手段38と取出手段40とを干渉させることなく動作させることが可能となる。
【0088】
また、供給手段38は受渡水平移動手段102による水平移動により中間容器28の受け渡しを行い、取出手段40は昇降移動手段128による昇降移動によって容器30の取り出しを行い、いずれも直線動作で受渡および取出を行うため、効率のよい受渡および取出動作となり、取出ステーション32における処理効率が向上することとなる。
【0089】
さらに、取出手段40は取出ステーション32の直下に配設した取出コンベアへと容器30を搬送移行するだけで済むため、取出動作を迅速に行うことができる。
【0090】
熱処理ステーション34は、取出ステーション32で受け取った中間成形品28がネック型24,24により保持された状態で、回転板20が120度回転して停止する位置に配置され、取出ステーション32で受け取られた中間成形品28に対し結晶化を促進するための温度に熱処理を加えるもので、回転板20の下方に位置する成形機台10には、熱処理を行うための熱処理型(図示せず)が配設されるようになっている。また、熱処理ステーション34における上部基盤16上には、図示せぬが、熱処理用コア型がコア駆動シリンダにより昇降してネック型24,24内に挿入されるようになっている。
【0091】
また、熱処理前の中間成形品28の大きさは、最終の製品30よりも若干大きく成形されており、熱処理ステーション34においては、中間成形品28に対し熱処理を加えることにより熱処理後の中間成形品の大きさが最終の製品30とほぼ同じか若干小さくなるように熱処理を加えるようにしている。
【0092】
ブロー成形ステーション36は、熱処理ステーション34にて熱処理された成形品がネック型24,24に保持された状態で、回転板20が120度回転して停止される位置に配設されるもので、回転板20の下方に位置する成形機台10上には、図示せぬが、割型で構成される一対のブローキャビティ型がブロー型締め装置により型締め、型開閉可能に配設されている。
【0093】
また、ブロー成形ステーション36における上部基盤16上には、図示せぬが、ブローコア型がブローコア昇降駆動装置により昇降可能とされ、上部基盤16および回転板20を貫通してブローコア型がネック型24,24内に挿入可能にされるとともに、回転板20の回転駆動時にはブローコア型が回転板20の位置よりも上方に退避できるようにされている。
【0094】
そして、ネック型24,24に保持された中間成形品28にブローコア型を挿入した状態で、ブローキャビティ型をブロー型締め装置により型締めし、ブローコア型より中間成形品28内にブローエアを導入することによりブロー成形を行って熱処理された中間成形品を容器30の形状に形成するようになっている。
【0095】
次に、前述のブロー成形装置を用いたブロー成形方法について説明する。
【0096】
まず、中間成形品28が回転板20の下面に取付けたネック型24,24によりネック部を保持され、所定の搬送ピッチで、回転板20の回転駆動により間欠搬送され、熱処理ステーション34およびブロー成形ステーション36を経てブロー成形処理が行われ、ブロー成形された合成樹脂製の容器30が取出ステーション32位置まで搬送されてくる。
【0097】
この状態で、取出手段40は、取出保持手段124が下降し、かつ、前後進手段126により取出コンベア122の搬送経路より退避した状態となっており、この状態から昇降移動手段128の駆動により取出保持手段124が上昇し、取出ステーション32においてネック型24,24に保持された容器30のネック部と対向する位置で停止される。
【0098】
次いで、前後進手段126が駆動して取出保持手段124を前進させると共に、取出保持手段124が開いてネック型24,24に保持された容器30のネック部を保持する。
【0099】
この状態で、取出ステーション32における型開き機構が駆動してネック型24,24を開き、容器30の保持解除を行う。
【0100】
次いで、昇降移動手段128が駆動して取出保持手段124を下降させ、容器30を供給取出位置Cから取出コンベア122への移行位置Dまで下降搬送し、その移行位置Dで取出保持手段124を開き容器30を取出コンベア122上に載置した後、前後進手段126により取出保持手段124を後退させ、取出コンベア122による容器30の搬送経路より退避させ、取出コンベア122による容器30の搬送取出を行う。
【0101】
この状態で、取出手段40は取出保持手段124を供給手段38の供給経路から退避させた状態となる。
【0102】
供給手段38では、搬入手段50において供給コンベア56により外部から搬入された中間容器28が、第1の開閉手段62および第2の開閉手段64からなる個数選別手段58により、回転板20に対して供給すべき個数の中間容器28を選別して待機させた状態となっている。
【0103】
次に、前述の取出手段40による容器30の取り出しが行われた後、個数選別手段58が所定個数の中間容器28を整列手段52側に搬入して、整列手段52が整列進退動手段70の駆動により前進して所定個数の中間成形品28の側壁を整列保持手段68により吸着保持し、整列機構72により間隔を開けずに搬入された成形品28をその搬入ピッチから回転板20における搬送ピッチへと変換して整列状態とし、この状態で整列昇降手段74が整列保持手段68を受渡手段54の受取位置Aまで中間成形品28を上昇させる。
【0104】
次いで、受渡手段54が受渡昇降手段104により下降し、受渡保持手段100を開いた状態で、整列手段52により整列されて受取位置Aまで上昇された中間成形品28のネック部を受け入れた後、受渡保持手段100を閉じて中間成形品28を保持し、その状態で受渡水平移動手段102の駆動により受渡保持手段100が受取位置Aから取出ステーション32におけるネック型24,24からの退避位置Bまで受渡保持手段100を移動させて中間容器28を搬送する。
【0105】
この状態で、ネック型24,24は型開き機構により開いた状態のままとされている。
【0106】
次いで、受渡昇降手段104により受渡保持手段100を供給取出位置Cまで上昇させてネック型24,24内に中間成形品28のネック部を挿入し、型開き機構によりネック型24,24を閉じてネック型24,24が中間成形品28を保持した状態で受渡保持手段100が中間成形品28の保持状態を解除し、受渡水平移動手段102により水平移動して後退し、受渡保持手段100が取出手段40から退避した状態となる。
【0107】
そして、回転板20が間欠回転して次の容器30が取出ステーション32に搬送されてきた状態で、前述の容器30の取出および中間成形品28の供給を順次行うことで同一の取出ステーション32で容器30の取出と中間成形品28の供給とを行うことができ、しかも、所定の搬送ピッチで搬送する回転板20のネック型24,24に対し同一ピッチで確実に中間成形品28を受渡供給することができる。
【0108】
図11には、本発明の他の実施例を示す。
【0109】
この実施例では、射出延伸ブロー成形装置によって合成樹脂製の容器を成形する場合において、合成樹脂製の容器のネック部に要求される耐熱性等の特性を備えながらも機械的強度に優れたネック部を構成できるように、容器のネック部に前記特性を備えたネックピース148を一体的に成形する場合を示している。
【0110】
この場合、取出ステーションにおいて、取出手段を用いネック型24,24から合成樹脂製の容器を取り出した後、その取り出されたネック型24,24にネックピース148を供給手段により供給保持させ、このネックピース148を保持したネック型24,24を用い射出成形ステーションにおいてプリフォーム150を射出成形することでプリフォーム150のネック部にネックピース148を一体成形するようにしている。
【0111】
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
【0112】
例えば、前記実施例においては、搬送手段として回転板を用いた場合について説明したが、この例に限らず、回転アームを回転させて成形品を搬送するものにも適用することができ、しかも前記実施例のように回転板が上部基盤と共に昇降して成形する場合に限らず、回転板や上部基盤が昇降しないものあるいは上部基盤が存在しないようなものについても適用することができる。
【0113】
また、前記実施例においては、取出ステーションの側方位置に供給手段を設け、この取出ステーションと供給手段との間に取出手段を設けた場合について説明したが、この例に限らず、取出ステーションの側方位置に取出手段を設け、この取出ステーションと取出手段の間に供給手段を設けるようにしてもよく、この場合には、供給手段に取出手段からの退避を行わせるための移動手段を設けておく必要がある。
【0114】
さらに、前記実施例においては、取出手段により取り出される成形品が最終成形品である容器の場合について説明したが、この例に限らず、例えば一次ブロー成形された中間成形品を成形する成形装置においてその中間成形品を取り出す場合についても適用することが可能である。
【0115】
また、前記実施例においては、供給手段により供給される成形品が中間容器や容器のネック部に取付けられるネックピースの場合について説明したが、この他、予め他の成形機を用いて成形したプリフォームや容器の把手を供給することも可能である。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、第1の発明によれば、
成形品の供給手段を搬入手段と整列手段とで構成し、搬入手段により外部から複数の成形品を搬入し、その搬入された複数の成形品を、整列手段により、搬送手段における成形品の搬送ピッチに整列することで、外部から搬入された成形品を搬送手段における所定の搬送ピッチに適合したピッチで確実に供給することができるという効果がある。さらに、整列手段において、複数の整列保持手段を整列進退動手段により前進させて成形品を保持させ、整列機構により前記整列保持手段の間隔を搬送手段の搬送ピッチに整列することで 、確実に複数の成形品を保持した状態で、成形品を搬送ピッチの間隔に整列することができるという効果がある。
【0117】
第2の発明によれば、供給手段に、整列手段により整列された複数の成形品を受け取って搬送手段に受け渡す受渡手段を設けることで、整列手段を整列機能のみの簡略な構成とすることができ、しかも、受渡昇降手段により整列状態のまま確実に成形品を搬送手段に受け渡すことができるという効果がある。
【0118】
第3の発明によれば、搬入手段を供給コンベアと個数選別手段とで構成し、供給コンベアによりブロー成形された中間の成形品を正立状態で整列手段へと移送し、個数選別手段により供給コンベアにより搬送された成形品を供給コンベア上で待機させ、所定個数毎に整列手段に対して送り出すことで、成形品を正立状態のまま、所定個数ずつ正立手段に対して送り出すことができ、整列手段においては、その所定個数の成形品を順次整列して搬送手段の搬送ピッチに適合したピッチで搬送手段に対して供給することができるという効果がある。
【0119】
【0120】
の発明によれば、整列手段を整列昇降手段により成形品の保持位置から受渡手段まで上昇させ、その位置で受渡手段が整列手段より成形品を受け取ることで、受渡手段を昇降させることなく成形品の受取を行い、受渡手段は成形品の受取位置から搬送手段の間を往復するだけで済むため、成形品の受渡を効率良く行うことができるという効果がある。
【0121】
の発明によれば、搬入手段により所定個数の成形品を間隔を開けずに整列手段へと搬入することにより、搬入効率を向上させることができ、しかも、所定個数の成形品を密着状態の一定ピッチで整列手段へと搬入することができる。
【0122】
また、整列手段においては、前記成形品の密着状態の一定の搬入ピッチから搬送手段における搬送ピッチに変換すればよく、成形品の保持およびピッチ変換を容易かつ確実に行うことができるという効果がある。
【0123】
の発明によれば、第1および第2のストッパにより、整列保持手段を有する固定部材およびスライド部材の間隔を搬入ピッチおよび搬送ピッチに対応して停止させることができ、簡略な構造で搬入ピッチから搬送ピッチへのピッチ変換を行うことができるという効果がある。
【0124】
の発明によれば、整列保持手段を成形品の側壁へ吸着する吸着手段で構成することにより、簡単な構造にして短時間で成形品の保持を行うことができるという効果がある。
【0125】
の発明によれば、受渡手段において、受渡保持手段により所定の搬送ピッチに整列された複数の成形品を受け取って保持し、受渡水平移動手段により受取位置から搬送手段の成形品搬送位置まで水平移動させ、搬送手段に成形品を受け渡すことで、単純な動作で効率良く成形品の受け渡しを行うことができるという効果がある。
【0126】
の発明によれば、受渡手段に、搬送手段の搬送保持部材に対する成形品受渡位置と、搬送保持部材から退避する位置との間で受渡保持手段を昇降させる受渡昇降手段を設けることで、搬送手段の搬送保持部材から受渡保持手段を退避させることができ、搬送保持部材と干渉させることなく受渡保持手段を駆動させることができるという効果がある。
【0127】
【0128】
【0129】
10の発明によれば、ブロー成形された中間の成形品を成形する成形装置に対し、所定個数の成形品を正立状態で、順次供給することができ、しかも、第1の開閉手段によって供給コンベア上における成形品取込領域に成形品がある間次の所定個数の成形品が成形品取込領域に搬入されるのを防止して、確実に所定個数毎成形品を成形品取込領域へと搬入させることができ、さらに第2の開閉手段によって確実に所定個数の成形品を選別することができるという効果がある。
【0130】
11の発明によれば、供給コンベアの搬送方向の端部に搬入された所定個数の成形品を成形装置における搬送ピッチに変換する整列手段を設けることにより、確実に個数選別された成形品を搬送ピッチに変換して成形装置に供給することができるという効果がある。
【0131】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るブロー成形装置を示す概略平面図である。
【図2】 図1のブロー成形装置を図1矢示II方向からみた側面図である。
【図3】 図1および図2のブロー成形装置を図1矢示III方向からみた正面図である。
【図4】 本実施例の取出手段を示す拡大側面図である。
【図5】 図4の取出手段の平面図である。
【図6】 本実施例の供給手段における搬入手段を示す平面図である。
【図7】 本実施例における整列手段を示す側面図である。
【図8】 図7の整列手段の平面図である。
【図9】 図7および図8に示す整列手段の正面図である。
【図10】 本実施例の供給手段における受渡手段を示す平面図である。
【図11】 本発明の他の実施例に係るネックピースの供給状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 成形機台
20 回転板
24 ネック型
28 中間成形品
30 容器
32 取出ステーション
38 供給手段
40 取出手段
42 側面
44 凹部
50 搬入手段
52 整列手段
54 受渡手段
56 供給コンベア
58 個数選別手段
60 搬送面
62 第1の開閉手段
64 第2の開閉手段
66 成形品取込領域
68 整列保持手段
70 整列進退動手段
72 整列機構
74 整列昇降手段
76 吸着保持部材
84 固定部材
86a,b,c スライド部材
88 第1のストッパ
90 第2のストッパ
98 昇降駆動シリンダ
100 受渡保持手段
102 受渡水平移動手段
104 受渡昇降手段
108a,b 132a,b チャック部材
123 取出コンベア
126 前後進手段
128 昇降移動手段
148 ネックピース
150 プリフォーム

Claims (11)

  1. 搬送手段により複数の成形品を所定の搬送ピッチで保持搬送して成形を行う成形装置において、
    前記搬送手段に対して複数の成形品を供給する供給手段を備え、
    前記供給手段は、
    外部から複数の成形品を搬入する搬入手段と、
    前記搬入手段から受け取った複数の成形品を前記搬送ピッチに整列する整列手段と、
    を備え
    前記整列手段は、前記搬入手段により搬入された所定個数の個々の成形品と対向して配設された複数の整列保持手段と、
    前記整列保持手段を成形品の搬入位置と、成形品の搬入位置より退避する位置との間を進退動させて成形品を保持可能にする整列進退動手段と、
    前記成形品を保持した複数の整列保持手段の間隔を、前記搬送ピッチに整列する整列機構と、
    を備えることを特徴とする成形装置。
  2. 請求項1において、
    前記供給手段は、前記整列手段により搬送ピッチに整列された複数の成形品を受け取って前記搬送手段に受け渡す受渡手段を備えることを特徴とする成形装置。
  3. 請求項1において、
    前記搬入手段は、ブロー成形された中間の成形品を正立状態で前記整列手段へと移送する供給コンベアと、
    前記供給コンベア上に設けられ、供給コンベアにより搬送された成形品を供給コンベア上で待機させ、所定個数毎に前記整列手段に対して送り出す個数選別手段と、
    を備えることを特徴とする成形装置。
  4. 請求項において、
    前記供給手段は、前記整列手段により搬送ピッチに整列された複数の成形品を受け取って前記搬送手段に受け渡す受渡手段を備え、
    前記整列手段は、前記整列保持手段を前記搬送ピッチに整列した状態で、成形品の保持位置と、前記受渡手段との間を昇降させる整列昇降手段と、
    を備えることを特徴とする成形装置。
  5. 請求項において、
    前記搬入手段は、所定個数の成形品を間隔をあけずに整列手段へと搬入し、
    前記整列手段は、前記整列機構により前記整列保持部材の間隔を搬入時における成形品の搬入ピッチから前記搬送ピッチに変換して整列可能とされていることを特徴とする成形装置。
  6. 請求項において、
    前記整列機構は、ガイドロッドに取り付けられた固定部材および前記ガイドロッドに沿ってスライド可能にされた複数のスライド部材と、
    前記固定部材に対し複数のスライド部材を搬入ピッチ位置および搬送ピッチ位置で停止させる第1および第2のストッパと、
    前記スライド部材を、搬入ピッチ位置と搬送ピッチ位置との間でスライド移動させる整列駆動手段とを備え、
    前記固定部材およびスライド部材にそれぞれ前記成形品を保持する整列保持手段が取り付けられることを特徴とする成形装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    前記整列保持手段は、成形品の側壁へ吸着する吸着手段で構成されていることを特徴とする成形装置。
  8. 請求項2において、
    前記受渡手段は、前記整列手段により前記搬送ピッチに整列された複数の成形品を受け取って保持する受渡保持手段と、
    前記受渡保持手段を受取位置と搬送手段の成形品搬送位置との間で水平移動させる受渡水平移動手段と、
    を備えることを特徴とする成形装置。
  9. 請求項において、
    前記受渡手段は、前記搬送手段に設けた搬送保持部材に成形品を受け渡す位置と、前記搬送保持部材から退避する位置との間で、前記受渡保持手段を昇降させる受渡昇降手段を備えることを特徴とする成形装置。
  10. ブロー成形された中間の成形品を成形装置に供給する供給装置において、
    前記成形品を正立状態で搬送する供給コンベアと、
    前記供給コンベアにより搬送された成形品を供給コンベア上で待機させ、所定個数毎に成形装置側に送り出す個数選別手段とを備え、
    前記個数選別手段は、
    前記供給コンベア上における成形品取込み領域に対して送り出された成形品が前記成形品取込み領域から取込まれるまで成形品取込み領域に成形品が搬入されるのを防止して成形品を待機させ、前記成形品取込み領域の成形品が取込まれた後に成形品を前記成形品取込み領域に搬入させる第1の開閉手段と、
    前記第1の開閉手段に対して成形装置に供給する所定個数の成形品を送り込んで個数選別を行う第2の開閉手段とを備えることを特徴とする供給装置。
  11. 請求項10において、
    前記供給コンベアの搬送方向の端部に、搬入された所定個数の成形品を成形装置における搬送ピッチに変換する整列手段を備えることを特徴とする供給装置。
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